【読書感想文】 Sports Graphic Number 812 「日本サッカー総力特集 ロンドン五輪代表と考える男と女の未来図。」

読書感想文というか、吉田に対する応援メッセージというか。オリンピックが始まる前にも思ってましたし、オリンピック予選スペイン戦のUstreamでも言っていましたが、オリンピックのサッカー男子で一番期待していたのは吉田でした。なんでしょう、南アフリカW杯での中澤・闘莉王のDFコンビから吉田と今野のコンビに世代交代して以来、吉田はとても気弱で自信なさげで控えめに言っても信頼できない感じでしたが…でもまだ24歳なんですよね。しかも8/24になったばかり。すげー若い。んで、ヨーロッパに移籍してからは組み立て能力を開花させたり、チーム事情もあってかキャプテンシーを発揮するようになったり、途端にパワーアップしていて。そんな吉田を見るのが楽しみになっていたんです。いつの間にか。 で、「チームを引っ張る存在になりたい」といって臨んだオリンピック。その言葉通り、チームをまとめ、引っ張った1ヶ月でしたが、もうね、本当に頼もしい存在になりました。最初に注目したきっかけは単純に若い頃の大泉洋にそっくりだった(サイコロ1の頃ね)からだったんですけど、それにしてももうそんな感じではなくなりましたね。凄く頼もしくなった。先日のイラク戦は後半から見ることが出来ましたが、もうね、まったく心配なく任せられました。変わったのは吉田なのか僕なのか両方なのか解りませんが、とても。

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オリンピックで少し嬉しいこと(【読書感想文】 Sports Graphic Number ロンドン五輪特別編集)

僕が特別に感想を書く必要もないほど印象的だったロンドンオリンピック。その熱そのままにNumberの「ロンドン五輪特別号」も素晴らしい出来で、Amazonで即売り切れも解ります。売り切れてんだったら読書感想文書いても仕方ないでしょ(アフィリエイトにならない)というのもあるけど、まぁその辺は。アフィリエイトありきで感想文書いてるわけじゃないですからね(実際このサイト経由で売れる本なんでごくわずか)。 そうそう、オリンピックで少し嬉しいこと。

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【読書感想文】ZUN / 東方求聞口授 ~ Symposium of Post-mysticism.

「東方求聞史紀」以来の公式設定資料。 まー考えてみればシューティングゲームの「弾幕を出すだけの障害物」(ZUNさん談/あとがき)に詳細な設定がありしかもそれが出版されるというのは少々異常なことではあるのだけれど、それだけ個性があり「色んなバックボーンがある」(ZUNさん談/あとがき)ということなんでしょう。僕らはゲームに同梱されたテキストファイルや、ゲーム中のわずかなセリフを頼りにキャラクターの個性を想像し妄想していくだけですけれど、その当たり外れの差こそあれ、僕らが妄想しているような奥行きが各キャラクターに生まれているという事実がとっても嬉しかったり。東方Projectは作品を重ねるごとにキャラクターの数が増え、そのキャラクター数が新参者にとっての最初のハードルだったりするのですが(少なくとも僕はそれで敬遠してた)、それでも1人知り2人知り、お気に入りのキャラクターが出来ると世界観がぶわっと見えてくるこの感じは、キャラクターそれぞれが絡み合っていること、そして多分どこかに「幻想郷」があることの証明かなあなんて思いながら読みました。 以下、ネタバレ含みます。

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