「内閣支持率」のグラフを更新しました。(2024年9月のデータを掲載)

国会議事堂
内閣支持率のグラフを更新しました






使用データ

NHK世論調査 内閣支持率 | NHK選挙WEB



内閣支持率



24% → 21% → 25% → 25% → 20%

世間は自民党次期総裁(≒次期首相)が誰になるのかでかまびすしいですが、その中で現首相である岸田さんについては任期の振り返りが行われて実績が再評価される……かと思いきや、完全に過去の人になった挙げ句「もうええやろ」とばかりに支持率ががっくり最低まで達してちょっと驚きました。あ、そうなんの?


統計的な手法で野球などで選手の実力測るセイバーメトリクスでは、実力を「公平に」調べるために運による影響や他の選手による影響などを排除する試みが行われています。例えばシングルヒットは運の要素が大きいのであまり評価されませんし、失点は野手の守備力による影響、勝利数は打撃力による影響が大きいので、数字そのままが評価されることはありません。

岸田さんの実績についても本人の資質や能力によるものと、本人にはどうしようもないものとに分けることが出来ます。フェアに見るために岸田さん自身の言動の結果だけを見てあげてほしいと思うのですが、国民感情というのはそんな理性的なものではないわけで、例えばいろいろ言われている政治と金の問題については、少なくとも岸田さん自身については「自分とは関係ないもの」だったと思います。でも結果的に連帯責任的にだったり任命責任的にだったり「お前が悪いんだろ」と矢面に立たされることになっておりまして、「みんな落ち着け」と思う一方で、むべなるかなという気もしています。

そういう話の総決算的な意味での支持率20%ですよね。岸田さんにとってはほぼ最後の内閣支持率ですし。約3年間お疲れさまでした。


で、総裁選どうなんの

正直よくわかりませんが、堅実に仕事をしてくれる人を選びたいという思いはありつつ、パッとしないと岸田さんみたいなことになりかねないわけでなかなか難しいところ。

野球で言うところのヘッドコーチとかベンチコーチとかに仕事の出来る人を上手く配置していけるのであれば、まあもう小泉さんでもいいのかなと個人的には思ったりします。適当に喋ってるように見えて、案外、敷いた線路を外れない人なのかな(だから誤魔化すために進次郎構文が生まれる)と思っているので、アドバルーン的に頑張って貰えれば良いかと。

小泉さんが首相で心配なのは外交ちゃんとやれんのってとこなんですけど(安倍さん、岸田さんは自分で外交を切り拓いていった印象がありますけど小泉さんには外交の印象すらまったくない)、その辺も岸田さんを外務大臣に戻すとか、上手いことやれるひとを配置してその人を前面に出せばなんとかなるかな?ヘタに一家言ある人を首相にしてしまうよりは、こっちの方が良いかなあと思ってるんですが、どうでしょう。ダメですかね。



政党支持率



「支持なし」が順調に増えて言っている反面、自民党支持が堅調に伸びて行っています。やはり総裁選で各議員の露出が増えているというのが一番大きな理由でしょうか。


政党支持率(野党)



野党の支持率を見てみると、立憲民主党が多少盛り返してはいるものの、自民党と同じように立憲民主党だって代表選を行っているわけで露出が増えているはずなのにイマイチ支持率は伸びていないこの感じ、なんだろうって感じです。仕方ないけど。

支持率2位はかろうじて日本維新の会ですが、いやあ、凋落っぷりがすごいですね。テレビでどんな取り上げられ方たしてるか良くわからないですが、国政政党としての日本維新の会に何か問題があったのかわからんけど、大阪の万博と兵庫のパワハラ知事の件だけでも「お前らどうなってんだ」と支持者に突っ込まれるのに十分な話かなと。維新の会の支持者には「非自民の受け皿」を期待していた人も多かったと思うので、それが一気に離れたという感じでしょうかね。今の「3%」というのがある意味で「コア支持者」ということになるのかも知れませんけど。

落ち込みということでいうとれいわ新選組も謎に支持率上がって謎に支持率下がりました。3月には2.5%まで伸長して、野党2位グループに入ってくるのか?という感じすらありましたけど、最新の調査では0.7ポイントまで落ちて、かろうじて泡沫じゃないグループにまで戻ってしまいました。このグループは、社民党、国民民主党との争いです。議席を失った政党からその下のグループに転落します。社民党とか支持母体があるとは言え、よく持ちこたえてますね。福島瑞穂さんが引退されたらどうなるか知りませんが。

共産党は相変わらず。その他の皆さんも相変わらずです。グラフからコロコロ党名を変えるあの政党が消えてスッキリしました。いちいち更新するの面倒くさかったです。



以上、今月の内閣支持率、政党支持率まとめでした。