『ブログバブル崩壊』について思うことをほんの少しだけ。
バブルというのはつまり実態と認識が離れている状態のこと。 そういう意味で言うと、ブログに過剰な期待をしていたのはブロガーではなくて、 ブログを利用して儲けようとしていた各企業なわけなので、 文化としてのブログとは分けて考えるべき。 文化は廃れることはあっても崩壊しない。 廃れるというのは他の何かが出てくるという意味であり、 ブログに対する需要をその何かが補えると言うことであり、 広い意味で言えばそれはブログからの派生でもある。 “ブロガー”が違う単語になるだけだろう。 よって、崩壊だの再生だのというキーワードは、ブロガーとは関係がない。 儲けたければご自由にという感じだし、そこで思考停止したければどうぞご勝手に。 ユーザは飽きたり、他のもっと良いモノが出てきたりすれば移っていく。至極当然。 それがこれまでのブログサービスやブログツールと異なっていたとしても、 テレビや新聞とは違って、インターネットという枠組みは変わらない。 まーインターネットだってそのうち崩壊ないしは廃れるかもしれないけどね。2007年のブログ界は、一種のバブル崩壊期だったと言えるだろう。本当にバブルは崩壊したのか? それとも新たな方向性を見いだしていくのか? まずは2007年のブログ界の動向を振り返りながら、2008年の予測を試みたい。