システムを便利にすればするほど作業者の能力が劣化するというジレンマ
至極当然なのですけれどね。
今現在、すべて頭で記憶しその記憶を元に手を動かしてしている作業があったとします。例えば特定のお客様を記憶しておき、そのお客様からの注文の場合には必ず領収書を封入するとか、昼間は受け取ってくれないことが多いので何も指定が無くても夜指定で出荷するとか。もっと単純に「今日のランチメニュー」がなにか把握するとか。こうした作業は、担当者が十分に優秀であり、かついつも通りのパフォーマンスを発揮できる状態であれば特に問題は起きませんが、どちらかが欠けた場合には必ずミスに結び付くため業務フロー上のリスクとなります。
このリスクを減らすためには、自動化するなりリマインダ機能を付けるなりして人間が記憶しなくてはならないことを減らし、誰がやっても滞りなく作業できるような形へ持って行くことが必要です。業務フローの設計としてはそれで合格点であり、完了であり、計画通りに進めば確実に良い結果に到達するはずなのですが、機械とは違って人間相手の最適化ってのはなかなかそう上手くいきません。



