【レビュー】Sports Graphic Number 1003「日本ダービーの新常識。」が素晴らしい。競馬とそれを包む馬文化に触れて欲しい。

Sports Graphic Number 1003

新型コロナウイルスによる自粛でスポーツメディアはどこも企画に苦労しており、過去の記録を掘り起こしたり、元選手や元監督・コーチによる回顧録を作成したり、プレイバック企画を作ったりあの手この手で記事を制作していますが、さすがに2ヶ月以上続くと限界も見えてきて昔の話はもうお腹いっぱい。もうちょっとなんかないか。

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【レビュー】自分はこんなに箱根駅伝が好きだったっけ?と錯覚したNumber992号

Number992号は箱根駅伝特集号。自分は関東在住でないということもあってそれほど熱心な箱根駅伝ファンということではなく、近年は家にテレビもなければテレビを見る習慣もないので、すっかり優勝大学をニュース記事で見かけるぐらいしか接点を持っていなかったのだけど、特集をすべて読んだあと自分が箱根駅伝に思い入れがあったことを発見した。そんな思い出全く覚えていなかったんだけど、そうだ、昔は……恐らく2000年頃までは毎年正月2日3日といえば、今のテレビでずっと箱根駅伝が流れていたんだった。

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NumberWebの有料会員と定期購読

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  • フィジカルな意味での雑誌売り上げが先細りしていく中、Webを使ったメディア展開が重要でかつ収益化出来れば会社存続の助けになるのは理解出来る
  • 一方で個人的にはフィジカルな方も好きだし、応援する意味もあって今どき雑誌の定期購読なんかしてる
  • Facebookで流れてきた記事を読みに行ったら「有料会員しか読めません」っていわれて、何かちょっと寂しい気分になった
  • 「定期購読してやってるんだからさ」ということでは全然ないけれど、一応安定してお金払ってる良いお客さんではあると思うんだよなあ
  • それはそれ、これはこれだけどさあ
1ヶ月300円、年間3,600円だったら、記事の本数が揃っているなら決して高くないと思うけれど、でもなんかこうね、定期購読もしててこっちも払ってっていうのはちょっとしづらい。出来たらこう、もう全部ひっくるめて「月額1,200円で雑誌定期購読&有料記事読み放題」とかにしてくれるとすごい楽だし、喜んで払う。定期購読は年払いで11,800円、1ヶ月平均983円なので、悪い話じゃないと思うんだけどなあ。 金額って言うかシステムの問題。 努力は認めるけど、遅れてるなあという感じがすごいする。そういうの引き受けてコーディネートしてくれる会社とか無いんだろうか。 どちらにしても今のシステムでは「現在、有料記事はNTTドコモ、au、ソフトバンクのスマートフォンをご利用の方が、有料会員登録ページからお手続きをしていただくことで読むことができます。」なので、LINEモバイルの僕はお呼びではないんですけどね。それもまたなんか、遅れてるなあという感じがすごいする。スピードが遅いよね。

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【メモ】 改装されたNumber Web用のAutoPagerルール

Sports Graphic Number 少し前に「Number Web」が改装されて、それまで動いていたAutoPagerが動かなくなったので、新しいルールを追加していたんでした。すっかり忘れてた。他の環境でNumberWebを見て思いだしました。 ルールとして公開もしておいたけど、なぜかFacebookに飛ばされてしまって確認出来ないので、一応gistに載せたのを貼っておきます。 上のルールをコピーしてインポートすれば、動くはずです。たぶん。

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二十歳

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雑誌「Sports Graphic Number」で「二十歳のころ。」という特集をやっていました。スター選手の二十歳の頃を振り返りつつ、現在二十歳で活躍している選手も紹介していく感じの特集。読み応えが合ってとても良い特集でした。スポーツ選手を始めとして早くから「大人の社会」で生きることを求められる子供は一般的に成熟が早く、同じ「二十歳のころ」と言っても僕や、僕の周りのごく普通の人たちとは考えていることが違って見えるのですけど、後から振り返ったり、公私をならして見つめたりすると、競技に関する部分が突出して成熟しているだけで全体のバランスはそう変わらないのかもな、とも感じます。それでも二十歳のときの僕よりは、彼らの方が人間として遥かに成熟していますけどね。今の僕よりも成熟しているかも。

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Sports Graphic Number 852「アイルトンセナの天才性について。」

「Review」と書いたけど、僕にはまだこれが読めません。 アイルトン・セナが死んだ1994年5月1日からもう20年が経つのか…… まだ冒頭のレオナルドの寄稿文しか読んでないけど、 きっと多分僕の中ではまだ整理し切れてないんだろうな。 ヘリから撮影された、上からの映像がまだ目に焼き付いてます。 でも目次見ただけでもわかります。 これは、アイルトン・セナを知っている人にとっては大事な特集だろうと。 きっと僕は気に入るんだろうな…… もうちょっと時間が掛かるかも知れないけど、ゆっくり読みたいと思います。 みなさんも、ぜひ。

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「Sports Graphic Number」の定期購読を更新しました

定期購読を最初に申し込んだのが2008年10月31日なので、丸5年定期購読していることになります。もっとも、最初に買ったのは1994年なので、実に19年間買い続けていると言うことになりますが。雑誌としては毀誉褒貶の激しい雑誌であることは良く理解していますが(例えばサッカーファンにはあんまり評判がよろしくない)、同時に基本的に「編集部」記事のない、フリージャーナリストによる記名記事で構成されていることを考えると、毀にせよ誉にせよ、それだけの色を付けられる書き手を集め、テーマを与え続けているという点で、「Sports Graphic Number」には十分すぎる存在価値があると僕は考えています。 ああ、解りやすく書くと、Numberが悪いんじゃない、ライターが悪いんです(笑) 甘ったるいドラマ仕立てでしかドキュメンタリを書けない某旅人にべったりだったK子さんとか、起用する意味が解らないけど、まあでも、最近連載しているノンフィクション「ビンボーアスリートの肖像」がなかなか読み応えがあって、見直しているところ。相変わらず好きではないですけどね。 まあともあれ、毎年、出来映えを振り返りながら、「この雑誌にお金を出す価値はあるのか?」という脳内会議を経て、定期購読を継続しているのですが、まあね、今回もなかなか揉めまして、企画の切り方が相変わらず偏ってんなと思いましたけれども、最近の誌面の変化が結構好感が持てるということもあってやっぱり6年目も継続。なんだかんだ、定期購読で発売前日に届けてもらえるのは楽なんですよねえ…… というわけで、また1年、よろしくお願いいたします。

そういえばシステムが

去年、いや一昨年からかな、定期購読のシステムがきちんとWeb対応になり、会員登録できるようになってとても便利になりました。今までは振込用紙が送られてきていて、そこに記載されている「愛読者番号」を入力すればWebでも決済できるみたいな作りで、率直に言ってちと煩雑だったんですよね。 今はログインして定期購読の状況や、その更新がすぐに行えるので、まあ随分便利になりました。 雑誌の先行きは今後も明るくなるとは思えませんが、なんとか、行けるところまでは行っていただきたいと切に思います。ところでバックナンバーの圧迫具合が厳しいんですけど、電子書籍でアーカイブ売るとか……ないですかね。

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