BMI値による標準体重の範囲について

ランニング ジョギング running
自分の体重が適正な範囲に収まっているかどうかを考えるとき、BMIを意識することが多いです。BMIを特別信頼しているというわけではないのですが、判断するときには何か一定の基準が欲しいし、古くからある指標ということで基準にしやすいのです。自分の体で考えたとき、実情に合っているかなとも思うし。




BMI値から体重を計算する

一般的なBMIの利用法って、身長と体重からBMIを算出して自分の体重が適正かどうかを判断する、というやり方だと思うのですが、逆に言えば身長とBMIから標準的な体重の範囲を算出するということも出来るわけですよね。

僕は身長174cm。BMIに対する体重は以下の計算式で計算出来ます。

BMI × 1.74 × 1.74 = 体重

BMIにおける「普通体重」の基準はWHO、日本肥満学会ともに「18.50以上25.00未満」なので、それに合わせて体重の範囲を計算してみると、

18.5 × 1.74 × 1.74 = 56.01
25.0 × 1.74 × 1.74 = 75.69

となって、概ね56kg以上75kg未満であれば標準であると判断出来そうです。

もっとも個人的な感覚で言うと75kgって相当重くて動きも鈍るので、その状態で「僕、標準体重です」とはとても言いづらいところはあります。アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の提言では「アジア系アメリカ人は内臓脂肪がたまりやすいため、BMI: 23以上から注意すべきだ」ということらしいので、出来るだけ70kg未満に留めておくべきかも知れません。

23.0 × 1.74 × 1.74 = 69.63



女性の場合はどうか?

男性の場合は概ねそんな感じかなというところなのですが、同じ基準が女性にも当てはまるのか?相方の身長が158cmなので、それを例に計算してみましょう。

18.5 × 1.58 × 1.58 = 46.18
23.0 × 1.58 × 1.58 = 57.42
25.0 × 1.58 × 1.58 = 62.41

計算によると、体重は最低でも46kg欲しい、そして62kgまではあっても良いらしいです。ハラスメントをする意図はありませんが、一般論として、女性で62kgっていうと結構ふっくらとしているような気もします。標準体重の範囲って結構緩いですよね。。

女性の体重に関しては肥満度とは別に「適正体重」「美容体重」「モデル体重」という基準もあり、それぞれBMIが22、20、18となっています。それで計算してみると、

18.0 × 1.58 × 1.58 = 44.94 (モデル体重)
20.0 × 1.58 × 1.58 = 49.93 (美容体重)
22.0 × 1.58 × 1.58 = 54.92 (適正体重)

となり、女性としてもおおよそ50kgぐらいであれば満足出来る感じ、55kgぐらいまでであれば許容出来る感じでしょうか。逆にモデル体重が45kgを切っていることを考えると、世の中で「美しい」とされている女性がいかに痩せているかということでもあります。「美しい」というフィルターを外して冷静に見ると、まあ、ガリガリですもんね。モデルの女の子たちって。



かくれ肥満に注意しつつBMI23未満になる努力を

新型コロナウイルスの影響で夜の仕事がなくなって以来、めっちゃ走ってるんですけど、それでも体重への影響は軽微です。最近ようやく70kgを切ってきたぐらいで、4月からだと2kgぐらい減っただけ。めちゃめちゃくってるわけでもなくなぜ減らないのか全くわかりませんが、それだけ吸収の良い効率的な体になって閉まってるってことなんでしょうね。

BMI値が正常値であっても「かくれ肥満」になってしまう可能性があるというのは、以前書いた記事で触れました。

BMI値と体脂肪率による体型判断 – NOBODY:PLACE

こちらは記事内で引用させていただいたマトリックスなのですが、これによるとBMIを標準範囲に保ちつつ、体脂肪率を20%以下にすることが重要。





今現在の僕の体脂肪率は概ね17%ぐらいでまだ余裕はあるものの、油断すると「かくれ肥満」「ぽっちゃり」になってしまいそうな感じ。「痩せ」とか「やや痩せ」とかにまでなる必要はないけれど、運動している身としては「筋肉型」か「スリム」ぐらいまではいきたいなあと思ってはいます。

ジムに通ってタンパク質と炭水化物をコントロールするようにしたら、何ヶ月かで達成出来るのかも知れませんけどねー。やっぱり米が好きすぎるのがいけないのかな。なかなか悩ましいところです。


参考

ボディマス指数 – Wikipedia