『ルル・オン・ザ・ブリッジ』(1998年アメリカ)
ルル・オン・ザ・ブリッジ◇98年、米。ハーベー・カイテル、ミラ・ソルビーノ。発砲事件に巻き込まれて重傷を負ったサクソホン奏者。人生に絶望した彼は、偶然手に入れた石に導かれるように知り合った女優の卵と恋に落ちたのもつかの間、再び数奇な運命をたどる。ポール・オースター監督。


今日も今日とて映画。
今日はこれ。『ルル・オン・ザ・ブリッジ』。
昨日の、『スモーク』で脚本をつとめたポール・オースターが監督もつとめ、
ハーベー・カイテルを再び主役に起用している。


…と、映画の説明から話が入っていることから、
勘のいい読者はお気づきかもしれないけれども、
どんなに穿ってみても、特別に面白い映画ではなかった。
個人的には、音楽の使い方が好きだったけれども、
内容的には、30分ドラマでさえ作れるような気がした。

まぁ、素直に見ればね…人生の全てだった音楽を絶たれた男が、
不思議な石を通してある女優と出会い、そこに救いを見出しつつも、
結局は、救われない…わけだが、
なんだかなぁ。
どういったらいいのか分からないけど、
カット割りやセリフや感情表現や脚本や、全ての演出において
エッジがきき過ぎてるような気がした。
こちらに考える暇を与えず、良く言えば力強く、悪く言えば強引に話を引っ張っていく感じ。
うーん、やはりスモークのたんたんとした流れは、監督の腕だったか。


悪い映画ではなかったけど、特に何も残らなかった。
ミラ・ソルビーノは魅力的だったんだけれど。惜しい。


ちなみに検索したら、
故・淀川長治さんの映画評があったので、
それもリンクしておきます。

淀川長治の銀幕旅行:ルル・オン・ザ・ブリッジ