ログインユーザーでメールログを閲覧出来るようにする

プログラミング・コーディングのサムネイル画像 メールログを監視してbouncedとなったメールアドレスに対して何らかの処理を行うということをしたいのだけど、ログの解析は何とかなるとしてもそもそもメールログが読み込めない。考えてみれば当然のことで、メールログって基本的にroot権限なんですよね。そして600。

$ stat /var/log/maillog
Access: (0600/-rw-------)  Uid: (    0/    root)   Gid: (    0/    root)
このままだと不便なのでログインユーザーでメールログを読めるようにしたい。ただセキュリティ的な意味で誰でも読めるみたいなことにはしたくないので、ちょっとひねって、グループで管理することにしてみました。やってみた手順はこんな感じ。
  1. ログ閲覧ユーザー専用のグループを作成する

    # groupadd logadmin
  2. ログインユーザーをログ閲覧ユーザー専用グループに追加する
    # usermod -a -G logadmin vagrant
  3. メールログのパーミッションとグループを変更する

    # chmod 640 /var/log/maillog
    # chgrp logadmin /var/log/maillog

  4. ログローテーションの設定を変更する
    # vi /etc/logrotate.d/syslog
    
create 640 root logadmin ← endscriptの直下に追加

  5. ログインし直して確認
こうすることでメールログファイルは所有者である「root」に閲覧と書き込みが、「logadmin」グループに所属しているユーザーには閲覧のみが認められるようになります。で、そのグループにログインユーザーを登録しておけば、ログインユーザーがメールログを読めるという寸法。 ついでにログローテーションの設定を変更して、ローテーション後に作成される新ファイルのパーミッションも変えるようにしておきます。 パーミッションを変える以上どうしたってセキュリティは下がるわけですが、変更を最低限にすることでまだマシかなあと思うのですがいかがでしょうか。ダメかな。

参考

Linuxねた帳: 一般ユーザでログを参照する syslogのアクセス権限を変更する : What Would Jesus Do?

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何でも「よろしくお願いします」で締める文化

Eメールを送る男性のイラスト

これ昔からすごい不思議だったんですけど、昼間行っている会社にはメールのやりとりでは最後に「よろしくお願いいたします」を付ける習慣があります。別に社内ルールがあるわけではなく、誰かがそうしようと言ったこともないはずなんですけど、今やみんながやってます。

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そろそろメーラーを卒業しようと

computer_email.png 2018年になりもう平成も終わろうというのに、いまだにメーラーを使っています。ていうかもう若い人には「メーラー」自体理解出来ないんじゃないか。「メーラー」は主にパソコンのデスクトップ上で動作する、メール送受信のためのアプリケーションです。今はGMail始めブラウザ上で動作するwebアプリケーションが主流ですし、そもそもメール自体あまり使わないという人も多いかも知れません。長文のやりとりは、SNSのDMを使えば十分に目的を果たせるし(データの蓄積を重視しないのであれば)。

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Becky! Ver.2.57 リリース

Becky! Ver.2.57がリリースされました。 更新はなんと8ヶ月ぶり。 (Ver.2.56の最後の修正からは4ヶ月ぶり) Becky! Ver.2.56 – Becky! Ver.2.57 主な変更点は以下の通り。

Ver.2.56 -> Ver.2.57 (2010/09/29)
  • クエリー検索のオプションに「含まない」を追加した。
  • 草稿箱以外から、送信箱へのメールのドラッグ&ドロップを禁止するオプションを追加。デフォルトでONになっていますので、従来の動作を希望の場合は、全般的設定」「一覧表示」「送信箱へのドロップを禁止」オプションをOFFにして下さい。
  • 「グリーンタスクの数もフォルダ横に表示」オプションを追加(「全般的な設定」「一覧表示」)期限が迫っていないタスクの数についてもフォルダ横に表示するようにした。
  • UTF-8のメールに返信する際、メールボックスの設定やフォルダのプロパティで常時付加のCcやBccに設定されている日本語が文字化けする問題を修正。
  • デュアルモニタ以上のサブ画面で、メールアドレスを右クリックして「アドレスをコピー」が動作しないバグを修正。
  • カッコやカンマを含んだ状態で名前部分エンコードされたメールアドレスを扱うとき、正しくパースされない問題を修正。
  • タスク設定画面で、「新規タスク」で追加する際に、ステータスを「アクティブ」とするようにした。
  • レジストリの HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Clients\Mail\Becky! Ver.2 キー以下にVersionStringとしてバージョン番号を登録するようにした。
  • フィルタリングマネージャで、文字列に256文字以上の文字を設定するとフリーズすることがあるバグを修正。

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【メモ】 Gmailに転送するよりPOP3で取得する方が便利かも

SPAMフィルターの利用とバックアップの目的でメールをGmailに集約しています。 今までは各メールサービスでメール転送を設定し、Gmailとして受信していました。

  1. hoge@fuga.comにメール受信
  2. hogefuga@gmail.comにメール転送
  3. hogefuga@gmail.comにアクセスしてメール取得
大体はこれで問題なく動くんですが、サービスの状況によってちょっと不安定になる部分があり気になっていました。 あくまで体感でしかないのですが、メールの受信よりメール転送の方が信頼度が落ちる気がするのです。 サーバの状況で遅延しやすいというか。 また、仮に遅延が起きた場合に元メールを受信していないのか、転送に失敗しているのか、 Gmailが受信できていないのか判断が面倒くさいという欠点もあります。 そもそも転送を設定できないサービスもありますし。 というわけで、先日設定を以下のように変更することにしました。
  1. hoge@fuga.comにメール受信
  2. hogefuga@gmail.comがhoge@fuga.comからメール取得
  3. hogefuga@gmail.comにアクセスしてメール取得
具体的にはGmailの設定「アカウントとインポート」「POP3 を使用したメッセージの確認」内の、 「POP3 のメール アカウントを追加」から追加を行えます。メールソフトの設定と同じなので特に困ることはないかな。 設定するとだいたい30分に1回取得することが出来ます。

この方法のデメリット

GmailのPOP3の取得タイミングは30分に1回程度なので、最大30分から1時間程度メールを取得しない、 ということが起こりえます。PCメールですからそんなの普通にあることなんですが(プッシュ型の携帯メールとは違う)、 通常のメールチェックはもう少し間隔が短いし、不便を感じるかも知れない。 任意のタイミングで取得しようと思ったらわざわざ設定画面を開く必要がありますし。 その辺りは用途によって考えるべきかなと思います。 ただ、こんな説明もあるので活発に使ってるメールアドレスだったらこの問題は顕在化しないかも。 検証はしていませんが。
Gmail がメールを取得するアカウントのメール受信間隔が長い場合は、Gmail が新着メールをチェックする間隔も長くなります。
 

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Becky!を複数メールボックスで使うようにしたら超便利だった他

今までも存在は知ってたんですが、メールボックスを複数にするとメールボックスのセレクトメニューが表示され、UIがごちゃついて嫌だと言う理由で使っていませんでした。ところが、随分前にUIの変更が行われたときに、メールボックス/プロファイルのセレクトメニューが常時表示されるようになってしまったため、どちらにせよUIがごちゃつくんだったら使って良いんじゃないかと言うことで使い始めたら大正解で、もっと早く始めれば良かった。そしたら、メールの整理がもう少し楽だったのに。

注意点

項目によっては、メールボックス毎に設定する必要があります。
  • メールの振り分け設定
  • テンプレート設定
  • プロファイル設定
など。 少々面倒ですが、設定の分割にもなるのでよいかと。

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