スペイン、ドイツと同組なんて胸熱すぎる。そういう戦いがしたかったんだろう?

先日、サッカーW杯カタール2022の予選グループ抽選が行われまして、日本は2014年優勝国であるドイツ、2010年優勝国であるスペインと同組になりました。予選を突破できるのは4ヵ国中上位2ヵ国であり普通に考えると既に予選突破は絶望的です。当然このことを悲観する声(もしくはそれを揶揄する海外からの声)が上がっているわけですが、まあしかし僕はこんなことも思うのです。W杯出場を切望するしていた我々は、そういう戦いを欲していたんだろう?

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カズに対して距離を感じる理由

三浦知良(ヴェルディ時代)

三浦知良選手(以下、カズ)と言えば説明不要、全国民が知ってるスーパーヒーローなんだけど、地元静岡にとってもヒーローかというとちょっと微妙な気が。静岡を離れて随分経つので静岡人の感想と言うよりは静岡出身である僕個人の感想なんだけど、ちょっとね。心の距離があるんですよね

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【今日のニュースから】イニエスタが2年契約延長!引退まで神戸、引退後も神戸と関わりたいという希望

3年前、イニエスタが神戸にやってきたとき、「経済的に隆盛を誇っている中国ならまだしも、この日本にまだこんなことが起きるのか」とものすごくびっくりしました。もちろんその後のJリーグでのパフォーマンスも驚きの連続でしたが、怪我から復帰し37歳の誕生日を迎えたこのタイミングで2年の契約延長は驚きました。僕の中では「1年刻みで延長してくんだろうな」が50%、「もしかして引退かも」が30%ぐらいだったので。すごい。

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ヨーロッパのサッカーで起きているゴタゴタがアレ過ぎてアレ

金のなる木のイラスト

ヨーロッパでは長いこと一部のトップチームがリーグを超えて一致団結し、よりハイレベルな(そしてたくさん稼げる)リーグを作ろうという話がなされてきました。ただでさえチーム間格差の大きいサッカー界ですから、なんらかの反対は予想出来たと思うんですけど、それがついに発表されました(日本時間4/19)。

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【今日のニュースから】最近の日本人サッカー選手の海外移籍が凄まじい

なぜ東京五輪世代の海外移籍が急増しているのか?(THE PAGE) – Yahoo!ニュース

このオフはともに22歳のDF中山雄太が柏レイソルからPECズヴォレ(オランダ)へ、DF板倉滉が川崎フロンターレからマンチェスター・シティへそれぞれ完全移籍。イギリスでの労働許可証を取得できない関係で、直後にFCフローニンゲン(オランダ)へ期限付き移籍した板倉はMF堂安律とチームメイトになった。  東京オリンピックに臨む、森保一監督に率いられる日本代表への招集歴はないが、レイソルからは21歳のMF安西海人がSCブラガ(ポルトガル)へ完全移籍。U-18に所属していた期待の18歳、身長193cmの大型GK小久保玲央ブライアンも、ベンフィカ(ポルトガル)へ完全移籍している。 (中略)  U-19日本代表でキャプテンを務めた経験をもつ、20歳になったばかりのMF齊藤未月は、練習参加の先にこんな青写真を描いている。 「湘南ベルマーレから他のJクラブへ移籍する選択肢はありませんけど、東京オリンピックの前にヨーロッパへ移籍する選択肢は持っていたい」  オファーには発展しなかったものの、すでに2017シーズンのオフにブンデスリーガのマインツ、オランダのユトレヒトの練習に参加。昨夏には高卒ルーキーのMF新井光も、スペインのエイバルの練習に参加している。

先日のアジアカップではついに日本代表のスタメンが全員「海外組」になりましたが、その1つ下の世代でも海外移籍が加速しています。しかもただの「体験留学」みたいな感じではなくて、中島や堂安や富安のように早くも実績を残して次のステップアップを狙う、かつての本田のようなレベルで活躍していて、海外所属の選手が珍しかった時代とは隔世の感があります。すごい。 愛読しているサッカー漫画「GIANT KILLING」でも今ちょうどアジアカップを戦っているところなんですが、漫画の中のフィクションの世界がリアルの世界に追いつかれ、追い抜かれています。連載当時は、複数の海外組(SBに1人、MFに2人、FWに1人かな)が合宿途中から日本代表チームに合流するという表現がリアルにおいても「日本代表の最新の姿」だったんですが、もはやそれも懐かしいと感じるようになってしまいました。オリンピック代表チームでも「海外から合流」というのが今や普通になってきていて、今なら椿や窪田には海外移籍のオファーが届いているかもしれません。 プロ野球のMLB移籍はこのところ下火ですが、次から次へと若い世代が台頭するサッカーの状況を見ていると、新しい才能が生まれるための下地として、ある程度のレベルの選手がより高いレベルの(多くの場合は海外の)リーグに移籍するというのはあるなあと思います。「レベルが下がる」「若手が枯渇する」という意見もあるけれど、移籍した若手全員が海外で活躍出来るわけではないし、経験を得て日本に戻ってきた選手が、日本で活躍し続けた選手、これから海外に行く選手たちと上手く馴染んで行けば、より面白い状況になるんじゃないかなと。やっぱり海外でプレーしている選手は戦術の引き出しが多いよね、と代表戦見ていても思うし。 結局のところ、こういう若手が活躍する状況になったのも、JリーグとJリーグの各チームがそれぞれに育成に力を入れて来たからであって、決して偶然ではないですよね。1人の天才が偶然生まれることはあるけれど、複数の秀才が同時に生まれたらそれはきっと必然なんじゃないかな。場当たり的ではなく、先を見据えて足下からきちんと積み重ねていく、そのことの大事さを教えてくれるような気がします。ほんとすごい。

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【今日のニュースから】カタール代表失格処分?

“疑惑”向けられるカタール、日本との決勝が没収になる可能性も? | ゲキサカ

アジアカップ決勝を前に思わぬ波紋が広がっている。UAEサッカー協会(UAEFA)がカタール代表の帰化選手の出場資格について、アジアサッカー連盟(AFC)に対して正式に異議申立てを行ったようだ。UAE『ガルフニュース』などが報じている。  UAE代表は29日の準決勝でカタールに0-4で敗れ、ベスト4敗退。この試合でカタールの2点目を挙げ、現在8ゴールで得点ランク首位に立つFWアルモエズ・アリ、そしてDFバサム・アルラウィの2選手に対してUAE側から疑惑の目が向けられているという。  もともとアルモエズ・アリはスーダン、バサム・アルラウィはイラクの出身。国際サッカー連盟(FIFA)の規定では、選手が国籍を変えて出場する場合、両親または祖父母がその国籍を有しているか、選手本人が18歳以降、その国で最低5年の継続居住歴を持たなければならない。  アルモエズ・アリは現在22歳で、バサム・アルラウィは21歳。両選手の年齢を考慮すると5年の居住歴を満たしているとはいえず、さらにUAEFAは家族の国籍に関しても違反を証明する文書を持っているという。

  1. 両親または祖父母がその国籍を有している
  2. 選手本人が18歳以降、その国で最低5年の継続居住歴を持つ
どちらかの条件を満たさない限り、出場が認められないらしいです。FIFAの方では登録選手の国籍自体は把握しているけど、細かい状況を加味した「プレー可能な国籍」については把握していないということなのかな。バサム・アルラウィについてはイラク出身だということなので、もしかしたら両親のどちらかがカタールと繋がりがあってもおかしくないかなと思うけど、スーダン出身のアルモエズ・アリはどうだろうか……微妙じゃね。 正直言うとこんなことで失格になって欲しいとは思わないし、「繰り上がりで日本が優勝です!」とか言われても、あれだけやられて今さら喜べるやつ人なんか1人もいないとは思うけれど、それはそれとしてルールの確認はしておいて欲しいなあ。シンプルにカタールが国籍を偽ったのかどうなのかということだけでなく、FIFAや各国のサッカー協会は再発防止を行えるのか、そういうシステムになっているのかということを考え直して欲しい。 まあヨーロッパだと、地域によってはそんなの無意味なくらいカオスなところもあるかも知れませんが……

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【アジア杯2019】決勝1-3でカタールに完敗

【セルジオ越後】「準優勝」なんて何の慰めにもならない…力不足を痛感したのであれば良い大会だったんじゃないかな | サッカーダイジェストWeb

アジアカップはカタールに1対3で敗れ、準優勝に終わったね。はっきり言って決勝で負けてしまっては、何の意味もない。「ファイナリスト」とか、「準優勝」とか、そんなものはプロ選手にとってなんの慰めにもならない。負けは負けでしかない、と潔く認めなければ、これからの成長はないよ。 (中略)  日本は、大会前に中島と守田が怪我でチームを離れ、緊急で乾と塩谷を呼び寄せることになった。また初戦の直前には遠藤が体調を崩して、冨安がボランチをやったり、ちょっとコンディション作りがうまくいっていないようだった。そのあたりのマネジメントも足りなかったと言われても仕方がない。「チーム一丸になって乗り越えた」とかよく言われるんだけど、そういう割に3戦目のウズベキスタン戦から主力組に這い上がった選手もいなくて、どうにか薄い選手層で苦労しながら決勝まで勝ち上がった大会だった。  決勝トーナメントに入ってからは先制点を取ることで有利な展開に持ち込めていたが、決勝は先に取られるとがっちり守られて、それをこじ開けきれない個の力のなさが目についた。まあ、日本はまだまだ足りないものだらけで力不足だと痛感できたのであれば、良い大会だったんじゃないかな。

簡単な試合ではないと思ってはいたけれど、3点取られたのはちょっとショックでしたね。 体調崩していただけに余計に響きました。 強さを感じたか?というとよく解らないけれど、日本がやってきたような巧い試合運びをきっちりやられた感じ?もちろんそれは高い戦術理解度やディシプリン、柔軟な戦術、実行可能な個々の選手の高い能力があってこそ実現出来ることなので、そういう意味でカタールは本当に強いチームだったんだなあと感じました。現在のカタール代表監督はU16世代から10年育成に関わっているそうだし、そういう意味では日本の方がチームとして成熟し切れていなかったのかなという気もするし、その差を跳ね返すまでの実力がまだなかったのかなという気もします。 多分、見てないけど、今日のマスメディアには悲観的な見出しが出ていると思うんですけど、個人的にはあんまり悲観していません。「戦略で負けたのであって実力で負けたのではない」なんていう言い訳をするつもりは毛頭無いけれど、チームを作るのはこれからですよね。アジアカップがどうしても欲しいタイトルであったのは事実だけれど、目指すべき頂点だったというわけでもない。今大会を通じて「日本の良い形」が見出されただけでなく、カタール、イラン、サウジアラビア、ベトナム、もちろん韓国やオーストラリアも、日本に比肩する実力を持っていることが確認出来、これがライバルなら日本ももっと強くなれるなと。W杯でアジア勢がヨーロッパ・南米勢を圧倒し、その先頭に日本が立つそういう日が……まあまだまだ来そうにないけど笑、いずれ来てくれるんじゃないかと。 良いところも悪いところも一杯見えたとても賑やかなアジアカップでしたが、希望が見えた1ヶ月だったんじゃないかと思っています。冒頭はいつも苦言が多くてあんまり好きじゃないセルジオ越後さんのコメントを敢えて載せました。なんか今の代表に対するセルジオ越後さんのコメントって妙に優しい気がするんですよね。実力は足りないけど方向性は合ってる的な。僕はそう思います。今後の発展が楽しみです。

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