Webサイトにおける著作権表示について

「COPYRIGHT」のイラスト文字

以前、仕事でWebサイトにおける著作権表示について調べて報告する機会があったのですが、てっきりブログで記事にしてると思っていたら書いてなかったようなのでまとめておきます。日本でも少しずつ変わってきてはいますが、まだまだ古い形式や独自の形式での著作権表示が多くあまり疑問ももたれていないようなので。

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存外に写真使われていて嬉し恥ずかし

ベジミートのラープと豆腐の和え物 僕のFlickrのIDは「is_kyoto_jp」と言うんですけど、この単語が結構重複しない単語らしくて、検索すると自分の写真が使われているサイトや記事が結構見つかります。検索で引っかかっているのは使用条件を満たして「is_kyoto_jp」とクレジットを表記してくれているものですね。 is_kyoto_jp -nplll -flickr.com -tumblr.com – Google 検索 特にOKGuideさんでもの凄いたくさん使われてるみたいです。ありがたい。 自分で取り立てて宣伝したことはないので、検索して引っかかって来られてるんでしょうかね?んで、権利が「Attribution」(商用OK、加工OK)であることを確認して使う、と。特に「使える写真を」「綺麗な写真を」と考えて撮っていないものも多いんですが、使い道はあるのですね。

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「動画共有サイトとアニメ」について考えることが変わっていた

これ読んで。

ニコニコ動画の最盛期はアニメがたっぷりうpされていた頃 カナ速

44 :名無しさん@涙目です。(千葉県):2011/12/20(火) 23:35:59.71 ID:C6iR8s+d0 アニメ無法地帯だったのってγ以降だろ 45 :名無しさん@涙目です。(中国地方):2011/12/20(火) 23:36:04.60 ID:I83gYeto0 アニメ全話余裕で残ってたよな あの頃がピークだわマジで

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欲しいのは正義感よりもシステムだよねとか(今さらカオスラウンジ的な)

カオスラウンジの所業をまとめた動画が今さら上がってたので見てみた。 【美術】カオス*ラウンジとは β【現代アート】 【東方】pixiv作品盗用疑惑 カオス*ラウンジ新作検証まとめ【現代アート】 やー酷いね。 酷いって言うか気持ち悪い。 本人やファンはこれを「芸術だ」と呼ぶんだろうけど、どうなのかな。職場に偶然、カオスラウンジが載ったときの美術手帖があったんで少し前に読んでたんだけど、僕にはよく解らなかった。水掛けたり踏んだり、中学生がいじめられっこにガムくっつけて指さして笑ってるような感じの暇つぶし…のような。創造性(笑)…クズですなぁ。

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アメブロをRSS経由で全文取得+画像表示

さすが芸能人ブログで有名なアメブロ、著作権保護のためという理由で、

  • RSSでは最初の100文字程度のみの配信
  • RSSリーダーでは画像を表示しない
と言うようなことが行われています。まぁ意図は理解できるのですけど、不便は不便なので改善を検討しましょう。方法は2段階。
  1. Yahoo!Pipesを利用して全文配信を行うRSSを作成する
  2. アメブロの画像をRSSリーダー上で表示できるようにする

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パブリックビューイングは自由にやって良いの?

個人的には、色んなところで見れるのは良いことだと思うんだけど、それでも一応著作権の問題ってヤツがあるわけで、特に商業的なサッカーの場合、FIFAが無料で許可を出すとかおよそ考えられないわけで、その辺どんな構造になってるんだろうとか思ってたらこんな記事を見つけた。

サッカーのワールドカップ(W杯)で、山梨県富士河口湖町のホテル「フィットリゾートクラブ」が、国際サッカー連盟(FIFA)の許可を得ずに14日の日本―カメルーン戦でパブリック・ビューイング(PV)を行ったため、FIFA側から以降のPVを中止するよう求められた。  ホテルは19日に予定していた日本―オランダ戦のPVを急きょ中止する。  FIFAの国内窓口である広告会社「電通」によると、1000人未満の会場で商業利益を得てPVを行う場合、ライセンス取得料32万250円をFIFAに支払う必要がある。  申請は5月20日に締め切られたが、ホテルは6月に入ってから300インチの大型モニターを設置してPVを行うことを決め、14日のカメルーン戦には約30人が集まった。19日のオランダ戦は、試合が日本時間の午後8時半からということもあり、チラシを3000枚作成してPR。2500円の飲み放題で約200人の参加を見込んでいた。  ホテルは「申請が必要なことを知らなかった。イベント中止を知らせる方法を急いで検討したい」と話している。このホテルには、2002年のW杯日韓大会の際、カメルーン代表チームがベースキャンプで滞在した。 (2010年6月19日10時54分 読売新聞)
 

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Twitterで歌詞をつぶやいたら、JASRACの利用料が発生する

という話で、なぜセンシティブに反応するのか全然わからない。 そんなもん、 当たり前だろwwwwwwwww それでJASRACに憤るとか、どれだけ中二なのww 公共の場に歌詞を書いて、誰でも閲覧できるような状態に置いてるんだから、それ著作物利用以外の何ものでもないだろ。もちろんはっきり歌詞と断定できる場合に限られるだろうし(漫画とかでの著作権表示見ればわかるはず)、もし「単語レベル」とかで微妙な場合は裁判で決めることになるだろうね。ただ140文字だって複数にまたがれば、1曲フルでとか別に無理ってわけでもないよ。 プロモーションとか言ってる人もいるけど、そういうのは本来、法律で有効範囲が認められるか、著作権者がOK出した上でやるものであって、著作権者じゃない著作権管理団体としては、基本取り締まるしかやることないに決まってるだろ。やるかどうかはともかく、「どうですか?」って聞かれて「違法です」って言う以外の答えが出来ると思ってるヤツの方が、おめでたい。JASRACに期待しすぎだよ。法律の範囲から逸脱できないんだって。 そりゃ実体として「業務を妨害しない範囲ならもっと自由に使わせて欲しい」とか思うよ。結果論的に、共有サイトでの著作物の違法頒布がプロモーションになってることもあると思うし、個人的にもその方が便利だとは思うよ。でもそのことと、ものの道理の話は別で、その道理を決めてるのは別にJASRACじゃなくて著作権法だっつーことでしょ。 JASRACが「いいよ」って言ったって、法律で決まってなかったら、作詞家団体とかに訴えられうるんだぜ?そもそも著作権法がおかしいのに、JASRACに話をもってくのはどうかしてるだろ。そうやっていつまでもJASRACのせいにしてるから著作権の話は進まないんで、いい加減文化庁は働けよって怒るべきなんじゃないかと思うよ。

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金子勇さん(Winny開発者)逆転無罪

ファイル共有ソフト「Winny(ウィニー)」を開発・公開し、インターネット上で映画などの違法コピーを助長したとして、著作権法違反のほう助罪に問われた元東京大助手、金子勇被告(39)に対し、大阪高裁(小倉正三裁判長)は8日、罰金150万円(求刑・懲役1年)とした1審・京都地裁判決(06年12月)を破棄し、無罪を言い渡した。  1審に続き控訴審でも、違法コピーの拡散による著作権侵害を、金子被告が意図していたのかが最大の争点となった。  1審判決は「不特定多数が入手できるようウィニーを公開した。悪用される認識はあったが、意図したわけではない」としてほう助罪を認定したが、確定的意図は否定した。  これに対し、検察側は「著作権侵害を助長した確信犯で、罰金刑は軽すぎて不当」と主張。弁護側は「純粋な技術検証が目的。面識のない不特定多数に対するほう助は成立しない」と無罪を主張し、双方が控訴していた。  また、ウィニーの技術特性や利用実態についても争われた。1審判決は「応用可能で有意義な技術」として、技術自体の中立性を認めたが、検察側は「匿名性が高いなど、著作権侵害が目的の技術」と指摘。弁護側は「さまざまな分野に応用可能な技術で、著作権者にとっても利益がある」と反論していた。  1審判決によると、金子被告は02年5月から自身のホームページでウィニーを公開。群馬県の男性ら2人=ともに有罪確定=がゲームソフトなどを無断でネット上に公開した著作権法違反行為を手助けしたとされた。【日野行介】
 

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今JASRACを潰してはいけない

JASRACは日本の音楽著作物をほぼ独占的に管理する団体(社団法人)で、通称「カスラック」などと呼ばれてかなりの悪者になっていることが多いのですが、僕個人はJASRACは批判されてしかるべしとは思いつつそれを潰すようなことは今はするべきではないと考えています。 JASRACに対する評価としては、「著作物を独占的に管理することで暴利をむさぼっている」などと評価されることがありますが、今現在の音楽業界の発展においてJASRACは必要不可欠だったと思うのです。それは、テレビや映画などの映像産業と比べてみればよく分かりますが、映像産業は俳優や裏方など参加する人間が多いせいか統括的に権利管理を代行する団体がありません(あるのかもしれませんが、影響力はあまりないでしょう)。結果として、ある1つの映像を他のメディアでも使用したい(例えばテレビ番組をネットで)と考えたとき、解決すべき権利の数が膨大になりすぎて非常に障壁が高い。理想を言えば、申請をすると許可の是非が伝えられたあと使用料の見積もりが来るなんてのが便利なんですが、そんなのとはほど遠い。制作時点で見据えておかないとなかなか難しいのではないでしょうか。 一方で音楽産業の場合、JASRAC管理楽曲であれば、JASRACに申請することでその楽曲を利用することが出来ます(JASRAC以外の管理法人もあります)。料金体系は、1曲いくらというものと団体割引と言える契約制とに分かれていて使用する側からするとわかりやすい。テレビや映画、YouTubeやニコニコ動画を始めとしたWebサービスでの音楽の使用、着うたの配信、本やマンガでの歌詞の使用、通販や店舗での試聴の実施など、JASRACが規定する仕組みが音楽業界にもたらした利便性ははかり知れません。今さらこれ抜きで著作権者と交渉しろと言われたら、大手以外殆ど商売にならなくなると思いますし購入者の利便性も損なわれてしまうでしょう。 もちろん、料金の妥当性やその分配の不透明さなど問題点はあります。なんでそうなるのよ、と思うことも多いです(徴収量と分配量の差がやたら大きいとか、JASRAC胸先三寸な徴収方法とか)。ですがそれはJASRACの運用が杜撰だということであって、権利管理の仕組み自体は利便性の高いものではないかと思うのです。JASRACを批判するあまり、その仕組みごとJASRACを破壊するのは誰の得にもならないと個人的には考えています。

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