自分が悩んできた道を、

こう書くと本当に偉そうで嫌になるけど、 でも実感として、 自分より年下の人間が、 過去、僕が悩んでいたことと同じような種類のことで 悩んでいる場面に遭遇することが、増えてきたような気がする。 だからといって僕が、過去(または現在)、 その問題を理想的に解決しているわけではなく、 その年下の友人に対して何のアドバイスもしてあげられないのだけど、 そういう、年下の友人の中に過去の自分を見る、というような、 ある意味、既視感に近い感覚を覚えるに付け、 自分が年を取ったのかもしれないなぁ、と思う。 そう思うと、世の中の『大人達』が、 自分より年下の人間に対して、 さして理由もなく偉そうにしていることも、 何となく理解できるような気がする、要は、 『ああ、それね、俺も10年前に同じことを思ってたよ』 という、優越感のようなものなのだろうな、と。 んで、年上の人間が年下の人間の悩みを理解しているかというと、 実際には半分くらいなんだよね。 人も状況も違うわけだから、 悩みの構造部分については理解できるけど、 (例えば、20代前半で漠然とした不安を持つ、とかだ) 問題自体は理解してあげられないし、 説教とか、アドバイスとか、んーおこがましいよなぁ。と。 結局は、自分で悩むほかないからね。 昔も今も、そうした態度を取る人に対しては、やっぱりむかつく。 いわゆる、『メタ化』と言われているような、一般論的な論理展開、 俺もそうだったからお前もそうだろ的、 個々の特性を無視した、 あたかも、自分の性格や状況は重要じゃない、と言われているような、 そんなことを感じさせられるからなんだろうな、と思う。 僕とあなたは違う、と。 でも気づけば、同じように、 年下の友人に対して、偉そうに振る舞ったり、 『お前、分かってないよ』 とか言って誤魔化したりしてる自分がいて。 過去の自分に指摘されるまでもなく、 分かるように説明するか、もしくは黙っているか、 適切なのはのどちらかであって、 わざわざ挑発したり、軽蔑したり、 (そして遠回しに自己満足したり) そんな必要は全くないんだよな、という。 年齢関係なく、自分ではない人間と話すことは、 本当に様々なことを教えられるし、刺激になるけど、 それとこれとは別問題。 わざわざ、お節介焼くために出張る必要はなくて、 相手が何かを行ってきたときに、 初めて一緒に考えてやれば良いんだろうな、と。 それはつまり、本当にわかる大人と話すためには、 勇気を出して相談し、尋ねないといけないんだけど。 難しいね。

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DVDレコーダーを買ったせいでやたらとテレビを見ている気がする…件。

先日、ちょこっと書いたとおり、私、DVDレコーダーを購入いたしました。 買った機種は、東芝のRD-XD71。 ネットでの評判はと言うと…、 まぁ実はそう芳しくないんですが、 BSチューナーが必要だったこと、 予算がそうたくさんはなかったこととで、 選択肢はそう多くなかったのでした。 何となく自分の中で、 『買うんなら、RDシリーズ』 と決めていたというのもあるし。 まぁ何はともあれ、結構お得な値段で買えたし、 一部で超酷評されていた、 取扱説明書のわかりにくさとか、設定の煩雑さなんかも、 僕にとっては苦にならない程度。 (多分、僕はこういうのが得意なんでしょう) むしろそんなことより、 乱立するDVD関連仕様の方がわかりにくくて、 えーと、つまり、撮った映像を、そう悪くない画質でDVDにするには、 一体どういう設定にしておけばいいのよ!キィーッ! と、そこまでは行かないけど、 DVD-Rは、高画質で2時間録画可能、 果たして放送が2時間をちょっと超えるサッカーの試合は、 きちんと1枚に収まるんでしょうか。 何となく今でも不安です。

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右腕が最近ずっと痛いのです。

『毎夜、腕枕をしてあげている』なんて言う状況は無いわけですが、 なぜだか、右手が痛い。 ここ2週間くらい。 最初は、なんか寝違えた?みたいな感じで始まったのだけど、 段々、痛みというか違和感が広がってきて、 ダルイ感じで。 そのうち、肩胛骨にだるさと、 腕を回したときに痛みが出て、 肘もなんとなく痛くなって、 手首も疲れてきて。 うーむ。 肩の凝りと腱鞘炎から来る何か、のような気がしないでもないです。 あと、寝付けないときに、右を下にして、横になって寝る習慣があるので、 (なぜか、寝付きが良い) そのせいかなぁとも。 最近、そんなことも気をつけてたり。 あー、なんか、年取ってきた。 身体が。 いかんなー。

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美容師な人びと

友人、知人に何人か美容師がいるんだけど、 先日イベントで会ったときに、 彼らに共通する、職業病?とも言えることに気がついた。 彼と会うのは、多くても月に2回くらいなんだけど、 お互い結構長いことそのクラブに通ってるので、 知り合ってからは長い。 まぁ、イベント以外で会うことはないんで、 それ以上の付き合いではないけど。 で、会うと、必ず最初に何かコメントをしてくれる。 痩せた?太った? なんか年取った? 疲れてる?元気そうですね。 髪切った?髪伸びた?… 場所が美容院であったり、 僕が女の子であったりすれば、会話のとっかかりになるし、 前回会ったときのことを覚えててくれたんだ、と思うんだろうけど、 ここはクラブでそういう挨拶には不向きだし、 (握手やその他アクションの方がよっぽど雄弁だ) そういう話の振られ方をして、 気を使ってくれてるから何か気の利いたことを返さなきゃ、とは思うけど、 結局当たり障りのない言葉しか返せずに、 さして会話は弾まなかったり。 まぁ向こうはさして気にしてなくて、 きっと、ナチュラルに出てくる言葉なんだろうけどね。 まぁでも、クラブで、ということを除けば、 そういう気の使い方ってのは良いんじゃないかとは思う。 あなたをちゃんと認識してますよ、ってのは、 結構僕に不足しがちな要素ではある。 んーでも、そういうことがさしたる思慮もなく、 むしろ殆ど脅迫に近い形で、 口から出てくるような感じにはなりたくないなぁ、とも思う。 そういう言葉を常に吐くことで、 なんか言葉全体の重さが、軽くなっていってしまう気もする。 本当にそうなのかはともかくとして、軽薄に感じられる。 思えば、美容師というのも大変な商売だよなぁ。 話題がなきゃやってけないよな。

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トイレが好き。

日常生活の中で落ち着く場所を1つあげよ、と言われたら、 僕の場合、トイレ、ということになる。 ああ、もちろん、 綺麗で悪臭が漂っていない、個室、ということが前提ではある。 そういう意味で言うと、今の職場のトイレは理想的だ。 そこそこ綺麗だし、ほぼ臭いもないし、 元々物置だったところを改造したので、 トイレ1つに1人しか入れない。 落ち着くには十分な環境だ。 人によっては狭いところが苦手…という人もいると思うけど、 僕の場合、トイレに関してはあんまりそういう感じがない。 それどころか、なんだかなー周りと隔絶された環境が、妙に落ち着く。 で、例によって、なんだかんだと関係ないことを思いながら、 結果として、今自分がやっている作業に関連した何かを思いつく。 不思議だなぁ。 そういうリズムがあるんだろうなぁ。 思えば、子供の頃から、 どうもトイレで何かするってのが好きだったかも。 別に便秘でもないのに漫画を持ち込んでみたり。 今の自宅のトイレは、ユニットバスで、 逆に閉塞感が足りない感じがあるので、あんまり籠もらない。 時々、『セレブ豪邸特集!』なんて言うTV番組で、 気恥ずかしくなるくらいの広さのトイレなんかを紹介してるけど、 いやーやっぱり、トイレは狭くないと。 ちなみに、最も狭かったのは、河原町今出川のファミマのトイレ。 入って洋式の便座に腰掛けると、膝がドアに当たる、 頭も天井に当たりそうになる、という狭さ。 これは、狭すぎ。

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15 Ways To Live Longer(長生きする15の秘訣)

その後、「そういえば・・・」と思い出したForbesの記事もひっぱりだして眺めてみた。 » 15 Ways To Live Longer(長生きする15の秘訣) まぁ、常識ですが、普段の生活をふと振り返ることができてよかったです。それぞれの項目には豆知識っぽいものもあるのでご興味のある方はどうぞ。
へー。そんなものが。 長生きの秘訣、なーんていうと、 なんかかたっくるしいものを想像してしまうけど、 そんなのではなくて、 もっと明るく生きようぜ、というような感じ。 Forbesってことで、リンク先は当然、英語なので、参考までに、 一部を除いて、田口さんの和訳をお借りしつつ、原文を対比させて紹介すると、
1 Don’t Oversleep(寝過ぎないようにしよう!) 2 Be Optimistic(楽観的であれ!) 3 Have More Sex(もっとセックスを!) 4 Get A Pet(ペットを飼おう!) 5 Get A VAP(健康診断を受けよう!) 6 Be Rich(お金持ちになろう!) 7 Stop Smoking(禁煙しよう!) 8 Chill Out(リラックスしよう!) 9 Eat Your Antioxidants(アンチエイジングな栄養素をとろう!) 10 Marry Well(良い結婚生活を送ろう!) 11 Exercise(運動しよう!) 12 Laugh A Little(ちょっと笑おう!) 13 Lose Weight(体重を減らそう!) 14 Manage Stress(ストレスを減らそう!) 15 Meditate(瞑想しよう!)
ほうほうほう。 なるほどね。 いかにも、アメリカ人が好きそうな感じが漂ってるけど(笑) 一応、解説の文章も載っているので読んでみる。

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Google Calendar…..orz

Google Calendar そういえばスケジュール管理って、俺、全然してないなぁ、 いつも不便だと思ってるのに、未だに携帯だわ、 道理で、不安になってメール見返したりしてるわけだわ、 そうか、Googleから、『GoogleCalendar』なるモノが出たらしいし、 それなら、WEB上だし、どこからでもアクセスできるし、 こりゃいいんじゃね、 俺もスケジュール管理を徹底させるぞ、 2006年の(何番目かの)目標だ! と意気込んでみたけれども… うーむ。 しばし待つか… 鉄は熱いうちに打たねば……

追記。
しばらく待ったらすぐに使えたーー。 うし。

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騙されたのかもしれないけど。

『あのー…すみません』 仕事が終わって、あーやれやれさて帰るか、と思いながら、 河原町二条を西へ折れたとき、誰かに後ろから呼びかけられた。 あの辺りは、クラブが再開したことから若者も多く、 何かイベントか、はたまた道を聞かれるのか、 と思いながら振り返ると、そこには、 薄汚れたジャケットに、大きめのバッグ、よれたスラックスの おっちゃんが立っていた。 『あのー…すみません、私今から、バスに乗って京都駅に行って、 そこからJRで尼崎まで帰るんですけれどもね…』 おっちゃんは、不安な顔をして、 言いよどみながら話しかけてきた。 やっぱり道を聞かれるのだ、僕はそう思い、 さて、京都駅へ向かうバスはどのバス停から出ているんだろう、 と思いを巡らせた。 だが、おっちゃんは、同じことを頭からもう一度言う。 『あのーすみません、バスに乗って京都駅に行って、JRで 尼崎まで帰るんですが…』 『ああ、バス停ですか?えーと京都駅にはどこから乗るんだったかな…』 『いえ、場所はわかってるんです。わかってるんですけど…』 言いよどみ、しばらく沈黙したあと、こう続けた。 『800円足りませんねん…』 一瞬、え?と思ったが、 僕の顔にうつった不審な表情に気づいたのだろう、 おっちゃんは、慌てて、しゃべり始めた。 『私、土方やってるんですけどもね、仕事が無くなってしまいまして、 北白川の方とか、いろいろ行ってみましたんですけれども、 仕事が無くて、それで、尼崎にかえらなあかんのですけども、 お金が無くなってしまいまして、ご住所教えていただいたら お返ししますから、あの…』 バッグから運転免許証を取り出して見せながら続ける。 『これも、残りが50円しか無くて、800円足りなくて…』 もちろん、僕が裕福なわけではない。 たまたま、食うに困らない生活をしているけど、 見知らぬ人に二つ返事でお金を貸せる余裕はない。 でも、僕はそんなおっちゃんを見ながら、 ジーンズのポケットから、財布を出していた。 『え…あ…、ありがとうございます…』 『あ、あの、ご住所は…この近くにお住まいですか?』 京都の住所を教えるのは少々手間だ。 自分でも正確には覚えられないし、多分相手もわからないだろう。 それに、家まで返しに来られるのも少し不安ではある。 運転免許証と、残り50円しかないプリペイドカードを持って 僕を見つめているおっちゃんに、 僕は真ん中で折った千円札を差し出して、声を掛けた。 『いや、いいっすわ。きぃつけて。』 おっちゃんは、戸惑った顔をしながら、 一方で安堵の表情を見せ、何度もお礼をしながら、 河原町の方へ歩いていった。 * * * 僕は、騙されたのかもしれない。 そのおっちゃんは、橋の下に住んでいる人たちの一人で、 僕が上げた千円は、その日の晩酌に使われているのかもしれない。 『でも、まぁ…』 そんなことはどうでもいい、と、思った。 例えそうだとしても、明らかに自分より若い見知らぬ男に、 金を貸して欲しい、などと、言えるものではない。 帰る予定があるんなら、帰りの交通費くらい残しておけよ、 そう思うけど、彼には彼の事情があったんだろう。 例え騙されたんだとしても、 そのお金で彼が少なくとも今日、生きることができるなら、 それで良いじゃないか、と。 そんな安易なことをしたら、 癖になっておっちゃんのためにならない、 そういう意見もあるかもしれない。 でも、僕には、彼を説教する権利はないし、 いつ、僕が同じように困らないとも限らない。 そのとき、僕が必死で声を掛けた人は、 僕にお金を貸してくれるだろうか? きっと、冷たくあしらわれるに違いない。 ここにこうして書いてる時点で、 『僕は良いことをしたのだ』 そういう思いがあることは間違いないけれど、 そうした全てを含めて、僕は彼にお金を渡したのだ。 お人好しすぎるけれど、 僕はきっと、間違っていない。 彼ともう一度会うことがあるとは思えないが、 少なくとも今夜は、家に帰り、生き延びられるだろう。 それだけで、十分だ。

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軽く落ちてるんかもしれん。

軽く落ちてるんかもしれん。 んー… 落ちると、1人の世界に入りたくなるんだよね。 走る、ってのもそういう傾向の1つかもしれないな。 自転車で旅行するときって、決まって、そんな心境だな。 そういえば。 旅行の途中で吹っ切れて、 誰かに電話してみたりすんのね。 それまでは、メールも、電話も、しない。 そうかもしれないな。 わかんないけど。 でも、 信頼を裏切らない、 最低のラインだけは守らなくちゃいけないよな。

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