温度や湿度といったデータをだらだらととり続ける、小学校の百葉箱当番みたいなのが好きです。温度や湿度に限らず継続性のあるデータのあるものであれば好きで、詳細に解析する技術や、解析結果を活動にフィードバックする能力まではないけれど、単純にグラフを眺めてあーだこーだ考えるのが好きです。「ああ、3年前の秋はいきなり涼しくなったんだなあ」とか。それが実生活に役に立つかって言うと1ミリも役に立たないけど、好きなもんは仕方ない。
先日、TechCrunchにこんな記事が出てました。
Thermodoは、iPhoneのヘッドホンジャックに差さる小さな温度計 | TechCrunch Japan
デンマークのスタートアップ、RobocatはAppleのiOSデバイス向けに数多くのソフトウェアを開発してきたが、今日(米国時間3/7)同社は新分野に手を広げ、iPhone、iPad、およびAndroidデバイス用に新しいハードウェアを発表した。Thermodoは、非常に小さな温度計で、デバイスのヘッドホンジャックに差すと、本物の温度データをアプリに送り込む。
Thermodoのハードウェアは、受光式温度センサーをオーディオジャックの中に組み込み、少さな円筒状のキャップで保護したもので、デバイスからわずか1/4インチ[6~7mm]しか突出しない。専用の電源を必要とせず、気象データを音声信号にして端末に送信し、API経由で対応する温度に変換される。同APIはThermodoの専用アプリで最初に利用される他、同社が過去に発売したHazeとThermoの両アプリでも使用できる。
Thermodoはオフラインで室内でも室外でも動作し、付属のキーホルダー型ケースを使えば、使用していない時にもこの小物体をなくさずにすむ。Robocatは、同社のオープンソースSDKを使えば、究極的には、Raspberry Pi、Mac、ArduinoベースのガジェットなどどんなデバイスでもThermodoを利用可能だと言っている。
簡単に言うとiPhoneに取り付け可能な温度センサー。アプリケーションではなく、ハードウェアなので、iPhone端末で温度を測定して記録することが出来ます。よくInstaweatherなんかで温度が表示されてますけど、あれは気象情報発表による温度であって(それこそ百葉箱的な)いまここの温度というわけではありません。でもこれで計測される温度は今そこでそのセンサーが感じた温度です。外は冬でも、暖かい部屋にいればその温度が出るわけです。
わーお。
そんな機械を待っていた。
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