【お仕事近況】2023年3月

1月から12月までの毎月のタイトル文字
次のプロジェクトはなかなかにやり甲斐がありそうです






エンジニアのお仕事

フリーランスのお仕事

先方の事情で稼働開始が2/8にずれ込みましたが、その後は順調にプロジェクトが開始しています。例によって詳しいことは書けませんが、ざっくり言うと外注に出していた案件が予算不足で継続出来なくなったので内製に切り替えて開発を進めたいという案件です。社内で複数プロジェクトが同時に走り収益化に向けて頑張っているベンチャー企業さんで、恐らく立ち上げにしっかり予算を割いてらっしゃるのでしょう、これまでフリーランスとして参加してきたプロジェクトに比べて技術レベルは格段に高いです。「普通の」エンジニアの人がたくさんいて、僕が常識だと思っていたことが普通に常識として通用するので(例えばリファクタリングの定義とか)、その辺りとても安心出来ます。

逆に言えば相対的に僕の技術レベルが大したことない(良く言って普通である)ということでもあり、最近どうしても取りこぼしがちだった「謙虚に学ぶ」という姿勢にもう一度立ち返ることが出来ていますし、業務内容に真剣に相対した上で知らないことを吸収しているのはとても刺激的です。このなんというか、プロジェクト内で成功するかどうかのギリな感じにいるのが仕事って言う感じですよね。頑張らないと失敗する可能性がある、仕事はそうじゃないとね。

頑張ります。


ちなみに:社内公用語は日本語ですが

理由はわかりませんが、英語しか喋れないエンジニアがチーム内に複数おり(しかも社員)、今後も入社してくる予定らしいです。個人的にテキストベースでの英語のやり取りはそんなに苦にならない方ですが、報告書だとかアジェンダだとかSlackでのメンションだとか、それらをいちいち2言語で併記しなければならないのは割と大変ですし、正直生産性を落としています。特に僕がいるチームはリーダーが英語のみ、サブリーダーも英語のみ(リーダーが他のプロジェクトに専念する予定なので実質リーダー)なので、コミュニケーションは英語オンリーになることも多く結構大変。

外資企業というわけではなく、社内公用語を英語に切り替えようという事でもなく、チーム内の英語話者のエンジニアはイギリス人とネパール人(2人とも東京在住)なので人件費削減ということでもなさそうで、PMも会社上層部の決定に「なんでなんだろう」と首をひねっているぐらいなんですけど、どうなんですかね。多言語展開(≒世界展開)を志向しているということなのかな。それはそれで夢がある話ではあるんですけど、いやー。複数言語で開発する必要性はあんまりないような……DeepLがある時代でほんと良かった。マジ助かってる。


なおマネージャークラス、役員クラスの人の中にも外国籍もしくは母国語が日本語ではないメンバーもいるのですけど、その方たちは日本語が流暢で漢字交じりのSlackも余裕な人たちなのでそこは大丈夫。ミーティングも日本語で出来るし。ともあれなんかそういうカルチャーの会社です。


その他の業務委託案件

引き受けてからリリースまで長いこと掛かった上に、最終的に仕様が二転三転した「決済システムの移行」という大型案件が、先月末にようやく本当にリリース出来まして一安心です。初回リリースは2月上旬だったんですけど、そこから約束を反故にする取引先の勝手な行動や、そもそも同じ機能の実装が実現不可能だったAPIの仕様などなど、「聞いてないよ」という話が次から次へ出ててきて約1ヶ月の間追加の改修案件がどんどん出てくるという地獄の進行でした。

一番の被害者はもちろん僕ではなくクライアントであって、クライアントからすれば「以前までと同じ機能が使えるようにして欲しい」というリクエストさえ叶えられれば何でも良いのに、何でこうも上手く行かないの?というストレスはあったと思うんですけど、僕の方は僕の方で「以前までと同じって具体的に何よ?」「先方は『同じに出来る』って言ってたけど出来ないようになってるじゃん」みたいなストレスの連続であり、いやあ、今さらですけど開発って大変ですよね。マネージャなんか絶対やりたくないです。

いやもうほんとにお疲れさまでした。


ちなみに厳しく精査すればもっと改善すべき点はありました。でも「以前までと同じ機能」という要求を超えた開発をやってこれ以上予算を積み増していただくわけには行かないので、泣く泣く終了。結果として当初見積もりに比べてかなり予算を増額していただくことになってしまいましたが、結果的にきちんと安定動作するシステムが出来上がったので良かったかなと思います。まあ、ぶっちゃけ言うとこのレベルのシステム移行に対する予算としてはたぶん破格ですからね。相場からすると1/4ぐらいじゃないですか。普通だったら最初の要件定義のところで0.5人月ぐらいは余裕で使ってると思うし。良かったと思います。


前職からの依頼はしばらくお休み

なお、ちょっと疲れたし、現在参画中のプロジェクトに集中したいという意味もあってしばらくは前職からの依頼はお休みです。開発案件もいくつかあるらしいんですけどちょっと手(と気持ち)が回りません。早く誰か専任のエンジニアを雇えればいいのにと思いますが、昨今の人件費上昇と、「エンジニア」と称する人たちの技術力の薄まり加減(ちゃんとしたエンジニアさんがたくさんいてその方たちに対しては失礼に当たると思うんですけど、でも実際に能力の薄い人たちが増えてるので……特にPHPerは酷い気がします。自分で言うのも何だけど)を考えると、難しいかも知れませんね。

外注に出そうにも外注先のレベルもまたアレっぽいですからね。今参画しているプロジェクトの元委託先の外注(それなりに名前のある受託開発の会社)の仕事も、まあとても雑ですし。以前、外注先を選定するのでそのマネージメントをお願いしたいという話もいただいたんですが、あのレベルの外注の仕事をマネジメントするのはツラいなあ。成果物の検収は手伝ってもいいけど、マネジメントは誰か非エンジニアのマネージャークラスがやった方がいいんじゃないかなあ。わかりませんが。

開発界隈は相変わらず皆さん大変そうです。政府はもう少しなんかこう、実のあるエンジニアを育てる、そしてそのエンジニアを中小企業が雇えるような制度を整備した方が良いんじゃないですかね。一定以上の資格を持つエンジニアを雇用したら補助金を出すとかね。ま、そうなると僕も頑張って資格取らないと食いっぱぐれることになるわけですけど……AWSぐらい資格取ろうかなあ。調べてみます。今年の課題はそれかな。



飲食のお仕事

特に動きがないので省略。



今月は以上です。また来月。