本日のニュース。 – 2005/10/20 : Mobile Keywords

今日のキーワードは、『W-SIM』と、『PTT』。 『W-SIM』というのは、PHS通信会社のウィルコムが発表した、 PHSの通信部分をカードに格納したモジュール。

ITmedia +D モバイル:ウィルコム、PHSコアをモジュール化
ウィルコムは7月7日、PHSの通信部分をカード型のモジュールに収めた「W-SIM」(ウィルコムシム)などを発表、「WILLCOMコアモジュール」構想を明らかにした。
このカード型モジュールを、携帯端末に挿入することで、 その端末が携帯電話として機能することになる。 つまり、携帯を開発する会社は、通信部分はウィルコムの仕様に合わせるだけでよく、 開発をする必要がない。 また、端末をセットで開発しなくてよいので、コストも抑えられて、 少量生産や、特殊な形態の機器に組み込むような利用方法も考えられる。 海外ではよく見られるタイプ(回線はSIMカードとして別に保有する)のようなのだけど、 日本では初めての形なので、どのように普及していくのか、 携帯にまで発展するのか、ちょっと注目できる。 で、その製品を実際に組み込んだ形というのが、次の2点。
ITmedia +D モバイル:“キュートな小さなカラフルなもの”――“TT”のデザインに込められた意味は?
工業デザイナーが、W-SIMモジュール設計の段階から関わった“TT”。TTのデザインの意味は? ターゲットユーザーは……? デザイナー山中俊治氏に聞いた。  山中俊治氏は、自動車、ロボットなど、幅広いジャンルの製品を手がける工業デザイナーだ。Suicaの読み取り機に付いている、カードを手で持ってかざしているデザインも、山中氏の手によるものである。  今回発表された“TT”“DD”の開発だけではなく、山中氏はW-SIMモジュールの開発から関わった。“2年半という、通常の携帯電話としてはかなり長い開発期間がかかりました。しかし、基礎技術からと考えると(2年半は)かなり短い。すべてのデザインはここから始まりました。単なるデザインプロジェクトではありません」(山中氏)
ITmedia +D モバイル:“キュートな小さなカラフルなもの”――“TT”のデザインに込められた意味は?
アンテナまで内蔵したSDカード大の通信モジュール「W-SIM」を使ったデータ通信端末、「DD」が登場する。  ネットインデックス(旧本多エレクトロン)は10月19日、ウィルコムが発表したPHS機能内蔵モジュール「W-SIM」を使った超小型のデータ通信端末「DD」を発表した。10月26日からオンラインショップ ウィルコムストアで予約を受け付け、11月25日から販売開始する。価格は数千円になる見込み。
“TT”は、通話端末、”DD”は、データ通信用端末。 “DD”は”TT”に付属して販売されるそうなので、用途によって、 SIMを取り出して使い分けるということになるのかな? また、この”TT”、なかなかデザインがいい。 パッと見、電話とはわからないような、従来とは違うけどおしゃれなデザイン。 あくまで、『スタート地点』としての象徴的な製品のようで、 機能は大幅に制限されているし、使い勝手は微妙だが、 でも、あんまり日本にはない、感じのデザインを、日本人が日本の会社でデザインした、 というのがなんか嬉しい。 日本人が重要という意味ではなく、 外国の企業のピンスポットの販売や、有名外国人デザイナーの起用に比べて、 今後に繋がる感じがあるからだ。 一方で、『PTT』というのは、NTTドコモによる新サービス、 『プッシュトーク』に採用されている技術のこと。
ITmedia +D モバイル:音声定額も実現?夏野氏が話すプッシュトークの狙い
既報のとおり、NTTドコモはPTT(プッシュ・ツー・トーク)の技術を利用した新サービス「プッシュトーク」を開始する(10月19日の記事参照)。新機種「902iシリーズ」からサービスに対応しており、今後90x系の端末はいずれも対応する予定。専用の新料金体系として、月額1050円でプッシュトークがかけ放題になる「カケ・ホーダイ」も用意した。やや変則的な“音声定額対応”ということになる。
言ってみれば、電話番号で相手を指定するトランシーバー。 一回話す毎に5.25円という料金体系は何となく高いような気がするが、 一言で済む用事なら携帯より安い。 また、ドコモには音声定額サービスはないが、プッシュトークには、定額サービスがある。 ただ、コレが(一般レベルで)どれだけ普及するかというと、どうだろう。 大人気にはならなさそうだ。 無料サービスなら良いんだけどねぇ。 神尾寿氏はITMedia上のコラムで、 『性質も使い勝手も、従来の音声通話とは異なるもの』で、 『PTTは、その機能特性にあった新たな使い方をしていくべきもの』 と、書いている。 ITmediaビジネスモバイル:プッシュ・ツー・トーク普及の鍵は「誤解されない」こと 携帯通話と張り合ったら…勝ち目があるだろうか。 でももし、PTTが、他の何か特徴をつかんだら、流行る…かも。 確かに、夏野氏が言っているような使い方、
今までは多人数での待ち合わせ場所に来て、一番早く来ていそうな人間に電話をかけていただろう。しかしこれからは、プッシュトークで参加者全員と情報を共有できる。『今、遅れているんだけど』『なんで遅れてんだよ、早く来いよ』といった会話をみんなでできる」
それは便利かもしれない。 でも、僕なら、全員にメールするけど。 なんか、メールと音声通話の、真ん中の、中途半端なとこで、 中途半端なサービスになっちゃわなければいいけどなぁ。 あと、他社端末にも乗り入れてくださいませ。 (使ってはみたいのです)

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本日のニュース。など。 – 2005/10/19

どうも気になる話がいくつかあるので、適当に列挙を。 冗長になるかもしれないけど。

「Google Earthは国防上の脅威」–インド大統領が警告 – CNET Japan
 「Google Earth」の提供する衛星画像によって詳細な地形がわかってしまうことから、国家の安全が脅かされるとして、インド大統領のA.P.J. Abdul Kalamが同プログラムを非難した。
まぁね。 今さら指摘する必要もないほど、思いっきり脅威だよね。 ある意味で、テロリストにとっては、下見の必要が一つ減っただろうし、 金さえあれば、そこから3Dを起こしてシミュレーションなんてことも出来るし。 これって、機密保持は、施設側の責任?google側の責任?
古田兼任しかも選手会監督
ヤクルトの次期監督に古田敦也捕手(40)が選手兼任監督として就任することが18日、正式に決まった。プレーイングマネジャー(選手兼任監督)は、77年南海の野村克也氏(70=シダックスGM兼監督)以来29年ぶり。労組選手会会長は退任するが、選手会には残留する意向で、選手会に所属する史上初の監督が誕生した。選手と監督とで別々の契約を結ぶなど、型破りな兼任監督が球界に新風を吹き込む。
来ましたなぁ。 思惑はまぁいろいろ想像できるけど、 ヤクルトも必死だな、とか、選手会会長から下ろすためちゃうんとか、 まぁしかし、プレーイングマネージャー、選手としては単年契約とは言え、 41になる年に現役を続行することを決めたことを、素直に賞賛したいと思う。 野村は、ぼろぼろになるまで現役にこだわり、45歳までプレーしたけれども、 それは決して醜いものではなくて、好きだからこそのことだったのでは。 トレーニング方法が進化するに連れて、選手寿命は延びて当然だと思うし、 事実MLBでは、40歳近くもしくは越えても第一線でプレーし続ける選手は多いし、 (単純に選手数が多い、という側面もあることはあるけれどもね) 一流選手が長く活躍できるような環境は、良いなぁ、と思う。 もちろん、フレッシュな新人も必要なんだけどさ、 一流選手が、30を越えてどんどん衰えて引退していったら、悲しすぎるじゃない。 野球には、Jリーグみたいに拾ってくれるところ(例えばJ2とか、JFLとか)もないし、 その後の面倒も見てくれないし。 頑張れ、古田! So-net blog:古田敦也公式ブログ
TBSに大量「失念株」 買収防衛策に不安材料
TBSの発行済み株式に資金運用目的の外国人投資家が議決権のないまま保有する「失念株」が大量に含まれていたことが十八日、明らかになった。「失念株」は価格次第で売却されやすく、敵対的買収になった場合、防衛側に不利な材料となりかねない。TBS側は失念株数を明らかにしていないが、民放首脳は同日、「17%程度と聞いている」と述べた。経営統合をめぐるTBSと楽天の交渉がこじれて株の争奪戦となった場合、15%超を保有する楽天側が三割超までTBS株を買い増せる可能性もありそうだ。
なんかわかりにくいが、失念株というのは、本来、
しつねん-かぶ 3 【失念株】
株主が名義書き換えを忘れたため、新株や配当などを受けられなくなった株式。(Yahoo!辞書?大辞林)
という株式なのだけど、 外国人投資家は、放送局の株式は総計20%までしか取得できず、 それ以上取得しても、自分の名義に変更できないということらしい。 要するに…『発行してるけど、役に立ってない』、 さらに言えば、どう使われるか把握できていない株式、ということになる。 阪神電鉄の時も書いたけれども…日本てその辺悠長だよなぁ…と思う。 会社というのは、出資者のものなんだから… 楽天も、慎重にはやってるけど、堀江が三木谷に変わっても、 根本的なテレビ局の反応はあんまりかわらなさげだなぁ。 ただ、ライブドアも、フジテレビに対して楽天と同じようなことを要求してたはずなんだけど、 ライブドアは叩かれて、楽天はそうでもない、ってのもなんだか不公平。 (堀江の不遜なキャラを差し引いたとしても) 三木谷は譲歩できる限度内ギリギリ一杯まで譲歩しまくってるけど、 まぁ交渉事が譲歩だけで終わるわけはないんでね、 譲歩するってことはそれだけ、切り札もあるってことなんで、まだまだ。 それにしてもTBSの腰は重いね、 もし反旗を翻すなら、検討とか言ってないで、フジテレビみたいに、 メンツを捨てて反旗を翻さないと、楽天が次々打ってくる策、 懐柔策、譲歩策、強攻策、その中に巻き込まれて、言いくるめられてしまうよ。 どう考えても、猪突猛進的なライブドアより、数段上だから。 それにしても、村上ファンドはどこにでもいるなぁ。 そう言えば堀江が、 『良いな、と思うところにはすべて村上さんが既にいて、勘弁してって感じ』 って言ってたからなぁ。 財力はもとより、その眼力、恐るべし。
イチロー、犯人役で俳優に挑戦
米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手が、テレビの人気ドラマ「古畑任三郎」に犯人役でゲスト出演することになった。フジテレビが18日までに発表した。来年正月に放送される。  同ドラマは、田村正和扮(ふん)する名刑事と犯人の対決を描いた人気シリーズ。イチローは以前から同番組のファンであることを公言していた。イチローは本人の役で登場し、犯人を演じるという。投手との対決同様、どんな技で名刑事の追及に挑むか、大いに楽しみだ。
まぁ、大根役者であることは間違いないわけだが。 少し楽しみ。 (そして多分、放送日を完全に失念していることでしょう)
親子3代でミラン入り=イタリアサッカー
【ロンドン18日時事】サッカー・イタリア1部リーグ(セリエA)の強豪、ACミランは18日、同クラブに所属する元イタリア代表で、セリエA最多出場記録を更新中のDFパオロ・マルディーニ(37)の息子、クリスティアン君(9つ)と契約を結んだと発表した。パオロの父で同国代表の選手、監督などを務めたチェザーレ・マルディーニ氏も元ACミランの選手で、親子3代でミランのメンバーになった。  偉大な父らの血を引くクリスティアン君には以前から注目が集まっていた。クラブで行われた調印式には父パオロは欠席したが、祖父チェザーレ氏らが出席し、門出を祝福。まずは下部組織の育成チームに所属し、22日のインテル・ミラノ戦でデビューする予定。
へー。 すげーな。 まだ9歳だから、どうなるかはわからないけど。 そう言えば日本って、あんまり親子2代とかないよなぁ… 政治家ばっかりは多いけど、 (政治家は家の家業とか言って、息子は大学を辞めて選挙を手伝っている… なんていう報道がこの間の選挙であったけど、はっきり言ってきしょいだけ) スポーツ選手はあんまりいないねぇ… 寂しい限り。
ITmediaニュース:ひろゆき氏「パクリ疑惑を実質認めたようなもの」
「のまネコ」問題で、2ちゃんねる管理人のひろゆき氏は10月13日、エイベックス・グループ・ホールディングスがのまネコキャラクターの使用料受け取りを辞退すると表明したことについて、「とりあえず、謝罪してキャラクター使用料を放棄するというのは、のまネコのパクリ疑惑に関しては実質認めたようなものだと思います」とコメントした。
avex問題。まぁもう別で書くのは止めたんで、少し触れるだけにするけれども、 相変わらずひろゆきは、示唆するのが上手いなぁ。 煽るのが上手いよ。 もうこの問題は、完全に白黒ついちゃったんでどうでもいいけど、 それにしても、avex、だっせーなぁ。 のまネコ問題2005年10月13日
そんな感じで、とりとめないけど、気になったニュースまとめ、でした。 なんだかなぁ。

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本日の芸能ニュース(ホント、どうでもいい)

では…ワイドショーが喜びそうなこの話題。

マツケン再婚!14歳下の松本友里子さんと – nikkansports.com > 芸能ニュース
 俳優松平健(51)が11日、元アイドル松本友里子さん(37)と再婚した。この日、都内の区役所に婚姻届を提出した。松本さんは「松本友里」の芸名で、84年に歌手デビュー。ドラマ、舞台、CMなど幅広く活躍してきたが、現在は芸能活動をしていない。初婚で、おめでたはまだ。  2人は98年7月、松平の明治座公演「暴れん坊将軍?吉宗の恋」で共演。当時は仕事上の付き合いだけだったが、昨年10月に仕事の関係で再会して、交際をスタートした。周囲にも明かさず静かに愛情をはぐくんできたが、交際1年を機に結婚を決意したという。まだ同居はしていない。
松本友里(まつもとゆうり)… えーとすみません、アイドル苦手です。 こんな方のようです。 アイドル時代の松本友里子さん(1989) うーん…。 確かにいたような気もしないでもないですね。 つーかどうでもいい。 どうでもいいついでに。
和泉元彌がハッスル参戦!11・3デビュー – nikkansports.com > 芸能ニュース
 狂言師の和泉元彌(31)がプロレスラーとしてデビューすることが11日、分かった。高田総統率いる高田モンスター軍とキャプテンハッスル小川直也率いるハッスル軍が戦う「ハッスル」に参加。11月3日に横浜アリーナで行われる「ハッスルマニア」でデビューする。本業の狂言と並行してプロレス活動を行っていく。今日12日に会見する。
いや、マジでどうでもいい。 記事自体はつっこみどころ満載。
騒動の中でバッシングにも耐えながら、狂言師としての活動を広げていこうとする姿勢も、DSE側に評価されたようだ。
「表現の新たな可能性にチャレンジしていく。プロレスで得た新しい表現方法を狂言にも生かしていきたい」
どっちも必死だな。 個人的に小川直也はそんなに嫌いじゃないので、 ハッスルはまぁ必死でも笑ってみてるけど、 和泉元彌はなぁ… 殆どただの営業だよなぁ。 誰とやるかしらんけど、相手するプロレスラーも ちょっとなんかモチベーションあがんねーよなぁ。 いやもう本当にどうでもいい。 インリンですらどうでもいいからなぁ。俺。

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続々 のまネコ問題。(コレで最後にしとこう)

流れを実況しててもキリなさそうだし、 正直、マスコミの扱いの進歩の無さにはうんざりだし (オヤジPとかにはわかんねぇんじゃねぇの?) この辺で最後に。 日刊スポーツ他で以下の記事が掲載された。 (スポーツ報知が一番詳しそうなので、そこから転載させていただく)

エイベックス松浦社長が謝罪
キャラクター「のまネコ」の使用をめぐって、インターネット掲示板「2ちゃんねる」で、エイベックス・グループ・ホールディングスに対する抗議の書き込みが相次いでいる問題で、同社の松浦勝人社長(41)が6日、自身のホームページで「我々の考えが甘かった。そこは素直に謝罪します」などと謝罪コメントを寄せた。また騒動が同社長や家族、社員に対する殺人予告について「2ちゃんからもすばらしい文化が創造されます」としながら「脅迫事件が起きないように」と訴えている。>> 記事を読む
感想としては…さすがにしたたかだな、という感じか。 各所に、2ちゃんねるへの皮肉をにじませつつも、 最終的には2ちゃんを持ち上げて、こちらにも非はあったとしている。 (ただし、自らを否定しているのではない。そこは謝り方の基本。 むしろ、全面的に謝罪しようとする日本の企業のトップの方がどうかしてる) ていうかよ、 匿名なんて今さら持ち出してる時点で、時代遅れだよな。 マスコミも、松浦社長も。 (コメンテーターは、わかってるけど飯の種だから多分いわねぇ) とっくに問題になってんじゃん。 人も殺されてんじゃん。 ひろゆきも警察に届け出るようになってるし、 自己浄化能力だってそなわってんじゃん。 つうか匿名でもないのに、目の前の人間に、 『殺すぞ』とか平気で言うヤツ溢れかえってんじゃん。 マスコミの人って頭悪いんですか? まぁいいや、そんなのはどうでも。 僕がいまさら書かなくたって、 エイベックス・のまネコ問題に見る、既存メディアのインターネットへの偏見(JANJAN) にまとめられてます。 金儲けの時だけ、祭りあげんのな。 まぁ、いろんな人が関わって作ってるから一言では言えないけど、 (ドラマとニュースでは作ってる人も違うわけだしさ) なんだかね、女と喋る話題を探す男みたいな展開だよね。 マスコミの扱い方って。 本当にね、恥ずかしくなるんだよ。怒りよりも。 ちゃんと働け。

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本日のITニュース。 – 2005/10/07

ITmediaニュース:オタクは遍在する――NRIが示す「5人のオタクたち」
野村総合研究所(NRI)オタク市場予測チームは、オタクの特性を分析して再定義し、10月6日に発表した。オタクはいわゆる「アキバ系」だけではないとし、行動や消費の特性を抽出。アニメやコミックに加えて旅行、自動車マニアなどもオタクに含め、主要12分野のオタク人口を172万人、市場規模を4110億円と推計した。
電車男のおかげなのか? 『オタク』というほぼ死語になりつつあった言葉、『人種』に きちんと光を当ててみようと言う動きが見られるような気がする。 それも、今までのような、冗談半分の、からかい目的なんかじゃなくて、 きちんとした、社会学的、文化的、経済的な側面から分析を試みる… そんなことを、多くの企業、コラムニスト、学者、お笑い芸人、が 形は違えで取り組んでいるような気がする。 (もちろん…金になるというベースがあってこそではあるが) その動きの中で、この野村研究所の発表は、 文化人類学的側面と、経済学的側面を併せ持つという点でユニークだ。 電車男のイメージもあってかオタクというと、 アニメ系、萌え系、ばかりがクローズアップされ、 ややもすると、オタク=アキバ、みたいなイメージが先行しがちだが、 ドラマでも描かれているとおり、オタクが全員アキバ系なわけではないわけで。 さまざまな分野に、オタクは存在する。 オタク、という言葉の使われ方も違ってきていて、 以前は、マニアの中の蔑視されている一部の人間に対して使われていた (同系統の人としかコミュニケーションを取れない人間のことを指した) のだけど、 今はもう少し広く、マニア全体をさして言うようになっている。 (よく見たら、上のコラム内にも書いてあった) そう使うんであれば…ねぇ? それこそ、日本人の殆どがなんらかのオタクだと言って良い。 だって、熱狂しやすい、はまりやすい人種だもの。 野村研究所の発表手法は(一生懸命レジュメ作った人には悪いけど)、 結果の見えていることに対して、 なんとか例えやデータを列挙して意味づけようとしている姿勢がありありで、 後半に行くほどつまらんのだけど、 (だから何?感がつのる) 市場規模、172万人、4110億円。 文化で経済は回る。 そんな感じだな。
ITmedia +D モバイル:「ドコモは本当にマーケティングが下手」
過去にデザインケータイとしてもてはやされた端末も、今になって冷静な目で見ればそれほど格好よくはないはずだと強調。これはデザインに止まらず、料金面でも同じだという。「いまだにドコモは料金が高いと思っているユーザーが8?9割いる。しかしドコモもかなり料金を改定している(7月29日の記事参照)」。比較が難しいため軽々にはこちらが安いと言えないが、実態以上にドコモの料金は高いというイメージが先行しているのではないかという。
よくぞ言った、と思った。 『ドコモの料金が実は高くない』という発見は、 以前、乗り換えを検討したときに僕もしたのだけど、 でも、サイト上で料金が一番わかりにくかったのもドコモだった。 元々わかりにくいからマーケティングもしにくい… というか、マーケティングに基づいた企業戦略がないのかもなーと。 で、専門家(NTTドコモ執行役員:夏野剛氏)が言ってるのを聞いて納得。 確かに、auは上手いよね…ドコモを上手く使って(まるで合気道のようだ)、 ほいっとかわす。 そして、後の先を取る。 文中で、90xiシリーズでドラクエが出来る、 それはマーケティング戦略に基づいた仕様決定で、FOMAに取って重要だった、と 語ってはるのだけど、うん、それはそうだね。 実際に僕もやりたいし、 ストIIやるために機種変更した友達もいるし。 でも、まだまだ、マーケティング足りないんじゃない? それだけの重要決定なら、もっとCMとかで押してってもいいと思うけどなぁ。 ゲーム会社と連携して。 (ゲーム会社はなるべくプラットフォームを絞らないように行きたがるだろうけどさ) 別に応援してないけど。 (ばりばりトップを応援してどうすんのよ)
ITエンジニアにも重要な心の健康(19):@IT自分戦略研究所 第19回 ミスした自分を許す方法
Dさん(30代・男性)は上司のAさんから、プロジェクトの進ちょく状況について報告するようにと指示を受けました。Dさんは予定どおり進んでいるところと、進んでいないところの両方を報告しなければなりません。  Aさんは細かい数字にも厳しくチェックを入れる人なので、Dさんは数字上のミスがないように念を入れて報告書を作成しました。ところがDさんは、進んでいない部分を1つ記入せずに提出してしまったため、Aさんから厳しく指摘されることになりました。  Dさんはもう1つミスをしました。Aさんに報告書を電子メールで送信する際、誤ってBさんに送信してしまったのです。しかもBさんから連絡を受けるまで送信ミスに気付かず、Aさんへの提出が遅れてしまいました。  Dさんの心の中に「できていない部分は少なめに報告したい」という潜在的な思いがあって、それが記入ミスを招いたのではないでしょうか。厳しいAさんに報告すること自体に抵抗があって、送信ミスをしてしまったのではないでしょうか。
別にいつも読んでいるコラムではないし(今日初めて目が留まった)、 幸い僕は、こういう悩み方をすることはほとんど無いけれど、 こういうコラムが必要な人もたくさんいるような気がした。 パニックになる理由は、問題が解決できなくなること、 問題を解決できなくなるのは、問題を切り分けられなくなること。 このコラムにあるように、問題を切り分けて、 (ここでは、ミスを、ミステイクとスリップに分けている) それぞれに対策を練るというのが、問題を理解しやすくする常套手段ではある。 でもなかなか自分では出来ないんだよね。 このコラム、最後の部分は重要だと思います。 仕事のミスじゃなくてもね。
ITmedia +D モバイル:高速“非接点”充電器でデファクト目指す──Splashpower
“飛び散る電力”──Splashpowerという名前の企業が日本に上陸した。同社は、ポータブル機器向けの“非接点”充電器の分野で、デファクトスタンダードを目指している。 非接点充電器というのは、コネクタをはめることなく近づけるだけで電力を供給し、バッテリーを充電できる機器のことだ。ひげ剃り器などに使われているほか、国内でもPHSが採用している。
最後は技術のお話。 置くだけで充電できるってすごくない? 大体さぁ…最後は、充電端子が死んでダメになったりすんのよ。携帯とか。 でも接点がなかったら(もしくは広かったら)関係ないもんね。 実際の使用風景についてる説明書き、 『iPod miniにアダプタを取り付け、充電器の上に置くだけで充電が始まる。ホテルチェーンに納入し、ホテルのテーブル自体を充電器として使う──という構想も持っている』 コレも凄くない? 凄く単純な思いつきだけど、凄く目鱗。 電力が無駄にならんのかとか、 机で感電したりしないのかとか気になるけど、 どこからでも電気を取り出せるって言う発想は凄いなぁ…

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ジャストが逆転勝訴 「一太郎」アイコン訴訟

以前、取り上げた、松下がジャストを訴えた訴訟。 結果、東京地裁において、松下の勝訴を認める判決が下され、 ジャストシステム「一太郎」「花子」に対しては、 製造・販売の中止と製品の廃棄を命じていた。 ことの正当性はよくわからないけれども、個人的に非常にショックだった。 もちろんジャストシステムは控訴たのだけど、 その判決が9/30、知的財産高裁にてあった。

ITmediaニュース:ジャストが逆転勝訴 「一太郎」アイコン訴訟
ジャストシステムの「一太郎」「花子」に特許を侵害されたとして、松下電器産業が両ソフトの製造販売差し止めなどを求めた訴訟の控訴審判決が9月30日、知的財産高裁であった。篠原勝美裁判長は「松下の特許は進歩性を欠き、無効とすべきもの」だとし、ジャストシステムに一太郎と花子の製造・販売の中止と在庫品の廃棄を命じた一審判決を取り消し、松下の請求を棄却した。ジャスト側が逆転勝訴した。
うむ。 相変わらずことの正当性は非常に曖昧で、 何となく『胸先三寸』な感じがある(だからこそ、『大合議』を採用したのだろう) 両者のコメントは、
ジャストシステムは判決について「当社の主張が認められた公正・妥当なものであると考えている」とのコメントを発表した。
松下電器産業は9月30日、ジャストシステムの「一太郎」をめぐって争った特許侵害訴訟の控訴審で逆転敗訴したことを受け、「大変に残念に思う」とするコメントを発表した。
となっており、 当たり前だが、これといった納得できる結果とは見ていないようだ。 (まぁ松下はだからといって失う物は何もないのだが。結ぶことになるかもしれない、 ライセンスくらいだ) しかし今後、こういう訴訟は増えていくのだろうか、と思うと、 なんとなくブルーな気分になる。 いかにもアメリカっぽい。 その辺、何とか上手くいかないものなのだろうか。 …いかないんだろうなぁ。
参考リンク

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市民メディア・インターネット新聞JANJAN

『のまネコ』問題の流れで、面白そうなニュースサイトを発見したので、 一応、紹介しておきます。 市民メディア・インターネット新聞JANJAN 基本的には、ネット上の有志による記事作成。 取材から執筆まで、応募し、認定された記者が担当し、 それを編集委員会(実際の業務は編集部)がチェックした上で掲載するというもの。 文章中に、やたらと『市民』という単語が出てくるので、 なんかうっとおしい政治団体がバックにいるんでは、と感じさせられるけれども、 多分そんなことはなくて、リベラル的な感じのための単語使用では。 いろんな話題を世界中から集めていて、非常に興味深い。 『JANJANとは』に記載されている日付が、 2004年12月20日となっているから、 僕が知るのが遅かった、といえるだろうけど、 いろんな意見が、放り込まれてるのは面白いと思った。 編集方針も、しっかりしてるし、 (→『メディア・報道規制に乗り出したYahoo!』記事内の、編集部による追記が興味深い) しばらく見守ってみたいと思う。 (ただし、記事を信じるのではなく判断する姿勢が必要である)

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のまネコの何が問題なのか?

コレについてきちんと書くと、状況の説明や、ソース、証拠など、 必要な情報非常に多く、多分えらい時間が掛かるので、 取り敢えず、まとめサイト(エイベックスのまネコ問題まとめサイト)および、 各ブロガーの意見などを参考にした上で、まとめておきたいかと。 そういうわけなので、この文章中、特にソースや、証拠などはあげないが、 それは既に上記まとめサイトを読んでもらっているということを前提にしているため。 AVEXに対する心情的な反発は少なくないけれども、 根本的な問題は、本来共有されるべきキャラクターを、 商標登録という形で独占しようとした、という点。 間違われがちだけれども、自社CDのキャラクターに 『インスパイヤ』されて作られたキャラクターを採用したことや、 それに関するグッズを作成し、販売したこと自体は特に問題はない。 売るんであれば好きに売ればいい。 (キャラクターを共有する人々にAVEXは含まない、とする理由は見あたらない) 企業としては、自社製品の権利を守る、というのは きわめて自然な考え方ではあるけれども、 それは、その著作権が完全に自社にある場合、だけだ。 AVEXも多くの釈明をしているけれども、結局言いたいことは、 ・パクリじゃねえよ ・しょうがねぇから商標登録は止めてやるよ ということでありまして。 エイベックスの9/30の公式見解を読んでもらえればわかるとおり、 行間に明らかに 『ちっ…うるせえな…黙れよ、カスが』 という感じが出ていて、そうか、コレが公式発表か…と思うとちょっとビックリ。 社会人的推敲はなく、取り敢えず書き殴って送信ボタン押しちゃったメールみたいだ。 公式発表で、『思います』とか普通いわねえよ。 すみません、ちょっと感情的になってしまいました。 まぁそういうわけで、感情的な批判を繰り返す人が多いんですけど、 現状、何が問題として残っているかを考えると、 『のまネコ』の商標登録は中止されたけれども、 『米酒』の商標登録は中止されていないということ。 『のまネコ』の申請は、ただの文字で、 『米酒』がキャラクターになってるわけで。 別に、キャラクターにのまネコっていう名前を付けたのわが悪い訳じゃないんだし、 さっさと、『米酒』の登録を中止しろ、と。 その上で、のまネコは、モナーです、2ちゃんねるよりお借りしてます、 とかなんとか言って売れば、誰も文句は言えないわけなのよ。 (心情的な部分は除いて) どうも、法律の網をくぐり抜けてます感、がavexには強くて、 その辺も絶対に印象悪いよね。 mixi上でのCEOのやりとりなんかも、殆どヤクザだしね。 カリスマらしいし、かばってくれるお友達はたくさんいるみたいだけどさ、 うざいのはどっちかよく考えてみろって。 誕生日はあんたひとりだろ。 あんたんとこの会社のせいでどんだけの人の誕生日がうざくなってるか考えてみろ。 …感情的になるなぁ(笑) まぁ元々好きな会社でもないんで仕方がない。 会社としてはユニークだと思うけどね。 いずれにせよ、avexはまだ何もしてないし、 特許庁始め、法的にも不備がありすぎという感がありますな。 もうちょっと何とかしてもらいたい。 ああ、殺人予告とか、したらあかんよ。 意味ないし、それは犯罪です。 そういうとこだけピックアップされて、2ちゃんねるとして叩かれるんよね。

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モバイルなニュースが活発化してますね。

auとドコモは熾烈な戦いを繰り広げてるし、 ボーダフォンはこのままだとゆっくり死ぬだけだし(ツーカーの運命) MNPも2006年度の第2四半期末(ちょうど来年の今頃)と言われてるし いろいろ、それぞれの思惑で動き出してますね。 僕の率直な感想として、3Gってもっと快適だと思ってました。 例えば、何かファイルをいダウンロードするときとか、時間が掛かりますよね。 ああいうのが、もっと一瞬で出来るようになるのかと。 4Mbpsくらい出てね。 でも実際のところ、確かに速くなったかもしれないけどそれよりも、 重い物を運べるようになっただけで速度据え置き、って感じだし、 まだまだ、電波の入りに不安もあるし。 結局、bluetoothとか、注目の技術って、 携帯の今までの働きじゃない部分の、いわばオプション的な部分で、 『なんだか思ってたより良くなってない』のを、 必死で誤魔化してる感があって、どーも胡散臭い。 もちろんね、新しい技術に対するあこがれはあるのよ、そうなんだけど、 だからといって、携帯電話としては、 称賛に値するところまでは行ってない。 (スマートフォンとしては別問題) そう言う意味で、 実際的なサービスに関する動きは、ちょっと嬉しい。

ITmedia +D モバイル:ボーダフォン、他キャリアに絵文字メールを送れる機能
ボーダフォンは9月28日、3G携帯のMMS(マルチメディアメッセージングサービス)に「絵文字自動変換機能」を11月1日から追加すると発表した。特別な手順など不要で、ボーダフォンから他キャリアに絵文字入りメールを送信できるようになる。
へー便利。 出来たら変換表も載せたかったけど、長い上にPDFだったんで断念。 でも、一般的な絵文字はかなり変換される様子。 便利になる…かな? ちなみに手続きなどは全く不要。 これだよなー、昔のJフォンのノリ。 絵文字変換機能一覧(PDF) で、そんなボーダフォンなわけだけど、 auはそんなサービスとっくにしてたりして。 (あんまり精度高くない印象があるけど) ただ、有料だった。 そこへ、無料のコースを付け加えるらしい。
ITmedia +D モバイル:auの絵文字変換サービス「絵文字め?る」に無料プラン
KDDIは11月1日から、au携帯から他キャリアに絵文字メールを送信した際にも絵文字を表示可能にするサービス「絵文字め?る」(4月25日の記事参照)をリニューアルし、新たに無料で利用できるコースを用意すると発表した。 「絵文字め?る」は、サーバを介することでキャリアごとに仕様が異なる絵文字を変換し、正しく表示させるサービス。従来は月額105円が必要だった。
無料の方は有料より、機能が増えてて、 『HTML対応のPCユーザーへも絵文字付きメールを送信できる』など。 そうなっていくのね。 さらにはそのauは、ツーカーを吸収するわけだけど、 一旦会社がなくなる(電話番号が変わる)んじゃー何の意味もない。 ドコモに逃げたりするだろうし。 丸抱えにするから旨みがあるんで。 (まぁ既にそれほど多くないし、そんなに旨みもないけどな) そういうわけで、
ITmedia +D モバイル:ツーカーからauへの機種変更 11日から可能に
KDDIは9月29日、ツーカー携帯電話からau携帯電話への乗り換え優遇策を発表した(9月13日の記事参照)。10月11日から受け付けを開始する。 プリペイド携帯電話を除くツーカー携帯電話のユーザーが対象。東名阪のツーカーショップおよびauショップ・PiPitで手続きが行え、30分程度で処理が完了する。ツーカーショップもau端末の在庫を持っており、契約が可能だ。処理上はツーカーを解約しauに新規契約という形になり、新規契約事務手数料として2835円が必要となる。またau端末の販売価格も特に補助は行わず、「新規加入と同等水準」(KDDI)となる。
ということになるわけです。 昔は、ezwebも使いにくくて最悪だったのにねぇ。 今や関係ないね。 そういう意味では、恐るべし、3G。 最後に、再びボーダフォン。 日本人(もちろんおいらも)にはあんまり理解できない グローバルなんちゃらで失敗して その失地回復にいろいろ大変なわけだが やっぱり、グローバルにも軸足置いてるのね。
ITmedia +D モバイル:ボーダフォン、グローバルSMS「送信料3円」キャンペーン
ボーダフォンは10月1日から11月30日までの2カ月間、「グローバルSMSキャンペーン」を実施する。  ボーダフォンの3G端末利用者を対象に、通常1通100円のグローバルSMSの利用料金を、国内のSMS料金と同じ1通3円に値下げして提供するもの。日本から海外に送信されたグローバルSMSが対象となり、すべての料金プランに適用される。利用金額の上限はなく、期間中何通でも利用可能だ。送受信は最大140バイトまで、受信料は無料。  利用の際に特別な申し込みは不要。メッセージはメールの宛先に「+」「国番号」「相手先電話番号」の順に入力して送信する。
このサービスで、そんなに多くの人が便利に思うのかしら。 所詮ニッチじゃないの? ニッチだけで生き残れるなら、イリジウムも潰れたりしないって。 (最近復活したけどね) ドコモも、HSDPA(3.5G)を2006年早々にリリースすると言ってるし、 (これが出ると、冒頭に触れたようなことが出来るようになるかもしれない) 全く負けちゃいない。 auが派手で忘れがちだけど、 依然としてドコモは圧倒的シェアを誇っているわけで。 さー、もっと頑張っていろんなサービス出してくれよ。 期待してますぜ。

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本日のITニュース。 – 2005/09/28:汎用京速計算機

ITmediaニュース:再び頂点を目指せ 科学立国・日本のスーパーコンピュータ
次世代スーパーコンピュータについて議論する「計算科学技術シンポジウム」が9月26日から都内で開かれている。いま、地球シミュレータの約250倍となる超高速計算機を2010年度に実現する国家プロジェクトが動き出そうとしている。1000億円を超える巨費を投じ、日本が再び最速スーパーコンピュータを目指すのはなぜか。最速スーパーコンピュータで目指すのは何か。どう目指すか。研究者や技術者が知恵を絞る。
一時は、世界最速を誇った日本の地球シミュレーター。 でも現在は、欧米のものに抜かれて、 それも大きな差を付けられて、の、世界第4位。 もちろんそうは言っても、 かなりの能力を誇ることには違いないのだけど、 やっぱり、なんだろう、 日本人のプライドってヤツなのか、 どうしても世界最速、それもぶっちぎりを作らなきゃ気が済まない! そういう人々が集って、ついにプロジェクトが動き出したらしい。 記事中にもあるけど、例えばアメリカは 軍事解析用にスーパーコンピュータを使うわけで、 最新のものは機密扱い。 それ以上に、目的があって、そのために開発している感じなのだけど 日本の場合、まず開発ありき、みたいなところがあって、 その違いが面白い。 僕はとーぜん、その気持ちは分かります。日本人だし。 理屈で言えばさ…予算も小さくないわけだしさ、 まず用途から入って、それでスポンサー(政府含む)を獲得して、 それから開発…という順なのだろうけど、 もちろん、日本の開発もその手順でやってるのかもしれないけど、 発表のコメントを読むとどうもそうは思えない(苦笑) 開発すると言うことは、 それに付随する技術も、数多く開発されるということだ、 それは、先日紹介した、Ringoさんの『火星にロボットの国を作る』と同様。 だから、開発すること自体が目的になっても良い、 という理屈も理解できるんだけど、 いや、ていうか、正直言えば、 作りたいんでしょ?とね(笑) 文中、
時に「大艦巨砲主義の戦艦大和」と評されることもある地球シミュレータ
という表現もあるとおり、 コンピュータの性能を決めるのは、 ハードウェア(統合ソフトも含めた計算能力という意味)だけではないわけで、 実際に運用するアプリケーションにもっと金を掛けた方がいいのかもしれない、 でも、欧米やアジアとの戦争に対する、 ある意味で『象徴』という意味では、それ(大和)でもいいのかもしれない。 さらに、日本のプロジェクトとしては色が違うのは、 きちんと将来を見据えていること。 つまり、
「持続的」はスーパーコンピュータ自体の開発でも同様だ。1回限りの国策マシンでは技術に断絶が生じてしまう懸念があるため、ロードマップに基づく継続的な開発が必要だとの指摘だ。ただ、メーカーが多額のコストをカバーするには限界がある。このため、スーパーコンピュータ技術の民生技術への移転、またはその逆──という技術の相互乗り入れを視野に入れていく必要があるのでは、とした。
ということ、 まさに、開発のための開発、 計画的なご利用(ちょっとまつがった)、 日本人が一番苦手な部分だ。 僕らはねぇ、基本的には、合理的な計画的活動よりも、 雰囲気やノリに任せたアドリブが好きだからね。多分。 多人数の決定(国会とか)だと、もっともらしい理屈が付随してくるけど、 郵政?解散だってまぁ、アドリブみたいなもんでしょ。 ああ、話が逸れた、ともかく、 何か、『ホンダのF1挑戦』とか、そういうのと同じようなレベルの夢に思えた。 夢、もちろん実現する目標という意味ね。 単体での対費用効果がどの程度か、 もしかして無駄かもしれないけれども… 全体ひっくるめたら、きっと面白い効果があるんじゃないかと思う。 期待してます。 (税金だしね(笑))

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