DISPとアホウドリ契約

最近のMLBの契約がますますインフレなわけだが… 誰かが高額の契約を手にすると、んで、その人が大した能力もなかったりすると、 他の選手(というか代理人?)もムキになってそれを追い求める感じになる傾向が… 日本のプロ野球に比べて、資本規模は確かに全然違うけれども、 それにしても、年俸10億の選手を何人も抱えられるわけもなく。 そろそろ、選手側も、相対的ではない形で、 自己評価を評価すべきじゃないのかなぁ、と思ったり。 で、これ。 NumberWEBの、李啓充さんのコラム。

1月3日、投手としては史上最高額の契約(期間7年・総額1億2600万ドル)でジャイアンツ移籍が決まった、バリー・ジートの入団発表が行われた。ジートについては、もともと「今オフ、FAとなった選手の中で実力最高」との呼び声が高かったが、それにしても、1年平均1800万ドルの年俸額は「高すぎる」し、7年の契約期間も「長すぎる」と見る向きがほとんどである。メジャーでは、将来に禍根を残しかねない「大馬鹿」契約は、一般に「アホウドリ」契約と呼ばれるが(「albatross(アホウドリ)」という単語には、「成功や前進を妨げる重荷」という意味がある)、今回のジートの契約はその典型と言ってよいだろう。
 

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記録の大切さ

現ヤクルトの木田投手と、作家の秋山命さん、ライターの菊池靖さんが、 木田投手のオフィシャルサイトで書いている、DAKY COLUMN 。 その中の、菊池さんのコラムより。

 先日、週刊ベーブボールを送ってもらったのですが、誌上で行っている読者アンケートで「セ・パ両リーグの試合数を統一すべきか?」を取り上げていたのですが、その結果(賛成600人台、反対100人台)を見て、予想以上の人たちが反対派にいたとに、ビックリさせられました。  私も賛成派の1人ですが(それ以上に以前から言ってるとおり、機構側がイニシアチブをとって両リーグを傘下におけば、こんな問題もおきないのですが)、何をおいても選手たちの記録があるからです。  メジャーの取材をしていて気づくのが、とにかく記録に対する造詣が深く、いろいろなかたちで資料として記録を用意してくれます。それらの記録が、さらに野球を面白くしているといっても過言ではありません。  記録というものを通して過去と現在がつながり、プロ野球の歴史を支えているのですから、それを無視して、リーグの利益だけを考える行為は絶対に避けるべきです。
すみません、途中で切れなかったので、全文引用になってしまいました。 菊池靖さんといえば、Number Web上で連載中の、 [MLB Column from West]が非常に面白くて、 同Eastの李さんのコラムと併せて、欠かさず読んでるんですが。 そんなMLBを見てると、本当に細かなデータが色々出てきて面白い。 メジャーはそう言う記録作成を専門にしてる会社もあるくらいで。 とにかくいろんな記録が出てくる。 昔から、祖父が買っていた、 ベースボールマガジン社のプロ野球選手名鑑の巻尾についてくる、 『歴代記録』を読むのが好きで、 Numberも、巻頭コラムの次に読むのが、 『Number on Number』だったりするんだけど、 NPBとMLBならともかく、セ・リーグとパ・リーグのコンフィギュレーションが違うと、なんだか寂しい。 本塁打数を比べても、なんだか凄いのかどうなのかよくわからない。 出来れば、すべて同じ基準で比べてみたいし、 年度ごとに試合数が異なるのは仕方がないとしても、 せめて、同一年度の試合数くらいは同じにしてもらいたい… 日本人には、記録記録って言うな、という声があって、 あんまりうるさくいろんな記録を引っ張り出してこないのだと思っていたのだけど、 菊池さんのコラムによれば、 (理由は様々だろうけど)試合数を統一すべきという声が大多数で、 多分その中の一部には、記録に関する意識を持っている人もいはるだろうし、 ああ、俺だけじゃなかったんだ、と(苦笑) あんまり、記録にこだわりすぎるのも良くないけど、 (たいした記録でもないのに、あと1本で○○です!とかやたら騒ぐとか) たとえば、選手が達成したときに、さりげなく出すとか、 そういう、『薀蓄』『トリビア』系のデータの楽しみ方があっても良いのになーと、 凄く思う。 それもエンターテインメントなんじゃないかな、と。 そう言えば、MLBの中継は、ほとんどすべて球団が仕切っているらしい。 球団付きの名物アナウンサーって不思議だなーとおもってたら、そういうことだったんだ。 各放送局と、契約は結ぶけど、それは放映の契約で、 番組自体は球団が仕切って、作るとか。 んーだからこそ、そう言う細かいデータとか、出せるんだろうなぁ。 球場での、ファンサービス…というか、ファンを巻き込んで試合を楽しむ、 そういう雰囲気は、徐々に出てきたような気がする。 でも、野球ファンがみんな野球場に行けるわけじゃないしさ… テレビのこっちにもいるわけだしさ… せめて、CSと契約して、そんなMLB的全試合放映を行う、 球団があっても良いんじゃないだろうかね。 面白いと思うんだけどなぁ。 あ、でも、お笑い芸人と女子アナ出して、 お祭りムードにすればいいって言ってんじゃないぞ。 そこんとこ間違えないように。 あくまで、野球を野球として伝えることが大前提。

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WBCを通して感じたもの。

WBCは、我々日本人にとっては、優勝という最高の形で幕を閉じた。 仕事の関係で、殆ど生で見られなかったのだけど、 それでもやっぱり興奮したし、ニュース番組でのダイジェストだけ見ても、 どれだけ盛り上がったかを実感できて、なんか嬉しかった。 アメリカが予選で敗退した、その決勝トーナメントに、 4万人以上の観客が訪れるなんて、 よほどアメリカ人は野球が好きなんだな、と。 もちろんWBCとしての課題はもの凄くたくさんあるけれども、 僕は今回は、コレはコレで成功だったと思う。 成功だった、が曖昧なら、『意義がある大会だった』でもいいや。 その上で、母国が優勝したんだから、 これ以上嬉しいことはないなぁ。 この大会を通じて、一番、僕の印象に残った言葉は。 イチローや、王監督の言葉… …ではなくて。 優勝が決まった後、インタビューを受けた小学生が言っていた言葉、 『日本が誇らしいです』 この言葉、これは僕にとって相当に衝撃的だった。 日本国民がここまで誇らしく思うことって… 例え、オリンピックで金メダルを取ったとしても、無いような気がする。 柔道なら『日本生まれのスポーツだから』 スケートなら『それでも所詮はヨーロッパのスポーツ』 そもそも、その個人が凄い、 そんな、エクスキューズが付く。 掛け値無しに、世界に通じるスポーツで、 胸を張れるって、案外他にはないような気がする。 僕はその小学生の笑顔をテレビで見て、 なんかもう、すべて、 『良かったなぁ、』 と思ってしまったのだ。 今年は野球が楽しめそうだなぁ。

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WBCも遂に残すところ1戦のみ。

『やりませんか?』ってところから、 大会が終わろうとしている今の今まで、 とにかくごたごた続きだった、World Basebal Classic。 アメリカ人の考えることはなんて大雑把なんだ、 あ、いや、アメリカ人だって、 それなりに責任があれば緻密に計画練るんでしょうけど、 『そんなの、メジャーが出たらアメリカが優勝するに決まってんのに、 何でマジメにやる必要があるんだ』 的な、超いい加減な態度で、 『ま、問題はあるけど、取り敢えず今回はやってみましょ』 的な、超見切り発車で始まったんで… こりゃしょーがない。 大体、予選の振り分けだっておかしいしなぁ。 1次予選が、地区別になってるのはまだ良いとしても、 普通に考えれば、2次予選は抽選で決めるだろ。 せめて決勝トーナメントは。 多分…ちゃんとペイできるか心配だったんでしょうね。 同じ地域同士の戦いを繰り返した方が、 その地域での放映権料とか、確保しやすいと考えたんでしょう。 日本-アメリカ、メキシコ-アメリカの2試合での、 露骨な判定で一躍有名になった、ボブ・デービッド村審判にしても… 主催のMLBが、きちんとメジャーの審判との労使交渉でケリ付けてれば、 メジャーから降格させられて、未だに復帰できない審判の、 登場の機会はなかったはずなんで。 バレンタインは結構私情に走るタイプなので、鵜呑みには出来ないながらも、 最高の審判を用意できなかった責任は重いような気がするね。 スポーツナビ | ニュース | 球審は「ボーク・デービッドソン」=バレンタイン監督が憤慨?WBC 彼自身に関して言えば…なんらかの理由(視力の低下など)で、 審判としての能力が足りないのではないだろうか。 日本戦での誤審は多少、微妙といえなくもないけど、メキシコ戦のは酷いよな。 『日本のマスコミは審判は絶対だという野球のルールを知らない』 と言ったそうだが(東スポネタだから真偽は分からんが)、 胸に手を当てて自分に聞いてみろと。 マイナーリーグなら、ポールに当たった飛球を 二塁打と判断しても良い、わけじゃないんだし、 自覚症状があるのなら、早い内に審判そのものを引退すべきだろうね。 審判の判断が絶対なのは、 審判が常に公平な判断を下すという前提に立っているから、 と言うことを忘れてはならない。 成立の基本を取り違えて、その上に理論を立脚したって、 それはちっともルールにはならないよ。 自浄能力の放棄以外のなにものでもないしね。 まぁ、いいや。 世界で最も素晴らしい球場を持つ国がアメリカであることに間違いはないし、 世界で最も高いレベルのリーグを持つのも間違いではない、 そんなところで、日本人選手が国旗を付けてプレーするのは、 非常に感慨深い。 『絶対に勝たねばならない』 そのセリフ自体は、オリンピックの柔道選手と同じなんだけど、 悲壮感より闘志の方を強く感じたのはなぜなんだろうね? その辺に、旧式の決意前面な精神論、 その後の、楽観論にシフトした反精神論、 (あくまでスポーツのメンタリティに関することだけど) そうしたことを越える、新しい、精神論がありそうだなぁ、と思う。

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『ストッパー毒島』、読了。

『BECK』『ゴリラーマン』の作者でもある、 ハロルド作石の野球漫画、『ストッパー毒島』をようやく全巻読み終わる。 『BECK』同様、作者の、野球への愛情が凄く伝わってきて、 もちろん気付かずに流して読めば流れていってしまうのだけど、 細かいエピソードや、キャラクター、 要するに、ウェイク国吉のモデルが、ボストンのティム・ウェイクフィールドだとか、 コレは後でナックル・ボーラーとして再生することからわかるんだけど、 助っ人の説明で、『ティム…』までしか言わせていないとか(笑)

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“MATSUI”

松井秀が4年契約で合意 日本選手最高の総額約61億
【ニューヨーク15日共同】米大リーグ、ヤンキースは15日 (日本時間16日)、松井秀喜外野手(31)との4年契約に合意したと発表した。16日にヤンキースタジアムで記者会見に臨む。15日は交渉期限の最終日だった。 [ 共同通信社 2005年11月16日 13:06 ]
難航していた松井の契約交渉。 まぁ…サカつくとかやると味わえるけど、契約交渉ってしんどいよね。 松井が、金額ではなく、そこにある誠意を大事にしているのは、 昔から言われていることなのだけど、 今回、予想年棒の話が報道され、まだ上手く行かないと言われる度に、 『必要とされているかどうか』 というセリフが付帯されていたので、 『うーん、松井は、年棒の額で、必要とされているかどうかを判断するつもりなのかな?』 と思っていた。 もちろん、契約上、要求して当然なのだけれども、 そして、そういう考え方は主に海外のスポーツ選手、いやスポーツ選手でなくても、 一般的な報酬に対する交渉として、 よくある考え方ではあるのだけど、 何となく日本での印象と離れていたので、少し心配していた。 別にヤンキースファンではないけれども、 マリナーズ以外のイチローが微妙、と思うように、 ヤンキースの松井を来期以降も見たいと思ってたから。 ニュース番組では一緒に、他の超一流選手の年棒を紹介したりするけど、 松井は一流ではあるけど、超一流にまではなってないからねぇ。 イチローも同じく。 まぁイチローは、自分の分野では超一流か、 ただアメリカの隅っこの新米球団所属ってだけか、 ともかく、推定15億ってのは十分じゃなかろうかねぇ。 NFLほど厳格ではないにせよ、サラリーキャップもあるんだし。 まぁしかし何はともあれ、上手くまとまって良かった。 ヤンキースのファンではないし、 松井のせいで多くのマイナーな試合が見れないという弊害はあるものの、 やっぱり、NYが似合うような気がするよ。 活躍を待っております。 もう一個、“松井”ネタ。
日本、松井の決勝点で辛勝 サッカー国際親善試合
 サッカーの国際親善試合、キリン・チャレンジカップは16日、東京・国立競技場で行われ、ことし最後の試合となった日本代表は後半44分の松井(ルマン)の決勝点で、来年のワールドカップ(W杯)に初出場するアンゴラ代表を1?0で下した。 [ 共同通信社 2005年11月16日 21:36 ]
松井は、決めた後ポーズこそ取ったけど、 どうして良いかわからんといった風でなんか良かった。 ちょうどね、何をやっても後一歩っていう展開だったからなぁ。 それにしても松井。 あいつは凄い、なんで代表に選ばないんだ、と息巻く友人知人を横目に、 僕は暫く沈黙してきたのだけど、 それは別に凄さを認めていないというわけではなくて、 まだまだ、未成熟だなと思っていたからで。 正直に言うと、京都パープルサンガ時代、 僕、松井を見るために、西京極へ通ってたんですよ。 これでも。 ただ、放送中に解説者(水沼さんかなぁ…)も言ってたけど、 フランスに行って、周りを生かすということ、 ゲームを作るということを覚えてきたような気がする。 自分が切り込んで、周りはあうんの呼吸でサポートしてくれる、 そういう状態だけではなくて、 意図のあるパスからの展開、 むしろ、ボールのないところでも切り込めるようになったと言っても良い、 ドリブルで切り込むことを、 日本ではスピードがあると表現したりするけれども、そうではないよね。 きっと、以前より周りを見るようになったのだと思う。 王様が常に孤高である必要はない、 中田の変化を見ても、同じような、人間的な厚みを感じるけれども、 松井も、成長したなぁ、 このところの喧噪を見つつ、そんなことを思う。 むしろ、フランスでじっくりチャレンジして欲しい。 頑張れ、松井! (そして今日はナイスポジショニング!柳沢もナイスアシスト!)

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野茂がヤンキース入り マイナー契約

野茂がヤンキース入り マイナー契約
【ニューヨーク27日共同】米大リーグ、ヤンキースは27日、野茂英雄投手(36)=前デビルレイズ=とマイナー契約を結んだと発表した。今後、傘下の3Aコロンバスに合流し、調整登板を経てメジャー昇格を目指す。昇格すると、ヤンキースには松井秀喜外野手と2人の日本人選手が所属することになる。 野茂は今季、全般的に振るわず、19試合に登板し、5勝8敗、防御率7・24。チームの若返り策もあって、デビルレイズから16日に戦力外通告を受けた。他球団からトレードの申し込みもなく、保有権の放棄を告知するウエーバーにかけられていた。 日本から大リーグに挑戦するパイオニアとして活躍し、6月に日米通算200勝を達成した野茂は大リーグ11年目。ドジャースを振り出しに、これで所属は7球団目(延べ8球団)になる。 ヤンキースは、先発投手のうち4人が故障する事態に見舞われ、今季の残りをカバーする投手の補充を迫られていた。
捨てる神あれば、拾う神あり。 先日、タンパベイを解雇された野茂だが、 ウェーバー告知を経て、ヤンキースとマイナー契約。 あくまでマイナー契約なので、 言ってみれば、テスト入団みたいなもんなわけだが、 チャンスがあるのは喜ばしい。 これで、延べ8球団目、らしい。 なんだろうね、それぞれの球団ではそれなりに実績を上げ、ノーヒッターも記録し、 年棒だってそれほど高くないだろうに、 怪我や不調や球団の事情で、チームを変わることが多くて。 ジャーニーマンっていうと、 実力が不足しているか発揮できないかで、 解雇されて何とか再就職を見つけて回る…というような、 ちょっとマイナー、二流な雰囲気があるんだけど、野茂ってそこまでかなぁ? 運が良いのか悪いのか… 実績だけ見たら、超一流とは言わないけど、1.2流くらいはあげてるはずなんだけどねぇ。 まぁ、もう11年目だもんね。 それでも今年、145km/hとか記録してた日もあったし、 心と体のバランスが上手く合えば、まだまだやれるだろうなぁ。 メジャーに上がるのを、待ってます。

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野茂に戦力外通告

野茂に戦力外通告 「日本球界復帰はない」
【ニューヨーク16日共同】米大リーグ、デビルレイズは16日、野茂英雄投手(36)に戦力外通告をした。球団は今後10日間、野茂を、保有権の放棄を告知するウエーバーにかけ、他球団からのトレード、あるいは獲得の申し込みを待つ。 獲得申し込みがない場合、野茂はマイナーと契約するか、自由契約となって自由に移籍交渉をするかの選択になる。 野茂は球団の公式ホームページに「キャンプから一緒に行動してきたチームを離れるのはとても残念」とコメントを発表すると同時に、AP通信に対し「日本でプレーする気はない。大リーグの他球団からの申し込みを待つ」と答えている。 野茂は、大リーグ11年目の今季、デビルレイズで先発として5勝8敗。日米通算200勝も達成したが、ここ3試合はいずれも打ち込まれ、防御率は7点台に落ちた。 野茂は、メッツ時代の1999年3月にもウエーバーにかけられたことがあり、このときは獲得申し込みがなく、マイナーの3Aから再スタートした。(共同通信)
残念なニュースが入ってきた。 野茂が、戦力外通告を受けたらしい。まぁ、要するに、解雇だ。 MLBのトレード期限は7月末のため、それに向けて各チーム戦力調整に動いているんだが、 36歳の野茂ではトレード材料にもなりづらいし、 解雇というのが一番自然な形かなぁと。 もちろん、野茂の解雇を望んでいたわけではないけれども、 今シーズンは200勝こそ達成したものの苦しいピッチングが続いていたし、 ここ最近も、ずっと打ち込まれていたから、 (深夜に見たが、とても良い状態とは言えなかった…もちろん調子もあるだろうけれど) この決定は仕方がないかな、と。 今日現在、野茂のタンパベイは、地区首位のボストンから22ゲーム差と、 ぶっちぎりの最下位に沈んでいて、 調子の上がらないベテランを使うよりは、 来期に向けて若手主体でプレーしていきたい時期だろう。 昨期のタンパベイは、若手の活躍もあり、 今期に比べればまだ良かったんだが、今年の成績は壊滅的だ。 勝率、.319は全チーム中最下位だし、プレイオフの可能性も、まず無い。 ただ、今シーズンの野茂がピッチャーとしてダメだったかというとそうでもなく、 3回に2回くらいはきちんとゲームを作れていたし、 失点から見て、もう少し打線が打てれば、5勝8敗は逆でもおかしくなかった。 (参考:Hideo Nomo GAME BY GAME LOG 2005@MLB.com) そう考えれば、年齢という問題はあるけれども、 36歳は、MLBでは決して年を取りすぎというわけでもないし、 極端な例では、45歳で未だ現役の、John Franco (→7/2付でHustonから戦力外通告されたらしい) とか、独立リーグでプレー中のリッキーヘンダーソン(45歳)とか、 ていうか、ロジャー・クレメンス、ジェレミー・モイヤーだって42歳だし、 ランディ・ジョンソンは41歳だし、やれんことはないわけで。 つまり、チームの方も、年齢だけではねるというようなことはないし。 (チーム事情によるけれども) もうすっかり、journey manという感じがしてしまったけど、 まだプレーできる場所はあるんじゃないかなぁ。 まだまだ、『今後に期待』したいと思います。 頑張れ、野茂。 (野茂がMLBに行った頃、僕は名古屋で浪人中で、 名駅の河合塾のBSで試合よく見てたんだよなぁ…)

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Mariners right fielder Ichiro Suzuki….

Mariners right fielder Ichiro Suzuki climbs the right-field wall to steal a home run from Los Angeles’ Steve Finley in the seventh inning.
(May 02, 2005)
The Seattle bullpen pitched four innings of scoreless relief, thanks in part to a spectacular catch by Ichiro in right field. He scaled the wall and caught a sure-thing home run by Anderson about three feet above the top of the wall to help out Julio Mateo.
But even Ichiro saw the love lost on the catch.
“I just don’t know if you can call it the best (catch I’ve made) because of the game situation,” he said.
Home run pitches bite Franklin in loss to Angels – Seattle Post
Seattle Postより。 超美技。凄いな。 MLB.comのVIDEOで見ると、 ちょっと高くジャンプし過ぎちゃったようにも見えるが(苦笑) ゲームは0-5で完敗。 でもホームゲームなんだし、 少しでも来たお客さんに楽しんで帰ってもらえれば。 Nice Play.

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