「国境問題」に関連して感じていること

竹島.jpg 最近書き始めて途中で止めちゃうことがよくあります。 コレ書いても良いけどキチガイの人からなんか言われてもなあとか思うと書くだけ書いて投稿しないとか。今話題沸騰中の国境問題(竹島、尖閣諸島)もその手の問題で、領土問題として理屈を積み重ねることは可能だけれど、如何に竹島に関する韓国の主張がメチャクチャでも、根拠としている歴史事実が間違っていようとも、それでこの問題が解決するわけではない(韓国人が納得するとは思えない、韓国人が納得するためには韓国政府にそれを受け入れる姿勢が必要だし)という点でそこきっかけに韓国を攻撃するのもなあと思うわけですが、まぁそういうこというとシロクロ二元論で生きている人達両方から敵認定されたりするわけです。誠にだるい。 まあなのでその辺は出来るだけ避けようと思っているのですが、それにしても韓国李明博大統領はなんであんなに張り切って国民を煽ってるんでしょうか…それが謎。韓国の大統領は任期が5年で再立候補は出来ません。任期は2013年2月24日までなのでちょうどあと半年です。2割を割るような支持率をカバーするために人気取りを行ったというのですけど、どうせあと半年ですよねえ…黙って座ってれば良いじゃないですかね。例え半年であっても政治の沈滞は国家の衰退であります。でも他にもやることはいっぱいあるでしょうにあえてこれが、一国の経済、一国の安全保障を賭してまでするようなことなのかなと思って。まだ若いしこの後も影響力を持った政治家として君臨していたいということなのかな… なんですかねー。 前にクラブと風営法について書いたときにも書いたんですけど、そりゃね、国際法だとかなんだとかそういうのに照らし合わせれば白黒付けるのは可能なわけです。でもねーなんですかね。そういうのって安易に白黒付けずに曖昧なまま放っておく方が上手くいくってこともあると思うんですよ。ましてや無人の孤島じゃないですか。相手は多少非常識ではあるけれども友好国です。韓国としてはもうほとんど国威発揚とメンツのためだけに竹島が欲しいわけですよね。んじゃまあその辺は適当に誤魔化しておいて、実効支配を黙認するからその代わり漁業権を取得するとか、資源の採掘を日系企業が獲得するとか、そういう条件を引き出すのが外交だと思うのです。圧力掛けて陸から離れた日本海の岩を獲得したって大して良いこと無いじゃないですかねぇ。対馬を要求されるのとは話の規模が全然違うわけですから… それはもちろん韓国側にも言えて、というか今回の場合韓国が悪いんですけど、実際そういう状態で安定して続いてきたわけだからそのまま置いておけば良いんですよ。「韓国人が住んでるからここは我々の国だ」くらいにしておいて、定期的に日本が抗議してそれに対して反日デモが起きるみたいなことをしておけば、国威発揚と統率のために「反日」が必要な韓国にとっては満点じゃないですかね。それをわざわざ、今さら、「おい、白黒付けようじゃねーか」と喧嘩を売ることに何の意味があるのかと。んで自分で賭け金どんどん積んでどんどん引っ込み付かなくなってるけどそんな必要ないわけで、引っ込めなくても良いから政府は黙ってろよと。中国みたいにあとは民間の活動に任せておけばそれで関係は悪化しなくて済むのに、政府が率先して賭け金を積んでいくのはなんでなんだぜ。戦略とかないんでしょうかね。韓国にとってもあんな岩なんかゲットしたって良いこと別にないと思うんですけどね。その辺は過去に勝手に「李承晩ライン」を宣言し海域で日本人を殺害して島を強奪しているという歴史が「賭け金」として積まれてるのかも知れませんけど。 まぁそういうわけなので、韓国の政府の迷走に日本が付き合う必要は無いよなーというのが今の感想です。キチガイに合わせてキチガイと同じ行動を取る人は、それはキチガイです。野田さんも総選挙前つまり実質的に任期終了直前、選挙をにらんで民主党の支持率を上げておきたいとかいう思いがあるのかも知れませんけど、まぁその辺にしておいたらどうですかと思います。スワップの契約更新をしない程度ならともかく、ビザの停止とかもう意味が分かんない。「東海」とかイミフな主張に対する対応と同じように、淡々と対応していけばいいんじゃないでしょうかねえ。いやまぁ印象が増幅されているだけで、本気で喧嘩しようとしている人が大部分というわけではないとは思いますけれどもね。

続きを読む

芸術性と政治理念の関係について

坂本龍一さんの発言が注目を集めていますが、まぁあんまり中途半端な覚悟で言及するのもどうかと思うのでそれについてはノーコメントで。炎上したいわけではないですし。 ただまぁ気になっているのは、坂本龍一さんの政治的な発言を「変化」「変節」と呼んでいる人がいること。またこれを機に「大好きだったが嫌いになった」と発言されている方がいること。 坂本龍一さんと言えば古くから左翼思想を持ち、学生時代には学生運動に参加、アーティストとしての活動を初めて以降折に触れそうした活動を行ってきた方で、そのことはあまりに有名です。今さらの変節ではありません。そうした政治理念がどれくらい音楽家としての作品に滲んでいるのか僕には解りませんけども、少なくとも僕にとっての「坂本龍一」にはそういう味付けはなくて、それはそれ、これはこれです。 まあなので、考え方として、

  • 政治理念も含めて坂本龍一さんの芸術作品が好き
というスタイルも成り立ちますし、
  • 政治理念はよく分からないけど坂本龍一さんの芸術作品が好き
と言うスタイルだって成り立つわけです。あ、
  • 芸術作品はよく知らないけど政治理念には共感する
というのももちろん。 その上で「政治理念が理解できないから芸術作品を好きになれない」というのはないなあと言うのが僕の考え方です。坂本龍一さんの政治的な主張や活動には、賛同できる部分も賛同できない部分もあり、必ずしもすべてが素晴らしいとは思いませんが、その作品は大好きです。というよりも、芸術作品というのはそういうスタイルで楽しむことが出来るものでは無いのかな。 坂本龍一さんに限らず政治理念や政治思想を表明するアーティストが最近増えていますが、その理念や思想に賛同できないからと言って作品を嫌いになる必要はないし、作品が好きだからと言って理念や思想に賛同しなければならないと言うこともないでしょう。そうした芸術作品が大好きな僕らは、政治理念や思想に対する自らの主張を明らかにすることなくその作品を楽しむことが出来ます。そのことによって作品の良さは1つも傷つかないからです。プロパガンダとして作成された作品ではないのですから。 文化とは、そうして育まれていくものだと思っています。

続きを読む

『「ダンス」が法律で規制されている』という呼びかけについて思うこと

クラブの営業に関する風営法改正、それを求める署名運動が開始から1週間経過しました。1週間のあいだ僕自身も呼びかけに賛同し友人知人と議論を重ね、また同時に様々な人が様々な媒体で行っている様々な呼びかけを観察してきました。その中で感じるようになった違和感があるので、少しだけ指摘しておきたいと思います。友人知人各氏に「一生懸命やってるんだから水を差すな」と怒られるのは正直怖いですが、僕は大事なことだと思うので。 以下は「レッツダンス署名推進委員会」からの抜粋です。

Let’s DANCE | レッツダンス署名推進委員会 風営法からダンスの項目削除を求めます。

「ダンス」が法律で規制されているってご存じですか? 現在の日本では、営業目的で「ダンス」をさせることが、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」(風営法)という法律で規制されています。ダンスが許可制になり、さまざまな条件が設けられています。同法は、「風俗営業」を対象に、「善良の風俗と清浄な風俗環境を保持」することを目的にしています。 しかし、ダンスをすることが、風俗や環境を乱すというのでしょうか。

続きを読む