Numberの定期購読を更新しました。
昨年11月から始めた雑誌「Number」の定期購読の案内が早くも届いたので、1年間更新しました。 Numberの年間定期購読を始めてみました。 – NOBODY:PLACE – MUTTER
昨年11月から始めた雑誌「Number」の定期購読の案内が早くも届いたので、1年間更新しました。 Numberの年間定期購読を始めてみました。 – NOBODY:PLACE – MUTTER
ずるい、と思った。 主審を務めると試合が荒れるとして、悪名高かった日本のSR、家元政明氏。 サポーターから審判へ文句が出るのは常とはいえ、大きな試合毎に、 「また家本か!」という話題でWEBが満ちるってのはさすがに無い状況。 特に今年春のスーパーカップ?Jリーグの試合割り当て見送りあたりでは、 彼に対する相当なバッシングが続いていた。 かくいう僕も、特定の審判で試合が荒れることにうんざりしているのだけど。
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2008年 10/30号 [雑誌] 文藝春秋 2008-10-16 by G-Tools |
これ書いてる時点での最新号はオシムが表紙の号(715号)なんですが、 その一つ前は野茂が表紙の号(714号)でした。
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2008年 10/30号 [雑誌] 文藝春秋 2008-10-16 by G-Tools |
現在、店頭に並んでるNumberの一個前の号なんですけど。 日本代表監督、イビチャ・オシムのインタビューが載ってました。 前任者、ジーコが比較的マスコミと距離を取っていたのに対して、 オシムの方は、距離を取るでもなく、取り込むでもなく、 ほどよい距離を取って接してるなぁという感じがあって、 インタビューや特集記事や、その他細かな発言に至るまで 比較的よく目にします。 でも、このインタビューはそれらを超越した味があるんですね。 もちろん、オシム自身、 明確なビジョンと多くの言葉を持ち合わせているというのもあるんですけれども、 このインタビューに関して言えば、 やはり、インタビュアーである杉山茂樹が良いんだと思うんです。
きっかけは、Number668号のScoreCard(コラム)のこの記事。
主旨をまとめると、 バレー界は、放送局と一緒にイベントを盛り上げようとするあまり、 スポーツそのものを曲げるところにまで踏み込んでいる、 これは、もうスポーツとは言えないのではないか? というようなことだ。 まぁ確かにね。 ひいきの引き倒しを見ることほど、白けることはない。 それはもちろん、僕の個人的な主観であって、 良いとか悪いとかではないのだけど。 ああ、あらかじめ書いておくと、僕は親Numberです。 でも同時に、Numberは多数のフリーライターが寄稿して構成されていて、 Numberがテーマを決めてはいるけれども、 実際に書かれる内容に関しては、ライターに任されている、 (つまり、Number編集部が指導して内容を決めている分量は少ない) と言うことも理解しています。 なので、Numberが好きではあっても、 そのライターに対して批判するという視点は持っているつもりですし、 Numberを批判されたこと自体に過敏に反応することはありません。バレーを長く撮影してきたカメラマンは表彰式でMVPの発表を聞いたとき、シャッターが押せなくなった。 「僕はずっとバレーをスポーツだと思って撮影してきたんです。これじゃあ、ショーと同じです」 バレーボール世界選手権女子のMVPは、6位に終わった日本の竹下佳江だった。MVPは記者投票を“参考”に国際バレーボール連盟(FIVB)が決定することになっていた。
いい加減しつこいので、一連のNumberに対する言及もコレにて最終回の予定で。 11/16に発売になった、最新号666号。 テーマは、『越境』。 国境を越えて、海外に挑戦し続ける選手、ライターなどにスポットライトを当て、 日本の外で活動することとはどんなことなのか、を描いている。 正直まだ、1/3くらいしか読んでないのだけど…これはいい。
上げたり下げたり忙しいわけですが。 Number WEB(http://number.goo.ne.jp/)が、 最近よく更新されるなぁ…と思ってみたら、 どうやら、発売から1週間経った誌面のコラムを、どんどん公開している様子。 今までも、最新号のところで記事を載せてはいたけど、 例えばインタビューの3分の1であったり、 全てを載せるってことはなかった。 でも、今号から? SCORE CARDのコラムは全部、WEBに反映されるようになったらしい。 便利ではあるけれども… コレって喜ばしいのかなぁ。 まぁ、人気が出るなら良いか。 隔週発売で発売1週間後には公開されちゃうと、 1) なんか買って損した気分になる(本当はもっと良い記事をもらってるけど) 2) WEBを水増ししてるんじゃないかと寂しい気分になる っていう理由でなんかちょっと寂しい。 いやまぁ、WEBに残すことで、注目も浴びるし、 アーカイヴとしても残るし、 良いことではあるんだけど。 あんまり更新されてなかったし。 うーむ。 goo スポーツ:NumberWeb
前号664号『黄金世代』に対して、 幼稚なバズワードでライターを縛る悪企画である、 今までにこんな最低な『Number』は読んだことがない、 というようなことを書いたのだけど、 批判を書いたからには、良い本は良い本だと認めたい。 今号、665号『ファイターズ 夢の結実。』を読んでみて、 ああ、やはり、『Number』は凄い、と思った。 『Number』の財産は、ライターだと思う。 もし僕が、スポーツ・ライターだとしたら、 『Number』という雑誌は、 科学者における『Science』と同じような位置づけになるんじゃないだろうか。 (もちろん、博士号も関係なければ、日本国内のことではあるが) でもって、日本ハムの何が凄かったのか/格好良かったのかを、 それぞれのライターが描き出している。 稲葉篤紀(石田雄太)では、ヤクルト時代が思い出せないくらい明るくなった?稲葉が見えるし、 トレイ・ヒルマン vs.落合博満(阿部珠樹)なんかも、 やっぱりシリーズの見所の1つでもある、 監督同士の鍔迫り合い、1ミリを埋めていくような駆け引きを、 場合によっては一気にメートル単位で埋まる様な状況も含めて、 きちんと描き出していて。 なにより、全編を通して、
・新庄剛志を前面には押し出していない ・しかし、あらゆる場所に新庄剛志への思いを滲ませている ・『結果論ではなく』という言葉できちんと区切った上で、勝敗の分かれ目に論拠を与えているという色合いが透けて見え、 日本シリーズというもの、そのものへの意識が高いなぁと感じた。 本当のことを言えばね。 新庄のインタビューとか読んでみたかった。 新庄と森本の対談とか、 新庄とイチローの対談とか。 まぁでも、 (『Number』は新庄と仲が良いかは分からないけども) 新庄のインタビューは、本屋で隣に置いてあった、どこかの特集号でじっくり読んだ。 なかなか良いインタビューだった。 ライターは見てないけど、メディアとしては、『Number』でなくとも、 ここまでのインタビューは出来るってことだ。素材として。 なら、別に『Number』でする必要はない、と。 敢えて、そこに直接触れることはせずに、 阿部珠樹の手によるドキュメンタリに抑えておいて、 その周りを丹念に描き出すことによって、 必然的に浮かび上がってくる新庄の姿というのがあるだろう、と。 確かに。 そんなことを感じましたね。 新庄については、正直、阪神時代はあんまり好きではなかったな。 大して実力もないのに、ヘラヘラしやがってと思ってました。 でも、米国に行って変わったかなー メジャーで、ホームベースに手で触ってホームインして、 『ピッチャーに対する侮辱だ!』『報復する!』 なんて言われたり。 えらい勝負強かったり。 守備で高い評価を受けたり。 二軍に落とされたり、怪我に泣いたり。 こうなんていうかね、毒気が抜けたかなぁ。 昔から明るい感じではあったけど、 前向きではなかった気がするんだよな。 結構、批判には敏感な方な気がするしね。 でも、最近は、それはそれとして自分を分かってくれる人のために頑張る、みたいな、 一種割り切ったところがあって。 あーなんか新庄変わったよね、と思ってた。 バカやるだけじゃないってね。 『Number』で、江夏が、新庄のチームプレイを褒めて、 『彼は結構考えて野球をしている』みたいなことを書いていて。 江夏が評価していることへの驚きと感慨と共に、 そうそう、阪神時代はどっちかって言うと振り回してたよなとも。 なんか、そういう選手を求める時代だったんだよな… 三振数、打率こそ阪神時代とさして変わっていないけど、 阪神時代が、1試合当たり0.75であるのに対して、日ハム時代は0.55で、 大幅に減ってることが分かるし。 (とはいえ、出塁率はそれほど上がってないんだけどね) ああ、『Number』から離れてしまった。 とにかく、今号の『Number』は、良い。 新庄のインタビューこそ無いものの、 プロ野球と言う視点で見たときの、日ハム/中日がよく見える。 もちろんその他のコラムも満載。 素晴らしい。 もしかして、隔号で編集部が違うとか? まぁそれはあり得るかもなぁ。 次号、よろしく。