線路に挟まれた隔離集落がすごかった

【京都 完全隔離集落 】2本の線路と川に挟まれた陸の孤島集落に行ってみた
夜寝る前に見ていたTikTokで流れてきて衝撃を受けて思わずGoogleマップ開いたよね






見ていた動画はこれ

投稿者の歩行型ドローンさんがTikTokに上げていた動画で、YouTubeに上がっている完全版はこちら。






Googleマップで言うと場所はこのあたり。京阪電車を挟んだ西側には任天堂のリサーチセンターがあるんですけど、踏切はJR側にしかないのでそちらに出ることは出来ません。






「隔離集落」というからややこしい古い町家や廃墟ばかりなのかと思いきや、入口の家屋こそ倒壊しているものの奥には文化住宅も建っており、京都市の路地奥としては一般的な街並みです。「ややこしい事情」があって土地買収が進まなかった……というわけではなく、本当に線路と線路の間に取り残された土地に人が住んでいるという感じっぽいですね。いやまあ、きっかけはそれだったけど代替わりして立て直してちょっと綺麗になってるだけかも知れませんが。


京阪とJR合わせて1日350本に挟まれて生活するのはさすがに大変でしょうね……






東側を歩くと集落北側へ

TikTokでは西側の道路だけでしたがYouTube版では東側の道も歩いていて、その道は川を越えて最終的に九条通まで続いています。北側の集落も入口の廃墟の印象だとても強いですが、見る限りでは京都の路地奥の一般的な雰囲気です。しかしJRを挟んだ東側の集落には渡れない。。

Googleマップで確認したところ、こちらは動画内で紹介されたとおり九条通から下がるか、本町通り沿いに設けられた京阪電車をくぐる通路から行けるみたいです。






立地こそ特殊な感じはありますが中に入ってしまうと普通の京都市。



ザ・京都

京都市の「表側」だけしか見たことのない方が見ると面食らうこともあるかも知れませんが、路地探訪を趣味にしているとこういう光景はとても日常的なものです。特に上京区、右京区にはとても多い印象。この光景、西陣でいっぱいいっぱい見てきました。何か特殊な事情のある土地というわけではなくて、シンプルに「ここに住んでらっしゃる」というだけのたくさんの路地。

住人に避けられている土地なのかと思いきや、普通に小学生が通学路として使っていたり、新築の一戸建てが工事中だったり、もちろんタイミングによっては何年も空き家だったり廃墟同然だったりする家もありますが、基本的には道が狭いのと陽があまりささない以外は普通です。もちろん古く遡ればいろいろと謂れはあるでしょうし、例えば西陣の地域によっては聚楽第の堀の中で江戸時代はゴミ捨て場だったとかそういう謂れがあるところもありますが、実際問題あんまり関係なかったり。有名な武家屋敷の跡地が路地になっていることも良くありますしね。



動画内の集落にも綺麗な家がちらほら見られますが、売りに出た土地を買った方がいらっしゃるということなのかな、、いくらぐらい何だろう。物件を探しているときに案内された家の1つに、この動画と同等かそれ以上に狭い路地の奥の3階建てがあったんですけど、賃貸物件として格安だったかというとそうでもなく、周辺相場からして妥当な感じの値付けでした。目の前新幹線でうるさそうだったんですけど住んだら気にならないと言うことなのかな、、

探してみないとわかりませんけど売りに出すとしたら「古家付きで800万」とかそんな感じの価格帯で売りに出されそうですね。取り壊して立て替えて全部で3,000万ぐらいみたいな予算感かな。普通じゃん。南側集落はともかくとして北側集落ならあり得そうです。



家からそんなに遠い地域じゃないので実際に見に行ってみたい気持ちはあるのですけど、さすがに深夜のランニング中にお邪魔するような土地ではありませんね、、足音でお邪魔しても申し訳ないしそもそもめっちゃ暗そうだし。もう少し涼しくなったら昼間、お邪魔しない程度に歩いてみましょう。



おまけ:めっちゃ気になった家屋

動画で紹介された地域のごく近くにこんな家屋があってすごい気になりました。






昔は飲食店でもされていたのかな、、綺麗にされているので今でも住んではりそうですけど、さすがに近くないか、、目の前も十条通で多少交通量あるしなあ。すごい。