【読書感想文】 ZUN / 東方香霖堂 ~Curiosities of Lotus Asia

「東方の書籍を読んでみようキャンペーン」第2弾は、っていうかまぁ「東方求聞史記」を読んでから随分立ってしまったのだけど(よく考えたら文花帖より先に求聞史紀読んじゃってるな)、小説としての第1弾である「東方香霖堂」。主人公である半妖、森近霖之助はゲーム本編に(多分)出てこないので、二次創作で見かけてもいまいちピンと来ていなかったのですけど、東方香霖堂を読んだらその感覚がよく解りました。 霊夢と魔理沙、二人の人間ととても仲が良く、冷めていてあまり周囲と関わり合いになろうとしないがなんだかんだで世話を焼いてしまう性格、これはとても感情移入のしやすいキャラクターだなと。全くなんの印象もなかったキャラクターでしたが、少し好きになりました。男性キャラクターなのになぁ。あ、だからなのかな。 「まぁ、東方はゲームが本編で書籍はおまけ」と思って読み始めたらばこれが結構な分量があり、読むのに意外に時間が掛かってしまいました。霖之助が主人公ではあるものの、妖々夢までの主要キャラクターも頻繁に顔を出すので飽きずに楽しく読めます。個人的には紫との関係性というかやりとりがとても印象的でした。紫ってなんかよく解らないキャラクターだからなぁ。二次創作では色んな描写があるけれども。 なにはともあれ、東方の設定というかエピソードというか、そういうものを楽しみながら知って起きたい人には、オススメです。ただし、本作中で幻想郷や各登場人物の細かい説明はあまりなされないので、あらかじめ東方求聞史紀あたりを読んでおくことをオススメします。

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【読書感想文】 藤島 大 / 熱狂のアルカディア

スポーツライター藤島大さんのスポーツノンフィクション短編集。 見た目はそれほど分量があるようには思えないのですけど、中身がぎっしり詰まってて読み応えがあります。

目次

第一部 偉人たちの肖像

  • 釜本邦茂「考えるライオン」
  • 吉田義人「脚光と不遇の果てに」
  • 前田智徳「もののふの恥じらい」
  • 宿沢広朗「非凡な覇気、火のごとき覚悟」
  • 山田重雄「世界に挑み続けたコーチの光と影」
  • 安田善治郎「女子ホッケーをアテネに導いた知将」
  • エンツォ・マイヨルカ「千の星、千の月、千の太陽 ― もう一つのグラン・ブルー」
  • 原進「阿修羅が駆け抜けた時代」
  • 友川カズキ「無償の放熱」

第二部 異人たちのいる風景

  • マンチェスター/イングランド「ユナイテッドの背番号7をめぐる冒険」
  • 岩手県釜石「前衛思想としての新日鐵釜石」
  • ダブリン/アイルランド「裏切りの予感に包まれて」
  • 沖縄「知られざる名将、沖縄に在り」
  • レッジョ・ディ・カラブリア/イタリア「老人と海とナカムラ」
  • 茨城県つくば・東大阪市花園「1988年冬・茗渓学園ラグビー部 新しい風の誘惑」
  • マンハッタン/ニューヨーク「酒とイラブの日々」
  • ナポリ/イタリア「1997年11月15日、不滅のアズーリ」

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【Review】 カーボンヒーター「ACH-648T」が省電力でとっても温かい件

長年安いハロゲンヒーター(メーカ、生産国など詳細不明)を使用してきたのですけど、2度ほど低温火傷したことや、定格800Wでしか動作できないということもあって買い換えを検討していました。 電気ストーブを物色中 | mutter んで、昨日ちょうどお休みだったので、電器屋に現物を見に。 なかったら面倒だなーと思って見に行ったらきちんとあって、ちょうど良い大きさだし、軽いし(2.5kg)、とっても気に入ったので購入。家に持って帰ってきて早速電源オン…おおお、温かい。 これオススメですよ。

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