北朝鮮の自称「人工衛星打ち上げロケット」をミサイルとしている理由は?

「人工衛星の可能性だってあるだろ!」と思ってるわけじゃなく100%弾道ミサイルの発射テストだと思ってますけど、まぁそれはそれとして客観的に判断出来る理由があるのかなぁというのは気になります。素人にはそもそもロケットとミサイルの違いもよく分かりませんし。 検索してみても詳細な解説みたいなのには行き当たれなかった(多分軍事系に詳しい人のサイトには解説があるはずなんだけど)けど、知恵袋に少し納得出来そうな記載があったので抜粋してみます。

ミサイルとロケットの違いは? – Yahoo!知恵袋

ミサイルとロケットの違いは? この度の北朝鮮の人工衛星打ち上げ実験に関する報道で、北朝鮮から発射されるミサイルとテレビ等で報道されているのですが、これはどの様な意図でミサイルと報道しているのでしょうか?

ベストアンサーから抜粋↓
  1. イラン製、シモロフ弾道ミサイルに色を塗り替え、ハングル文字、北朝鮮の国旗を描いて銀河2号ロケットにしている
  2. 人工衛星打ち上げ実験なら、、ロケットの機体に、地上から異常振動がわかるようにブロックパターンの色塗りがしていない
  3. 故障により軌道が外れ、修正が効かないときに地上からの無線指令で機体を爆破して、地上の被害を減らす、爆薬の束が機体側面に付いていない
  4. 先端部分が人工衛星収納のフェアリングカバーでなく、核弾頭を搭載できる大気圏に再突入しても断熱圧縮熱で溶けない皿型、デザインのノーズコーン
  5. 最低でも秒速8kmまで加速しないと衛星軌道に乗れないのに、地球の自転速度を加速に使う、東向きの発射でなく、南向きの発射で、燃料を余分に浪費する飛行コースを選んでいるのは弾道ミサイルの飛行コース
  6. 人工衛星の打ち上げなら、地上へ衛星の飛行位置を知らせるテレメトリー電波の周波数が公表されていないし、搭載される光明星(クァンガンサン)3号の衛星の写真も公開されていない
  7. 人工衛星打ち上げロケットには軽量化のため、ストリンガーという補強板が機体側面にあるが、これがないのは、野戦でも発射できる弾道ミサイルの特徴
  8. 地上にロケット追跡して破壊指令電波を出す大型パラボラアンテナの地上局がない
これが事実だとするなら、4の先端部分の形状や3や7の外観の特徴、5の飛行コースの分析当たりは大きな理由になるかも。単純に推測で「どうせミサイルなんでしょ」と考えて糾弾しているわけではなくて、ある程度の確信を持って「こんなんで人工衛星打ち上げるわけないだろJK」といってるということでしょうかね。そりゃそうか。これ以外の「信頼出来る情報ソース」みたいなのもあるんでしょうしね。 ちょうど燃料充填中のロケットがメディアに公開されたみたいだし、その映像を元した解説があると解りやすいんですねー。誰かエロいひと。

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仲間内だけでキャッキャウフフ出来る場所がWebにも欲しい

一昨日くらいに友人のマナドーラ君(仮名)が「SNSはユーザー数100万人を超えると悪い方向へ向かう」と呟いていて、何言ってるのか良く分かんなかったので聞いたら、要は、「ユーザー数が少ないうちは好きなことを好き放題書けるのにユーザーが増えてくると窮屈になってしんどい」というような意味でした。 「SNSが」「100万人を超えると」「悪い方向」といった用語はいずれも、小難しいことを語る「専門家」が良く持ち出す用語で、何か大きな流れとか説明するときには意味があります。でもこの場合は極めて私的な話でSNSがどうこうなるという問題じゃないし、その論旨でその表現の仕方は無いだろと思って突っ込んだんですけど、まぁでも言ってること自体はよく分かります。 ブログなんかでも誰も読まないからってんで仲間内で適当なこと言って楽しんでたら、ある日いきなり晒されて叩かれるみたいなのはよくあります。それで警戒して、思ったことを書く前に悩んでしまう…というようなこともままあります。書こうと思った内容自体が違法とかそういうことではないのですけれど。 ただ、本来公的な場所ってのはそういうもんなのですよね。自分のブログや自分のTwitterを「自分の部屋」だと思っている人は多いかも知れませんが、実際にはそこまではプライベートじゃありませんよね。通常、その部屋に何があるかのリストを作られて回覧されてますし(検索エンジン)、基本的に誰でも自由に入ってこれます。ドアを閉めることも出来ない。レベルで言えば映画館の座席くらいのプライベート空間でしかありません。 座って映画を見ることは許されてるけど、落書きをしたり、椅子を取り外したり、大声で叫んだり、隣の人間を殴ったりといった、他人や映画館に迷惑を掛けるような行為は許されていません。その制限にとらわれずに自由な行動をすることは人として認められていますけど、その行動の結果は退席処分ということになります。「退席処分」が自由を抑圧しているのでは無くて、本来自由というのはそういうことですよね。因果応報。

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「失敗させたい」という考え方について

担当だった社員が3年ほど前に退社して以来、事実上担当者不在になっている機材があります。汎用OSに特定用途のソフトウェアが載っているのですがPCの挙動がそろそろ不審。ただそのOSがWindows 2000で、かつ一部ソフトウェアがWindows 7では動かない(XPモード始め色々やったけどダメだった)ので、PCを新調してインストールし直せばOKというわけにも行かない。手に入るのは社員の中古のWindows XP機だけど、WindowsXPでは誰もトライしたことがない。 僕はといえばプロジェクトがギチギチに詰まってて手が離せないので、社長の提案で比較的若い社員(技術者ではない)にその仕事を振ることに。社長としては誰でも出来る仕事だから手が空いていて事務処理能力がある人間に振って「手段や経過は問わないから一刻も早く更新したい」と。まぁその社員に任せるのには異論はないものの「出来るだけ失敗させたい」と返答した僕。その回答がどうも上手く伝えられなかった(微妙な顔してた)ので、改めてまとめ直してみます。

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「正論」の「誤用」

せいろん【正論】の意味 – 国語辞書 – goo辞書

せい‐ろん【正論】 道理にかなった正しい意見や議論。「―を吐く」

正論というのは、文字通り正しい論。道理に適った、合理的な、そんな論を指すことが多いのですが、裏の意味として「現実を見ていない理想論」というような意味合いでも使われます。
A「そんなにお金が欲しいなら働けばいいじゃない」 B「それは正論だけど、実行は無理だよ」
でも僕は思うのですよね、この「正論」の使用は誤用なのではないかと。

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Twitterで議論をきちんと行うには技術が要る

先日、リアルの友人同士がTwitterで議論(というか喧嘩かも知れないけど)をしていて、どうも噛み合っていない気がしたので整理するつもりでtogetterにまとめてみた。まとめながら議論の流れを俯瞰してみたら思っていた以上に論点がずれまくってて呆れた。2人で全然別な話を延々してるだけっていう。そんなの俺ら見せられてたんかい。というか僕も含めてギャラリーも解ってなかったんじゃないか。 2人ともリアルでは結構コミュニケーション能力高い人たち。「人を集めて楽しいことをやる」ということを長いこと真剣にやってるのだから当然か。でもその時はまったくお互いにコミュニケーション取れてなかった。少し感情的になっていたってのもあるだろうけど、これはやっぱりTwitterのタイムラインでは議論の流れが把握しづらいせいなんじゃないかな。議論している(つもりの)2人が論点を了解していないとかカオスすぎる。 少し前にTwitterが日本でキャズムを超え始めた頃、Twitterでコミュニケーションをとか議論をとかいう話をよく耳にしたんだけど、実際にそういう例を見てみると少なくともどちらか一方が論点を上手く把握し議論を転がすような技術を持っているのよね。双方が持っていれば一定のタイミング毎にまとめが入るし、片方だけでもずれそうになるたびに引き戻す流れになる。 でもTwitterが一般化した今見てみると、大抵の場合には両方ともにそんな技術が無くて、議論を始めること自体が困難なことが多い。本人達はそれぞれ冷静で議論しているつもりなのだけれど、よーくみると論点が一致して無くてお互いがお互いの意見を述べ合うだけで終わるという。それで解り合えなくて「なんか人それぞれ色んな思いがあるよね」とか言い合って終わるんだけどそれ違うから。上手く議論を回せなかっただけだから。 議論する気がなければ、つまりはてなブックマーク的な意味で言うところの「肥だめでうんこ投げ合う」というのであれば、まぁそのままで良いんだけど、当事者同士はそんなつもりはないはずなんだよね。結構真面目な話なんです。だから余計にたちが悪い。 「議論をきちんと行う」というのは個人の性格とか資質とかではなくて、「技術」。つまり経験と学習に裏打ちされた、誰にでも習得可能なもの。今何を話題にしているかを把握し、外れたときにどういう言い回しで誘導すればいいのかという。僕にその技術があるかは正直怪しいけど無い人よりかは幾分マシだとは思うので、もしそういう場面に立ち会ったなら仲介するのもあり…でも正直そんなの難しいよね。入れんてばさ。 まぁとりあえず自分が議論をしたければそういう技術を磨き、技術がないならばTwitterでまとめようなんて思わずに素直に会うなり電話するなりした方が良いなと。技術なんて一朝一夕で磨けるもんでもないしね。 Twitterってその程度の使い勝手だと思うです。うん。

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福島とチェルノブイリの話(各自要確認な)

夜中に目が覚めてしばらく眠れなかった間に、とても面白いエントリを読んだので。

チェルノブイリ原発事故と福島原発事故の比較に関して: 福島原発事故に関して

様々な場面でチェルノブイリとの比較が取り上げられていて、色々誤解もあるので、一応調べた限りでまとめてみる。

多くの資料にあたっていることもあり、少し長い。エントリの趣旨を簡単にまとめるなら、
福島原発事故の政府対応などへの批判として「チェルノブイリでさえ○○していたのに、福島ではしていない→怠慢だ!」という論理展開が良く行われているけれど、それが正当なのかどうか?という検証エントリ。
といった感じになるだろうか。先の論理展開は、福島原発事故がチェルノブイリでの事故と同等かより酷い場合に説得性を持つわけだけど、その辺が曖昧なので検証しようと。ちなみにコメント欄で脊髄反射している人がいるけれども、政府の対応が正しいかどうかとか、低線量長期被爆は人体に悪影響をもたらさないとかそういうことを言っているのではないので念のため。

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【メモ】 活性酸素と人体に関する簡単なまとめ

Wikipediaの項目を読み、参考エントリと医療向けサイト「日経メディカル オンライン」の参考エントリをいくつか読んだだけなので、あくまで「メモ」扱いで。 以下、簡単に羅列。

活性酸素の働き

デメリット

  • 細胞を傷つける
  • 癌や生活習慣病、老化等、さまざまな病気の原因になる
  • ビタミンCの破壊を促進し、しみ、くすみなどの原因となるメラニンを増加させる

メリット

  • 摂取した糖質をATPというエネルギー物質に変換する
  • 白血球などの好中球やマクロファージが体内の異物や毒物を認識し取り込み分解する際に利用される
  • 情報伝達物質(シグナル伝達)として働く

最近の研究

  • 活性酸素は老化に関与していない
  • 酸化ストレスの上昇がない人々に抗酸化ビタミンを投与した場合、心筋血流や内皮機能に悪影響が現れる可能性がある
  • 喫煙者によるβカロチンの過剰摂取は、癌や心血管死のリスクを増す可能性がある
  • 抗酸化サプリメントの中でカロチンは発癌リスクを高める、セレニウムには消化器癌予防作用がある、それ以外は特に効果はない(参考資料2)
  • ビタミンE、ビタミンCには強い抗酸化作用があると言われているが癌リスクを低下させせない(参考資料3)
  • 活性酸素を減らすことは癌を進展させる可能性もある(参考資料5)

参考資料

  1. 活性酸素 – Wikipedia
  2. 酸化ストレスが低いのに抗酸化ビタミンを長期間摂取すると心血管系に有害:MedWave Back Number
  3. ビタミンE、ビタミンCを摂取し続けても心血管イベントを予防できず:日経メディカル オンライン
  4. 抗酸化サプリメントは消化器癌予防に有効ではない:系統的レビューとメタ分析から:MedWave Back Number
  5. 「膵臓がんは最も大きな変化が期待できるがんです」:日経メディカル オンライン

なんとなくの感想

「抗酸化物質は体によい」「酸化作用は体に悪い」というのは、思考停止っぽい。酸化/抗酸化の機能はそんな単純な仕組みではなく、体へどんな影響を与えるかは状況によって変わる可能性がある。 少なくとも、
  • 活性酸素には細胞を傷つける作用がある(ガン細胞含む)
  • 活性酸素にもメリットがある(完全な有毒物質と考えるのは間違い)
  • (活性酸素に発癌促進作用があったとしても)抗酸化サプリメントには発癌リスク低減の効果はなさそう
あたりは言えそう。

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自然の法則は結果論ではないのか(端書き)

友達がふとこんなことを呟いていて、

自然の法則に反するものはいずれ淘汰される。とゆうのはごく当たり前の法則ではないのか。
まぁ別にさして大きな意味もなかったんだろうけど、ついマジレスしてしまって恥ずかしかったついでにメモ書き。 僕のマジレスはこれ↓ .bbpBox{background:url(https://a0.twimg.com/profile_background_images/110543842/bg.jpg) #000000;padding:20px;}

人間はまだ淘汰されてないし、農業が廃れたという話も聞かないし、だいたい自然の法則なんて誰も知らない…というか、自然の法則って結果論2011年8月4日 13:46 via Twit for Windows

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「トートロジー」ってなに?

議論している時にスパッと言えると格好良さそうな単語第5位当たりにランクインしていそうな単語「トートロジー」。しかしいまいち意味がわかんないので上手いこと使えない単語でもあります。まぁ意味もわからんのに使ってみたいとか小学生かという感じですけど、ともあれいつかきちんと解りやすく使える日を夢見て意味を調べてみたいと思います。 とりあえず、Wikipedia。

トートロジー – Wikipedia

トートロジー(Tautology, ギリシャ語:ταυτολογ?α)とは、ある事柄を述べるのに、同義語[1]または類語[2]または同語[3]を反復させる修辞技法のこと。同義語反復、類語反復、同語反復と訳される。関連した概念に冗語があり、しばしば同じ意味で使われることもある。また、撞着語法はトートロジーの反対の技法である。 A Dictionary of Modern English Usageの定義では「同じ事を二度言う」とされ、スタイルの誤りと見なされることが多い。

ほー。 解りやすいけど、想像していたのとはちょっと違うなぁ。僕が想像していたのは何らかの主張に対する切り返しとして「それってトートロジーだよね?」「それは結局トートロジーだしきちんと説明できてないよ」的な感じだったのですけど、この説明だとなんか色は付いてない感じ。

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寛容な社会でありたい(アニメ「日常」と漫画「究極超人あーる」におけるアンドロイドの描写について)

まぁなんというか、毎週日曜日にアニメ「日常」をニコニコチャンネルで見ているわけですが。 結構最初の頃から思っていて、今回第16話を見てそうだなぁと特に思ったのだけど、 日常 #16:日常の第十六話 なんというかこれ、「究極超人あーる」(ゆうきまさみ)にあったのと同じテーマを感じるのよね。

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