【読書感想文】 グローバル資本主義VSアメリカ人(篠原 匡) 【最近買って良かったもの】

アメリカって言うと世界最大の経済大国であり軍事大国、そして今や世界最大の産油国でもあるわけで、世界一の富裕国出あるような印象があります。実際、国民1人あたりGDPで見ると世界9位、上位は小国ばかりなので人口が1億人以上の大国で見ると圧倒的です(ちなみに人口1億人以上でアメリカの次は日本(26位))。

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コンビニの雑誌の話

雑誌の棚のイラスト

去年の12月半ば頃、コンビニでの雑誌立ち読みに関する記事を途中まで書きかけたまま、完成させていませんでした。普遍的な話題だしそのうち仕上げればいいやと思っていたんですけど、このところ、コンビニの雑誌に関していくつか動きが出てきてもはや「普遍的」とは言えなくなってきたので、慌てて記事に仕上げているところです。

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【読書感想文】少女終末旅行 6

本当は読んだ直後に感想を書こうと思ったのですけど、予想以上に感情的になってしまったので(疲れてたからかな)少し時間を置いて翌日書いてます。 読了後の率直な感想は、たぶんみんな同じだと思うけれど、 なんとなくそうなるだろうと思ってた。 そうなるだろうな、とは思っていたし、希望に満ちあふれた未来を期待していただろうかというと決してそうではなかったけれど、実際に「終わり」を目にすると、わかっていたはずなのに、なんとも言えない喪失感と寂寥感を感じました。特にテッケンクラートとの別れとなる「喪失」と、そこから最上層目指して暗闇を歩く2人の心象描写、それを経てからの最上層の描写が素晴らしく、単純な「終わり」というよりは「解放」に近い。 物語が始まって初めて見る「チトとユーリのいない世界」は、悲しい世界というよりは「本来あるべきだった世界」に近く、彼女らは消えていく泡の最後の1つで、でもその最後の最後まで一生懸命に生き、おじいさんとの別れから長く続いた先も相手も見えない「戦い」からやっと解放されたのだと。 そう感じたとき、失った寂しさと同時に、2人がそこに落ち着くことが出来た安心感に似た何かを感じて、心に何かが落ち、次第に波紋が収まってくような、静かなショックを感じました。決して「ハッピー」ではないかも知れないけれど、きっとこれで良かったんだろう。これで良かったんだと、思ってあげたい。 2人が、幸せな世界で暮らせていますように。。

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【読書感想文】小出義雄 / 30キロ過ぎで一番速く走るマラソン サブ4・サブ3を達成する練習法

先日の京都マラソン2018の結果を受けていくつか記事を読む内に、気になるタイトルの本を見つけたので早速購入。マラソンの監督として有名な小出義雄さんの本です。タイトルからしてまさしく僕の「課題」をそのまま表しているのですが、読んだ瞬間に一言。 あと1ヶ月早くこの本を知りたかった!

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【読書感想文】アガサ・クリスティー / そして誰もいなくなった

アガサ・クリスティーの代表作であり超有名作品、そして恐らく子供の頃に1回読んでいると思うのですが、なぜかストーリーが全然思い出せなかったので中古で購入して読んでみました。 状況が全くわからない中でたんたんと過ぎていく島での生活、人々の心理と意識の死角を利用した殺人。最後の最後までわからない真相と、それが明かされたときのカタルシス。 過去の名作を今さら読むのってなかなか気が乗らないというか、忘れがちというか、敬遠しがちなのだけど(そしてなぜかベストセラーや新作にばかり意識が行ってしまう)、それだけの評価があると言うことはそれだけ多くの人が認めたと言うことなのだし、つまみ食いでも良いから色んな名作を読んでみるのはアリだなあと思ったのでした。 とりあえず10年くらい前に文庫版の上巻だけ読んで下巻途中で放り出してしまった「罪と罰」にもう一回トライしてみるか…… U.N.オーエンは彼女なのか? 本家 高画質・高音質

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インド料理・アジア料理の本を何冊か買ってみました。

IMG_7228 思うところあって、タイ料理とインド料理の本を何冊か買ってみました。 一応、レビューその他を読んで検討してセレクトした珠玉の3冊なので、どれも期待に違わず面白い。 面白いレシピ本とはなんだ?というとそれはつまり、自分が知らなかった手法やコツでの料理を教えてくれたり、自分では作れないと思っていたものの作り方を教えてくれたり、今までと違う作り方を教えてくれたり、さらにその違いが何から生まれてるかを教えてくれたり。掲載されている料理をただ眺めているだけで、ワクワクしてきます。 実際これを見ながらいくつか作ってみましたが、いつもと違う作り方でいつもと違う味が出来て、すごい楽しかった!しかも美味しい! カボチャとオクラのサブジ #dinner 新レシピで。トマト入り。 料理ってほんとに奥が深いですね。 料理してると、美味しいものってどんだけあるんだよ、って思ってしまいます。 人間の、美味しいものを追究する欲求ってすごい。

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夏休みの宿題「読書感想文」

Twitterで「「本を読むのはいいけれども読書感想文を書くのは苦手」なよくいるタイプの子供だった」というツイートを見掛けたので。そう言えば僕もそうだったなあ。みんなそうだったんだな。感想って言われても困るよなあ。でも今振り返って考えてみると、僕が書いていた「読書感想文」っていうのは感想文ではなかったよな。 まず書こうとしていた内容が間違ってる。「読書感想文」というからには、それを読んでどんな感想を抱いたかという「私」の話なのに、僕が書こうとしていたのはその本がどんなに面白いかとか、その本がどんなストーリーなのかという「本」の話。本の概要が「読書感想文」に必要なんだとしても比重は「私の感想」にあるべきであって、本の概要の終わりに私が思ったことを添えるようでは本末転倒も良いところ。 で、「読書感想文」を書く上で一番面倒で難しいのが、本の内容を短くまとめるってことなんだよね。そりゃそうだ、プロの作家さんが1冊を費やして書き記そうとしたことを、400字詰め原稿用紙の半分くらいで説明しろって言うんだからまあそりゃ無理だ。筋立てとしては、「こんな話でした」「こんな部分に感動しました」「こうしていこうと思います」で終わりたいけどそのとっかかりが上手くまとまらないから、「読書感想文」がいつまで経っても終わらないという。 小論文のテスト対策だったらもうちょっと違う理論でやるべき何だろうけど、夏休みの宿題としての「読書感想文」なんて、提出してしまえばOKなんだから、考え方をもう少し変えてみたらどうか。つまり本の概要なんて書くのは止めてしまう。どうせ推薦図書から選んで書くんだから他の誰かが本の概要なんて書いてくれてる。もし自由に選択できて「こんな本、先生ぜってー読んでないな」と思っても気にしない。僕らの書く概要で、本の中身が解ったりしない。世界観の設定「親戚の家に引き取られいじめられ孤独な生活を送っていた少年が、ある日を境に偉大な魔法使いへと成長していく物語です」くらいを書いておけば良し。それが終われば、本の中で一番気に入った部分とそれについて何を感じたか、「悪戯を仕返してやる部分が痛快でした」「僕も悪戯し返してやるくらいの強さと遊び心が必要なのかも知れません」くらいを書いておけば体裁は整うはず。書評とかなんとかいうともっとあれだけど、「感想文」なんだからさ。 「苦手」といってもクオリティが上がらないという話ではなく単に手が動かないという話の場合、やり方をちょっと変えるだけで何とかなるってこともあるよねと思ったり。やりづらいことはどんどん避けて行っちゃえば良いのさー

真面目な「読書感想文」対策はこの辺で

読書感想文がいくらでも書ける書き方 – Yahoo!知恵袋

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