賀川浩さんのエピソードに感動した(Sports Graphic Number 774号「ルーキー秘話。」)

Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2011年 3/24号 [雑誌]Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2011年 3/24号 [雑誌]
文藝春秋 2011-03-10
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何か毎号、Numberの感想を書いている気がする(苦笑)
そんなつもりはないんだけど、まぁそれぞれに思うことがあるので。

774号はルーキー特集。歴代のプロ野球新人選手に焦点を当てた特集で、
野球に興味がある人なら満足できる面白い内容でした。
こういう「歴史を紐解く楽しみ方」を考えるとき、僕にとってはまず競馬を想起するのだけど、
競馬も同じなんだけど、この繋がっていなさそうで繋がってる感じがいいんだよね。
技術的に大きく進歩していて能力の単純比較は出来ないけれど、
しかしその指導を行っているのは前世代の選手、みたいな繰り返される時間というか。
プロ野球も長い時間が経って、こうして楽しめるだけの蓄積があるのだよねぇと思うとなんだか感慨が。



で、まぁその本特集の方も面白いんだけど、僕としては一番盛り上がったのは、
近藤篤さんによる「ナンバー・ノンフィクション」。
スポットが当てられてるのは、86歳で現役サッカージャーナリストの賀川浩さん。
僕はサッカーは好きだけれども専門誌を読むほどには好きではないので、
恥ずかしながらお名前を知りませんでしたが…や、ちょっと何か感じるところがありました。

サッカーをよく知っていて、愛を持っていて、時に厳しくて、
でも「良いところを探すのが上手なんです」と人に言われる人柄。
そうだなぁ、悪いところを指摘して厳しく叩くのは比較的誰にでも出来るけど、
良いところもきちんと評価するってのはなかなか出来ないことだなぁ。


しかも「過去の偉大な」というんではなく、バリバリに現役というのも凄い。
今でもコラム連載されてるし。

賀川浩の片言隻句
日本と世界のサッカーデータベース:賀川サッカーライブラリー|Kagawa Soccer Library

いくつになってもぶれない姿、格好いいです。
こういう人生を生きたいなぁ。


頑張る!