[10:00] 銭湯「りっかりっか湯」
無事カッパも入手できたので、2人でカッパを着用して嵐の中銭湯「りっかりっか湯」へ。冷静に考えて、毎日風呂がある宿に宿泊していてきちんと風呂には入れているのに、わざわざ台風の中銭湯に行く必要はないんだけれど、やることもないしさというのと、Instagramを見てたら「たそかれ珈琲」さんが営業されてるってことだったので、「りっかりっか湯」でリフレッシュ&時間潰して → 「たそかれ珈琲」さんでランチと珈琲という計画を立案。その後はジュンク堂で時間を潰す。そんな予定。防音性の高い部屋の中からはわからなかったけれど、一歩外に出るとかなりのレベルの暴風。昨日の天気予報では「風速17メートル」と言っていたけれど、台風が通過中の今は風速40メートルらしい。我々は旅行先でなにをやっているのかと思いつつ、なるべく開けた場所に出ないように気をつけながら前進。しかし美栄橋駅を越えて沖映通りに入ると南北の通りだからか風の吹き抜け方が半端なく、なかなか前に進めなくなる。下半身踏ん張って上半身で押していけば耐えられると思っていたんだけど、風って下から足下掬うように吹いてくるのね。イメージとしては地面から吹き上がってくるような感じ。だから上半身が押されて後方へ転倒するというよりかは、足を掬われて前のめりに転倒する感じになる。そうだったのか。わからないこといろいろあるなあ、なんて感心してる暇はなく僕より30kgぐらい軽い彼女の人がメアリーポピンズにならないように支えながら、そしてスナイパー街道を進むように物陰を伝いながら前進。
最後の曲がり角、「JR九州ホテル ブラッサム那覇」を曲がるところで前からも横からも暴風で進めなくなり、2人でわーわー言ってたら向かいの駐車場で車に乗り込もうとしていた中国人が嬉しそうにカメラ撮影。気持ちはわかる!気持ちはわかるけど必死なんだって!銭湯行くだけだけど!と思いながら手を振ってなんとか気合いで切り抜けて銭湯到着。
銭湯に着いたら地元のおばちゃんとか余裕で傘で来てて、駐車場に車止めて普通に傘無しで歩いてくる人とかもいて、必死な僕らとの差に目が点になる。これすら普通なのか。試される大地と言えば北海道のことだけど、沖縄は試される島なのだなあ。。。
銭湯は少し年季の入った感じではあったけれど、4種類ぐらいの風呂と3種類のサウナが楽しめてかなりリラックスできました。なんだかんだ疲れは来てたからなあ。例によってサウナと水風呂の往復で整ったけどでもこれまた外に出れば嵐で乱れに乱れるんだよなあ。。1時間半ぐらいで出て、たそかれ珈琲さんへ。外を見ると雨は弱まっているように見えるんだけど、時折強風が吹くのはあいかわらず。せっかく綺麗にしたけどまた濡れたカッパを着込んで、歩いて5分ぐらいのはずだしすぐ着くよ……と思っていたんだけど、強風の度合いが予想を超えていた。特に美栄橋駅を過ぎたあたり、久茂地川沿いがやばすぎる!東横インを過ぎて沖映通り方面から来る川と合流するその辺りが開けていることもあって風の通り道となっていて、見るからに吹き飛ばされそう……
一度トライして引き返しタイミングを見計らっていると、地元のお姉さんがうんざりした様子で傘も差さずに歩いていて、おおお。勇気出して突入、なんとか通過。コーヒーとカレーのためにここまで必死になったことがあっただろうか……
[11:45] たそかれ珈琲
ほうほうの体で辿り着いたたそかれ珈琲さん。もちろん住んでる人間としては毎年のことなわけで、特に「この雨の仲良く来ましたね!」ということもなく普通に対応。スゲーな沖縄民。カッパは外で脱いで極力水を落とさないように着席したつもりだけど、それでも多分濡れてはいたと思うんだよね……それでも特に嫌な顔ひとつせず普通に対応してくれる。スゲーな沖縄民。ほんとに「いつものこと」ってことなんでしょうけどね。雨風しのげる場所に落ち着けてホッとしたら急激にお腹減ってきた。カレー二種盛りに苦めの珈琲、レモンケーキ。どれも美味しくて優しい味で大満足でした。
沖縄のいろんなところで色んな美味しい珈琲飲んだけれど、やっぱりたそかれ珈琲さんの珈琲が一番好きだなー。僅差でTAMAGUSUKU COFFEE ROASTERSさん。狭いけれど妙に落ち着く店内も好き。
1時間弱いたけれど、この嵐の中、次々お客さんがやってきて店は常に誰かいる状態。観光客だけでなく地元の常連さんも。人気あるなあ。
そんなこんなで雨は小降りに……今考えたら、風呂の順序逆だったかも知れない。昼までホテルにいて、ランチ食べて風呂に行ってという順だったら雨風弱まって楽だったかもしれない。何も一番酷い的に頑張って外に出なくても……と思うけれど、まー盛り上がってたよね。間違いなく笑
帰って夕方までしばし休憩。