自分用の包丁が欲しい

厨房100 飲食業に転じて4年、まだまだプロとは言いがたいけれど、最近「自分の包丁」があっても良いかなあと思い始めました。店で使っている店の包丁、自分で研いで自分で管理しているのですけど、使うのは当然自分だけではないので、雑な人が使うことであっという間に切れなくなったり欠けたりしてるんですよね。店の共有の包丁なので誰が使っても良いし、その結果としてそういうことになっても文句は言えないのだけど、それにしてもさすがにね。自分が仕事でベストを尽くすために、自分できちんと管理出来る包丁が欲しいなあ。 プロとしてどんな包丁を買うか?を考えると、候補はすごいたくさんあります。店では有次の包丁を使っている人が多く、それでもいいんですけど、自分は和洋中印いろいろ作るし、汎用性のある牛刀があれば大丈夫。そういう意味では別に有次でなくても良いなあと思いつつ、それなら、尊敬する調理長の包丁を真似よう!ということで、今欲しい包丁はこれ。 料理長が持っているのは、ハンドルがステンレスのこのモデルなのだけど、 全く同じモデルを買うのもなんなので。 自分にとって大体使いやすいサイズは21センチで、値段は14,900円。プロ向け包丁としては決して高くないはずだけど、これだけの包丁を買おうと思ったらまあね、ある程度は覚悟がいるよね。ちゃんと使うんだっていう。 近いうちに買いたいなあ。

ついでだけど、持ち運び用

これが便利かなー 下手に持ち運ぶと、職質されたときに面倒なので。

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料理人の喫煙について

イタリアンシェフ14

ちょっと思うところあって、しばらく料理人の喫煙について調べていました。統計的な書籍・文書はなさそうなので、あくまでネット上の声を拾ってみただけですが、現状としてはどんなことになっているのかについて。喫煙者は多いのか少ないのか、喫煙する場合にはどんな状況で喫煙しているのか、喫煙した場合に料理に影響はあるのか、料理人が喫煙していた場合の客側の印象は、など。

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【まかない】鶏肉と根菜の焼き飯 炊き込みご飯風【レシピ】

鶏肉と根菜の焼き飯 炊き込みご飯風 #今日のまかない #lunch #作りました 見かけたレシピをきっかけに適当に作ったけど、これすごい美味い。野菜たっぷり取れるし。自分で言うのもなんだけど。 昼の仕事があるときは毎日まかないを作っています。「なるべく同じメニューを作らない」ことを目標に、いろんな料理にトライするようにしているのですけど、結局はその時ある食材と時間的余裕に左右されてしまうので、その時の気分に任せつつ、クックパッドなども参考にしながら適当に作っています。つまり、再現性がすごい低いです。「あのときのあれどうやって作ったの?」と後から聞かれても正直覚えてない(笑) で、今日、おばさんから「この間の炊き込みご飯風、もう一回作ってほしい」とリクエストをもらったんですけど、案の定細かい味付けまで覚えてないので、うろ覚えを引っ張り出しながらレシピとしてメモしておこうかと。大丈夫かな。

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しめ鯖(2017年バージョン)

しめ鯖出来ました!美味そう! #dinner うひー。これは美味い!酢を出汁で割って漬け込んでみたけど、正解だ! 久しぶりに新鮮で美味しそうな鯖が安くてに入ったので、しめ鯖にしてみました。基本的な作り方はこちらを参考にしていますが、今回はちょっとアレンジ。それが予想以上に上手く行ったのでレシピとして残しておこうと思います。 しめ鯖の基本的な工程は以下の通りです。 各工程毎に分けて書いてみます。

  1. 鯖をおろす
  2. 両面に塩をして室温でしばらく置く
  3. 漬け込み液に漬け込む
  4. 漬け込み液から取り出して中骨を抜き、皮を引く

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【レシピ】 ガリのアレンジ料理 【まかない】

ガリ フードコードでまかないを作るのも僕の仕事なんですが、立地的に周りに店舗がなく、買って持って行かない限り、店内にある食材をなんとか駆使して料理せざるを得ません。うどんとか、かまぼことか、お揚げとか、玉ねぎとか、卵とか。これが結構ツラい。1日ならともかく何日も作るのは大変。というわけで、もちろん機会があれば食材を買って持って行きつつ、何か使えるものは無いか探している毎日なのですが、先日、そう言えばこれ全然使ってないってものを発見しました。それがガリ。 元々は、お寿司に付けていたものです。炙り寿司を温めて提供する際に横に添えるという目的で仕入れたのですが、そもそものお寿司にある程度ガリが付いていて、お寿司を半分ずつ提供するとか、そういうイレギュラーな状況がない限り使いません。メニューでも使わないし、完全にダメになるのを待っている状態……なんだけど、ガリって要するに「新生姜の甘酢漬け」なので保存が利くんですよね。全然ダメにならない。そして邪魔。 なんとかこのガリをまかないに使えないか……と思って頑張って作ってみたのがこちら。

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「みしまのとんすい」

先日、店で毎年恒例のくえ鍋コースのご予約があり、その準備をしているときに、「鍋の取り皿はみしまのとんすいでお願いします」といわれたんだけど、その「みしまのとんすい」がわからなくて頭の中がはてなだらけに。みしまと言えば三嶋亭だけど、とんすいって豚?三嶋亭は牛だよなとか、ものすごく見当違いのことが浮かんできて収集付かなくなっていたのだけど、説明を聞いたらどうやら、これのことらしい。 09_01.jpg え?と思ったんだけど、よくよく聞くと「みしまのとんすい」とは「三島の呑水」と書き、「三島」という柄の入った「呑水」という器のことらしい。つまり、この花柄が三島、端っこが持ち手みたいに上に伸びている形状の器が呑水。 な、なるほど?

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今日のだし巻き(2016/06/01)

仕事前、余裕あると思ってたらわりと時間がカツカツで、結構慌てて巻いたのですけど、割と良い出来。色が綺麗に仕上がっているのは、
  • 巻く合間にもきっちりとフライパンを熱しておく(ただし焼き色は付けないように、だし巻きがない部分だけを熱する)
  • 入れる玉子液の量を少し少なくして、入れてから巻き始めるまでの時間を短くする
  • 巻く回数を重ねる毎に、入れる玉子液の量は少なくなる。だし巻きが大きくなって、玉子液を入れられる場所が狭くなるため(大きなフライパンなら違うのかも)、同じ玉子液を入れても厚みがでて火が通りにくくなってしまう=焼き目が付く
といった当たりを意識出来たからかな。 とはいえ、よくよく見ると、1回1回の厚みとかムラが大きくて、表面から見ると綺麗だけど断面見るといまいちだったりして、まだまだ「出来た!」って言えるようなクオリティじゃないなあ。自信を持って「だし巻き巻けます」って言えるレベルになりたいなあと思ってるんだけど、1週間に1本じゃ、いつになることやら。

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だし巻きが上手く巻けるようになってきた | mutter

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だし巻きが上手く巻けるようになってきた

image 毎週水曜日にだし巻きを1本巻くことに決めて4ヶ月くらい。ようやく意図して上手く巻けるようになってきました。最初の頃は、上手く行くときもあれば上手く行かないときもある、なぜ上手く行かなかったのかよくわからないというような感じでしたが、今はだいたい理由がわかって、その通りに作れば上手く巻けます。 といってもまだ完璧なだし巻きは巻けてないんだけど。

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新しく買った「岩鋳 南部鉄 玉子焼 24-017」が良い感じ

このところずっと「毎週水曜日にだし巻きを巻く」と決めて、練習をしています。これまでは、同居人が持ってきた卵焼き用のフライパン(もともとはテフロン加工だったけれど見事にすべてはげ落ちて実質的に鉄フライパンになったもの)を使っていたのですが、こいつがなかなかに扱いづらいやつで、失敗することがよくありました。 失敗するのは自分の技量が足りないせいだとずっと思っていたのですけど、調べてみると、いいフライパンを買うと「もしかして自分は上手くなったんじゃないか?」と勘違いするほど上手に出来るようになるということだったので、思い切って新しいフライパンを買ってみることに。考えてみれば確かに今まで使っていたフライパンは熱の伝わり方にムラがあったし、温まるのにも時間が掛かって、途中で冷えてくっついてしまうことが、よくありました。大きさ的には扱いやすいサイズだったんですけど。 どんなフライパンを買うかについては、銅製のフライパンにするか、鋳鉄製にするかでかなり悩んだのですが、最終的にメンテナンスのしやすさと、何となく銅製は上級者向けのような気がしたのとで、鋳鉄製を選びました。鋳鉄に前から興味があったというのもありますし、良い機会かなと思って。難点は重いこと(1.1kg。銅製は765gなのでおよそ1.5倍)だったのですが、持ってみるとさほど気にならない。中華鍋のようによく振る場合はしんどそうですが、だし巻きを作るだけなら少し持つだけなので大丈夫。 ちなみに銅製ならこんなの。

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