【速報】【ドル円】 一転して円高に、今夜は115円台?(執筆時点で1ドル116円37銭) 【定点観測】

ドル円 2014/12/16 というわけで、衆議院選挙の結果を受けまして(どういう理由か知らないけど)外国為替相場は円高に触れております。一応、「中長期的な円安の流れは変わらない」ってことなんですけどどうなることやら。これだけ急激に上下すると、海外と取引のある会社は資金の確保に苦労してそうです。最近お世話になっている会社では、一応先を見越して、外貨を確保したりするみたいなんですけど、確保した後で円高になったらそれはそれで損だからなあ。難しい。

BUZZ-〔外為マーケットアイ〕ドル4週間ぶり116円台に下落、リスクオフの流れ続く | 外国為替 | Reuters

ドル/円は116.65円付近。急激な原油安に端を発したリスクオフの地合いが継続し、ドルは4週間ぶりに116円台に下落した。ロシア株が約10%と大幅下落する中、欧州主要国の株価が弱含んで推移している。ドルは下落幅を広げ、一時116.55円まで落ち込んだ。 市場では「どれほど調整局面が続くかは、まだ見極めが必要」(国内金融機関)との慎重な見方が多い一方、115円付近では国内投資家の買い意欲が観測されるとして「サポートになり得る」(別の国内金融機関)との声も出ていた。

「リスクオフ」ってのは、

リスクオフとは|金融経済用語集

リスクオフは、株式やコモディティ、高金利通貨など、リスクの高い資産を避け、国債や短期金融商品など相対的に安全と思われる資産に資金を移すことをいう。

ということらしいので、このところ進んでいた傾向を一旦少し戻して一服みたいな感じなのかな。日本経済の状態から見て、「リスクの低い円を買う」ということでは無いように思えるし。 ちなみにこの原油安、日本では税金の高さも相まっていまいちピンときませんけど、産油国では経済に打撃を与えるほどのインパクトになっていて、例えばロシアでは通貨が今年初めに比べて半分に下落しているそうです。

逆オイルショック:資源国通貨が総崩れ 世界経済に懸念 – 毎日新聞

国際原油価格が夏場以降5割近く急落する中で、資源輸出に依存する新興国の通貨が急落している。ロシア・ルーブルの価値は年初以来、対ドルでほぼ半減。南米、アフリカでも今年の通貨下落率が2ケタに達する資源国が続出するなど、「逆オイルショック」とも言える様相だ。

ロシアの他、メキシコ、ブラジル、ナイジェリア、ノルウェー、オーストラリアなどの通貨も売られていて、資源国の通貨が総崩れに。なぜこのタイミングで原油価格が下落しているのかイマイチよくわかりませんが(日米欧の景気減速、シェールガスなどあるらしい)、どこかの誰かの決定が回り回って極東の中小企業の明日の資金繰りに繋がってるわけで、世界経済って面白いなあ(怖いなあ)と思う次第です。もちろん、だからといって何か出来るわけじゃなく、それに粛々と対応してナントカ乗り越えるしか無いんですけれど。 来週、年明け、どうなっているんだろうなあ。

続きを読む

【速報】【ドル円】 円安続く……121円台(執筆時点で1ドル121円30銭) 【定点観測】

ドル円 2014/12/06 昨日に引き続き、円安が止まりません。120円台を超えてついに121円台に。

NY市場 1ドル=121円台に NHKニュース

5日のニューヨーク外国為替市場はこの日発表されたアメリカの先月の雇用統計が市場の予想を大きく上回り、景気の先行きに対する強気な見方が広がったことからドルを買って円を売る動きが加速し、円相場は、1ドル=121円台まで値下がりしました。 5日のニューヨーク外国為替市場はこの日発表されたアメリカの先月の雇用統計で農業分野以外の就業者の数が市場の予想を大きく上回ったことから景気の先行きに対する強気な見方が広がりました。 このため、ドルを買って円を売る動きが加速し円相場は、1ドル=121円台前半まで値下がりしました。 市場関係者は、「雇用統計の結果を受けてアメリカの長期金利が上昇したこともドルが買われる要因になっている」と話しています。

色々と要因はあるのですが現時点での材料について超簡単に言うと、「日本に比べてアメリカの経済が好調→円を売ってドルを買う」ってことです。もちろん直接的には金融緩和の差のせいなんですけど、そうなる理由は結局、経済の調子のサナので、まあそういうことです。日本は消費税増税を延期したので財政改革が遅れて売り、仮に消費税を増税していたら経済に影響があるのでやっぱり売り。どっちにしても円安しか無いわけで、そりゃ下がりますよねえ。ま、後からだったら何とでも言えるんですけど。 円高に関しては「これ以上の水準は危険」とかなんとかいう話が割と素早く出てくるのに、円安の方はあまりその手の話が出てきません。なんででしょうかね?どの辺でどんな効果があるのか、僕にはよくわかりませんが、こういう話題も出ている以上、何らかの対策……できるだけソフトな値動きにできるような対策をすべきじゃないのかなと思い始めています。

2倍の速度で進む円安、前回円高時に比べ関連倒産件数は3倍超 | マネーニュース | 外国為替 | Reuters

帝国データバンク東京支社情報部の内藤修氏は「円高でも円安でも倒産は発生するが、倒産が増えるのは為替変動が速い場合だ。企業に対応する時間がないためとみられる。為替の影響は通常、3─6カ月遅れて倒産に表れてくる。足元の円安による関連倒産は年明け以降、本格的に出てきそうだ」と警戒する。 今回の円安倒産は、負債総額でみれば累計で1兆9486億円とまだ小さく、1件当たりの負債総額は約45億円と円高倒産の372億円の8分の1以下だ。しかし、件数では、円安を原因とした企業倒産は13年が130件、今年が11月までで301件と急増。円高倒産がピークだったのは11年の85件であり、件数では3倍以上の規模となっている。

続きを読む

【速報】【ドル円】 7年4ヶ月ぶりに一時120円台(執筆時点で1ドル119円81銭) 【定点観測】

ドル円 2014/12/05 というわけで、しばらく膠着だったドル円ですがついに120円台に到達しました。

〔NY外為〕円、119円台後半=一時7年4カ月ぶりに120円台(4日朝) (時事通信) – Yahoo!ニュース BUSINESS

【ニューヨーク時事】4日午前のニューヨーク外国為替市場の円相場は、投機的な円売り・ドル買いが進み、一時120円20銭付近と、2007年7月下旬以来7年4カ月ぶりに120円台を付けた。その後は翌5日の米雇用統計を控えて様子見ムードが広がり、円は下げ幅を圧縮、小動きとなっている。午前9時半現在は1ドル=119円70~80銭と、前日午後5時(119円74~84銭)比04銭の円高・ドル安。  120円の大台を前に急速に円売り・ドル買いが進行した。市場関係者によると「特に何も材料はなかった。ECB理事会などが終わった後の投機的な動き」(邦銀筋)だという。

マジか……材料なしでこんなんなるほど敏感になってるってことなの?確かに値が大きく動けば動くほど利益幅も大きくなるけど、でもこれ以上はちょっとさすがに家計に響くよね。電気代とかガス代とか。やばい。原油は値下がり傾向だそうだけど、円安で相殺されてるとか。うーむ。 今までの根拠の無い円高がおかしかったんだといわれればまあそうなんだけど。 まだまだ円安に進むのかなあ

続きを読む

【ドル円】 さらにどんどん円安(驚愕)(執筆時点で1ドル118円23銭) 【定点観測】

ドル円 2014/11/20 マジかー。さすがに笑えないですね。やばいんじゃねこれ。

ドル一時118円台、FOMC議事要旨受け=NY市場 | マネーニュース | 外国為替 | Reuters

[ニューヨーク 19日 ロイター] – 19日のニューヨーク外為市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録要旨発表を受け、一時ドルが対円で7年ぶりの高値水準となる118円台に乗せた。議事要旨の内容に米景気拡大の見通しを変えるような驚きはなく、日米の金融政策の方向性の違いから日米金利差が拡大するとの観測がドルの後押し要因となった。 また6年半ぶり高水準となった米10月住宅許可件数もドルを支えた。 ドル/円JPY=は議事要旨発表後一時下げたが、ほどなく切り返して118円台に上昇、終盤も118.00円を挟んでの取引となっている。

てっきり「消費税増税1年半延期」→「日本の財政再建遅れ」→「円売り」みたいな流れかと思ってたけど、どうやら日米の景気の差が今後もしばらく金利差縮小に向かわないという見通しからの円売り、ということみたいですね。さすがに国内事情だけではここまで進まないかー…… 昨日の記事ではこんな感じ。

東京外為市場・午後3時=ドル117円前半で堅調、日銀総裁会見に注目 | 外国為替 | Reuters

ドルは朝方から116円後半で底堅く推移。日経平均がプラス圏で寄り付くと、一時 7年1カ月ぶりの高値117.24円まで上伸した。7─9月期国内総生産(GDP)や 首相の増税延期、衆院解散の表明といった「噂で買って事実で売る」ようなイベントを通 過してもドル売りの流れが大して強まらなかったとして「ドルの底堅さが再認識され、買 い戻しの動きが出ている」(国内証券)との指摘があった。 仲値公示を挟んで、日経平均株価がプラス幅を縮小すると、ドルも弱含んだ。輸出企 業の売りも散見されたとされ、一時116.89円まで下押しされた。ただ、短期筋のド ル買い意欲は継続しており、午後2時にかけてはじり高の展開に。午前につけた高値を更 新し、117.42円まで買い進まれた。 日銀はこの日の金融政策決定会合で、前回10月31日の追加緩和で決めた政策の維 持を賛成8・反対1の賛成多数で決めた。ドル/円は発表直後に利食いが入ったが、現状 維持は予想通りだったことから、下げは限定的だった。 市場では、黒田日銀総裁の会見に注目が集まっている。総裁は前回決定会合後の会見 で、消費税率引き上げを前提にして金融政策を運営しているとし、その後もデフレ脱却に 向けてやれることは何でもやると述べていたが、昨日、安倍晋三首相が増税延期を表明し た。日銀と政権の方針の整合性について、総裁からどのような説明があるかなどに関心が 寄せられている。

どこまで行くんだこれ。これもうわかんねぇな

続きを読む

【ドル円】 円安止まらないなあ(執筆時点で1ドル115円81銭) 【定点観測】

ドル円 2014/11/12 円安が止まりません。

ドルは対円で7年ぶり高値、消費増税延期の見方で | マネーニュース | 外国為替 | Reuters

11日のニューヨーク外為市場では、ドルが円に対して7年ぶりの高値に上昇した。日本の安倍首相が消費増税延期を決断するかもしれないとの見方が浮上、市場がリスク選好に転じ、日本株の上昇に伴い安全資産として認識されている円が売られた。 政府の債務削減を目的に4月に実施された消費増税で景気は腰折れしており、安倍首相は解散総選挙で消費増税先送りの信を問うのではとの公算が大きくなった。 ドル/円JPY=は2007年10月以来の高値となる116.09円に上値を拡大。終盤は戻して0.6%高の115.29円。今年に入り、すでに10%の上昇となっている。

基本的には「消費税増税が見送られる公算が高まり日本の財政再建が遅れる → 円売り」という流れみたいですが、全体の構図としてはこういうコメントもあって、投機的な意味でも円安を止められないというのが現在の状況のようです(強調は引用者)。わーお。

BUZZ-〔外為マーケットアイ〕ドル一時116円台、「悪い円安」を危惧する声も | 外国為替 | Reuters

ドルは115.81円付近。早朝の取引でドルは一時116.01円付近まで上昇した。116円付近では利益確定売りも流入し、目下弱含んでいるが、短期筋の間では押し目買いスタンスが主流だという。 前日の海外市場では、米国市場がベテランズデーでほぼ取引が無いなか、ドルが116.11円まで上昇し、2007年10月18日以来、7年1カ月ぶり高値を付けた。 前日の円売りは、「消費税先送り観測の浮上で、(日本の)財政再建が遅れるので円売り、という講釈のようだが、今のマーケットは理屈が後から付いてくるのが特徴」(外為アナリスト)だとされ、理由はどうあれ、短期筋は、「株を買って円を売っていれば儲かるからそうする」(同)のだという。

長期にわたる円高に対応するために生産拠点を分散するなどした結果、現在の日本は円安でもそれほど好影響を受けないといわれていて、でも円安になればその分輸入品の物価が上がるわけで、「給与増えないけど物価上がる」的な状況も現実味が出てきました。とはいえ、「これくらいが適正水準」てのがあったにせよ、そこに相場を固定出来るくらいなら苦労してないわけで……メリットの方を見ながらやってくしかないんでしょうかね。 ちなみに日本の政治面で言うと、解散総選挙が決まったっぽいです。

「来月14日投開票」準備…自公、関係者に指示 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

自民、公明両党は11日、衆院選の日程について、「12月2日公示・14日投開票」を想定し、選挙準備に入った。  安倍首相は一連の外交日程を終えて17日に帰国し、早ければ数日中に、2015年10月からの消費税率の10%への引き上げの可否を決めるとみられる。引き上げが困難と判断した場合には、衆院解散に踏み切る構えだ。  公明党執行部の1人は11日、地方幹部に電話し、「『12月2日公示・14日投開票』で態勢を組んでいく」と伝えた。同党の支持母体・創価学会も11日、地方幹部を集めた会議を開き、同様の日程で選挙支援準備に入るよう指示した。  これに先立ち、公明党の山口代表は11日、国会内で開いた幹部会合で、「早ければ年内に(衆院選を行う)というシナリオがあるから、対応できるような構えをとっていきたい」と述べた。

「消費税引き上げ困難 → 解散総選挙」ってのが大義名分として成立するのかよく分かんないですが、まあ最近は内閣支持率も下がってきたことですし、その辺はっきりさせておくのは良いかもしれないですね。つっても野党が弱すぎて結局自公大勝利になるんでしょうけど……

続きを読む

【ドル円】 さらに円安一時114円台(執筆時点で1ドル113円45銭) 【定点観測】

ドル円 2014/11/04

NY市場 円安進み一時114円台に NHKニュース

日のニューヨーク外国為替市場は、先週末に日銀が追加の金融緩和に踏み切ったことで金利の低下が促される円を売る一方で、アメリカの量的緩和政策の終了によって今後、金利の上昇が見込まれるドルを買う動きが続きました。 さらにこの日、アメリカで発表された製造業に関する経済指標が市場の予想よりよく、景気の先行きへの期待感からドルを買う動きが加速した結果、円相場は一時、およそ6年10か月ぶりに1ドル=114円台を超え、114円21銭まで値下がりしました。 市場関係者は「今週はアメリカで連邦議会の中間選挙が行われるほか、週末には雇用統計も発表されるため、その結果しだいではさらに円安が進む可能性がある」と話しています。

どこまで行っちゃうんでしょうかねえ。 こういうとき僕はいつもそうなんですけど、ていうか普通の人はみんなそうだと思うんですけど、「いやいやそのうちすぐに下げ止まるし折り返し地点はすぐそこにあって反発するんだよ」「だからより一層の値下げを当て込んで素人が外貨取引に手を出したら火傷するよな」「うんうん止めとこう」→「まだまだ下がってるやんけ!あんときドル買ってれば」ていう展開で、そしてドルを買ったときに限って値下がりする的な。 ていうか、ほんとこれ。

続きを読む

ドル円、遂に76円台に突入

76円75銭。 どういうことだってばよ…

米商務省が朝方発表した2011年第2四半期(4~6月)の実質GDP速報値は、季節調整済み年率換算で前期比1.3%増と市場予測を大幅に下回った。伸び率は2期連続で2%を割り込み、景気減速が鮮明になったことを嫌気して、一気にドル売り圧力が拡大。円は早い段階で77円台半ばから前半に急伸した。  市場ではもともと、米政府の債務上限引き上げ法案の下院での採決延期を受け、デフォルト(債務不履行)や米国債格下げに対する懸念が強かった。引き上げ期限の8月2日を控え、投資家のリスク回避姿勢が強まりドル売り圧力が高まっている半面、政府・日銀による介入への警戒感も根強く、中盤には76円台をうかがう動きが続いた。その後、週末を前にドルを手放して円を買う動きに弾みが付き、76円台に突入した。
 

続きを読む