【読書】 Number 671: 『イビチャ・オシム×杉山茂樹』が秀逸

現在、店頭に並んでるNumberの一個前の号なんですけど。 日本代表監督、イビチャ・オシムのインタビューが載ってました。 前任者、ジーコが比較的マスコミと距離を取っていたのに対して、 オシムの方は、距離を取るでもなく、取り込むでもなく、 ほどよい距離を取って接してるなぁという感じがあって、 インタビューや特集記事や、その他細かな発言に至るまで 比較的よく目にします。 でも、このインタビューはそれらを超越した味があるんですね。 もちろん、オシム自身、 明確なビジョンと多くの言葉を持ち合わせているというのもあるんですけれども、 このインタビューに関して言えば、 やはり、インタビュアーである杉山茂樹が良いんだと思うんです。

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ベストマンガ15選

小鳥ピヨピヨさんでやっていた、ベストマンガ15選。 やろうと思って、『あとで書く』タグを付けて転がしといたんだけど、 気がついたらそのままになってた(苦笑) というわけで、やってみます。 難しいですが。 そうそう、前提条件としては、いちるさんが書いてらしたこの辺を、 出来る限り踏襲する感じで。

好きな漫画をピックアップしようとだけすると、 好きなものがありすぎて精神的に非常にキツいので、 自らに条件を課しました。
【条件】   ・社会的にも一定の評価を受けている   ・単に「面白い」以上の影響力を持っている   ・制限時間は15分
です。 また、ベスト10だと少ないし、 ベスト20だと後ろの方はグダグダになってくるので、 ベスト15にしました。
ではゴー。

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【読書】 清水義範 / 蕎麦ときしめん

椎名誠さんのブログで、チョロッと出てきて気になったので、 探して買って読んでみた。

名古屋の麺事情については清水義範さんの名著『蕎麦ときしめん』でかなり衝撃的に紹介分析されていてそれは同時に優れた名古屋文化論になっている。今度の取材でこの本を久しぶりに読みかえし、たしかに名古屋の本質を強烈に突いているのに感動した。
 
現在は恐らく単行本は絶版で、文庫版が講談社から出ているだけなのだけど、 Amazonで見てみたら、単行本の方は中古で1円からあったので、 単行本の方を買ってみた。 1987年の第二刷版。 (初版は1986年)

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『神は沈黙せず』(読了)

山内弘『神は沈黙せず』を読み終えました。 SFを読むのは久しぶりだなぁ… と思ったんだけど、よく考えたら最近ずっと、 『スター・ウォーズ・ノベル』を読んでたんだから、久々でも何でもないんだな。 まぁ、一時期に比べれば、全然読んでないけど。

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スター・ウォーズ ノベル価格確認用メモ

Amazonのカートに入れたまま、たまに価格を見て、 心が揺れたり、諦めたりしてるわけですが。 まぁそれもナニなので、確認用のエントリを作っておくことにしました。 興味ない人には、もう全く関係ないので、 スルーしてくださいませ。 (アソシエイトも兼ねてるけど需要があるとも思えないしね) 対象は、僕が未読のシリーズ。 参考: スター・ウォーズのスピンオフ一覧 – Wikipedia

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ゲド戦記を読んでみた(1-3巻)

以前、読むぞと宣言していたゲド戦記。 NOBODY:PLACE – MUTTER: グダグダ言う前に『ゲド戦記』を『読んで』みるか。 8/15に第1巻を、8/29に第2,3巻を購入。 (第4,5巻は、後年になって突然出版されたそうなので、とりあえず後回し) 和歌山旅行には間に合わなかったものの、 その後家に帰ってきてから、一気に読んでしまいました。 全体的な感想で言うと…まずまず面白かった、かなぁ。 対象年齢が低めなのか?あまり長文でなく、 (じゃあ、ハリポタはどうなんだっていう話もあるけども) その1冊で何十年も経過してしまうわけで… 若干、物足りなさを感じてしまった。 世界観とか、呪文などの“ルール”、地理的な描写…よりも、 個人の感情を第三者的に描く箇所が目立ったように思う。 それはいいんだけど、その分、 ストーリーの書き込みが若干早くて、 (ハイ次、ハイ次、という感じの早い流れに感じてしまった) のめり込めなかったなぁ。 きっと僕はアホほど作り込まれてるような、 そんな世界が好きなんだろう。 確かに昔からそんなだったような気がする。 ミニチュアの街とか大好きだったし。 で、結局、映画は見てないんだが、 こう…情景なんかの書き込みが曖昧な分、 映画化するとしたら、制作者がアレンジできる箇所がたくさんあるなぁ、と。 決して正しいとは限らない光と、 邪悪とは限らない闇、 例えばそんな話としての道徳観、 そういうところはうごかしちゃ行けないんだけど、 それ以外であれば、見せようはたくさんあるかもな。 もし自分の中にそうした情景に対するイマジネーションがあれば、 これを自分の中で消化して、形にしてみたい、と思うかもしれない。 そういう意味で、映画化する上で、 重要なのは、ストーリーじゃないかも。 宮崎さんちの息子がどんな映画作ったのか、 まだ知らんけど。 ん、でも、物語の締めくくりたる4,5巻と、 世界の解説本的な『外伝』(第6巻)がまだ残ってるな。 それを読んだ上で、改めて感じても遅くないか。 とりあえず、3冊の中では1巻が一番好きでした。 魔法の世界を想像して読んだので、魔法も満足に使えない未熟な主人公に、 凄くアレ?となったのだけど、 影に出会い、影に追われて、やがてそれを追う… その途上の心理的な描写が、結構好きだったなぁ、と。 そんな感じで。

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スター・ウォーズ小説の値段。

先日、ふとしたきっかけからスター・ウォーズの小説を買ってみました。 まぁ、『ふとしたきっかけ』っていうか、 Amazonのマーケットプレイスにて、 中古が100円以下で叩き売りされてたからなんですけど。 んで、それが意外に面白くて。 映画で十分に出てこなかったキャラに自由に焦点を当てられるというのもあるし、 もともとが、かなり現実世界からフリーな舞台設定なので、 純粋なSF(サイエンス・フィクション…というか、スペース・ファンタジーかもしれないが)としても、 楽しんで読めるレベルだった。 2冊買ってみて面白かったので、 じゃあ、色々と買ってみようかと思ったんだが、 色んな本が出すぎてて、時代が入り組んでて、さっぱりわからない。 どれが、スター・ウォーズの歴史的に言って前後に当たるのか?とか。 ネットで調べれば分かることなのだけど、 んー、大体最新の情報で、出版社を横断的に羅列できてるものと言えば… やっぱり、Wikipediaかな。 スター・ウォーズのスピンオフ一覧 – Wikipedia

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『インターネット的』 by 糸井重里:読了

以前、書いた、『インターネット的』(糸井重里・著)を、 和歌山旅行の間に読みました。 前回のエントリでは、『予言』『糸井的になる』って言うようなリアクションが、 どうも、僕の感じてきた、(外から見た)糸井氏とずれてたので、 そんなこと言わないだろう、 もしくは、関係者が自分に合わせて解釈しちゃってるだけじゃないのか、 と思っていたんですが、さて。

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