【読書感想文】 T.K.G.プロジェクト / 365日たまごかけごはんの本

この記事を読んで、この本を読んでたことを思い出した。

卵かけご飯「日本一」に異議あり! まるで「ネギトロ丼」か「ビビンバ」 (1/2) : J-CASTニュース

ここ数年大ブームとなっている「卵かけご飯」。その日本一を決めようというイベントが2011年10月30日に島根県雲南市吉田町で開催される。 しかし、日本一候補となる6つの卵かけご飯の写真がインターネット上に出回ると、「これが卵かけご飯といえるのか?」などといった意見が大量に出ている。卵以外の具が多すぎて、「ネギトロ丼」や「ユッケ丼」のように見えるというのだ。 (中略) ネットで「これは卵かけご飯と言えるのか?」といった疑問が出ている点については 「本来の卵とご飯だけ、というものでは、見た目に違いが分からなくなってしまいますので、アイディアのあるレシピでの応募ということになっています」 ということだった。

えーとね、はっきり言おう。 「たまごかけご飯」でレシピを作ること自体がどだい無理。 ここ5年くらい毎朝、卵かけご飯食ってる俺が言うんだからまちがいない。 上に上げた本もそうだし、卵かけご飯「日本一」もそうなんだけど、卵掛けご飯に一手間加えて新しい料理を生み出す努力は、それをすればするほど卵掛けご飯から離れてしまうという葛藤を生みます。だいたいが、白ご飯に卵を掛けるから卵かけご飯なんであって、それがメインに来てなきゃ卵かけご飯じゃないだろうよ。例えば牛丼の「ギョク」を卵かけご飯と呼ぶのか?無理がありすぎるでしょう。 正解は何か?と言えば、「卵かけご飯」という料理自体はいじらないこと。 「365日たまごかけごはんの本」の何が秀逸かというと、そこをぶれずに、ひたすら、「卵かけご飯に合うものは何か?」を追究し続けたこと。正直、365日拘りすぎて「それ無理じゃね?」っていうネタも多いけれど、卵かけご飯の基礎は卵かけご飯のままで置いておくというスタンスは、卵かけご飯好きとしては評価できます。てか、そんなん当たり前じゃん。 というわけで、島根県雲南市吉田町の実行委員は、町おこしも良いけどその前に「卵かけご飯って何だっけ?」と考え直していただきたく。その上で「卵かけご飯にこれ付けて食うと死ぬほど美味いぜ」的なもの日本一だったら超興味があります。いやあ、どんな料理を食べて「卵かけご飯」としても自由っちゃ自由なんだけども、俺ら卵かけご飯好きの心は捉えられないぜ。 いやマジ。

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Numberはどうなってしまうの

前回、最近のNumberが自己啓発本くさくてやってられんという話を書いたのですけれども、 今日届いた明日発売の最新号でも同じ流れを引き継いでいますので誰得ですけど引き続きご紹介。 こちら。 題して、「非エリートの思考法。 乱世を生き抜く力をつけろ!」です。 いや正直に言うとね、これ単体では面白そうな企画なんですよ。人選も渋い。 日ハムの武田勝が何を語るのかとかもうワクワクしてしまいます。 でもねー僕が買うはずだった雑誌とは違う雑誌なのです、これ。 前回も列記した、ここ何ヶ月かの特集ラインナップをもう一回書きますね。

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アウトプットは重要、それが誰かのインプットにならなくても

サイバーエージェント社長、藤田晋さんのインタビュー。

本は、次々に読めばいいというものではありません。読んだ感想を自分の言葉でまとめたり、ブログなどに長い文章で書いたりしないと自分のものにはなりません。それは面倒で大変なことだし、アウトプットに対しても責任を持たねばなりません。けれど、それをやることで初めて本が自分の中で消化されるのです。例えば、本を読んでTwitterで「読了」とか、単に「面白かった」とだけ述べている人がいますが、そんなのは簡単ですよね。簡単なことをやっていても何も身には付きません。1冊の本を読み、きちんとしたアウトプットをすることで、得たものは何倍にもなります。
 
そうだよなぁと思います。 「インプットしたつもりのこと」が自分の中にどうインプットされているかを確認することがアウトプットで、 それを繰り返すことで「インプットしたつもりのこと」がきちんとした形で「インプット」になるのだと思うのですよね。 読んで即座に身になればいいけど、殆どの人はそんなに優秀ではないと思うから… アウトプットの仕方は人によって違って、文章に書く人もいれば、人に喋る人もいますけど、 何はともあれ自分の中での落ち着きどころがないと、アウトプット出来ません。 んで、さらに言うと、これを目的にアウトプットをするのであれば、 それが誰かのインプットになる必要すらないと思うのですよね。 「どうせ誰も読まない」のをアウトプットしない理由にしている人がいますけど、 仮に誰かが読んだところで、自分の理解には別に関係ないわけで。 僕はたまたまブログという公共領域を持っていて、そこで駄文を垂れ流してますけど、 これが例えば僕しか見ないB5ノートであっても、自分のためのアウトプットとしては同じ。 大事なのは咀嚼することなので… …あ、それで思い出したけど、読んで読書感想文を書くつもりで書けてない本が何冊も… ポストイット挟んであるんだけど、アウトプットにまとまらないんだよね。 きっとまだきちんと心に落ちるまでは理解できてないと言うことなんだろうなぁ。

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【読書感想文】 渡辺 純 / ビール大全

本書は、ビール好きが高じて世界でビールを飲みまくってしまった筆者が書いた、世界のビール入門書。 伝統のイギリス、ギネスのアイルランド、実は世界で最もビールを愛するベルギー、 安心のドイツ、ここを知らずしてのチェコ、そしてそれ以外のビールと、 今飲むべき多くのビールを網羅・紹介している良書です。 もうね、字面で味が伝わるわけはないのだけど、読むだけでビールが飲みたくて飲みたくて仕方がない! 僕は本書を読んでいる間に3回ビールを買いに行き、2回アマゾンで買い物してしまいました。 恐るべし! 本書が優れているのはただのビール・カタログと言うだけでなく、 「ビールとは何なのか?」という科学的なアプローチによる解説や、 「ビールはどうやって今の形に至ったのか」という歴史的なアプローチによる分析が秀逸な点。 どの分野でも「周辺の話」を知れば知るほど楽しめるというのはあると思うけど、 そう言う意味では本当に凄くいい話がたくさん読めます。 特に冒頭、「なぜロビンソン・クルーソーはビールを造れなかったか?」 「ロビンソン・クルーソーがビールを造るにはどうすれば良かったか?」の部分は、 「ビールとは何か?」を知る意味でもの凄くためになりました。 酵母って素晴らしい。 そういうわけで、本書のおかげで今まで知らなかった多くの良ビールに出会うことが出来たので、 続きではそれらをとにかく自分のために列記していきたいと思います。 絶賛勉強中 #beer 今年中に全部飲むぞ!

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【読書感想文】 今井 恭司 / 写蹴 – ファインダー越しに見た歴代サッカー日本代表の素顔

日本サッカーの最初期からカメラマンとして活躍してきた今井さんによる写真集。 僕らにとっての「日本サッカー」は既に「Jリーグ」によって上書きされてしまっているけれど、 今井さんの写真が見せてくれる1970年代、1980年代の日本サッカーを見ると、 むしろ今の状態が信じられないという気持ちになります。 アジアで敵となるのはもはや数カ国しかおらず、W杯に出るのも普通となった現代と、 海外の大会に帯同するカメラマンが今井さん一人きりで同じ釜の飯を食っているような、 W杯はおろかオリンピックでさえ出場が夢だった時代とが、連続して続いているなんてとても信じられない。 凄いなぁ。

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読書感想文が溜まってる

最近、積んでた本をだいぶ積み崩しながら読んでいるのだけど、 期待通りに面白い本が多くて、読書感想文が溜まりまくり。 しかも、ただ面白かっただけならスッと感想書けば終わりなのだけど、思うところありな本が多くて、 きちんとした感想を書きたいから、一度読んだ後にもう一回付箋を持って読み直して、 一通り付箋を付けたらそれで満足しちゃって結局感想文を書いてないとか。 まぁ別に誰が楽しみにしているわけでもなく、 僕自身が自分でまとめるために書きたいわけだから、 付箋付けて整理した時点で殆ど終了って言えばそうなんだけども、 やっぱりなー文字にしておきたいなぁと言うのはあって。 頑張って書いていきたいなぁ、 と思いつつ、昨日も2冊読んで今日もまた新しい本に手を出すのでありました。 だって面白そうな本まだまだ積んでるんだもんなぁ…

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【読書中】 「広がる言葉」と「跳ね返される言葉」を見分ける。(ロバート・スコーブル/シェル・イスラエル / ブログスフィア アメリカ企業を変えた100人のブロガーたち)

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「今さらブログってのもなぁ」感がどうしても拭えなくてなかなか読み進まず(個人的なブログ感は後述)、前回からだいぶ経ってるのにまだ読書中です。読みたい本が出てきてつい後回しに…。「読書感想文」まで到達できるかも怪しいけど、でも内容としてはそんな理由で何も書かないのは勿体ないので、少なくとも気になった部分はメモしていこうかと思ます。

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