戦略的歯みがきブレイク

作業場所が小売店舗近くで様々な職種の人間が同居する賑やかな事務所から、多くて3人までしかいない狭い事務所に変更になって以来、大体においては快適なのですけど、いくつかある問題のうちの1つに「喋らない」というのがあります。朝出勤してから帰るときまで、長いときで12時間くらい喋りません。そうするとどうなるかというとですね、まず喋れなくなります。スーパーで野菜を買って帰ろうと思って寄って、「10,000円でよろしいですか?」と聞かれてすぐに声が出てきません。パソコンじゃないですけど、喋る機能というヤツもしばらく使わないでいると待機モードに移行するみたいです。立ち上がりに若干のタイムラグがある。たかだか12時間でこの有様なんだから、「引きこもりになったら喋れなくなる」というのを聞いても「そうだろうなあ」と納得してしまいます。そうだろうなあ。 喋らない影響のもう一つは口が気持ち悪くなります。なんですかねえ…喋ってれば大丈夫なのかは定かではないのですけど、なんかねーずっと口閉じて黙ってると口の中が妙にねちゃりとするような。自分ではクサイかどうかまでは分かんないんですけどねえ……あからさまに不快。タバコは吸わないけれど、お昼ご飯食べてるし、珈琲も飲んでるし、そりゃ臭いはなにがしかするだろうなあという。深夜にお酒飲んでそのまま寝ちゃって、翌朝起きて「口臭がある」といわれるのと同じことかなあと。よくない。 というわけで、気分転換も兼ねて、歯みがきブレイクを入れることにしてみました。夕方、これからもうちょっと頑張ろうかというタイミングで、トイレのついでに歯みがき。給湯室で一人シャカシャカシャカと。顔も洗って、気分転換。ふぃー。 なんか今までそういう余裕を持てずにいたんですよね。決められた休憩時間以外は席から動いちゃいけない的な。そんなことを言われたことは無いはずなんですけど、でも席を外す理由がないんでねえ……どうしても……。だからきっかけは他のことですが、それとは別に間を取るのは大事なんじゃないかなーと思って。 戦略的歯みがきブレイク。 ……ふと閃いたこの単語でブログを書いてみたけど、まあなんつうかあんまりしっくり来なかったのは内緒です。 歯磨きなー

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泣きながらWindowsアプリケーションを移植した

「まれによくある」案件なのかも知れませんけど個人的に結構心に来たので書き留めておきたく。 社内のシステムを結構大がかりに入れ替えることになってウェブアプリケーションを中心に更新作業が発生しているのですけど、「前任者の忘れ形見」というか「いずれ踏む地雷」というか、割と業務に密着して利用されているWindowsアプリケーションがかなりの難敵であることが判明。概要はこんな感じ。

  • .NET Framework 1.1向け
  • 使用言語はC#
  • ソースはない
  • 開発環境もない(「Visual Studio .NET 2003」だと思う)
  • 仕様もない
でもって、特殊事情としては、
  • 僕にはC#での開発経験はない(「Hello, World!」でさえ怪しい)
  • 納期やばい
納期がやばいのは他の作業で時間を使いすぎた僕のせいなんですけどそれにしたってこの、プラスチック製果物ナイフでくじらを解体するような感覚に頭がクラクラしました。エンジニアの人ってすげえな。最近「俺、エンジニアじゃねーな…」と思う機会が多いので余計に。 結論を書くと、今のところ8割方動いてます。
  • .NET Framework 4 向け
  • 使用言語はC#
  • ソースはデコンパイルして再生成した
  • 開発環境は「Visual Studio 2010 Express」入れた
  • 仕様は今書いてる
誰かの助けになるとは思えませんが、一応気付いた点もメモ。

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父親と病気

父は63歳。今年64歳になります。 1日2箱くらいの喫煙者で、酒は飲みません。 父は昔から殆ど病気をしない人で、10年に1回くらい風邪を引いて「鬼の霍乱」なんつて言ったもんでしたが、去年、胆嚢炎(胆石)をやりましてね。といっても命に関わるようなものでは無く、少し入院しただけで退院出来たのですが、そこで睡眠の不規則さや食生活の不摂生さを強く指摘されたのが応えたのか、それまでがあまりに健康だったからなのか、途端に弱気になってしまいました。以来、少し体調が良くないと「病気じゃないか」。 今年の年明けにも少し風邪をこじらせたことがありました。同居しているわけではないので詳しい症状までは解りませんが、電話越しには元気そうでしたし、母親の話では大したことないとのことだったのであまり心配していませんでした。ところがなかなか咳が治まらない。そして曰く「癌じゃないか」。自分の父親(祖父)を肺がんで亡くし、自分自身も喫煙者であるという「負い目」や肺がんに対する「恐怖」のようなものがあるのかも知れません。 病気し慣れない人が急に病気すると弱気になったりするもんなんでしょうか?母親の方は僕が子どもの頃からずっと喘息を患っている上、血圧など良くないところもたくさんあって苦労しているので、自分自身のことであってもそれほど慌てないのですが、慣れてないというのはそういうことかも知れません。いや、健康であることに越したことは無いので、どっちが良いのかは微妙なところではあるのですけど。 結局、MRI、血液検査を行った結果、肺がんでも結核でもなく、抗生物質を投与されて2週間ほど禁煙したら治りました。抗生物質が強すぎて肝臓に負担が掛かり、医師に変更してもらうというハプニングはありましたが、まあ「大したことはない」。入院もしなかったですしね。父親ももう若いわけではないので1つや2つ病気の経験も出来て当然だし、そういうことが起きたとしても冷静でいて欲しいなあと思うのですが…なんかこう、突発的なことが起きたとき、それに慌ててしまう、パニックになってしまう、ネガティブになってしまうというのがそのまま自分を見ているようにも思えて、少し苦笑い。仕方ないんだろうなあ。 いつまでも若いと思っていた父親も、歳を取ったのだなあ、と少し寂しく感じた出来事でした。

追記:病気で弱気になっているときの精神状態

単純にネガティブに、鬱になっていくのかなと思っていたら案外そうでもなく、父親の場合はどちらかというと「躁鬱」っぽい感じになっていくようです。暗くふさぎ込んでいたかと思ったら、「精を付けるために焼肉食べに行こう!」と言いだしてみたり。機嫌が悪くなったり、良くなったり。原発のことについてよく解らないネガティブなことを書いていたのもこのせいかもしれないなあ。母親に禁煙を促されて「今までに見たこと無いくらい」怒ったのも、そのせいかも。 まあ、煙草は単純に止めれば良いと思いますけどね。胆嚢にも悪いし。

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京都には「地方局」が1局しかなくて寂しい ── 地方局って大事じゃないかなあという話

静岡から京都に来て思ったことの1つに「テレビ局の存在感の無さ」というのがあります。 大都市圏から出たことが無い人にはあまり実感出来ないと思いますが、地方道県では4大ネットワークに対応したテレビ局がそれぞれ1局ずつあるもんなんです(一部例外を除く/詳しくは記事下部の参考リンクを参照のこと)。 例えば静岡であれば、こんな具合。

  • 日本テレビ系列 → 静岡第一テレビ
  • TBS系列 → SBS(静岡放送)
  • フジテレビ系列 → テレビ静岡
  • テレビ朝日系列 → 静岡朝日テレビ
もちろん京都だってテレビ局はあるわけですけど、京都のというよりかは大阪の。
  • 日本テレビ系列 → 読売テレビ
  • TBS系列 → 毎日放送
  • フジテレビ系列 → 関西テレビ
  • テレビ朝日系列 → 朝日放送
違いは夕方のバラエティや、地方ニュースの距離感に出ます。

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Twitterでたまに見掛けるありとあらゆる話題で呪詛を並べてる人 

有名人に絡んでるのを見掛けて「少し変わった人」を見物しに行くことがたまにあるのですけど、そうすると有名人に絡んだその特定の話題に対してこだわりがあるというわけではなくて、自分のタイムライン全体にわたってありとあらゆる絡みやすい話題に文句を言っている絵を見ることが出来て、なんかもう生暖かい目になるわけです。 良くある話題としては例えば、

原発問題 / 官僚 / 公務員 / 病院の受け入れ / 高齢者の保有資産 / 自民党 / 民主党 / ジャイアンツ / ソフトバンク / マスコミ / テレビ局 / 新聞社 / 週刊誌 / 大相撲 / 全柔連 / 秋元康 / JASRAC / 薬品認可の遅さ/早さ / 喫煙問題 / 添加物 / ニセ科学 / 代替医療 / 現代医療 / 教育委員会 / 教師 / 警察 / アメリカ / 中国 / 韓国 / ……
いやあ、世の中には呪詛を並べ立てるための話題が本当にたくさんあるもんですね。 こういうタイプの人って、ダメなアカウントのステレオタイプ「匿名」「アニメアイコン」「ネガティブプロフィール」よりも、「40歳以上のいい大人」「プロフィールである程度職業を明らかにしている」「アカウントからは本名も推察出来る」そんな微妙アカウントだったりすることが多いです。不思議ですね…。どんな生活を送ってるんでしょうか。単純にストレスフルであり、かつ、何か大人として必要な味噌的なものが足りないのであろうなあ。 多分リアルで言うと、駅のホームでずっと独り言を言ってるおっさんとか、スーパーのパン売り場で全部の菓子パンの袋を触っているおばはんとか、なんかそういうなのがTwitterやるとこうなると言うことなのかな。リアルに見掛けて観察してたりすると何らかの面倒ごとに巻き込まれる可能性が高いけど、Twitterだったらまったく関わることなく見物出来るわけで、ままなんというかなー。醒めた目で見つつ、自省を忘れないようにと思う日々であります。ね。

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【メモ】 Firefox20で tomblooが動かなくなった件で(追記あり)

追記(2013/04/08)
本日、Firefox 20に対応したバージョン「0.4.36」がリリースされました。「アドオン」の「今すぐ更新を確認」を押すと更新が適用されます(要Firefox再起動)。「postをQueueに入れるパッチ」の動作も問題ありません。
Firefox20から内部処理が一部変更になった影響で、tomblooが動かなくなってしまいました。 具体的には右クリックからshareを選んでもメニューが出ない。 tombloo_fx20_01.png (画像はこちらからお借りしました) オフィシャルの対応はまだなんですが、@syoichi さんがpull requestしている変更版を適用するときちんと使えるようになります。素晴らしい。適用のさせ方についてはこちらが詳しくまとまっています。

Firefox 20 で Tombloo が動かなくなった場合の対処 | WWW WATCH

Firefox 20 で無効化された E4X (ECMAScript for XML)の影響で Tombloo アドオンが正常に動作しない件についての解決方法。

パッチに関してはシンプルなものなら多分問題ないかと思います。 僕の場合入れているのはこちらの「postをQueueに入れるパッチ」だけで、これは問題なく動作しました。 tombloo/patches/model.Tumblr.queue.js 的確な修正をしてくれた@syoichi さんに感謝を。

ちなみに

修正を適用した当初、どうも上手く動かなくてムキーとなっていたのですが、よくよく見てみたらば修正ファイルをダウンロードする段階で一部のファイルの拡張子を「.js.txt」で保存してたーよ……そりゃ動くわけないですね。いやん。

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