お金を支払うことは大事。

小丸屋 住井 仕事柄、友人・知人の関係するwebサイトのデザインや運営を任されることがたまにあります。そういうときは大体はお金のやり取りは発生しない(必要経費の立て替えはともかく)ことが多いのだけど、本当のことを言えば、お金のやり取りがある方が気が楽です。それはプライドだとか、労力に対する見返りが欲しいとか言うことでは無しに、無償での仕事ってのはどうしてもどこかに「やってもやらなくても良いんだ」感がつきまとうからです。 7年ぐらい前の話ですが、知人のイベントのwebサイト全般を請け負ったことがありました。お金のやり取りは発生せず、スタッフとして無償でという感じだったのですが、僕自身はそのイベントのあれこれにまったく関わっていなかったため、実質外注みたいなもんでした。 最初はあれこれアイディアを出したりしていたのですが、コミュニケーションがなかなか上手く取れなかったことと、主要メンバーの1人と気が合わなかったこと、要求が頻繁に変わることなどの理由で嫌気がさし、途中で投げ出してしまいました。もうやってられん、と。あれは自分としても非常に後味の悪い経験でした。 無償だろうが有償だろうが請け負ったものは最後までやり通すのが筋だとは思います。しかし個人的にもの凄く思い入れがあるならともかく、頼まれただけの仕事で思い入れもなければ無償のまま続くわけもなく、そんな中で延々と個人の時間を削られ続けるのはどだい無理だったんだろうと。「最後までやり通す」のがプロなのではなくて、やっぱり始める時点で僕が少しいい顔し過ぎた、それをせずに、「やり通せるように受ける」のがプロなんだろうなと今は思います。 お金をもらってやっている仕事であれば、お互いに利益を得ているわけですから、嫌気がさそうが何だろうが最後までやり遂げるべきだし、辞めるなら辞める線をはっきりさせてここまでは仕事したからこの分は貰います、と言う取り決めがあるもんだと思うのです(もしくは逆に僕が払って辞めるとかね)。でも当時は僕もまだ子供だったし、僕に依頼してきた人間も随分と世間を知らないガキでしたから、その辺のことはまったく考えていなかった。

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モチベーション・マネージメント

ハンス・フォン・ゼークト – Wikipedia

  1. 有能な怠け者。これは前線指揮官に向いている。
    • 理由は主に2通りあり、1つは、怠け者であるために部下の力を遺憾なく発揮させるため。そして、どうすれば自分が、さらには部隊が楽に勝利できるかを考えるためである。
  2. 有能な働き者。これは参謀に向いている。
    • 理由は勤勉であるために自ら考え、また実行しようとするので、部下を率いるよりは参謀として司令官を補佐する方が良いからである。また、あらゆる下準備を施すためでもある。
  3. 無能な怠け者。これは総司令官または連絡将校に向いている、もしくは下級兵士。
    • 理由は自ら考え動こうとしないので、参謀や上官の命令どおりに動くためである。
  4. 無能な働き者。これは処刑するしかない。
    • 理由は働き者ではあるが、無能であるために間違いに気づかず進んで実行していこうとし、更なる間違いを引き起こすため。

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【メモ】予算と目標

「予算」について思うことがあったのでメモ代わりに少し。 「予算」というと「ノルマ」(*1)「達成目標」と捉えがちな気がするけれども、本当は違うよねという話。まぁ知識(例えば経理の知識)ゼロの上に感覚で構築してるのでぼんやりとした話なんですけど。適当なこと書いてたらすみません。 「予算」というのは「収入」と「支出」の双方をまとめた概念で、相互に相手をベースとして組まれているわけで、例えば「収入」が「予算」を下回るということは、何らかの「支出」を急遽削減するか不渡りを出すかそれを防ぐために借金をするということではないのかなと。基本的に「収入」が「予算」を下回るのは許されない。だから逆に言えば確実に計算できる額を「予算」とすべきなんじゃろかっていう。例えば、実績の加算に説得力のある成長率を掛けて算出するとか。 一方で「目標」というのは、これからしていく努力を逆算で決定していくためのもの。心意気はともかく仮に達成できなくても構わないもの。もちろん「目標」は達成されるために設定されるわけで、それが達成されないことは失敗なのだけど、「出来るギリギリのちょっと上に目標を設定する」という考え方からすると、出来ないことは失望ではありつつも想定内でもあり、逆算をやり直して再度トライすると言うアプローチになろうかと。 俺俺解釈なので所属組織によってまたかなり変わるんでしょうけど、用語はともかく、「必ず達成する最低ライン」(ここでは予算)と「達成するよう努力する最上ライン」(ここでは目標)とを定めて努力していくのが合理的な話かなぁと。「最低ライン」といっても右肩上がりと左前とではだいぶ考え方も違うでしょうけど(設備投資した以上最低ここまで業績を伸ばす/最低ここまでの売り上げ減にしておかないと翌月にはリストラ開始、など)、なんにせよ「両者をごっちゃにする」とか「予算なのに平気で未達」「達成可能性の低い数字を予算とする」「目標ではあるけど達成できないことを想定しない」とかすると、数字の役割が曖昧になってなんかあんまり楽しくない方に行きそうだなぁと言うのを10年弱の社会人生活を経て何となく思ってる。 ちなみに、「最低ライン」をまともに発表しちゃうと社員がそれに甘えちゃう(だから唯一の数字だけを伝えてそれを厳しく要求する)という発想もあるかもしれないんですけど、それは…うーん。そういう社員にはあんまり複雑なことを言っても仕方ないかもなぁとも。マクドナルドみたいに30分ごとの売り上げみたいな「ゲーム」をやるしかないかなぁ。

*1) 業種によっては「ノルマ」は「当然達成すべきもの」として理解されているんだけど、でも企業としてみた場合その多くは達成できないと会社潰れちゃうとかいう性質のものじゃないので、それはやっぱり「目標」に近いのかなと思われ。厳しく叱責されはするだろうけど。

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メールに頼るのを少し減らしてみようかな

阪神・南信男球団社長(55)は5日、西宮市内の球団事務所で行われた球団年賀会で”メール禁止令”を発した。近年、メールのやり取りが増加して球団内の議論の場で突っ込んだ話し合いが行われていないことを憂慮しての強権発動だ。意見をぶつけ合うことがV奪回への第一歩-。あなたの会社の活性化にも役立つのでは?
 

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プログラマには「種類」があるのよ

最近、プログラムだったら何でも出来ると思われてて困る。 会社設立以来のCTOだった人間が退職して以来だ。 在職中は僕はWebデザイナ、彼はプログラマと棲み分けが出来てた。Webアプリケーションについても、仕様を最終決定するのは彼でコーディングは僕とか、フレームワークは彼でViewは僕とか。彼はC/C++が書けたのでその他にデスクトップアプリケーションも書いていた。市販のレジシステムとWebDBとのブリッジとか、手入力の省力化とか。

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【メモ】経営者と従業員の給与に関する考え方の違い

「給与」とは言うまでもなく従業員にとっては利益だが経営者にとってはコスト。 仮に給料「A」をもらって「X」という実績を上げている従業員がいるとして、その社員が交渉の結果昇給して「A+」という給料になった場合、従業員的視点からすると、

これまでの「X」という実績が認められて「A+」という給料を得た
だけど、経営者側からすれば、
給料「A+」を払う以上、実績も「X+」となってもらわないと困る
ということなのだよね。 経営者の言い分が正しいだろ、っていうのは簡単なのだけど、実際問題自分が従業員の立場に立ったらそういう捉え方をするのは難しいような。特に今までの「X」に対する給料「A」に納得していなかった場合、差額「A+」-「 A」は本来受け取るべき金額との差額であって、「X+」の実績を期待されるのであれば「A++」が妥当だと思っているから、いつまで立っても折り合わないのよね。経営者はいつまでも実績のアップを求め続けるし、従業員はいつまでも給与のアップを求め続けるわけで。 個人的には「実績に応じた給与」というやつを本当にやってたら、こういう議論は起きないと思うんだけど、実際にはあるよなぁ。プロ野球だって「今年成績を残したから来年の給料は上がる」みたいに言われてるけど、経営者からすれば来年も同様の成績ならば給料を上げる必要はないわけで(ルーキーなどで明らかに見合わない場合を除く)、長引く交渉なんかでもその辺の意識のズレってあるよねーとかなんとか思ったり。

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労使交渉。

いやー。 労使交渉ってのはいつやってもタフなもんです。小さな会社だから、お互いの懐事情は嫌になるほどよくわかってるし、十分にもらってないというのも、十分には払えないというのも互いにわかってる中でのギリギリの折衝。折り合わないから退社で良いとは双方思ってないけど、出来ないことは出来ない、みたいな感じで。 交渉ごとは昔から苦手で、暫く喋ってるうちに僕の中の「いい人」が出てきちゃって、譲歩したり妥協したりしてしまっていたんだけど、不動産屋から敷金を取り戻したときに「目標をシンプルに捉えていればぶれない」ということに気づきました。敷金の話であれば、法律上または行政指導と照らし合わせて払うべきじゃない金は払いたくないということであって、不動産屋の都合とか、京都の不動産のバカみたいな常識とか、僕の都合とか、はっきり出来ない責任の問題とか、そういうのを盛り込むとぶれちゃうんで盛り込まない。 それから、喋りについても少しわかりました。言葉の巧さはもちろん必要だけど、それよりも必要なのは「余計なことを言わないこと」。上手いことを言おうと思って言葉を重ねれば重ねるほど不利になるんですね。むしろ、必要なことを必要なだけ言うことの方が求められる気がします。相手がバカだったら言葉で圧倒するのもありですけど、そういうことの方が少ないですからね…僕が苦手に感じてたのは、焦ってつい喋り過ぎちゃってたからかもしれません。自分ではよく考えて色々喋ってたつもりだったんですけどね。

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サーバを管理するようになって半年の経過報告的メモ

同僚の退職にともなって、彼がしていたサーバの管理を引き継ぎ早半年。 未だ完璧初級者のおいらがこんなに泥縄で業務やってていいんだろうかと思いつつも、後任が入るないしは外注するという話もないし殆ど首っ引きでいろいろ試しているところ。最近は少し糸口がつかめてきたし、プログラムの対応含めて徐々に冗長性を確保できるような構造になりつつあるので、今の2サーバ体制(APサーバとDBサーバ)でどこまでアクセスを捌けるか!というチキンレースみたいな状況からはそのうち抜け出せるんじゃないかと期待。あくまで期待。とりあえず近日中に静的ファイルの分散およびAPサーバのI/O対策を目的としてリバースプロキシを導入できる…はず。まだ、Symfonyのプラグインに関する問題が解決できてないけど。 リバースプロクシの内側で Location: ヘッダーの http/https を書き換えたい – 音ログのヒント

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電気工事って凄いよね、とか思ったり

昨日出勤するときに近所で電気工事やってまして、工事の人が作業車(参考:右写真)に乗って作業してたんですけど…よくよく考えるとアレって凄いよね。だって作業してるまさにその時、電気は普通にがんがん通ってるんだよね。まさにこれ以上ないっていう本番環境で、サービスは維持したままその構成に手を入れるわけでしょ?回線繋いだりとかそういうの。 しかも技術的には訓練を積んでいたとしても、本番環境がいろいろすぎてとてもテスト環境なんか作れないから、基本的には本番一発なわけだよね。こうすればこうなるはず、で上手くいった?みたいな感じで。Webサービスのメンテナンスに置き換えると、こんなに怖いことはないんだけど、でも電気工事ってそうそう失敗しないよね。たまにミスはあるかも知れないけど、想定外の動作を起こして周辺が停電とかそういうのは聞いたことない(あるのかな?)。 まぁ街の風景としてはごく当たり前のことを大袈裟に「すげー」とか言ってても仕方がないんだけど、何か妙に感心したので。

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