DISPとアホウドリ契約

最近のMLBの契約がますますインフレなわけだが… 誰かが高額の契約を手にすると、んで、その人が大した能力もなかったりすると、 他の選手(というか代理人?)もムキになってそれを追い求める感じになる傾向が… 日本のプロ野球に比べて、資本規模は確かに全然違うけれども、 それにしても、年俸10億の選手を何人も抱えられるわけもなく。 そろそろ、選手側も、相対的ではない形で、 自己評価を評価すべきじゃないのかなぁ、と思ったり。 で、これ。 NumberWEBの、李啓充さんのコラム。

1月3日、投手としては史上最高額の契約(期間7年・総額1億2600万ドル)でジャイアンツ移籍が決まった、バリー・ジートの入団発表が行われた。ジートについては、もともと「今オフ、FAとなった選手の中で実力最高」との呼び声が高かったが、それにしても、1年平均1800万ドルの年俸額は「高すぎる」し、7年の契約期間も「長すぎる」と見る向きがほとんどである。メジャーでは、将来に禍根を残しかねない「大馬鹿」契約は、一般に「アホウドリ」契約と呼ばれるが(「albatross(アホウドリ)」という単語には、「成功や前進を妨げる重荷」という意味がある)、今回のジートの契約はその典型と言ってよいだろう。
 

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『Number』はやっぱり凄いぞ

前号664号『黄金世代』に対して、 幼稚なバズワードでライターを縛る悪企画である、 今までにこんな最低な『Number』は読んだことがない、 というようなことを書いたのだけど、 批判を書いたからには、良い本は良い本だと認めたい。 今号、665号『ファイターズ 夢の結実。』を読んでみて、 ああ、やはり、『Number』は凄い、と思った。 『Number』の財産は、ライターだと思う。 もし僕が、スポーツ・ライターだとしたら、 『Number』という雑誌は、 科学者における『Science』と同じような位置づけになるんじゃないだろうか。 (もちろん、博士号も関係なければ、日本国内のことではあるが) でもって、日本ハムの何が凄かったのか/格好良かったのかを、 それぞれのライターが描き出している。 稲葉篤紀(石田雄太)では、ヤクルト時代が思い出せないくらい明るくなった?稲葉が見えるし、 トレイ・ヒルマン vs.落合博満(阿部珠樹)なんかも、 やっぱりシリーズの見所の1つでもある、 監督同士の鍔迫り合い、1ミリを埋めていくような駆け引きを、 場合によっては一気にメートル単位で埋まる様な状況も含めて、 きちんと描き出していて。 なにより、全編を通して、

・新庄剛志を前面には押し出していない ・しかし、あらゆる場所に新庄剛志への思いを滲ませている ・『結果論ではなく』という言葉できちんと区切った上で、勝敗の分かれ目に論拠を与えている
という色合いが透けて見え、 日本シリーズというもの、そのものへの意識が高いなぁと感じた。 本当のことを言えばね。 新庄のインタビューとか読んでみたかった。 新庄と森本の対談とか、 新庄とイチローの対談とか。 まぁでも、 (『Number』は新庄と仲が良いかは分からないけども) 新庄のインタビューは、本屋で隣に置いてあった、どこかの特集号でじっくり読んだ。 なかなか良いインタビューだった。 ライターは見てないけど、メディアとしては、『Number』でなくとも、 ここまでのインタビューは出来るってことだ。素材として。 なら、別に『Number』でする必要はない、と。 敢えて、そこに直接触れることはせずに、 阿部珠樹の手によるドキュメンタリに抑えておいて、 その周りを丹念に描き出すことによって、 必然的に浮かび上がってくる新庄の姿というのがあるだろう、と。 確かに。 そんなことを感じましたね。 新庄については、正直、阪神時代はあんまり好きではなかったな。 大して実力もないのに、ヘラヘラしやがってと思ってました。 でも、米国に行って変わったかなー メジャーで、ホームベースに手で触ってホームインして、 『ピッチャーに対する侮辱だ!』『報復する!』 なんて言われたり。 えらい勝負強かったり。 守備で高い評価を受けたり。 二軍に落とされたり、怪我に泣いたり。 こうなんていうかね、毒気が抜けたかなぁ。 昔から明るい感じではあったけど、 前向きではなかった気がするんだよな。 結構、批判には敏感な方な気がするしね。 でも、最近は、それはそれとして自分を分かってくれる人のために頑張る、みたいな、 一種割り切ったところがあって。 あーなんか新庄変わったよね、と思ってた。 バカやるだけじゃないってね。 『Number』で、江夏が、新庄のチームプレイを褒めて、 『彼は結構考えて野球をしている』みたいなことを書いていて。 江夏が評価していることへの驚きと感慨と共に、 そうそう、阪神時代はどっちかって言うと振り回してたよなとも。 なんか、そういう選手を求める時代だったんだよな… 三振数、打率こそ阪神時代とさして変わっていないけど、 阪神時代が、1試合当たり0.75であるのに対して、日ハム時代は0.55で、 大幅に減ってることが分かるし。 (とはいえ、出塁率はそれほど上がってないんだけどね) ああ、『Number』から離れてしまった。 とにかく、今号の『Number』は、良い。 新庄のインタビューこそ無いものの、 プロ野球と言う視点で見たときの、日ハム/中日がよく見える。 もちろんその他のコラムも満載。 素晴らしい。 もしかして、隔号で編集部が違うとか? まぁそれはあり得るかもなぁ。 次号、よろしく。

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記録の大切さ

現ヤクルトの木田投手と、作家の秋山命さん、ライターの菊池靖さんが、 木田投手のオフィシャルサイトで書いている、DAKY COLUMN 。 その中の、菊池さんのコラムより。

 先日、週刊ベーブボールを送ってもらったのですが、誌上で行っている読者アンケートで「セ・パ両リーグの試合数を統一すべきか?」を取り上げていたのですが、その結果(賛成600人台、反対100人台)を見て、予想以上の人たちが反対派にいたとに、ビックリさせられました。  私も賛成派の1人ですが(それ以上に以前から言ってるとおり、機構側がイニシアチブをとって両リーグを傘下におけば、こんな問題もおきないのですが)、何をおいても選手たちの記録があるからです。  メジャーの取材をしていて気づくのが、とにかく記録に対する造詣が深く、いろいろなかたちで資料として記録を用意してくれます。それらの記録が、さらに野球を面白くしているといっても過言ではありません。  記録というものを通して過去と現在がつながり、プロ野球の歴史を支えているのですから、それを無視して、リーグの利益だけを考える行為は絶対に避けるべきです。
すみません、途中で切れなかったので、全文引用になってしまいました。 菊池靖さんといえば、Number Web上で連載中の、 [MLB Column from West]が非常に面白くて、 同Eastの李さんのコラムと併せて、欠かさず読んでるんですが。 そんなMLBを見てると、本当に細かなデータが色々出てきて面白い。 メジャーはそう言う記録作成を専門にしてる会社もあるくらいで。 とにかくいろんな記録が出てくる。 昔から、祖父が買っていた、 ベースボールマガジン社のプロ野球選手名鑑の巻尾についてくる、 『歴代記録』を読むのが好きで、 Numberも、巻頭コラムの次に読むのが、 『Number on Number』だったりするんだけど、 NPBとMLBならともかく、セ・リーグとパ・リーグのコンフィギュレーションが違うと、なんだか寂しい。 本塁打数を比べても、なんだか凄いのかどうなのかよくわからない。 出来れば、すべて同じ基準で比べてみたいし、 年度ごとに試合数が異なるのは仕方がないとしても、 せめて、同一年度の試合数くらいは同じにしてもらいたい… 日本人には、記録記録って言うな、という声があって、 あんまりうるさくいろんな記録を引っ張り出してこないのだと思っていたのだけど、 菊池さんのコラムによれば、 (理由は様々だろうけど)試合数を統一すべきという声が大多数で、 多分その中の一部には、記録に関する意識を持っている人もいはるだろうし、 ああ、俺だけじゃなかったんだ、と(苦笑) あんまり、記録にこだわりすぎるのも良くないけど、 (たいした記録でもないのに、あと1本で○○です!とかやたら騒ぐとか) たとえば、選手が達成したときに、さりげなく出すとか、 そういう、『薀蓄』『トリビア』系のデータの楽しみ方があっても良いのになーと、 凄く思う。 それもエンターテインメントなんじゃないかな、と。 そう言えば、MLBの中継は、ほとんどすべて球団が仕切っているらしい。 球団付きの名物アナウンサーって不思議だなーとおもってたら、そういうことだったんだ。 各放送局と、契約は結ぶけど、それは放映の契約で、 番組自体は球団が仕切って、作るとか。 んーだからこそ、そう言う細かいデータとか、出せるんだろうなぁ。 球場での、ファンサービス…というか、ファンを巻き込んで試合を楽しむ、 そういう雰囲気は、徐々に出てきたような気がする。 でも、野球ファンがみんな野球場に行けるわけじゃないしさ… テレビのこっちにもいるわけだしさ… せめて、CSと契約して、そんなMLB的全試合放映を行う、 球団があっても良いんじゃないだろうかね。 面白いと思うんだけどなぁ。 あ、でも、お笑い芸人と女子アナ出して、 お祭りムードにすればいいって言ってんじゃないぞ。 そこんとこ間違えないように。 あくまで、野球を野球として伝えることが大前提。

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WBCを通して感じたもの。

WBCは、我々日本人にとっては、優勝という最高の形で幕を閉じた。 仕事の関係で、殆ど生で見られなかったのだけど、 それでもやっぱり興奮したし、ニュース番組でのダイジェストだけ見ても、 どれだけ盛り上がったかを実感できて、なんか嬉しかった。 アメリカが予選で敗退した、その決勝トーナメントに、 4万人以上の観客が訪れるなんて、 よほどアメリカ人は野球が好きなんだな、と。 もちろんWBCとしての課題はもの凄くたくさんあるけれども、 僕は今回は、コレはコレで成功だったと思う。 成功だった、が曖昧なら、『意義がある大会だった』でもいいや。 その上で、母国が優勝したんだから、 これ以上嬉しいことはないなぁ。 この大会を通じて、一番、僕の印象に残った言葉は。 イチローや、王監督の言葉… …ではなくて。 優勝が決まった後、インタビューを受けた小学生が言っていた言葉、 『日本が誇らしいです』 この言葉、これは僕にとって相当に衝撃的だった。 日本国民がここまで誇らしく思うことって… 例え、オリンピックで金メダルを取ったとしても、無いような気がする。 柔道なら『日本生まれのスポーツだから』 スケートなら『それでも所詮はヨーロッパのスポーツ』 そもそも、その個人が凄い、 そんな、エクスキューズが付く。 掛け値無しに、世界に通じるスポーツで、 胸を張れるって、案外他にはないような気がする。 僕はその小学生の笑顔をテレビで見て、 なんかもう、すべて、 『良かったなぁ、』 と思ってしまったのだ。 今年は野球が楽しめそうだなぁ。

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WBCも遂に残すところ1戦のみ。

『やりませんか?』ってところから、 大会が終わろうとしている今の今まで、 とにかくごたごた続きだった、World Basebal Classic。 アメリカ人の考えることはなんて大雑把なんだ、 あ、いや、アメリカ人だって、 それなりに責任があれば緻密に計画練るんでしょうけど、 『そんなの、メジャーが出たらアメリカが優勝するに決まってんのに、 何でマジメにやる必要があるんだ』 的な、超いい加減な態度で、 『ま、問題はあるけど、取り敢えず今回はやってみましょ』 的な、超見切り発車で始まったんで… こりゃしょーがない。 大体、予選の振り分けだっておかしいしなぁ。 1次予選が、地区別になってるのはまだ良いとしても、 普通に考えれば、2次予選は抽選で決めるだろ。 せめて決勝トーナメントは。 多分…ちゃんとペイできるか心配だったんでしょうね。 同じ地域同士の戦いを繰り返した方が、 その地域での放映権料とか、確保しやすいと考えたんでしょう。 日本-アメリカ、メキシコ-アメリカの2試合での、 露骨な判定で一躍有名になった、ボブ・デービッド村審判にしても… 主催のMLBが、きちんとメジャーの審判との労使交渉でケリ付けてれば、 メジャーから降格させられて、未だに復帰できない審判の、 登場の機会はなかったはずなんで。 バレンタインは結構私情に走るタイプなので、鵜呑みには出来ないながらも、 最高の審判を用意できなかった責任は重いような気がするね。 スポーツナビ | ニュース | 球審は「ボーク・デービッドソン」=バレンタイン監督が憤慨?WBC 彼自身に関して言えば…なんらかの理由(視力の低下など)で、 審判としての能力が足りないのではないだろうか。 日本戦での誤審は多少、微妙といえなくもないけど、メキシコ戦のは酷いよな。 『日本のマスコミは審判は絶対だという野球のルールを知らない』 と言ったそうだが(東スポネタだから真偽は分からんが)、 胸に手を当てて自分に聞いてみろと。 マイナーリーグなら、ポールに当たった飛球を 二塁打と判断しても良い、わけじゃないんだし、 自覚症状があるのなら、早い内に審判そのものを引退すべきだろうね。 審判の判断が絶対なのは、 審判が常に公平な判断を下すという前提に立っているから、 と言うことを忘れてはならない。 成立の基本を取り違えて、その上に理論を立脚したって、 それはちっともルールにはならないよ。 自浄能力の放棄以外のなにものでもないしね。 まぁ、いいや。 世界で最も素晴らしい球場を持つ国がアメリカであることに間違いはないし、 世界で最も高いレベルのリーグを持つのも間違いではない、 そんなところで、日本人選手が国旗を付けてプレーするのは、 非常に感慨深い。 『絶対に勝たねばならない』 そのセリフ自体は、オリンピックの柔道選手と同じなんだけど、 悲壮感より闘志の方を強く感じたのはなぜなんだろうね? その辺に、旧式の決意前面な精神論、 その後の、楽観論にシフトした反精神論、 (あくまでスポーツのメンタリティに関することだけど) そうしたことを越える、新しい、精神論がありそうだなぁ、と思う。

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日本決勝進出!

★日本が決勝進出 WBC準決勝で韓国破る というわけで、三度目の正直! 見事に韓国を6-0、4安打完封で下して決勝進出! まぁ、テキストの自動更新だと、 イマイチ実感のわかない部分も多いんですけど(苦笑) いやー…一時は、 『準決勝進出絶望的!』とか言ってたのに、 よくぞ、ここまで。 もうあれだね、タコスだね。コロナだね。 次戦は、21日、対キューバ。 いやーどうなるんでしょう… 次こそ映像で見たいが…もちろん、仕事です(泣) 次も、良いゲームを祈ります。 あーこんなに野球に熱くなるのって、久々だな。

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本日のニュース – 2005/12/15

何はともあれ、このニュースですね。

スポーツナビ | ニュース | プロ野球オリックスの仰木前監督が死去=イチローら育てた知将
今年、プロ野球オリックスの監督を務めた仰木彬(おおぎ・あきら)さんが15日午後4時10分、呼吸不全のため福岡市内の病院で死去した。70歳だった。葬儀は密葬で行う。  福岡・東筑高から1954年に西鉄に投手として入団。すぐに二塁手に転向し、チームの黄金時代に貢献した。67年に現役引退。西鉄で2年間、70年からは近鉄に移籍し、18年間コーチを務めた。88年に近鉄監督に就任、89年にリーグ優勝し、92年に退任。94年オリックスの監督となり、本拠地神戸が阪神大震災に見舞われた95年にリーグ優勝、96年には監督として初の日本一に輝いた。2001年に退任し、04年には野球殿堂入り。05年に近鉄と合併した新生オリックスの監督に復帰したが、高齢による健康面を理由に1年限りで退き、球団シニアアドバイザーに就任していた。  監督時代には「仰木マジック」と異名を取った奇策が得意。88年10月19日のパ・リーグ最終戦のダブルヘッダー、ロッテ戦で優勝を寸前で逸した激闘は「10・19」として球史に残る。また、近鉄では野茂英雄、吉井理人、オリックスでもイチロー、長谷川滋利ら後に大リーグで活躍する選手を見いだし、育成する手腕も光った。[ 時事通信 2005年12月16日 0:31 ]
監督に復帰されてからは、明らかに顔色が悪く、 大丈夫かなぁ…という感じではあったけど…やはり、良くなかったんだね。 入院されるギリギリまで、最前線にいたような印象があるから、 凄く、いきなりな感じがする。 神戸の人たち、名将:西本幸雄、盟友:中西太… それぞれのコメントからも、素晴らしい人柄がうかがえる…惜しい人を亡くしたものだとおもう。 ご冥福をお祈りいたします。

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『ストッパー毒島』、読了。

『BECK』『ゴリラーマン』の作者でもある、 ハロルド作石の野球漫画、『ストッパー毒島』をようやく全巻読み終わる。 『BECK』同様、作者の、野球への愛情が凄く伝わってきて、 もちろん気付かずに流して読めば流れていってしまうのだけど、 細かいエピソードや、キャラクター、 要するに、ウェイク国吉のモデルが、ボストンのティム・ウェイクフィールドだとか、 コレは後でナックル・ボーラーとして再生することからわかるんだけど、 助っ人の説明で、『ティム…』までしか言わせていないとか(笑)

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if :: プロ野球のオーガナイザーだったら…

交流戦を通して、誤解を恐れずに言うと、1リーグも悪くないじゃないか、とおもった。 対戦のバリエーションが倍に増えただけで、ここまで違うものかと。 むしろ、これくらいのボリュームが欲しいよね、日本のプロ野球にも…みたいな。 でも、日本シリーズや、リーグの拡大を考えると、 ただ単純に1リーグ制にするのはちょっと…それはただの縮小だし、 ちっとも面白くない(いつか飽きるだけ) そう考えたとき、ダイナミックな展開をするに当たって不足しているモノは何か、 可能性の一つとして、それはチーム数なんじゃないのか、という考えに行き当たった。 収益など難しいことを考えずに、ベストを考えると、 今のリーグと同じ規模のプロ野球がもう一つ出来て、合併する…ちょうど、 NFLのように拡大したら、イデオロギーの対立や、その他の面で違いがクッキリとして、 面白くなるんじゃないだろうか、と。 今のNFLって、AFLとNFLというふたつのリーグがあって、 それが1966年に合併してできあがったリーグなんだけど、 (当初は、お互いのリーグの優勝者が統一王者を決めるような形で交流が始まった…らしい) それによって、チーム数や規模も増えただけじゃなく、 当然資本も増したし、影響力も増えただろうと思う。 その後もエクスパンションなどを繰り返してチーム数を増やしていくわけだが、 まぁそれはそれとして、日本の人口と野球人気を考えれば、 少なくとも、Jリーグ程度のチーム数があっても良いはずだ。 (J1だけで18チーム。J2合わせると、30チーム) 交流戦を通して、対戦相手に『読売』が入っていなくても、 興業として成功するということがよくわかったわけだし、 なんとかなるんじゃないのかな。 12球団が入り乱れても、“個性が売り切れる”ということはなかったように思う。 あと、もうひとつ気になっていることがあって。 それは、青少年、ユース世代の育成に関すること。 まぁ、競技によって文化があるのは当然なわけなのだけれども、 野球はサッカーに比べて、育成を疎かにし過ぎなんじゃないだろうか?と。 『甲子園』という文化は僕も非常に大事だと思うのだけれども、 それより前の世代、ジュニア、シニアの時代の育成は、 各地のクラブチーム、小中学校、に任せっきりで、 プロ野球機構としてなんらかの育成方針を示すと言うことはあり得ない。 (もちろん、プロ・アマ間の問題はあるけれど) なんだろうね、プロ野球球団が、 ユース組織を持つことをそろそろ考えても良いんじゃないだろうか。 そこからのピラミッド方式。 ユース組織に何年以上在籍していれば、本人と同意の上、ドラフトでの優先権を与えるとか。 Jリーグみたいに、ユースに所属しつつ高校に通う、 ユースを止めて高校の野球部に入る、 そういう、育成っていう概念は、アメリカも含めてなんか野球には全くないような気がする。 なんでだろうね? 育成って言うのは、 もちろん、チームの育成方針にあった選手を得やすいというメリットもあるけれども、 その他に、地元への密着や、ファンの裾野を広げる、 学生、選手になれなかった人への保証や雇用先の紹介(Jリーグでは当然)、 奨学金制度を利用した、野球と勉学の両立など… 社会貢献度は大きいと思うんだよね。 まぁ、野球に関して言えば、 日本では既得権益を得ている人が大勢いるから話が進みにくいという面もあるかもなぁ… 高校への紹介で食ってる人だって随分いるでしょ。 流れのコーチとか。 そういうのを全部チームが囲ったら、生きていく幅が狭くなるのは否めないねぇ。 まぁでも何か、ダイナミックな展開を期待したいよ。 せっかく交流戦は面白かったんだからねぇ… その何かを、通常のリーグ戦に応用してほしいよ。 まぁ、if、なんだけれどもね。

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ミッキー君に“ギャラ”6万円

ミッキー君に“ギャラ”6万円
 広島のボール犬・ミッキー君(ゴールデンレトリバー、8歳・雄)が19日、6月下旬に発売される「2005年プロ野球チップス第2弾」のベースボールカードを発売するカルビー株式会社(本社・東京)から“出演料”としてドッグフード代6万円が贈呈された。  贈呈式は練習開始前に市民球場本塁上で行われ、ミッキー君は右前足で受領証に“肉球”でサイン。カルビー担当者の関口孝さん(46)は「昨年と比べても売り上げは上がっています。カードもきれいに出来ていて満足しています」と笑みを浮かべた。  贈呈式前には21日の楽天戦に向けて背番号「111」の入ったユニホームを着て予行演習。当日、歌手・堂珍が始球式を行うマウンド上までボールを無難に届けた。この日は、新たに子供用学習雑誌の「学習研究社」からも取材問い合わせが来ていることも明らかになるなど、癒やしの名犬・ミッキー君の注目度は高まるばかりだ。
おお、ギャラ6万円! まぁ高いのか安いのか微妙だけどな(笑) ベースボールカードの中にミッキー君も入るってことなんでしょうねー 結構、人気出たりして。 ミッキー君についてはこの辺

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