どうもWindows以外のMicrosoft製品と肌が合わない。なぜなのか

開発で Visual Studio Code を使うことにして若干見直してはいるものの、それでもほとんどの部分でMicrosoft製品とは肌が合わないんですよねえ……






まずOfficeが嫌い

Officeがある種デファクトスタンダードだった時代があることは僕もよく知ってます。僕が最初に買ったパソコンは「一太郎+ロータス123」モデルでしたが、ほとんどの大学生は「Office」モデルを買ったはずです。僕もインストールして使ってましたし。ただでもいつからかOfficeは使わないようになりました。Googleドキュメントのアプリケーション群を触るようになって、シェアウェアなのに購入しないと閲覧も出来ないとか傲慢だと感じるようになったんです。PDFみたいに、作成・編集したいならツールを買ってください、でも閲覧はOKよ、みたいならまだわかるんですけど。

しかも会社員の人たちって自分の金で買ってないから、平気で相手もそれを買ってる前提でファイルを送付してきますよね。まあWordぐらいなら変換して読めるから良いですけど、作り込んだエクセルとか絶望的。なんでそうなってしまうん?自社でGoogleアカウント運用してるなら、絶対全員が使用出来るGoogleドキュメントでやるべきなんちゃうの?



Office 365も嫌い

直近では購入してインストールするタイプのOfficeはほぼ絶滅して、順次クラウド版の「Office 365」(Microsoft 365に改称予定)に切り替わっているんだろうと思います。言ってみればMicrosoft版Googleドキュメントなわけで、共有や閲覧が楽に出来ます。が、なんですかねえ、、どこに問題があるのか僕にもはっきりはわからないんですけど、権限管理が煩雑なんですか?急にアクセス出来なくなったり設定が必要になったり、定期的に問題が起きるんですよね。


サブスクリプションの価格は家庭向けのPersonal版が年間12,984円。

すべての Microsoft 365 プランと価格を比較 (旧 Office 365) – Microsoft Store 日本

一般法人向けの場合1ユーザー月650円。

Microsoft 365 のすべてのプランを比較 | Microsoft

サブスクリプションじゃない買い切り版のOfficeは38,284円。

Microsoft Office 2021 を購入 | Microsoft 365

……なんか、高くね?


大人になって何でもかんでも「無料で提供しろ」とはならなくなりましたけど、同等製品がGoogleから無償で提供されているとなると話は別です。いやあ、頼むからこれを強制するようなことはしないで欲しい。リモートでミーティングしながら裏でGoogleドキュメントにアップロードして変換して読む涙ぐましさよ。それ要る?



Teamsも使いづらい

フリーランスになってから様々なオンラインミーティングツールを使ってきました。

一番使いやすいのは、Google Meet

最大で30人程度のオンラインミーティングで使用しましたが、安定して使えていました。背景の変換とかぼかしとか最低限の装飾機能も揃っていてビジネスで使うには十分。使用するにはGoogleアカウントが必要になりますが、今どきだいたいの人が持っていると思うので是非オンラインミーティングはGoogle Meetで実施して頂きたく。

次に使いやすいのはみんな大好きzoom

確かに使いやすいし見やすい。いろんな装飾も出来て、プライベートで使うのにも便利だと思います。ただzoomは基本的にシェアウェア。無料版もありますが、40分までの時間制限があります。簡単な打ち合わせには良いとは思うのですけど、40分て絶妙に短いので、だらだら使うのは難しいかも。

ちなみにそのミーティングをホストしているユーザーが課金していれば、時間制限は掛かりません。なので企業だと会社で1つライセンスを取得しておき(年2万円ぐらいから)、それを使って各種ミーティングをセッティングするといった運用になっているようです。なるほどな?

一番勘弁して欲しいのはTeams

はい、ここでもMicrosoftです。あのですね、何が嫌かというとですね、Teamsってなんかバージョンが色々あるんですよ。家庭版だとか職場又は学校版だとかアプリ版だとかブラウザ版だとかいろいろあってわからん。今参画してるプロジェクトが基本的にTeamsなんですけど、一番アクセスしやすいバージョンが「ブラウザ版」で、でもそれだと背景の処理が出来ないんですよね。以前いろいろと試行錯誤して、背景の処理が出来るバージョンを見つけられたこともあったんですけど、その時以来出来てません。これどうなってんの?

ソフトウェア自体の操作性はほかとほとんど変わらない(ただし遊び要素は全くない)んですけど、起動はもっさりしてます。時々、起動しないこともあります。あとURLが超長い。

  • Google Meet → https://meet.google.com/sam-ples-amp
  • zoom → https://us06web.zoom.us/j/82333333863?pwd=MHdtsample13ZDUzdW5ycDBqYWRMdz09
  • Microsoft Teams → https://teams.microsoft.com/l/meetup-join/19%3ameeting_ZTBiOGZhsampleZjQwZmU5OGMyYzk5%40thread.v2/0?context=%7b%22Ti2d0e06f2d-456a-4fa5-813c-b3677703113e27207193f-a725-4c9b-898f-057c38685ad1%22%7d

なんでよ。



Microsoftはもう少し製品プロデュース力を何とかして欲しい

なんかこう、プロダクトとして洗練されてないんですよね。木工品で言うと「角を落とす」とかそういう処理がなされてない。それはMicrosoft 365にも言えることなんですけど、なんというかこう、、技術者が作ったものを製品としてファイナライズする人員が足りてないというかその気がないというか、そういう感じを受けるんですよね。機能として劣っているとはまったく思いませんけど、だから使いづらい。もう少しなんとかならんのか。

身近にある存在だからこそ、もうちょっと頑張って欲しい。ホントにそう思います。


あと、一定以上規模の企業の皆さん。盲目的にMicrosoft製品を押すの止めて。会社でライセンス買い上げてて使わざるを得ないとか事情はあるんでしょうけど、それ全然使いやすくないですから。技術選定する人はもう少し考えて欲しい。



でも、Windows 11は好きよ

個人的に「Windows 11」は歴代Windowsの中でもかなりの名OSであると感じています。いやほんとに。これまで思ってた最高傑作は「Windows 7」で、その後の「8」「10」は少し不安定なこともありましたが「11」になって「8」「10」でやろうとしていたことが成果として結実した感があります。

恐らく要求スペックも上がっているので、古いパソコンでアップグレードした場合にはもう少し違う感想になるかも知れませんが、Windows 11はMacOSに対抗出来る存在になってきたんじゃないでしょうか。もちろんMacはハードウェアと一体化して真価を発揮するので、MacOSだけを切り離して評価するのは難しいかも知れませんけど。


Visual Studio Code が使いやすかったことを考えると、Microsoftは今変わっている途中、もしくは数年前に大きな変革があって今製品に成果が現れてきている途中なのかも知れません。Officeとか過去の遺産を引きずるプロダクトではなかなか成果に繋げるのが難しいけれど、新しく作り上げる製品では新しいMicrosoftが見えているのかも。ちょっと期待していいのかもな、と最近は思い始めています。


ま、でもOffice 365とTeamsはクソだと思いますけどね!