Ken’s blogは誰かに宛ててるように読める…

志村けん(敢えて敬称略)がブログを始めたってことで、 まぁその辺でちらほら話題になってたんですが。 ken’s blog: 志村けん公式ブログ これが意外なほど、落ち着くんだなぁ。 みんなうすうす気付いてはいただろうけど、 TVではしゃいでるのは、志村けんの中の『志村けん』って言う人なんだろうと。 自分ではないわけではないけど、 完全に自分と同一でもない。 ブログを毎日読んでて、 TVとは全く違う、そんな一面を見ている気分になることもあるし、 TVやその他メディアに載る姿の延長を感じるときもある。 ブログ…というか、 多分ネットそのものに不慣れなんだろうけど、 読んでる僕ら(それと、話題に出てくる人達)にも凄く気を遣って、 丁寧に書いているなぁ、という印象がある。 きっと、性格なんだろうね。 優しい。

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ITmedia +D Blog、本日終了につき。

前回、西氏の言動と絡めて書いたとおり、 ITMediaのBlogが本日をもって閉鎖されました。 もちろん荒れたブログもいくつかありましたが、 全体としては、ITMediaならではの個性的な執筆陣が、 サイトの更新スケジュールに囚われないスタイルでコラムを書く、 そんな雰囲気があって、個人的には好きでした。 執筆者の、有名・無名なんて、あんまり関係ないんだなーと思ったり。 ヒトによって、住んでる世界はそれぞれ違うもんね。 まぁとはいえ、ITMediaの“経営判断”なわけで、 公に出来ないような理由もいくつかあるだろうし、 残念だけど、それを受け入れるしかないんだよなー俺たちゃ。 みたいな感じで、サラッと、受け入れてます。 まぁ、世間には良くあることさ。 とはいえ、中には興味をそそられる人もいたのは事実。 そういうわけで、なんとなく、その後皆さんどうされるのか、 まとめてみました。 (直近でエントリーアップしてない方までは分かりませんが。) 文中、敬称略。

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ITMediaのblogが終了する…件。

技術系ライターの小川夏樹さんのblogの最新エントリで、こんなことが書かれていて。

すでに発表されているように、1年ほど続いたこのブログですが、とうとう休止の憂き目に・・・。筆者の稚拙さ故かエントリーが炎上する。懲りずに書き殴ってまた炎上すること数回。ブログの怖さを、しっかりと教えてもらったのが本ブログであります。
あー僕は『炎上』を感じたことはなかったんだけど、 色んな人がいはるし、まぁ、お疲れ様でした… …とか思ったらそうじゃなかった。 この、『+D Blog』そのものが終了してしまうらしい。
+D Blogは、この度9月30日をもって終了させていただくこととなりました。これまでのご愛顧、ご愛読ありがとうございました。なお、9月25日には新たなエントリやコメント・トラックバックができなくなります。また、10月1日以降は、ページ自体を閉鎖させていただくことになります。何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。 9月19日 +D Blog事務局 中川純一 最新更新日時(2006/09/19 15:12)
…?なんでよ? 思ったより、PVが稼げなかったから? 炎上するブログが多かったから? 負荷があがりすぎたから? 何か良くわかんないけど… 僕個人は結構、複数のブログを楽しんで読んでたのになぁ… で、そんな思いで、さて僕はどれを読んでたのかな、と、 TOPページを眺めてたら、こんなエントリが。
+D Blogの休止が告知されましたな。 先々週、ひさしぶりに+D Blogへの執筆を再開した西氏は再開翌日に「クビ」になったと書き、その理由について「勝手に休んだり復活されたりしたら編集部も困るのだろう」「原稿代をせびられても困ると思われたのかもしれない」「『言論の自由』なんてキレイ言は通じやしないということは分かった」など、推測を並べている。
え。 まず、西氏があんだけ書いて罵倒しておいて、 翻って戻ってきたのがよく分からん。 朝令暮改もいい加減にせえよ、『止めます』は撤回できても、 罵倒は撤回できねえぞ、と思って飛んでみたら、
何で再び書き始めたのか?それは分かりませんね。悪口に麻痺しただけかもしれぬ。こちらが卑怯だからかもしれん。もう読みたくもない人は読まなければいいから勝手にしてくれろだな。
あー。 なんかもう最初っから斜に構えてるなぁ。 まぁこれはこれで面白いけれども、 もし僕がITMediaの責任者だったら、こういうライターは、 このコーナーの趣旨にはそぐわないな、と判断するだろうね。多分。 雰囲気としては、イーレッツの奥川さんとか、 ソリッドアライアンスの社長&専務とか、 ああいう、のほほんとしていて、ニヒルでもある感じが、 一番望んでいたものだと思うし。 で、次のエントリでは、さらに進んでこんなことが。
活の仕方も書き方も態度も悪かったせいか、僅か一日でクビになりました。勝手に休んだり復活されたら編集部も困るのだろう。原稿料をせびられても困ると思われたのかもしれない。ホドホドに読んで頂けば良かったのだけど、そうそう思う通りにいかないようだ。
なにそれ。 ( ゚д゚)ポカーン 確かに、上に書いたとおり、『僕が編集責任者なら辞めていただく』けれども、 あと20日あまりで閉鎖するのに、今このタイミングで、そんなこという必要…ないよねぇ。 瓜生聖さんも言われてるとおり。 どこまで被害妄想なんだという… あ、まぁ勿論事実はわかんないんだけどね。 本当に、西さん本人が、編集部の責任者本人に、 『書かないでください』と言われたのかもしれんけど。 編集部が、きちんと説明するべきだよなーどっちかっていうと。 お前のところに記事は書かないし、 ネットなんてクソみたいな奴ばっかりだ!と暴言を吐いた人間が、 気まぐれで戻ってきて、 しかもその上で、言論統制だ!なんて言ってるのを、 そのままにしておいていいんかなーって言う。 もう金輪際おつきあいしないので、 こちらから何も言わないことで、お引き取りくださいね、 みたいなとこなのかなー なんか凄い、ビジネスライク。 西氏はこれにも懲りず、個人でブログを持たれたそうで、 そのこと自体は、一歩前進といえるだろうけど、 ま、どうも態度が、氏の知識の豊富さに反して、 非常に不快なので、もう二度とお目に掛かることもないだろうなぁ。 残念な人だなぁ。 それにしても、コーナーそのもの終了か。 厳選して新しく始めるとかだったらいいのになぁ。 コデラ氏のblogは結構、楽しみにしてたのに。 ゲイムマンも、山谷剛史さんの中国情報も。 うーん、残念。

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トラックバックSPAM対策。

MovableTypeのフィルターが優秀とはいえ、 毎日とんでもない数のトラックバックSPAMが襲来しているため、 それに対する対策を講じてみました。 参考(というかきっかけ)にしたのは、GIGAZINEのこちらのエントリ。

ブロック方法は主に2つ。1つめはトラックバック用のアドレスを取得するサーバをブロックする方法、もう1つはPOSTに含まれている特徴的なUserAgentをブロックすることです。
要はですね、今までトラックバックの中身を見て、 取捨選択してたわけですが、 トラックバックを無作為に送るサービスとか乱立している現在、 もう送信元をアクセス禁止にしてしまおう、ということですね。 (本当は、GIGAZINEの有効期限付きのランダムなTB URLが欲しいけどね) まずは調査からだってんで、 サーバのアクセスログのうち、TB用プログラム(mt-tb.cgi)にアクセスしてきていて、 200を返しているアクセスの、HOSTとUAをリストアップしてみた。 (簡単なプログラムを作成して、ローカルで実行)

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西正氏のブログ、終了してた。

何度かエントリで取り上げていた、西正氏のブログ(@ITMedia)なんですが。 いつの間にか、終了してました。

今回をもってITMediaでのブログ執筆、コラム執筆を終えます。それから、新聞系のネットサイトでも今後はコラム等を書かない旨、お話しました。書き手が書かないのですから、終わらざるを得ないでしょう。 (中略) これで終わります。ちゃんと読んでくれていた読者の方々には、心からお礼を申し上げるとともに、中途半端で終わったことをお詫びします。リアルな場でなら西正はいつでも議論します。
議論の内容や、2chでの『誹謗中傷』の中身に関しては、あんまり取り上げないことにする。 正直、コラムの内容に関しては、僕自身の知識が乏しく、 『へーそうなんだ』 (→ 否定も肯定もしない、意識の上でのメモ) と思って読むことが多かったし、 論点を持つまで理解できているとは思えないので。 まぁそれはそれとして、このブチギレ方、どっかで見たなぁ、と思ったら、 書こう書こうと思いつつ、自分の技量を超えて、 背伸びした理屈で書こうとして失敗してた、この件に関する感想と同じだった。
きょうはちょっと残念なお知らせをしなくてはいけません。実は、このAFPBBのブログ連載から降りることにしました。
まぁ、お二人がブログを止められた事情は全く違うのだけど、 ただこう…共通した空気として、
上手くブログを消化できなかった中年ライターが、 そのシステムにブチギレて終わる。
っていう感じがあると思うんだよね。 おそらくどちらも、コラムと同じスタンスでブログを書いていて、 読者が読むために書いて、それで何らかの報酬を得ていて… 読者と著者の立場は同等にはなりえず、 君らにない知識で文章を書いているのだから、 ある程度敬意を払ってもらって当たり前… もちろん僕の主観でしかないけどさ、そういうブログだったと。 西正氏の方に話を戻すと、 だから、内容じゃないんだよなー直接的には。 議論が起こったから、荒れた、というわけでもない。 単に、ネットを介して議論をするに辺り、西正氏が慣れていなかったのだ、というのが、 結局の結論かなぁ、と思う。 ネット上では、不特定多数相手に議論するのは当たり前で。 目の前で議論するときには、最低限、今喋ってるヤツの話を聞けばいいわけだけど、 ネットではそうじゃなく、同時に喋ったり、気がつかないうちに喋ったりしてるから、 議論するにあたっては、それなりの手法ってものが必要。 じゃあ、きちんとした議論がなされ得ないかっていうと別にそんなことはなくて、 まぁその辺は、はてなダイアリー辺りに多い、論客達を見てもらえればわかるけど、 きちんと、相手のここはわかるがここは理解できない、というやりとりを生むことは出来る。 それもこれも同じブログなのだけど、 なぜ、自分の所ではそういう議論にならなかったのだろうか、と言う点まで、 西氏が思い当たっていないから、ただただひたすらに滑稽で終わっている。 それは、大人が若者を見るときの、 『わかってないなぁ』 っていう、軽蔑的であり、ある種羨ましくもある視線と同じ。 西氏はそう言う視線で多くのブロガーから見られていたのだけど、 目の前しか見えないもんだから、そういう多くの視線にさえ気づき得ない… 匿名で悪し様に書くことはマナー違反だと僕も思うけれども、 どうも、『それは、殴り返せないからだ』、と西氏は言っているような気がする。 だとすると、その辺はなんていうか、論点がずれてて、 良くあるパターン、 『匿名の中傷は基本的に無視、ひどい場合は法的な手段に訴える』 とするか、 『意義的な議論に限ってのみ、レスポンスを、自分のブログでする』 で十二分に対処可能なところ、 おまえらは屑だ、というようなことを書いちゃうから、 ますます、最初に何を言おうとしていたかが埋もれていくわけで。 大事なことを書きたいんなら、 そんな対応に紙面と精神を費やす暇なぞ無いことくらい、 多忙なコンサルタント兼ライターであればわかりそうな気がするのにな。 ものすごい、不思議だ。 ネットにおいて、自分にとって不快なことが起きたことを理由に、 それについて精査することなく、ネットそのものを否定する。 そんな人に、例えば政策なんか任せたら大変なことになるよな。 そんな思考回路で政策のことを語っているかと思うとゾッとするね。 ネットや、ブログや、2chが、『だめなヤツのやること』であっても良いけど、 自分が思っている以上に、たくさんのひとに見られてるってことを、 少しは考えた方が良いかもよ。 僕だったら、怖くてつきあえないよ。

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blog検索…便利なんだけど、

blog検索が大流行だ。 ここまで巷に溢れているのに、 さらにサービスを開始しようという企業が後を絶たないのは、 それだけの魅力があるのか、単に、『機能不足恐怖症』なのか。 まぁよくわからないけど、blogが流行ったせいで、 通常の検索エンジンも、blogがやたらとヒットする。 blog検索に特化したサービスに比べると、速報性の点で劣るけれども、 (blog検索は執筆者からのお知らせを受け取って記事を取得しに行くので速い) それでも十分だ。 きっと、自分でタグを書くよりも、もしかするとWEBサイト作成ソフトよりも、 タグがきちんと書かれているので、 それだけクローラーも優先するんだろう。 これは、『欲しい情報を探す』という状況において、 まぁたいていの場合は有益であるんだけれども、 blogの場合、引用が多いことと、メモ書きが多いこと、 それに、サイト名などでのヒットもしやすいことなどで、 結局、欲しい情報にたどり着くのが遅れることがある。 個人的には、 コレから必要なのは、『blogの中も検索できる』ような機能ではなくて、 blogの記事を検索しないオプションだと思う。 誰か、blogを結果から弾く検索も用意してくれないだろうか。

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本日のブックマーク – 2006/03/05

いきなりですが、本日のトップニュース。

英Vodafoneは、日本法人・ボーダフォンの株式の過半数をソフトバンクグループに売却する方向で交渉を進めていることを認めた。
休みでぼーっとしている間に、大きなニュースが出てました。 ソフトバンクがボーダフォン(カタカナ表記は日本法人の意)の買収を計画していると。 しかも、英Vodafoneの発表で始まり、 ソフトバンクもその交渉があることを認め、 にわかに現実味を帯びてきた。 英Vodafoneの発表では、全株式の過半数(時価総額1兆円程度)、 ソフトバンクの発表では、機関投資家の持つ株式以外の全て(同2兆円程度)、 を買収する計画とのこと。 うわー。 どうなっちゃうんだろう。 どうしても、Yahoo!BB開始当初の、不手際が脳裏をかすめて、 色々目新しいことはあるだろうけど、 サポートの質が著しく落ちたりするんじゃ無かろうか、とか、考えてしまう。 不安と期待が入り交じるとはこのことだな。 うーむ。

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西正氏のブログでコメント欄が復活

なんかイチイチ書いてるとストーカーみたいだが(苦笑) コメント欄を閉じた5日後の2/1よりコメント欄が復活していたようだ。 僕がこの件に注目してるのは、単に面白いからと言うこと以上に… マスメディアに対してある程度の知識と意志を持つ人間が、 馴れ合いに成りつつあるブログの世界に入ってどうなるか、 ということに興味があるからだと言っても良い。 コメントを再開した2/1のエントリの中で西氏は、

匿名で日記を書いて、知らない他人に読んでもらいたいという気持ちは全く理解できない。
匿名で発言できることの問題は、正体が分からない(実際にはそんな都合の良いことは有り得ない)のをいいことに、顔を合わせてだと言えないようなことも思い切って言えることだ。結果的に、非常に過激にもなる。実名でも「メール」がそういう現象を引き起こしていると聞く。匿名なので思い切ったことが言える快感が楽しいというなら、それは結構だが、何か虚しくないかと思うのである。
と書いているのだが… 匿名に関して、いろいろと混同している気がする。 例えば、僕はこのサイトを、本名を隠すことなく運営しているわけだけど、 実際そのことは匿名性に関してなんの影響もない。 お互いに全く知らない人間にとっては、それが匿名だろうと、 多分実名であろうとたいした違いはないからだ。 ウェブ上で日記を書いて、匿名でない人間というのは、つまりは名を知られている人間であり、 むしろ、西氏のように(特定の自分として)とらえられる人間の方が珍しい。 どんなに有名なサイトであっても、 (例えば、面白いサイトを見つけたよ、とか) 僕はその運営者(中の人)がどんな人かは知らないし、 コンタクトを取る手がかりがそこ(サイト)にあることを除けば、 匿名と殆ど変わらない。 つまり、名前は分かるけれども、実質的に匿名なのである。 少なくとも僕にとっては。 でも、特にmixiなんかを見るとわかるけれども、 知らない人から見れば匿名に見える人であっても、 知ってる人にとってはその人は、特定の誰かであるということになる。 そうなると今度は、それは実質的にも特定の誰かということになる。 サイトを毎日訪問するのは、 今日も元気にやってるかな、ということだし、 当然このサイトを訪れる人の中にも、そういう人はたくさんいるはずだ。 結局、この場合の匿名、というやつは、匿名性がその形式に依らないという点で、 次に書く一般的な匿名とは違う。 一見匿名であっても、了解が取れている範囲内においては、 特定のモノになりうる。 また、広く一般的に言われるところの匿名、 わざわざコメント欄に『通りすがり』なんて書くような人たちのことだけれども、 それは確かに、先ほどの匿名とは違う。 本質的に匿名であり、殴られてもこちらから殴れない、という点が違う。 ただ、殴る手段がないわけではない。 コメント欄なり、エントリなりで反論または論破されれば匿名も痛いわけで。 身を隠した卑怯者、という言い回しはよく匿名に対して使われるけれども、 実際には、匿名でなくても、同じようなことは出来る。 書きっぱなしも出来るし、誤解したまま殴ることだって出来る。 反論しても殴り返せているかどうかは分からないし、 匿名ではないから読んでくれているというのは、単なる思いこみに過ぎないかもしれない。 結局、どのような形態の匿名にせよ、 いやむしろ実名(のようなもの)にせよ、 無責任な行動をする人間はそうするし、匿名でも節度を守る人間はそうする。 匿名が過激になり、それが集まるブログが炎上し、そうした文化を否定する… というのはかなり使い古されたステレオタイプで、 もうなんか反論する気も起きないけれども、 そんなことは問題じゃないんである。 (むしろ、もっとやっかいなのは『実名』で過激な人たちであることを彼は知らない) ウェブサイトというのは、暗黙の了解の上に成り立つ、基本、匿名の世界だ。 相手が、ID:5431だと分かっていたとしても、 それはIDを変更した途端に途切れてしまう、疑似実名の世界だ。 そう言う意味で、その性善説に基づく了解を突くような詐欺(フィッシング)が横行するのも、 ある意味当然ではある。 本来匿名であるのに了解によって実名であると擬似的に解釈させることがWEBサイトなら、 その了解を(デザインやサイト名などで)偽造すれば、解釈も偽造できる。 フィッシング詐欺を通して、僕らは、 その了解が正しいかどうかを確認することを求められ、 実名であるというけれど本当にそうなのか、ということを再認識する。 論点にすべきは、匿名か否かではないはずなのだ。 ネット上では、いつだって名前を捨てて逃げられる。 本名を偽ることも出来る。 使い分けることも出来る。 どれが匿名で、どれが本名か分からないのに、 そんな不確かなモノを基礎にどんな判断を下そうというのだろうか? (これ以上広げると収拾付かないけれども) むしろ、リアルの世界でさえ、匿名とは何か、という点について、曖昧ではある。 あなたの目の前にいる人間が、確かにその人間であるという証拠を、あなたは持っていない。 お互いの了解で、彼は彼としてあなたの前に存在しているだけだ。 その了解が不誠実なものであれば、 それは、実質的に匿名と同義である。 ネットや書籍や、そうした情報に基づいて、追跡できる人間なんてのは、そうは多くない。 全ての著名人、芸能人、コラムニストその他を数えたって、全人口の10%もいるだろうか? それ以外の人は、知らない人間の前では匿名でいられる。 ネットであれ、リアルであれ。 匿名性を過大評価して、調子に乗るヤツが多いのは事実だが、 それを評価したり、または逆に否定したりすること自体が、既にナンセンス。 そういう点で、西氏も同じ土俵に上がってしまっていると感じる。 匿名なんて、ことさらに珍しがることじゃないのだ。 ネットなんてその程度のもんなんである。 西正が贈るメディア情報 [ITmedia +D Blog]

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どうも、書く時間がないというか何というか。

『すごく頻繁に更新してますよね』 とよく言われるんだけど、 んーまぁそうね、 エントリー数だけ見ると、確かにそうなんだけど、 実際の内容を見るとねぇ。 続き物とか、習慣とか、メモとか、 そういう更新が多くて、 じゃあ、僕の書きたいことが書けてるのか?というと、 案外そうでもない。 僕自身は、明らかに物足りない。 頻繁に更新するために必要なのは、 まぁ、最低限の時間はそうなんだけど、 僕の場合、時間はそれほど必要じゃなくて。 普通、皆さん、1エントリ書くのにどれくらい時間を掛けてはるのかわからないけど、 僕の場合、書きたいことは固まってさえいれば、 5-10分くらいで十分。 基本的に、書いたあと、誤字チェック以外の推敲はしないし、 (論理的な構造が必要な場合はともかくね) むしろその方がわかりやすいことが多い。 そういうわけなので、単純に時間だけが必要なんじゃなく、 なんだろうな、きっかけ?タイミング? メモとして、下書き保存してるものに、肉付けをするという何かがないと、 文章にならない。 今ちらっとのぞいてみると、 あーこれは是非表明しておきたい、 カテゴリで言えばColumn、 Tagで言うと、Ideologyに分類されるようなものが、 少なくとも、15個はある。 それを見るたびに、あーこれ書きたいなぁ…と思うんだけど、 そして、骨組みというか、筋立てというか、 文章そのものも頭の中でもうほとんどできあがってるんだけど、 それがこう、形として落ちてこない。 落ちるときは、すっと、出てくるんだけどなぁ。 まぁまたね、機会があれば書きます。 何より、僕自身が読みたいんだよねぇ。

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西正氏、コメント受付を停止。

なんだかんだ言いながら、その動静を(こっそり)見守り続けている、 西正氏のブログ(on ITMedia)なのだけれど、 大荒れのコメントすべてに対応するのは不可能、という判断から、 遂にコメント受付を停止されたそうだ。 残念でもあり、ホッとするでもあり。 何度も書いてきているとおり、そのこと、つまり、 コラムニストが本業以外に改めてブログを持つ意味、 率直でインタラクティブな関係を読者との間に築きたい、 そういう気持ちも分かるのだけど、実際、 ある一定以上有名な人のサイト(ブログ含む)では、 “お便り”全般に対応できないというのはよくあることのなのではないか… ブログ、ブログ言わずに考えてみて、 ジャニーズがファン全員に手書きで返事を書くようなものだ。 無理なんである。数字が。 有名サイトの、コメントやトラックバックに対する対応は様々。 良くあるパターンは、 ・コメント、トラックバックともOKだがレスポンスは一切無し(たまに降臨) ・トラックバックは無条件でOK、コメントは管理者が許可した者のみ表示 ・トラックバックのみ、無条件でOK ・コメント、トラックバックとも受け付けない というような感じか。 すべてを、OKにするのが自然な姿で、最も理想的ではあるけれども、 (ネットのことを知っていれば)それはあまり現実的ではないと分かる。 何もネットにだけ、悪さをする人がいるのではなくて、 『現実世界と同様に』、悪い人、非常識な人が存在するということなのだ、 っつーことは、 ここみたいな、固定客+αが見るサイトとは違って、 きちんとした対策を、取り敢えずは練らないとダメだ。 まぁ、様々な施策と同様に、知識と現実を付き合わせた上で、 最良のものを偉ぶってことだ。 僕自身は…コメント受付はしておいて、表示は許可制、 というんでも、十二分に役割は果たしたんじゃないかなぁ、とは思う。 要するに、読者からのお便り(=コメント)に、レスを付けて掲載する、みたいな感じだ。 『都合のいいコメントばっかり選びやがって』 という揶揄、いやむしろ、それに対するチェック機能がなくアンフェア、 そういうこともあるかもしれないけれども、 コメントが機能するかしないかで言えば、する方が断然いいわけなので、 選択肢としてはありだったんじゃないかなぁ、と思う。 まぁとにもかくにも、 猫も杓子もブログ開設の時代は終わって、 まぁブログでもやってます、という時代に入っていると思うんだが、 (時々その辺読めてない企業があって、大々的にブログ開設を打ってたりしてビックリするが) コラムニストでも、成功してる人と、そうでない人とがいる。 西さんみたいに、本業のこぼれ話、むしろ本業のドラフトみたいな感じの人もいれば、 プライベート中心の人もいるわけで、 要は、その人が何をしてる人であろうと、何を書いてもいいわけだ。 後輩がご飯を残すのを、毎日毎日記録してるひともいるくらいだし。 はっきり言って、ブログ、ブログ言い過ぎだと思うのよね。 そんなもん、コラムの一つの形であって、それが何を使ってだろうとどうだって良いんだから。 まぁでも、とにもかくにも、 無用に、神経をすり減らすことが無くなるのはいいことじゃないかな、と思う。 トラックバックが残ったと言うことは、 (このエントリはともかく)有意義な意見、積極的な意見を持つ人は、 きっと、pingを打つでしょう。 ああいうところに打つと、えらいことになる(=予想外に訪問者が増えてしまう)から、 中途半端には打てないし。 (とはいえ、まぁせっかくだから、打ってみますか。…どうなることやら) ブログのコラムに対する利点は、多分、速報性。 インタラクティブなとこは、言うたら後付機能なので。 それと、自分のキャラクタをよりはっきりさせられること。 (または、別のキャラクタを装えること) コラムは、なかなか一堂に集めて時系列に沿って並べるとか出来ないからね。 まぁそんなわけで、今後も、個性的な何かを、 創作していって欲しいものであります。 『ブログとは何か』『どうすべきか』とかいう、死んだ方が良いことを言い出さなければ、 きっと面白いものを作り出せる気がするんだがなぁ。 若干、頭は固いけど、感性は面白そうなので。 さてさて。

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