【ドル円】緩やかに「ドル安」が進行中。「円高」ではないらしい(執筆時点で1ドル103円29銭)
混沌を極める4年に1回のエンターテイメント「アメリカ大統領選挙」もどうやらバイデン勝利で収まりつつあり、今後のアメリカの動きひいては世界の動きが気になるところですが、そん中、外国為替的にはゆるーくドル安が進行しています。でもこれ、円高っていわけじゃないらしいです。どゆこと?
混沌を極める4年に1回のエンターテイメント「アメリカ大統領選挙」もどうやらバイデン勝利で収まりつつあり、今後のアメリカの動きひいては世界の動きが気になるところですが、そん中、外国為替的にはゆるーくドル安が進行しています。でもこれ、円高っていわけじゃないらしいです。どゆこと?
世界全体が不景気に突き進み先行き不透明な昨今、為替相場もどんな陰鬱なことになっているのだろうと思って久しぶりに覗いてみましたが、さすが「相対的」な存在である為替相場、こっちも向こうも苦しいならちょうど良いところでバランスするということなのか、大きく値が動いた3月以降は割と安定しているように見えます。
日本とアメリカの金利差が縮まると円高に、広がると円安にというのが一般的な話で、実際昨年7月に引き下げられるまで段階的に引き上げられていたアメリカの政策金利のおかげで直近の7年あまり円安になっていたという側面があります(それだけじゃないんでしょうが)。
普段は全く気にしていないくせに、大きな値動きがあると2週間遅れぐらいで気付いて慌てて記事を書いてる気がしますが、今回もまた前回と同じく大幅な値動きがあってしばらく経ってしまってますが、せっかくなので書いておきます。 ちなみに前回記事を書いたのは昨年の8/26でした。
[東京 14日 ロイター] – <09:04> ドル106.56円まで反落、関税延期で「問題さらに長期化」 海外市場で106.98円まで切り返したドルは、現在106.56円まで反落。特段の進展がない中、米国が突然表明した対中関税の発動延期は「ただ問題を長引かせるだけ」(外銀)と懸念する声が出ていた。 それでも前日にドルが105円割れ目前の水準から、107円目前まで2円弱買われたのは「最近の円高で多くの短期筋が円買いに傾いていたため」(トレーダー)。損失確定の円売りを誘発するストップロスを巻き込んでドルの上昇が勢いづいたようで、ドルの上値ではもう一度円買いポジションの構築を狙う向きが少なくないという。
〔マーケットアイ〕外為:ドル106.56円まで反落、関税延期で「問題さらに長期化」 – ロイター
ということらしいので、久しぶりに外国為替を見てみました。 ちなみに前回も円高のニュースがあったとき(2018年3月)で、その時の水準は1ドル106円43銭。任天堂、円高響き大幅減益=「スイッチ」は好調持続(時事通信) – Yahoo!ニュース
任天堂が30日発表した2019年4~6月期連結決算は、純利益が前年同期比45.7%減と大幅減益となった。対ユーロを中心に、円高に伴う120億円の為替差損が発生したことが主因。研究開発費が前年同期に比べ10億円増えたことも、利益を押し下げた。 一方、主力の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」は好調を維持。売上高は2.4%増の1721億1100万円と増収を確保した。 スイッチは本体、ソフトともに堅調。特に6月発売のソフト「スーパーマリオメーカー2」の出足が好調だった。世界最大のゲーム市場である中国での販売時期については「未定」としている。
特に大きな理由は無いんですが、1年以上ぶりに外国為替を見てみたらば、1年前に比べて結構か円高になってました。いつの間に。1年前の記事では、
なんて言ってて、じゃあ実際どうだったかというとこの1年で今が一番円高でそれでも106円なので、予想は大きく外れましたねという感じです。まあそんなもんだよね。 トランプ大統領の言動がかなりアレなのは相変わらずですが、2017年中乱高下を繰り返しながらトータルでは安定していたのに、2018年に入ってから一気に円高が進んできているのが気になるところです。保護貿易政策を前面に出しつつある昨今のアメリカですが、かつての日米貿易摩擦の時のように円高に向かうんでしょうか。 ちなみにここ最近の相場の動きについてロイターでは、こんな観測です。【ドル円】 トランプ大統領の様子をうかがいつつのドル高(執筆時点で113円32銭) | mutter
適正相場は100円から105円と見る向きもあって、その辺までは行くのかなあ。
筆者(みずほ証券・投資情報部のチーフFXストラテジスト鈴木健吾氏)的には円安になると思うんだけどなーでもなぜか、なかなかそうならなくてむしろ円高に向かってるんだよなーおっかしいなーて感じでしょうか。プロがわからないんじゃ我々素人にわかるわけない(笑) どうなることやら。コラム:「円安の春」来るか、目先のチェックポイント=鈴木健吾氏
目先は引き続き一方的で急激なドル安円高の可能性に警戒が必要だが、4―6月期にはこの下落トレンドも反転に向かうだろうと考えている。 本来、通貨の値動きは経済のファンダメンタルズや金融政策などを反映する傾向が強いが、足元のドル円相場はトランプ政権に対する警戒感やテクニカル的なトレンドなどを背景に、どこまでドル安円高が進むのか試したいといったセンチメントが強い状況だ。何らかのきっかけでテクニカル的な心理的節目とされる105.00円を下抜けば、次の心理的節目である100.00円程度まで急激な下落を示現する可能性も十分に考えられ、こうした目先のチェックポイントには注意が必要だ。 ただ、ドル円の下落も年初からの約2カ月強で7%を超える水準に達する中、このペースでのドル安円高が継続するとも思えない。加えて、1ドル=100円といった円高となれば国内経済への悪影響がファンダメンタルズを通じて円を押し下げるだろう。
先日、ドナルド・トランプアメリカ大統領が就任しまして、それと前後して為替相場も大きく動きました。トランプ大統領の施策を反映したもので、基本的には「ドル高」基調。で、年末年始、118円くらいまで行ったんですが、トランプ大統領が口先介入するじゃないのってことでこのところ少し戻して、今は113円です。
適正相場は100円から105円と見る向きもあって、その辺までは行くのかなあ。ドル試算は今のうちに円に替えておいた方が良いのかも。ドルがトランプ氏発言で全面安、ポンドは急反発=NY市場 | ロイター
終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが全面安となった。トランプ次期米大統領が前週末、ドル高/人民元安に強い懸念を表明したことが影響した。 (中略) トランプ氏はウォールストリート・ジャーナル紙のインタビューで、米企業は「(中国)と競争できない。なぜならドルが強く、われわれは死にそうな目にあっているからだ」と述べた。 このところ市場では、ドルの上昇に一服感が広がっていた。クレディ・アグリコルのFXストラテジスト、バシリ・セレブリアコフ氏は、こうした中でトランプ氏の発言がドルの調整トレンドを一層強めたと分析した。
トランプ大統領が口先介入すると…=「ノーガード」の日本を直撃、円が急騰?(窪園博俊) – 個人 – Yahoo!ニュース
為替の適正水準(いわゆる購買力平価)を導き出すのは難しいが、一般的には「100から105円の間ではないか」(大手機関投資家)とされる。110円を割り込んだぐらいで介入すると、トランプ政権から為替の不当操作と認定され、強い制裁措置を受けかねない。従って、「100円を大幅に割り込む水準まで為替介入は封印されるのだろう」(外資系金融機関)との見方が支配的だ。