【速報】 ユーロが99円台に(3ヶ月ぶり)

24_eurjpy_10d.png このところ、株価の下落と同期するようにしてじりじりと円高に振れていた外国為替相場(どっちが原因なのかそもそも関連はないのか解りませんが)ですが、ギリシャのユーロ離脱がユーロの信用不安を招くということで3ヶ月ぶりに100円を割り込んでいます。執筆時点で1ユーロ99円85銭。ずっと円高傾向であることもあって対円は「3ヶ月ぶり」というレベルですが、対ドルでは2年ぶりの水準とか。

UPDATE2: NY外為市場=ユーロ/ドルが約2年ぶり安値 ギリシャのユーロ離脱懸念で | 外国為替 | Reuters

[ニューヨーク 23日 ロイター] 23日終盤のニューヨーク外国為替市場では、 ユーロが対ドルでおよそ2年ぶりの安値に下落した。市場ではギリシャが無秩序なユーロ 離脱を余儀なくされるとの懸念が高まっているが、同日開催の欧州連合(EU)首脳会議 ではこうした不安を払しょくする抜本策は打ち出されないとの見方が広がっている。  この日は安全資産へ資金をシフトする動きが加速し、主要6通貨に対するICEフュー チャーズUS(旧NY商品取引所)ドル指数.DXYは82.221に上昇。2010年9 月以来の高水準をつけた。  資金の逃避先になりやすい円も買われ、対ユーロで2月以来の高値をつけた。  また日銀の追加緩和見送りを受けて、円は対ドルでも上昇した。   関係筋が明らかにしたところによると、ユーロ圏当局者は、ギリシャのユーロ圏離脱に 備え、域内各国がそれぞれの対応策を準備することで合意した。独連銀は同日公表した月 報で、ギリシャのユーロ離脱は困難だが「対処可能」との見解を示している。  この日の非公式のEU首脳会議では、成長促進策やユーロ圏共同債構想について協議さ れる見通しだが、ドイツの反対などを背景に、いかなる案についても合意する公算は小さ いとみられている。  ロイターのデータによると、ユーロ/ドルEUR=は2010年7月以来およそ2年ぶり の安値となる1.2544ドルをつけた。1.26ドルの水準でのオプションバリアが取 り除かれ、実需筋によるユーロ売りが膨らんだ。直近では0.7%安の1.2594ドル。  ユーロは対円EURJPY=でも下落。一時は100円の節目を割り込み、99.50円ま で値を下げた。直近では1.3%安の100.09円。

まぁグラフを見る限りでは、ユーロドルは2年くらいを周期に上下動を繰り返しているのでそんなに目新しい感じではないのですけど、状況が状況だけにねぇ… 24_eurusd_5y.png

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「射幸心を煽る」ってどういうことだろう?

新町三条 「射幸心を煽る」って聞いても何のことだかいまいちピンときません。 「射幸心」とは「まぐれ当たりによる利益を願う気持ち」だそうなので(出典:デジタル大辞泉)、さも当たりそうなことを言って料金を徴収するとか、費用に対して異常に大きな賞金を提示するとかそういうことなんでしょうかね?確率を明示していれば良いのかな。きっと内規なんかで細かく要項が決まっているんでしょうけど、部外者から見るとどうもイメージが茫洋としていてはっきりしません。 話変わって今話題のソーシャルゲームにおける課金システムの話。 ブログや2ちゃんねるまとめやTwitterやはてなブックマークを眺めていると「なぜこんなものに資金を投入するのか理解出来ない」という意見を良く目にします。僕も理解出来ません。「資金を投入したヤツが馬鹿なんであって自己責任だろ」という意見も見掛けました。確かにそうかもしれません。こういうゲームに注力する人間はきっと僕らとはかけ離れた世界に住む、少し変わった人間たちなのかも知れません… …いや、ちょっと待った。本当にそうなのかな?

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トレンドを恒久的なものと認識するのは単純に事実誤認

今話題になっている、大阪市の家庭教育支援条例のネタ元になった人の教育論のお話です。

参考

大阪市・家庭教育支援条例 (案) ――― 全条文 (前文、1~23条) 大阪市「育て方が悪いから発達障害になる」条例案について – lessorの日記 子どものいない僕には教育論を語る資格は無いかも知れませんけれど、
(伝統的子育ての推進) 第18条 わが国の伝統的子育てによって発達障害は予防、防止できるものであり、こうした子育ての知恵を学習する機会を親およびこれから親になる人に提供する
という記述を読むと盛大に何かを吹き出してしまいます。 「伝統的」の使い方適当すぎw

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「若人にむやみに絡むなよおっさん」という自戒も必要だな

いや、何かTwitterやっててそんなことを思ったので。 10代から20代前半くらいまでの人が、浅薄な知識と狭い視野で自らの思い込みを開陳して大人社会から反論を受けるみたいな構図って、Twitter上で割と日常茶飯事的に起きていることです。子どもの頃は認めたくなかったけど子どもには見えない事っていっぱいあるし。そういう場合の最終結論って、

  • 浅薄な知識で偉そうなこと言うなよ小僧
みたいなところに落ち着きがちなのだけど、まぁなんというか正しさの追求とかそういうことではなくてさ、そのくらいの年代の人で豊富な知識と経験を持つなんてこと自体が希なわけだから、仮にそういう人に出会ったとしても間違いを指摘するとかじゃなく生暖かく見ておけば良いんじゃないすかね。要するに、
  • 浅薄な知識しか無いことが解ってる若人にわざわざ絡むなよおっさん
という自戒もあって然るべきだよなと思ったとです。もちろん中傷を行っているとか、直接言葉を投げられたとか、自分にそれを是正するための影響力があるとか、そういう事であれば状況は変わってくるのかも知れませんけれど、そうでなければただの釣り餌なわけで…気悪くされるかも知れないけど「勝てる勝負に乗っている」だけなわけで… 大体僕の発言自体も「浅薄な知識」と言えるわけで(少ない文献を元に考えてることだし)、それでもその「浅薄な知識」を許容して貰っていることを考えると、自分より若い人間の「浅薄な知識」を許容することが大人であろうなあと思ったりも。大人として子どもの間違いを指摘するのは大事なことだけども、どうでも良いことは放っておけば良いというのもあるな。そこのバランスを失ってはいけないな、という自戒。どっかの誰かが間違ったこと言っててもね、まぁそれはもう関係ないというか。うん。

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【バンコク】屋台で売ってるフルーツを試食して買うおねーさんの話

Indra Square前でフルーツを売ってたおっちゃん 彼女の人が屋台でマンゴーを買ってるときにやってきたOL風のお姉さん。 屋台で売られている袋の一つからおもむろにマンゴーを一切れつまんで食べちゃった。え、と驚いたんだけど屋台のおっちゃんは別に驚くでもなく。OLのお姉さんはおっちゃんと二言、三言喋ってマンゴーの袋を選んで(食べたのと違うやつ)お買い上げになりました。その間、30秒くらい。

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仲間内だけでキャッキャウフフ出来る場所がWebにも欲しい

一昨日くらいに友人のマナドーラ君(仮名)が「SNSはユーザー数100万人を超えると悪い方向へ向かう」と呟いていて、何言ってるのか良く分かんなかったので聞いたら、要は、「ユーザー数が少ないうちは好きなことを好き放題書けるのにユーザーが増えてくると窮屈になってしんどい」というような意味でした。 「SNSが」「100万人を超えると」「悪い方向」といった用語はいずれも、小難しいことを語る「専門家」が良く持ち出す用語で、何か大きな流れとか説明するときには意味があります。でもこの場合は極めて私的な話でSNSがどうこうなるという問題じゃないし、その論旨でその表現の仕方は無いだろと思って突っ込んだんですけど、まぁでも言ってること自体はよく分かります。 ブログなんかでも誰も読まないからってんで仲間内で適当なこと言って楽しんでたら、ある日いきなり晒されて叩かれるみたいなのはよくあります。それで警戒して、思ったことを書く前に悩んでしまう…というようなこともままあります。書こうと思った内容自体が違法とかそういうことではないのですけれど。 ただ、本来公的な場所ってのはそういうもんなのですよね。自分のブログや自分のTwitterを「自分の部屋」だと思っている人は多いかも知れませんが、実際にはそこまではプライベートじゃありませんよね。通常、その部屋に何があるかのリストを作られて回覧されてますし(検索エンジン)、基本的に誰でも自由に入ってこれます。ドアを閉めることも出来ない。レベルで言えば映画館の座席くらいのプライベート空間でしかありません。 座って映画を見ることは許されてるけど、落書きをしたり、椅子を取り外したり、大声で叫んだり、隣の人間を殴ったりといった、他人や映画館に迷惑を掛けるような行為は許されていません。その制限にとらわれずに自由な行動をすることは人として認められていますけど、その行動の結果は退席処分ということになります。「退席処分」が自由を抑圧しているのでは無くて、本来自由というのはそういうことですよね。因果応報。

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【バンコク】 「サタン」の存在意義が全然解らない

カナダが1セント硬貨廃止へ、「経済への負担重い」 | 世界のこぼれ話 | Reuters

[オタワ 29日 ロイター] カナダ政府は29日、1セント硬貨の流通を今年で中止する方針を発表した。製造コストがかかり過ぎる一方、通貨としての価値が低いことが理由だとしている。 政府によると、1セント硬貨の購買力は最初の発行当時に比べて20分の1に縮小。一方、1セント硬貨1枚の製造には1.6セントかかり、流通の中止によって年間約1100万カナダドル(約9億0300万円)のコストが削減できるという。 政府は「一部国民の間で1セントは実用的硬貨というより、むしろ厄介者と考えられている。1セント硬貨を瓶にしまったり、噴水に投げ込んだりするが、釣り銭としては断ることも多い」と指摘。さらに「金融機関は1セント硬貨の取り扱い、保管、移送のコスト増大に直面しており、1セント硬貨は支払い手段としての価値に比べ、経済への負担が重くなっている」と説明した。 世界では、オーストラリア、ブラジル、フィンランド、イスラエル、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、スウェーデン、スイス、英国などが少額硬貨の製造や流通を中止している。

タイに行って初めて知ったんですけど、タイの通貨「バーツ」には「サタン」っていう補助通貨があるんですね。1バーツ=100サタン。そのためスーパーなどでの価格表示は「30.00 B」なんて書かれてるんですけど、実際の話、1バーツ未満の価格を見ることなんて滅多にありません。僕自身は1回もサタン硬貨を受け取りませんでした。 いくら物価が安いと言っても1バーツは3円くらいの価値なわけなので…そんなに細かい単位があったところで迷惑なんですよね。そういうタイでのサタンの邪魔さ加減を知った上で上のニュースを読んだらばとてもよく分かりました。なるほどなぁ。 Wikipediaによるとタイでも流通しているサタン通貨は25サタン、50サタンだけでそれ以外の通貨は一般には流通していないようです。むしろなんであるのよ。まぁなにがしかの歴史的な事情があったんでしょうけれどもね…

参考

バーツ – Wikipedia

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【ドル円】あっという間に82円台に逆戻り、と。

31_usd_10d.png というわけで旅行に行っている間に円高に逆戻りしてました。 いや正確には旅行に出掛ける3日前に84円台になりそこから一気に82円台に突入、旅行中派少し戻して落ち着いたものの、週終わりにかけて81円台へ、週末はちょっと戻して82円86銭で迎える…という感じですか。まぁたかだか2円くらいの幅の話なので、円高だの円安だとやいやい言うような値動きではないんですけど、なんでしょう、どうしてもちょっと動くと「このまま一気にどちらかに言ってしまうんじゃないか」とか思ってしまうんですよね。流れはどうなっているんだろう的な。 10日スパンのグラフだとイマイチよく分かりませんが、1年スパンのグラフだとちょうど流れが途切れて一服した感があります。 31_usd_1y.png このグラフが今後さらに円安方向に進むのか、円高へ揺り戻しがあるのか、はたまた安定するのか。正直言って僕には全く解りませんけれども、日本とアメリカの景気の状況に左右されながら、利益確定や期末の両替などをつぶしつつじりじり進むんだろうなぁと言う気がします。 さてはて。

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