Affinity Photoを使用中にIMEがオンオフを繰り返してしまうのを解決する

画像編集ソフト「Affinity Photo」を使用中に、突然IMEがオンオフを繰り返してまともに操作が出来なくなるようになってしまいました。原因は不明。1回そうなるとアプリケーションを終了しても直すことが出来ず、サインアウトするか再起動するしかありません。ちょっと画像を編集しようとしただけでなるのでほとんど作業は不可能です。ただ、不思議なことに他のアプリケーション使用時にはなりません。なんだ






解決方法:Affinity Photoのクリップボードに関する設定を変更しましょう

原因についてしばらくわからなかったのですが、あるとき次のことに気付きました。


  • Affinity Photoで画像をコピーすると発生する
  • IMEがオンオフを繰り返して操作が困難になっている中で、無理やりテキストを選択してコピーするとオンオフが止まる


Affinity Photoのクリップボードでのデータの扱い方に問題があるのかも知れないと予想を立てて「編集 > 環境設定 > 一般」を覗いてみると、ありました。







で、この中の「項目をSVGとしてコピー」にチェックを入れるとIMEがオンオフを繰り返さなくなりました!







IMEがオンオフを繰り返す理由は?

ちょっとよくわかりません。クリップボードに保存されたデータの内容に応じて、IME(うちの場合はATOK)がなんらかの処理を行っているということでしょうか?ATOKの側で何か設定があるのかも知れないと思って調べてみましたがよくわかりませんでした。そもそも、ATOKのオンオフというよりはIME自体をオフにして「IMEが無効です」という表示が出ているので、ATOKは関係ない話なのかも知れません。

また画像をSVGとしてコピーしてしまって他の問題が起きないのか?についてもよくわかりません。ドキュメントにはこうあるのですが、それの何が良いのか……


アプリケーション全体または外部のサードパーティアプリにコンテンツをコピーできます。どちらの場合も、コンテンツをターゲットページに追加するには、相互貼り付け操作が必要です。 [項目をSVGとしてコピー]設定([環境設定]>[一般]からアクセス)は、外部アプリに貼り付ける準備ができた状態でオブジェクトをSVG形式でコピーします。

オブジェクトのコピーと貼り付け


ドキュメントには以下のような記述もあります。


[特殊な貼り付け]を使用すると、貼り付けに使用するクリップボード形式を選択できます。これらのオプションは、コピーされるコンテンツのタイプに依存し、それに応じて動的に変更されます。 たとえば、コピーされたカーブとシェイプの場合、フォーマットは次のとおりです。

オブジェクトのコピーと貼り付け


コピーする内容や貼り付け方に応じてクリップボードの形式を自動的に変更してくれるそう。「コピーされるコンテンツのタイプ」にはテキストも含まれるので、その辺で何か問題が起きているのかも知れませんが、バージョンをかなり前のバージョンに巻き戻しても問題は解決しなかったので、「Affinity Photoの不具合である」といってしまうのはちょっと違うのかも。Windows11やATOKとの相性の問題もあるのかも知れませんし……まあ直ったから良いんですけど。



それはそれとしてAffinity Photoはオススメですよ

僕も人に薦められて購入したのですが、いやあ買って良かった。今回のようなトラブルは稀で、かなり快適に使用出来ています。残念ながら今は割引セールはやってないみたいですがそれでも7,000円買い切りは割安。MacでもiPadでも動きますし、Photoshopの代わりを探している方はぜひご検討のほどを。買っていただいたところで僕に1円も落ちませんけども、気に入ってるソフトには「気に入っている」といいたいよねってことで。