河原町通りは、自転車は通行禁止です。当然、歩道も。

昼飯を食いに出て、帰ってきたら、店の前で一人の男が吼えている。 年齢は40-50歳くらいで、右足にギブスをしており、松葉杖を片手でついていた。 傍らには、奥さんか、母親か…というような女性がおり、 男の怒りように、恥ずかしいやら、心配やらでハラハラしている。 その男は何を怒っていたかというと、 河原町通りの歩道を走る自転車の人すべてに対して、 『ここは、歩道だ!自転車を降りろ!』 『自転車に乗るなら車道を走れ!』 と怒鳴っているのだ。 自転車に乗った人は突然のことに驚くやら、憮然とするやら、 付近の歩行者も、何事だ?喧嘩か?という雰囲気。 何も言わずに通りすぎようとする自転車には、 かなり遠くに行っても後ろから罵声を浴びせている。 実は、彼の言うことは正しい。 歩道は、いかなる歩道であっても、自転車の通行するところではない。 自転車が通行できる歩道には、そのような看板が立っているし、 その看板がなければ、そこは歩行者専用だ、ということになる。 雰囲気から推察するに、恐らくそんなことが原因で 怪我をしたのではあるまいか。 歩道を平気で通常速度で走行する自転車乗りが多いのもまた事実ではある。 彼はそんな自転車に引っかけられて、 転んだ拍子に骨を折ってしまったのかもしれない。 怒りようからすると、そのまま自転車は逃げてしまったのか。 ただし、自転車乗りにも、言い分はある。 河原町通り御池~四条間は、以前も言ったとおり、 10-22時の間、車道を自転車などが走ることが規制されているのだ。 だから、河原町沿いの店に行くには、どうしたって歩道を走らなくちゃならない。 まぁ、バスがひっきりなしに通り、 路駐が横行する河原町通りを自転車が走るのは、元々至難なんだが、 まぁなんにせよ、自転車側から見れば、まことに不合理な規則だ。 そういうわけで、河原町通り沿いの歩道は自転車が多いんである。 もしかすると、自分が間違ったことをしていると 気づいていない人も多いかもしれない。 だって車道は危ないじゃないか、とね。 それ以上に、歩行者はもっと危ないんだけど。 怒鳴り散らしていた男性の言うことももっともで、 むしろもっと多くの声があってしかるべき状態だ。 特に夏休み、自転車で街にやってくる中高生は、そんなことお構いなしだし、 そもそもそんな規則すら知らないだろうから。 でもなぁ。 自転車一人一人の前に立ちふさがって、怒鳴り散らす、 その手法自体は正しいとはいえないよなぁ。 そういうのは、熱いとか熱血とかとは言わないだろう。 むしろ逆に、お前そんなに偉いんか、と言いたくなる。 物にも言い方ってのはあるわけで。 苛々するのは仕方ないけど、周りも暑くて苛々してんだ、 もう少しよく考えなさいよ。

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気になる新製品 – ロジクールのゲーマー向けハイエンド・マウス

先日、仕事用にマウスを買った話をしたのだけど、マウスにせよキーボードにせよ身近な道具って大切だと思う。まぁそういうことが高じてプログラマー、エディターの中には部屋にキーボードがごろごろ転がってたりマウスがあるのにトラックボールも持ってたりする人もいるらしいのだけど、まぁ僕はそこまでではないにせよ、いやストレスが溜まる状況では仕事できないですよ。あ、正確に言うと、ストレスなんてどうしたって溜まっていく物なので道具を変えるだけで少しでも減らせるなら減らしたい、と。

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政局→選挙。

なかなか、興味深い展開になってきました。 東京10区、反対派の小林前議員の所で、小池百合子環境大臣を擁立、 反対派37人には公認を出さないばかりか、 出来ることなら落選させようという心づもりらしい。 『そんな馬鹿馬鹿しい戦いする前にやることがあるだろう』と 正論を吐くと思われているかもしれないけれども… 案外、そうでもない。 むしろ、もう少し違った感想を抱いた。 や、面白くなって良いんじゃないの?と。 (注:別に小泉を支持するわけではない) 『郵政民営化』なんて、論点としては小さすぎるような気がするけれども、 それでも、選挙の論点と、党としての方針を明らかにし、 それに従わないものは党から出ていってもらう、 ある意味で、分かりやすい政治、よく見える選挙かもしれない。 (脚本はイマイチだが…役者は面白い) 恐らく反対派は、権力主義とか、横暴だとか、そういう、 民主主義が陥りがちな、ヒューマニズム的反論をし、有権者の情に訴えようとするだろう。 間違ってはいないけれども、ただ勘違いしないで欲しいのは、 政治というのは、その権力を奪い合う場であるはずだ。 権力を握り、自分の考える政策を通すことが政治だろう。 政治で負けた政治家に期待できるものなんてあるだろうか? 小泉の手法が正しいとは全く思わないけれども、それに対して、 政治家自身を否定するような論調で、反論することは、 本当に情けないし、馬鹿馬鹿しいことではないかと思う。 解散の意図が、常に、『国民の真意を問う』である以上、 一連の小泉の言動は筋が通っている。 『自らの考え=国民の真意』と信じるのであれば、 それに基づく選挙を行うことも、筋違いとは思わないし、 信じられないのであれば、党を出てもらうことも仕方がない。 思想の違いだし、 公認しないのは民主主義ではない、なんてことを某前議員はぼやいていたけれども、 自民党にいなくたって政治は出来るんだから、 自らの信念に基づいて、自民党外で選挙すればいいだけじゃないか。 『じゃ、賛成すれば良かったのか!』ってそれも違う、 反対し、党を出れば良かっただけだ。 ナチュラルだ。 重ねて言うけれども、小泉は支持しない。 最初から、あんまり乗り気になれなかったけれども、やっぱりそうだ。 彼は信用できない。 ただ、今回の一連の行動は、悪くない。 僕(または国民)のフィーリングとずれている点があるとすれば… 郵政民営化法案で、ここまでやる必要が果たしてあるんか?というところか。 こんな議題でやらずに、 消費税率アップとか、安全保障問題とか、もっと重要な案件はあるはずで、 単純に小泉を通してみて、これ(郵政民営化)が一番分かりやすいから、 ただそれだけなような気がする。 盛り上げよう、盛り上げようと、必死だな。 良薬、口に苦し。 あまりに分かりやすく、飲みやすいこの選挙は、果たして良薬になれるんだろうか… 『観劇』としては面白いけれども、結局大して中身がない、 そんな選挙になりそうな気がする。 それにしても、亀井は喋るのが下手くそだな。 良く喋るし、口も頭も回るから勘違いしてたけど、 今、報道ステーションに出ていたのを聞いたら、どうも、 演劇全体がまだ見えてないようだ。 『どんな政治をやるんですか?』 『自民党らしい政策を断行します。』 アホほど分かりやすい喧嘩を挑まれてるときに、 そんなことを言っていては、どんなに中身があっても負けるぞ。 今思ったけど、なんだか、プロレスの試合みたいだよなー 遺恨、記者会見、マイクパフォーマンス、 しょっぱい試合だけは勘弁してね。

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本日のニュース。 – 2005/08/10

ITmediaニュース:ゲーム50時間ぶっ通しで男性死亡――韓国
ほぼ50時間連続でコンピュータゲームを続けた韓国の男性が、インターネットカフェで長時間セッションを終えた数分後、心不全で死亡した。当局が8月9日明らかにした。 この男性は28歳で、リー氏という姓だけが判明している。警察によれば、韓国南部の大邸にあるサイバーカフェで、オンラインの戦闘シミュレーションゲームをしていた。
まぁもうホントに、『またか、』という感じなんだけれども、それにしても。 この人、ツッコミどころありすぎ。
3日間、席を離れたのはトイレに行く時と簡易ベッドで短い仮眠を取る時だけだった
ゲームに費やす時間を増やすため、最近仕事を辞めたばかりだった。
死因は、疲労による心不全らしい。 そうか、そういう原因で人って死ぬんだなぁ、と思ったけど、いくらなんでもなぁ。 個人の責任で死ぬんだから別に良いけど、 それでもやっぱり何か、対策できればいいと思うんだけど。 ゲームやってもいいから、せめて死なないようにはならんかなぁ。
ITmediaビジネスモバイル:BREWとは何か?
BREW特集を開始するにあたり、まずは最も基本的な、かつ難しい問いに答えなくてはならないだろう。それは「BREWとは何か?」だ。まずはBREWの誕生から今までを振り返ってみよう。
ニュースではないけれども、ITMediaの特集から。 BREWって話は聞いたことがあるけど、 やっぱり、アプリを作るための言語、くらいしか認識がなかった。 でも違うんだねぇ。 そうじゃなくて、C/C++で書かれた、プログラムのプラットフォーム、らしい。 分かりやすく言うと、共通仕様みたいなものかなぁ。 かなり目から鱗。 今現在、携帯電話の各機能は次々にBREWに移植されていて、 しかもそれぞれが独立して、プラグインのように扱えるらしい。 要するに、アプリだけじゃなくて、 メールとか、スケジュールとか、アドレス帳とか、 もしかするともっと細かく、 メールを受信して振り分ける機能とか、 アドレス帳に載せた電話に電話するとか、 そういうことかなぁ。 コラム内で、将来の携帯の可能性として、
また将来は、逆もあり得る。例えば、ハードウェアにBREWだけが乗った携帯電話を販売店で購入し、そこで店員と相談しながら載せるべき機能を選び、操作や画面構成の好みを伝えれば、望みどおりの携帯電話が仕上がるというスタイルも夢ではない。小学校3年生用に「出会い系サイト接続制限つきブラウザ」と「スパムメール自動排除機能つきメーラー」を搭載し、代わりにアプリダウンロード機能を外した携帯電話や、弱視の方用の目に優しい携帯電話などがすぐできるかもしれない。「ツーカーS」的な最小機能の携帯に、事故防止の為のGPS機能だけを付加したモデルを欲しいという人も多いのではなかろうか。極端にいえば、アプリ配信もグラフィックも不要な携帯電話モデルを、BREWならば考え得るのだ。
なんていうことも書かれている。 まぁ、実現するかどうかは、技術的な問題よりもむしろ、 採算性の問題の方が大きいだろうけど、 そんなことになったら、面白いなぁ。 携帯のキャリア開発は、必然的に機械的なこととデザインに偏っていくよね。 中に入れるもの(プログラム)が、どの携帯でも共通になってくるのなら、 あとは、見た目と、カメラやアンテナや電池の性能くらいしかないし、 言ってみれば、携帯からプログラムを切り離すことで、 より機械的な開発に『戻って』いくのかも。 プログラムだけを開発し、売る会社も増えるだろうし、 携帯の開発現場も変わっていくのかもなぁ。 最後は、これ。
ITmedia ライフスタイル:“後付け車載カメラ”から“音が出る鞄”まで――ワコー商談会
車の“しっぽ”こと「サンクステイル」で話題になったカー用品メーカーのワコーが新製品商談会を催した。「カーエンターテイメント」を標榜する同社だけあって、実用的なのか、冗談なのか、ちょっと微妙な製品が目白押しだ。
いやもう、特に何も言うまい。 もう見てください、面白いから、という感じ。 僕自身は車に乗らないのであんまり関係ないけど、 こういう『発想』は大事にしないとなぁ、と思う。 僕にとっては、発想は、 生きる上でかなり上位にランクされてる価値観だしね。

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精神論的な物は当然…

先日、体育会系について、みたいなことを書いたのだけれども、 自分的にはいまいち不満の残る文章だった。 ただ、『体育会系的』と呼ぶな、といってるだけな気がする。 本当はそうではなかったのだけど、 感じていることを上手く言葉に出来なかった。 もどかしい。 そんなことを思っていたら、 いま、意外な場所で、意外なほど的確な言葉を見つけたので、 それを転載しておきます。

今回行った、ハメコ。氏へのインタビューの席で印象的だったのが、筆者の「格闘ゲームで強くなるためには何が必要だと考えますか?」という問いに対しての回答。 氏は「環境が一番大事だと思います。それは、一緒にプレイする人たち、プレイする時間、それからお金も含めて」と答えた。そして「あきらめないで練習しよう、とかそういった精神論的なものは、当然持っているべきものであって、その上で環境を作り出すことですね。センスだけじゃ勝つのは難しいでしょう」と続く。
これはどこからの引用かというと… ITMediaの記事、『ITmedia Games:あの「HORI」がオリジナルスティックを製作―― 加熱するEVO2005 チャレンジ』から。 記事内、鉄拳のトッププレイヤーの1人、ハメコ。氏のインタビューがあるのだけど、 その中でのやりとり。 注目したいのは…精神論なんて、あって当然、という考え方。 勝ちたい、という気持ちの部分があるのは当たり前のことで、 その上でなにが出来るか、準備をどうするかという部分なわけだよね。 全く違う分野だけど、やはりそうだよなぁ、と思う。 アトランタだったっけ? オリンピックの選手が『楽しむこと』をやたらと全面に出して主張していて それに強く違和感を持ったのだけど、 結局それって…無い物ねだりというか、アレルギー反応というか。 MLBなんかでもそうだけど、必死に、がむしゃらにやっていることを楽しんでいるんだよね。 自分がすでに楽しめていないことを分かって、 むしろ緊張感を犠牲にしてまで、緩めようと思ったというか… 精神論なんてのは…成功するためには当然のことで、良い悪いじゃない。 『なんだって、やる気があれば出来る!』 という焚き付け方は確かに間違っているかもしれないけれども、 (やる気があったって、出来ないときは出来ない) 安直な精神論忌避の流れで行くと、 『やる気』そのものから否定するでしょう? 気持ちなんかひとっつもプラスにならねぇ、みたいな。 いや、違うんだよ、 何が違うかっていうと、見ている物のレベルが。 ひくーいところで満足したいんなら、それでも良いけれども。 もちろん、アトランタに関して言えば、 あのときのヒステリックな行動の裏に、 メンタルな部分に関する取り組みがあまりに遅れている、 日本のスポーツはメンタルな部分はひたすら個人の特性に任せるだけだったからね、 そのことがスポーツ全体で認識されたという意味で、 十分に意味があったんじゃないだろうか。 競技者は、どんなときに楽しめばいいのか、ということを、 選手も把握したと思うし。 そのことが、アテネでの超好成績に繋がっているのかもしれないし。 しらんけど。 まぁ、とにかく、そういうことです。 (やっぱりまとまってねぇ)

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マウス購入(仕事用)

職場で使用していたマウス(私物)がもう相当に痛んできたので、 そのマウスは自宅のノートPC用に隠居させることにして、 仕事用には、新しくマウスを買うことにした。 そういうわけで、汗だくになりながらも、 仕事中に寺町までマウスを買いに。 ツールに関しては基本的に、フィーリングが合えばあんまり値段は関係ないんだけど、 (仮に1万円のマウスでもいいと思えば買う) 今回は、私物ではなく、会社の経費で買うので、値段も厳しく。 さらに、林淳(グラフィックデザイナー)の分も買うことになり、 結果的にMac OS9.1対応でないといけないことに。 これも、自分で買うんであれば、ジャンク品でも買って行って、ダメだったら、 あーダメだったなーまぁいいや、誰かにあげよう、 くらいで済むんだけど、会社の金となるとねぇ。さすがにそんないい加減な。 そういうわけで、Mac対応を唄っていて、なるべく安いもの、 で、出来ればワイヤレス、サイズは少し小さめ。 その希望を満たしたのが、タニヤマムセンで特売されていた、 SONYのワイヤレスマウス『SMU-WSM2』。 そこそこのデザインと、堅実な性能という感じで、 ウリは、無線の受信部分を、 受信ユニット(USB延長みたいなもの?)に接続することにより 机下のPCであっても、電波が遮断されずに快適に使用できること。 受信部分は、ユニットを使わなければ直接USB端子に接続可能だし、 おお、これ一つでデスクトップもノートもいける。 そしてお値段、2,980円。 ジャンクに比べれば高いけど、 (ジャンクワイヤレスで1,980円、ジャンクUSBで980円てところだ) ちゃんとした製品でカツワイヤレス、 ということを考えると、お買い得だったかな、と。 まぁそういうわけで、ニューマウス。 スクロールホイールが微妙に遠くて、 人差し指と少し合わない部分もあるけど慣れかな。 それより、いままで、ラインを気にしてたところがあったので、もの凄い快適。 いい買い物したかも。

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本日のITニュース。 – 2005/08/08 vol.02

午前中に、週明けニュースをピックアップしたのだけど… 午後になって、また興味をそそられるニュースが“入荷”していたので、 想定外の第2弾。 まず、一番驚いたのは…これ。

ITmediaニュース:マードック氏のメディアグループ、Skype買収を試みる
メディア王ルパート・マードック氏率いるNews Corp.はSkypeを約30億ドルで買収する交渉をしていたが、話し合いは決裂した。8月7日にIndependent紙が報じた。 匿名の信頼できる情報筋によれば、Skype TechnologiesとNewsの交渉は先月、物別れに終わったと同紙は報じている。これは、マードック氏の息子であるラクラン・マードック氏が父親の帝国を離脱する直前のことだ。 Independent紙によれば、ルクセンブルクに本社を置く未公開企業、Skypeは自社の売却話を否定しているが、業界の情報筋は同社の売却が間近だと予想しているという。 NewsおよびSkypeからの公式コメントは、すぐには得られなかった。 SkypeはKaZaAの共同創設者としても知られるニクラス・ゼンストロム氏により設立された。KaZaAはファイル共有ソフトウェアプロバイダーでNapsterの競合。ユーザーがインターネット上から無料で音楽ダウンロードできる仕組みだ。Skypeが提供する無料ソフトウェアを使うと、ユーザーは世界中で無料インターネット通話が可能となる。同社の無料ソフトウェアは4200万人以上に利用されており、新規ユーザーは毎日15万人ずつ増えている。
いまや、中級以上のユーザなら必ず知っている無料電話、Skype。 一般電話とも通話可能な有料サービスが出るなど、 圧倒的なパワーを誇っているのだけど、会社自体は未公開で、 資本的には極小さい(知名度と比べて) そう言うことを考えると、なんらかの企業が獲得に乗り出してもおかしくはないし、 逆に創業者がそろそろ売却を考えてもおかしくはないのだけど、 それが、マードック氏だというのが、なかなか興味深い。 『マードック氏のメディアグループ』といえば、 泣く子も黙る、NewsCorp.なんだけれども、 最近そう言えばよく見るなぁ…と思ったら、 スターウォーズの配給元、20th FOXが、その傘下なんだった。 お決まりのロゴの下の方に、News Corporationのクレジットが見える。 Skypeは今現在ですら十分に成功してるといえるだろうけど、 儲かっているかというとどうなんだろう?微妙なところっぽい。 有料サービスの導入に当たって、それまで無料だから…と黙っていたようなクレームも、 ガシガシ届いているという話も聞く。 (それでも十二分に安いはずなのだけれども) サービスの人気と、儲け話は必ずしも一致しないのかもしれない。 赤字ってことはないにしても、規模に比べれば、それほどは儲かっていないのでは。 (儲かってるだろうけど、もっと儲かっていいはず、ってことね) 記事では結局、買収の話し合いが今後も続くのか、 という点で曖昧になっているけれども、 マードック氏に限らず、なんらかの巨大な資本を味方に付けたら、 もの凄いことになりそうである。 (多分、既に、国際電話のかなりの部分を食ってると思うけれども)
ITmediaモバイル:真夏の暑さも“蚊”も吹き飛ばす、韓国携帯の夏サービス
「蚊が嫌う周波数を出して、蚊退治」「胃腸に効く体のつぼを紹介」「脳を覚醒させる音を出して眠気払い」。韓国の、夏向け面白携帯サービスを一挙紹介。
韓国の携帯に、 蚊よけアプリ搭載のものがあるのは知っていたけど、しかし凄いな。 日本では、今はそんなに多機能志向ではないけれども、 とにかく色んな機能を盛り込んじゃおう、っていう姿勢が明らか。 蚊よけアプリ一つとっても、 確か、東南アジアや、東アジアなど、 様々な地域の様々な種類の蚊に対応した周波数のプログラムを、 追加でダウンロードできるんじゃなかったっけか? 機能にしても、日本みたいにデジタルで出来ることをさせるんではなくて、 無理矢理でも何でも、アナログとデジタルを携帯で繋いでしまう、 というようなところがスゴイ。 記事中紹介されている、 『胃腸に効く体のツボを、「消化不良」「急な食あたり」「胃腸障害」の 症状別に教えてくれるソフト』 だって、いやそれってただのツボ辞典だと思うんですけど、 そんな声などものともせず、 『消化不良アシスタント』としてサービスにしてしまう辺り、 強引なのか、柔軟なのか。 もちろん、デジタル的な機能もあって、 テレビやエアコンを動かせるリモコン搭載、 様々なファイル形式を読み込めて、海外SMSとのやりとりも可能… なんていう機種も登場している。 さすが。 やはりこの辺りは大陸的思考があるような気がする。 昔、子供の頃、誰かの香港土産でもらった、 『100in1』とか言う、1本のソフトに100本のゲームを詰め込んだソフトがあったんだが、 (実際には、ゲームの種類は4分の1くらいで、様々な“リミックス”バージョンが入っている) その辺の発想と、ある程度似ているような気も。 日本人みたいに、こだわるのも大事だけど、 えいやっと出してしまうのも大事かもね。
ITmediaニュース:48時間で消えるDVD、600円で発売
開封すると48時間で中身が“消える”DVDを、日販が首都圏のコンビニで販売する。  出版取り次ぎ大手の日本出版販売は、開封後48時間程度で再生できなくなるDVD「48(よんぱち)DVD」を、9月17日に首都圏のコンビニで発売する。税込み600円と安価だが、レンタルと違って返却不要なのが売りだ。  米FlexPlay Technologiesの技術を活用した。ハムの真空パックのように、DVDを真空パックして販売。開封するとディスク表面で化学反応が始まり、48時間あまりで再生不能になる。
これに関して思うことは… なんだか、デジタルなんだか、アナログなんだかわかんねーなーってこと。 高い科学技術なんだけど、でもこれってデジタル技術じゃないよね… CDのデータを読み込めないようにするには… 専用シュレッダーを使って傷を付けましょう、 または、はさみで切りましょう、 なんていうことを言われているけれども、 それと同じで、デジタルが発展しても最後のところはアナログというか、 でもそのアナログ手法も、科学的に高度になっていって また、なんだかもう、高度なのかどうなのかよくわかんねーよ、と。 さっきの例で言えば、たとえば、 『1分間に500枚のCDを裁断できます!』 っていうシュレッダーがあったとして(あるかどうか知らんが) それは高度なのか、そうでもないのか、微妙だなーみたいな。 そもそも、大きなサイズのデータを長期間保存するために生み出されたメディアを、 なるべく短期間(それも一定の)で、使用不能にするという、 一見矛盾した技術の進歩。 いや、 まことに、人間らしくて良い。

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本日のITニュース。 – 2005/08/08

いくつか文章があるんですが(カタいのも、ネタなやつも、恒例のも)、 どうも筆が進みませんで…とりあえず、最近気になったニュースなど。

ITmedia ライフスタイル:iTMS-J、わずか4日で100万曲販売突破
アップルコンピュータは8月8日、音楽配信サービス「iTunes Music Store」(以下 iTMS-J)での楽曲販売が、8月4日のサービススタートから4日間で100万曲を突破したと発表した。
やはりこれでしょう。 基本的には、うちの店とはかぶらないハズなんですが、 (メジャー系は和洋共に店頭に殆ど無い) まぁ取りそろえ方によっては影響もあるでしょうし、 やたらと心配してた社長の気持ちもわからんではない。 でもまぁ、どーーも、焚き付ける元というか、 無駄な焦りというか、になっていた感があって、 あんまり正しく評価できなかったんだけど、 正式開始ってことで、これから嫌でもその実態がつかめるようになるかな、と。 暫く、注目していたいと思います。
ITmediaニュース:「CiscoがNokia買収を検討」の報道
米Cisco Systemsがワイヤレスインフラ技術を手に入れるため、世界最大の携帯電話メーカーNokiaの買収を検討している。Businessが8月7日に報じた。 同紙は情報源を明かしていないものの、Ciscoはこれまでニッチな技術企業の買収に集中してきたが、ジョン・チェンバースCEO(最高経営責任者)はワイヤレスインフラ企業との合併に関心を持っていると考えられていると伝えている。
すごいな。 規模がでかすぎて、もうなんだか全然わかんないよ。 Ciscoの時価総額がおよそ約1230億ドル(約14兆円)、 Nokiaの時価総額が約710億ドル(約8兆円) これがどれくらいスゴイかというと… あの楽天の時価総額は約9000億円ドコモでさえ、8.7兆円。 Ciscoと肩を並べる会社というと… トヨタ自動車の約15兆円くらいか。 つまり、トヨタが、ドコモを買収すると言っている、 と解釈すれば、規模としては同じくらい? って、でかすぎるよ(苦笑) もちろん、きちんとした戦略に基づいて行われるわけだが… 果たしてどうなることやら。
ITmediaモバイル:iモード用フルブラウザ「サイトスニーカー」正式版公開
ユビキタスエンターテインメント(UE)は8月8日、iモード用フルブラウザ「サイトスニーカー」の正式版を公開した。ダウンロードは、8月8日午後8時8分から。
遂に正式版、リリースらしい。 以前一度取り上げたので、紹介しておくけど、 そう言えばそれ以来、携帯用フルブラウザが出てくること、出てくること。 あんまり種類が増えすぎると、ウェブ管理者側では対応しきれなくなるので、 PCと同じデータがロードされることを覚悟して欲しいけど、 むしろ、UAで振り分けられない方が都合良いのかな? なにはともあれ、ライバルがたくさんいて大変な業界だが、 (そして多分、ユーザは早い『淘汰』を待ってるんだ、これが) 頑張って下さいませ。 ちなみにこれは蛇足だけど、 リリース日、時間まで8並びという懲りよう。末広がり祈願かな? でも午後8時って一般的には20時であって、 ちっとも8並びじゃないんだが… まぁその辺りはご愛敬、ってことで。

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喫煙に対するスタンス。

今、手元にある、『SevenStars MENTHOL LIGHTS』にはこう書いてある。

喫煙は、あなたにとって肺気腫を悪化させる危険性を高めます。
その他、商品によって、 脳梗塞との関係や、肺ガンとの関係を示すものもある。 これらは、2005年2月27日に発効した、 『たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約』に基づくもので、 (→ 外務省プレスリリース) 警告文に関しては、その条約の中で、
たばこの包装及びラベルについて、消費者に誤解を与えるおそれのある形容的表示等を用いることによってたばこ製品の販売を促進しないことを確保し、主要な表示面の30%以上を健康警告表示に充てる。
と定められている。 まぁ正直に言うと、この警告文のおかげでデザインが台無しなんだが、 (出来ることなら、片面全部を警告文にし、もう片面は警告文無し、とかにしてもらいたい) まぁ多分、それも狙いの内なのでしかたあるまい。 こうした警告文の影響かどうかは分からないが、 周りでも、タバコを止める人間がちらほら出てきた。 僕自身は、吸うも止めるも個人の問題だと思うから、どちらでもかまわないのだけど、 タバコを止める人間というのは、どうしてあんなにうっとおしいのか、 たまに疑問に思うことがある。 個人の意志で吸い、個人の意志で止めるわけだから、黙っていればいいと思うのだが、 多くの場合、とってつけたように、健康へのリスクや、財政的な負担を主張し始める。 要するに…止めた自分を自慢したいのと、 本当に止められるか不安なので、主張したいのと、 その両方なのだと思うのだけれど…うっとおしい。 褒められるために止めるんであれば、吸うこととあんまりかわらんのに。 僕自身は、そのうち止めるつもりでいる。 喫煙が体に良くないのは明らかだし、 内蔵や、アレルギーやその他の健康的に見ても僕には多分、良くない。 ただ、今すぐに止めればいいじゃないか、という気分にもならない。 それまでスパスパ、人前でも吸っていたのに、 ある日突然、大した理由(商品に臭いがつくとか(笑))もないのに、 禁煙の正当性を主張する人間にはなりたくない。 そういう、アレルギー反応的な反射活動は、 非常に薄っぺらいだけでなく、かっこわるい、と思う。 かっこいいと思ってタバコを吸っている行為自体が、 かっこわるいのは間違いないが、 だからといって、いきなり翻すのも別にかっこいいとも思えないし。 なるべく、自然な形で生きていきたいと思う。 おそらくそのうち、自然な形で、止めようかなと思えるかも知れないし、 もしそう思わなければ、僕はそれはそれで良い。 自分の、決めたことだから。

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仕事のポリシー。

あくまで暫定的ではあるけれども(修羅場になったらそれどころではないし)、 一応、自分なりに、2つの『ルール』を作って仕事をしている。 守らなくても大して変わりはしないが、 それに従う方がベターだ、と感じるようになったからだ。 ひとつは、仕事に対し、安易に『出来ない』と即答しない。 企画やデザインていうのは、大体、やってみないとどうなるかわからない。 見た目が簡単そうで、実は気を遣うことが多くて複雑、 そういう作業もある一方で、意外にすんなり片付いてしまうものもある。 完璧ではなくても、とりあえずすんなり片付ける方法があるものもある。 だから、何かを持ち込まれたとき、 忙しさに苛ついて『出来ません』と言ってしまわないように、 (なるべく)気をつけている。 と、同時に、『出来ます』と即答することも避けるようにしている。 全てのことに対して、『なんでもOK!』と言えれば格好は良いけれども、 一つの作業を入れれば、他が圧迫されるのは当然で、 そしてそれがタチの悪いものだったら、大変なことになる。 それならば、少し時間を割いて、掛かる時間や労力を見極め、 それがプライオリティと比べて割が合うかどうかを見て、返答する方が効率的だ。 まぁそれでも、ノリで引き受けて苦労することもたくさんあるけれども。 もうひとつは、まぁ現実的ではないかもしれないが、 残業をしない、ということ。 問題がなければ、定時から1時間以内には帰る。 というのも、ことさらにこれを主張するのは、ひとえに僕の作業内容の特徴によると思う。 僕の仕事は、多くの場合、小さな作業の集合、になっている。 ひとつひとつは毎回違うので、毎日のルーチン的な作業はない。 また、一日中、一つのプロジェクトに掛かりっきりというのもまず無い。 ベースに、中期的には完成すべきという大きめのプロジェクトがあり、 その上に、日々更新すべき様々な作業が乗っている、という感じ。 僕は、その中で、頭を切り換えつつ、色んな作業をしているんだが、 そのスイッチングの回数にも限度というものがあって、 疲れてくると、なかなか上手く切り替えられなくなる。 元気であれば、二つ以上のことを同時進行というのも可能なのだけど、 疲れてくると、一つのことしか出来ず、且つ能率も落ちる。 残業すれば、明日に回すはずだった仕事を片付けられて、 多少は楽になるけれども、その分、明日のスタート時点でのエネルギーが減る。 結局…あんまり変わらないんだよね、全体としては。 残業をしまくって、必死になって作業を片付けてた時期もあったけれども、 疲れて画一的になってしまったり、後でやり直しが必要だったり、 なんかそう言うことにぶち当たって、 あー、僕の場合は、残業は合わないな、と実感した。 将来的にもずっと守り続けるかどうかは分からないが、 まぁ、とりあえずこのところは、こんな感じで動いてる。 そう、悪くない。

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