「内閣支持率」のグラフを更新しました。(2020年10月のデータを掲載)

国会議事堂
内閣支持率のグラフを更新しました。



使用データ

NHK世論調査 内閣支持率 | NHK選挙WEB



内閣支持率



62 → 55


安倍さんは就任からの「ご祝儀」が割と長く続いて60%台を割ったのは半年後のことでしたが、菅さんは就任2ヶ月目にしてあっさり60%を割り込みまして、いつまでも浮かれていられない現実の社会を反映している感じがします。行政改革とか政府デジタル化とか未来に対して期待できることもありつつも、あいかわらずの内閣主導で大きな政府的な政策が目立ちメディアも騒ぎ、「まあそうですよね」感が社会に満ちる音がするようです。まあそうですよね。

菅さんの支持率が安倍さんのように高水準を維持し続けるのか、最初の安倍さんの時や民主党政権のようにあっという間に転がり落ちていくのかはわかりませんが、安倍さんの時と違うのは、何もしてないのに「安倍さんである」ことを理由に安倍さんを敵視する勢力が今のところ大人しいってことでしょうか。政治に興味がない人たちと話をするとわかるけれど、共産党を始めとした野党やマスメディアが「まず、安倍である」という理由で批判をし続けたことで、「あの人悪い人なんでしょ」と理由なく思い込んで始まる安倍さんの印象というのが基礎にあって、それでも安倍さんを選ばなくてはならない絶望感みたいなのが政治に対してあり、そういうことが全体的なネガティブ感に繋がっていたと思うんですよ。フェアに見て一部勢力の安倍一族に対する怨念のような感情がそうしたネガティブな印象を社会に作り、それに反発する安倍さんが混乱に一層拍車を掛けた8年だったと思うし、そういう本来の政治を離れた混乱がないだけでも現在はマシかなと。

菅さんの地味な印象からして高い支持率を維持し続けるのは難しいだろうなとは思いますが、過去の感じから見て菅さんと同じく年号を発表した小渕恵三さんのような、地味であっても着実に評価を重ねていくような存在であったらいいなと期待しています。まあどうなるかはわかりませんけどね。



政党支持率



立憲民主党と公明党は維持、共産党は少し戻し、日本維新の会と国民民主党、社民党は低迷、れいわとN国は支持率ゼロパーということになりました。

以前も書きましたが、何度か支持拡大にトライするもそのたびにスキャンダルや失言があって支持率を落とす日本維新の会、今回のトライでは途中までは吉村大阪府知事の人気で支持率を伸ばしかけたんですが、微妙な発言から急に期待がしぼむ感じで後退。今回もダメだったよ。それでも2019年以前に比べれば支持は伸びてきているので、諦めずにまたトライしてもらいたいものです。

立憲民主党に関しては彼らがしっかりして支持を集めてくれる限り、デカい声で都合の良い政策を訴えるだけのスカスカな政党が出てくることはないので、頑張って欲しいなと言うところです。欲を言うともう少し自民党との駆け引きが上手くなってくれればな、いつまでも逆張りだけじゃ国民も飽きるよと思うんですが、でも現状ここまで差があるとやりようがなくて難しいんでしょうね。黙ってると沈没していくだけだしなあ。河野洋平さんが総裁だったときの野党・自民党(1993年頃)もそんな感じだったし、それが野党の宿命なのかも知れません。大変だ。


とりあえず、当面は選挙がなさそうだという風向きになってきましたのでしばらくはこのままの状態で行くんでしょうが、それでも来年の春頃には解散総選挙ってことになるんじゃないですかねー。それまでに少しでも社会が落ち着いていると良いな。来年の春は春を満喫できる日になると良いですね。まあ僕は花粉症なのでどうせ満喫は出来ないんですけど。


今月はこんなところで。