「メディア」や「評論家」の手のひら返しについて

サッカーW杯で日本代表が予選を突破。それを決めた第3戦デンマーク戦に対するメディア、評論家の評価が非常に高く、それについて「散々叩いておきながら手のひら返しやがって」とコメントしている人を非常にたくさん見かけるのだけど、もし本気で言っているのだとしたらそのコメントをしている人は、悪いことを悪いと認められず、良いことを良いと認められない残念な人なので注意した方が良い。 僕だってカチンと来ることは多々あるけれど、メディアや評論家というのはデフォルトで手のひら返しであって、むしろそれを止めてしまったら存在意義がない。彼らは予言者ではないし、大事なのは手のひらを返すかどうかではなくて、その瞬間の評論が当を得ているかどうかだ。それを分離して論じられないから、いつまでも日本は本気で議論できないのじゃないだろうか。自説の維持に拘泥するあまり、対象の変化を認めずいつまでも手のひらを返せないことに何の意味がある? それで金もらえるなんて楽で良いな、と言ってた人もいたけど、現状について論じて、未来が自説と矛盾したら手のひらを返して、お前この間こんなん言ってたじゃねえかよ、と批判されるところまでが仕事。あんまり繰り返すと仕事が無くなる。僕にはそんな仕事できないけどなー

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プロ野球の経営はどうなってしまうの?(Sports Graphic Number 754「Number on Number」より)

LINK 小川勝さんによる巻末コラム「Number on Number」で、プロ野球の年棒の推移とに関するデータが取り上げられていました。

プロ野球は開幕から1カ月が過ぎ、今年も選手会から年某調査の結果が発表された。 (中略) 全選手の平均が3830万円となって、6年ぶりに史上最高額を更新したのである。 (中略) 球界全体の収入も伸び始めたのであれば、それも当然だろう。だが、どう見てもそうではない。
調べてみたところ、年棒に関するデータは日本プロ野球選手会の公式ページにて公開されているデータのようなので、少しそれを見てみつつ小川さんの論を後追いしてみます。 日本プロ野球選手会公式ホームページ

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Webデザインの怖いところ

Webデザインというのはもの凄く恐ろしい面を持っています。 ひょっとすると外注で仕事を受けているタイプの人にはよく分からないかも知れませんが… 以前ちょっとしたデザイン変更を行った際に、ユーザーはそのデザインが「美しいかどうか」よりも「知っているかどうか」をより好意的に選択する、ということを感じました。単純に「自分がよいと思っていたものが受け入れられなかった」というだけの話なのですが、それって結構怖いことだと思うのです。何かを創るに当たって、どう思うかではなくどうなるかで判断されるというのは、基準がクリアである反面ある種の残酷さを持っていると思います。

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