・「ほぼ日」をはじめたばかりのころから、
「断られる」ということについて、考えていました。
仮に、小笠原くんが、なにかを提案したとします。
もう一方の東野くんが、それを「断る」としましょう。
小笠原くんは、その「断られた」理由を説明してくれと、
東野くんに強く言う、とします。
このとき、東野くんは、小笠原くんに対して、
「断った」理由を説明する義務はないのです。
ぼくは、そう決めました。
よくわかんないけど「断った」とか、
うまく言えないけど「断りたかった」とか、
「断った」理由をあなたに言いたくないとか、
ぜんぶ、オッケーなのです。
それは、つまり、理由はわからないけれど、
小笠原くんの提案には、東野くんが賛成するだけの、
「なにか」がなかったのです。
あーなんかその発想はなかったな。目から鱗。
続く文章も。
「断られる」ことを考えに入れたプロポーズとは、
相手の自由を大事にすることだと思っています。
「相手を自由にさせすぎていたら、成立しない」
なんていう場合は、成立しないほうがいいくらいです。
ぼくは、そういうふうに思ってやってきました。
だから逆に、わりと「断る」ことも自由にしています。
カジュアルに断ることで、カジュアルに提案し、またカジュアルに受諾できるという好循環を生むのかな。
確かに、仕事でもプライベートでも、
- 「頼んだらやってくれるはず」
- 「少なくとも前向きには検討してくれるはず」
という心づもりでプロポーズすることは多くて、その分、断られると感情的になってしまうとことがあるかも。
まぁそんで「なぜ断るのか」の説明を求めるんだけど、別に理由を聞いても大して良いことなんか無くて、
あるとすれば自分の気持ちが多少は落ち着くだけと言うね。
そんなことしてないで、次案を考えればいいのにね。
感情的な部分が大きいので、そうだよねと思ってすぐにそうはなれないけれど、
何か大事なことを読んだ気がしました。そうだよね。
あと、糸井さんの凄いところは、合ってるかも知れないし間違ってるかも知れないけど、
自分がよいと思うことを、
ぼくは、そう決めました。
と決めて実行していくところだなぁと改めて。
間違ってるかも知れないから決めない、というのが世の中多すぎて、
だから間違っても後戻りできないことが多いんだけど、
それでもとにかく決めてしまえば、その先を見ることも、また止めることも出来るんだよね。
そうかそうか。
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