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家庭菜園農地の整備遅れからの水耕栽培
自宅の外構に当たる部分に家庭菜園をしようと思って農地用のスペースを設けているのですけど、入居から丸2年が経ってもまだ整備出来ていません。ひとえに僕の腰が重いせいでありさっさとやれよと自分でも思っていて、資材もある程度揃えたんですけど、なかなか腰が上がらず……50歳も近くなってくるといろいろめんどくさくなってくるもんです。そんな折、水耕栽培なら容器と水と液体肥料だけあれば始められると聞きました。なるほど、それなら面倒くさくない。植える場所がなくて宙に浮いている種もあることだし、それを活かすためにも水耕栽培にトライしてみようかと。ダメならダメでいいわけですし。
参考にしたのはコチラの本。
長く水耕栽培をされていてノウハウが溜まった上でのハウツー本なので、正直「そんなの出来んの?」という栽培例も多いのですが(スイカとか)、準備しておくべきものとか共通して意識すべきことといったことに関してはかなり勉強になりました。僕の中に成功例が蓄積されたら、さまざまな栽培例にも調整できるかもしれませんが、まずは第一歩。
水耕栽培のメリット・デメリット
メリット
- 土の管理が要らない
- 日光があれば室内でも良いので虫が付きにくい
- 基本的に放置でOK
デメリット
- 成長が遅い
- 藻との戦いがある
- 野菜によって向き不向きがある
最初の一歩はレタスミックス
ということで、最初の一歩にはレタスミックスを選択しました。その名の通り、レタス系の野菜の種が数種類入っているものです。元々はプランターに散蒔きして都度収穫するようなことを考えていたのですが、1回収穫しただけで終わってしまいました。なんというか土の管理(入れ替えとかリサイクルとか)が面倒なんですよね、、特にプランターでは土の手入れせずに連続して植えると収量が減ったり病気になりやすくなったりしますし。一方で水耕栽培であれば水を足す、替えるだけですからその手の面倒はありません。定期的(2週間から1ヶ月に1回)に容器を洗う必要があるぐらいですかね?洗うと言っても水で流すだけなので洗面所で出来ます。管理がとても楽。それで毎日サラダ用の野菜が収穫できるならそんないい事はありません。
水耕栽培を始めるに当たって揃えたものはこちら。
水耕栽培スポンジ(25センチ×25センチ)

Seriaのスクエア型ザル&バット
不織布クロス(ダスター)

液体肥料
ポイントは、
- スポンジを4分割するとSeriaのスクエア型ザルにぴったり収まる
- ダスターを四織りにするとSeriaのスクエア型ザルにぴったり収まる
というダブルシンデレラフィット。既存の水耕栽培セットを買おうかどうか迷っていたのですが、良いものがないか探しに行ったSeriaで偶然このザルとバットのセットを見つけて、運命的な出会いを感じました。最高じゃん。
種蒔き手順
- ザルの上にダスターを四織りにして敷く
- ダスターの上に1/4にカットしたスポンジを置く
- スポンジの穴に1~3粒ずつ種蒔き
- 蒔いた種を指で軽く押して穴の中に押し込む(これをしないと水に浸らず発芽しない)
- スポンジの真ん中ぐらいまで来るようにバットに薄めた液体肥料を入れる
これだけです。めっちゃ簡単。種蒔き後はこんな感じになります。
液体肥料は芽が出るまでは「メネデール」などにしても良いかもしれません。
経過観察
種蒔きから1週間後
種蒔きから大体1週間ぐらいで芽が出ました。土に蒔くよりは少し遅めかも。
種蒔きから3週間後
3週間でこんな感じ。一穴に蒔いた種の量が多すぎたかもしれません。そろそろベビーリーフを間引いた方が良さそうです。
冬なのであんまり虫の心配をしなくても良いのかも知れませんが、念のため虫除けカバーを設置しました。さらに寒くなったら、保温カバーに切り替える予定です。
カバーとカバーを設置する骨組みはこちら。

安価ですし組立も簡単でとても使いやすいです。カバーと骨組みを固定させるためのクリップが少し足りないなと感じたので(風で飛びやすいというレビューも見掛けました)、買い足しました。直径8mmの支柱に合わせてこれを使えば万全です。

収穫までは2ヶ月
間引きながら本格的な収穫までには約2ヶ月掛かるとのことです。通常の土蒔きだと3週間ぐらいで収穫を始められるようなので、だいたい2倍ぐらい時間が掛かるみたいですね。こればっかりは焦っても仕方がないので気長に待ちましょう。上手く育ってくれると良いなー