「このページに書かれてることは、全部必要なことやねん!」と担当者は強く言った

07_01.gif 引き続き、Web関連のお仕事のお話です。 5月下旬にコンサルタントが交代しました。プロジェクトが遅れたり、売上が落ちたりすればまあ色々起こります。んで、そのコンサルタントの提案で、自社サイトのリリースを急ぐのと並行して現在メインの売り上げになっている楽天市場の改善をしていこうという話になり、まあ全社を挙げてのミーティング(といっても参加しているのは8人ですが)の議題になってたりするわけです。 先週のミーティングで既存のページの問題点や改善点が上げられ、検討されました。その結果をベースにしてコンサルタントの方がひな形を用意して情報の取捨選択を進めたのが今週です。楽天市場によくあるページ……以上に縦に長く、混乱を極めているのが我が社のページなので、僕としても情報を削除したり、他のページに移動したりすることは必要だと感じていますし、先週の話でそう決まったはずでした。 で、今週、様々な情報を削除してシンプルに商品の良いところをアピールしていこうとなった流れで、通販の責任者が言ったのが表題のセリフでした。「お客様の色んな声をまとめて解りやすいように必要なことをだけをまとめたのがこれなんや!」「だからこの中に削除して良いものなんか1つも無い!」と。 ま、現場責任者としてはそうなるよねー。

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進捗どうですか(3)

スーパーフラット なんとかかんとか、デザイナーからページデータが納品されまして、そのクオリティを前提に工程表を再構成してリリース日は8/2と決めて作業を開始した矢先、今度は創業時に関わっていたというコンサルタント(元々はグラフィックデザイナー)の方が登場。肩書きとしてコンサルタントを名乗っているだけあって現在契約してるデザイナーの人よりずっとWebビジネスのことがわかっているように思えますが、この一連のシリーズで最も影響のある決定は下記。 コンサルタント「自社サイトについてはもう一度ゼロから検討し直しましょう」 えっ。なにそれこわい。 「ゼロから」というのはあくまで景気づけの言葉遣いであって、実際には特定のページの構成と細かい部分のUI、サイト全体の意匠(主にグラフィック的な意味で)を、デザイナー丸投げじゃなくてちゃんとコンセプトを詰める工程を経た上で決定しようという感じですが、デザイナーのデザイン案ベースでコーディングしていた僕にとっては「マジかよ」という話でもありまして、工程表は変更を諦め掛けるほどの変更が加えられる羽目になったのでした。でしたっていうかまだやってないけど。 まあ、エンジニア/デザイナ的な視点で言うのであれば、きちんとコンセプトを固め直し、それに沿ったデザインを行うのは合理的な決断だと思うので、特別反対はしていませんが、それでも当初予定のリリース日(8/2)はクリアしますってのはほんとかいなというのもあり。それでも出来るだけの準備はしておいて、新デザイン案が上がってきたときに超高速でコーディングして落とし込まなくてはいけないので、まあね。やることはあるのですけど。 なんかもう、進捗とかいう話じゃなくなってきたわーどうするんだよこれ。 あと、結局役に立たなかったデザイナーに費やしたこのプロジェクトの1年10ヶ月、なんだったんだろうな。

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進捗どうですか(2)

燃えてます 仕事を精査してみたらば手付けてないところが出てくるわ出てくるわ。完成した工程表によると、パートタイムな僕の作業時間が限られている(週16時間程度)こともあって、リリースにはたっぷり3ヶ月掛かることがわかりました。「出来ました」って言ってたショッピングカートの設定も、契約して初期設定してヘッダーとフッターにテンプレートをコピペしただけで、メールテンプレートの整備とか「実際に使うための設定」は全く手つかず。 どうなんでしょう、こういう仕事ってあるんでしょうか?実力が届かなくて成熟したソースコードとは言えないけどやりたいことはわかる……みたいでもなし完全に諦めちゃってる感。周りにこういう仕事をする人がいないので、不思議でしょうがないんですよね。頑張った形跡すら見えないってどうなんだろうと。こいつ、ほんとに何なんだろう。 仕様に関しては、2ヶ月くらい前に見せられたデザイン案(Fireworks作業ファイル)がぺらりと送られてきました。これでヘッダーとフッターとサイドバー作ってくれということみたい。まあ作りますけど、別に難しい仕事でもないし、ただお前それじゃ何やってたんだよというのはどうしても。 しかもこのデザイン案はまだ作りかけで、バナーの半分はデザインすら用意出来てないので、工程表に則って締切切って追加で納品するよう要請。返信は「了解しました!ありがとうございます!」だったんだけど、それ以来音沙汰無しで送ってきやしねえ。毎日督促で仕事が始まり、督促で仕事が終わります。本当にありがとうございます。 ちなみに……作業自体は存外に順調に進んでいます。WordPressのカスタムテーマをイチから作る羽目になってますけど、デザインはもう出来てるわけだし悩むところは特になし。たんたんと設定して作っての繰り返し。WordPressを本格的に触るの初めてですけど、ドキュメントは充実してるし、ブログ記事もいっぱい引っかかるし、困ったらソース見りゃ良いし、難しいことは別にないです。 やっぱり問題というかリスクは、「デザイン待ち」になる部分がまだかなり残されてることなんだよなあ。どうしよう。そろそろ他の未デザイン部分の納品も督促しないといけないんだけど、進捗どうなってます?

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Web制作のトレンドとか

すっかり忘れてましたけど、このブログをレスポンシブにする予定だったんでした。iPhoneで自分のブログを見ると文字が小さすぎてイライラしてたので(本文部分をダブルタップすれば拡大はするのですけど)。レスポンシブは「1日1ニコ」などで試したのち、こちらでも実践する予定だったんですけど、技術以外の仕事が忙しくなってしまっていつのまにか随分経っちゃった。どれくらい忘れてたかというと、「レスポンシブ」が今もトレンドなのかどうかもわからないくらいに忘れてた。2014年、2015年のトレンドってどうだったの?どうなっていくの? 仕方ないので検索したことないワードで検索してこの辺読んでみた。 2015年これからのWeb制作業界の流れ、伸ばしておきたいスキル、Webデザインのトレンドなどのまとめ | コリス 2014年を総まとめ! WEB制作トレンド・ベスト10 【前編】 | インバウンドサイトのエムハンド 2014年を総まとめ! WEB制作トレンド・ベスト10 【後編】 | インバウンドサイトのエムハンド Web制作者が捗る!知識が増える2014年トレンドまとめ | コムテブログ 最後のは主にデザイントレンドなので今回は違うけど、とりあえずスマホのおかげでレスポンシブがさらに推し進められていることと、Webフォントが軌道に乗ったことあたりは2015年もまだまだ通用するようなので、まあそれで行こうかなと。制作ノウハウだとかUIやデザインの流行まで行くと変わってることもだいぶあるだろうけど、ま、僕が僕のために作るだけだし、だいたい「feedpost」でやったことをそのままやれば大丈夫そう。Webフォントを使ったメニューのアイコン化とかも「feedpost」でやってるし。 レスポンシブかつグリッドな「Responsive Grid System」 【feedpost tips】 | mutter 「Webフォント」と「アイコンフォント」のススメ 【feedpost tips】 | mutter じゃあまあ、そのトレンドが今度こそ時代遅れにならないうちに、簡単にリニューアルでもしましょうかねえ。まずはモックアップを作るところからだけども。

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自らの声に酔う

やまもといちろうさんと湯浅誠さんの対談記事が面白かったので。

ネトウヨは、卒業することを知らない | 真のリベラルを探して | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

今の日本は、保守化、右派の影響力が高まっている。その背景には、韓国、中国への感情悪化だけでなく、リベラル、左派の魅力のなさ、ストーリーのなさがある。今の日本のリベラルに、欠けているものは何か、どうすれば国民の心をつかむことができるのか。社会活動家として最前線で戦ってきた湯浅誠氏が、論客との対談を通じて、「真のリベラル」の姿を探る。3人目の今回は、「純粋なる保守主義者」であり、ネット上の最強の論客として知られる、やまもといちろう氏との異色対談。

読んだ人の持っている考え方によって感じることは色々あるだろうけれど、ネトウヨであれ反原発であれ、自らに不足している部分や不安を補償する形で、情熱を持って政治的な何かに取り組んでいる人は、自らはその意識が低くむしろ真面目にそれこそが正しいと信じて行動しているために、そこから抜け出すことはないというのが全体の主旨。まあそうかな。文中で「尊皇攘夷」が例としてあげられていたけど、そういうのって昔からあることだからねえ。「有権者の2%程度」というのも昔から大体そんなもんなんでしょう。 ネトウヨや反原発に対しては、人によってイデオロギーというか思いや考え方があると思うのでここでは特に何も述べないけれど、文中にあったこの表現に「ですよねー」と思ったのでした。

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【メモ】 callbackで「#_=_」が付いて来てしまう件への対応

このスクリプトだと引数が落ちてしまうようです。それに対応したのがこちら (続き) 【メモ】 callbackで「#_=_」が付いて来てしまう件への対応 | mutter
どういう理屈なのか解りませんが、OAuthで認証したあとのcallbackのURLの末尾に「#_=_」が付いて来てしまうことがあるようです。検索した限りではFacebookがそういう仕様のようで、Tumblrも同じような仕様です。多分、サービス側に何らかの理由があってこうなっているんだとは思うのですが、受け取る側からするとちょっと不都合があります。 例えば、
http://hoge.com/return
というURLをcallbackに指定してリクエストを投げた場合、こんな感じで返ってきます。
http://hoge.com/return?oauth_token=xxx&oauth_verifier=yyy#_=_
んで、何らかの処理をしてサイトのトップページにリダイレクトをしてやると(例はSymfony)、
$this->redirect('hoge/index')
URLはこうなってしまいます。
http://hoge.com/#_=_
本当はこうしたいのに。
http://hoge.com
もしかしたらフレームワーク側で対処出来るのかも知れませんし、ブラウザの設定なのかも知れませんが、検索して情報を収集してみた結果「JavaScriptでアドホックな対応」というのがポピュラーなようなので、とりあえずそれに従うことにしました。

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