【読書感想文】 渡辺 純 / ビール大全
本書は、ビール好きが高じて世界でビールを飲みまくってしまった筆者が書いた、世界のビール入門書。
伝統のイギリス、ギネスのアイルランド、実は世界で最もビールを愛するベルギー、
安心のドイツ、ここを知らずしてのチェコ、そしてそれ以外のビールと、
今飲むべき多くのビールを網羅・紹介している良書です。
もうね、字面で味が伝わるわけはないのだけど、読むだけでビールが飲みたくて飲みたくて仕方がない!
僕は本書を読んでいる間に3回ビールを買いに行き、2回アマゾンで買い物してしまいました。
恐るべし!
本書が優れているのはただのビール・カタログと言うだけでなく、
「ビールとは何なのか?」という科学的なアプローチによる解説や、
「ビールはどうやって今の形に至ったのか」という歴史的なアプローチによる分析が秀逸な点。
どの分野でも「周辺の話」を知れば知るほど楽しめるというのはあると思うけど、
そう言う意味では本当に凄くいい話がたくさん読めます。
特に冒頭、「なぜロビンソン・クルーソーはビールを造れなかったか?」
「ロビンソン・クルーソーがビールを造るにはどうすれば良かったか?」の部分は、
「ビールとは何か?」を知る意味でもの凄くためになりました。
酵母って素晴らしい。
そういうわけで、本書のおかげで今まで知らなかった多くの良ビールに出会うことが出来たので、
続きではそれらをとにかく自分のために列記していきたいと思います。
今年中に全部飲むぞ!
最近、積んでた本をだいぶ積み崩しながら読んでいるのだけど、
期待通りに面白い本が多くて、読書感想文が溜まりまくり。
しかも、ただ面白かっただけならスッと感想書けば終わりなのだけど、思うところありな本が多くて、
きちんとした感想を書きたいから、一度読んだ後にもう一回付箋を持って読み直して、
一通り付箋を付けたらそれで満足しちゃって結局感想文を書いてないとか。
まぁ別に誰が楽しみにしているわけでもなく、
僕自身が自分でまとめるために書きたいわけだから、
付箋付けて整理した時点で殆ど終了って言えばそうなんだけども、
やっぱりなー文字にしておきたいなぁと言うのはあって。
頑張って書いていきたいなぁ、
と思いつつ、昨日も2冊読んで今日もまた新しい本に手を出すのでありました。
だって面白そうな本まだまだ積んでるんだもんなぁ…




