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トリ貝 : すしブロマイドシリーズ。【傳編 2013/01】
鯖 : すしブロマイドシリーズ。【傳編 2013/01】
鯵 : すしブロマイドシリーズ。【傳編 2013/01】
食の好みなんて簡単に変わる
今日は休みであり炊事当番だったので、リクエストに応えてきんぴらを作りました(上画像)。 具はにんじんとごぼうとレンコン。 ごま油で炒めたあとに酒とみりんとしょう油を同量ずつ適宜入れ(今日は具の量が多かったのでそれぞれ大さじ3ずつ)、唐辛子を加えてフタをして火が通るまで煮ます。火が通ったら完成。ね、簡単でしょ?(参考:ヨーガンレールの社員食堂 野菜でつくる一皿料理) いや本当は、それぞれを拍子切りにするのが面倒であったり、手際が悪くて大きさがまちまちであったり、かといってスライサー使ってニンジンを切ったら長く出来すぎて慌てて半分に切ったりと苦労があったのですけど、そこそこ慣れている人であればちょっとした手間でおかずを追加できる便利な料理です。美味しいし。 具材に使ったごぼうとレンコンはどちらもきんぴらの定番でありつつ個人的にもとても好きな野菜なのですけど、外食して出てくることはあってもなかなか自分で買おうと思うことは少なくて、必然的に「嫌いじゃないけどあれば食べる」くらいのところにあった食材でした。 それが変わったのは、3年くらい前に圧力鍋を買ってから。レシピにのっていた「ごぼうのゴマ和え」と「レンコンの酢のもの」を作ってみようとごぼう、レンコンを買ってみたらば、「面倒そう」と忌避していた下処理が実は全然面倒でなく、調理も特に大変なところは無いことが解って、目鱗。今まで料理人が使う食材だと思っていたのに、自分で作っても十分に美味しいと解ってからごぼうとレンコンがとても好きになりました。 なんだか変なきっかけですけど、出来上がったきんぴらを食べながら、「好きになるってそんなもんだよねー」と思いました。そんなもんだよねー。
美味しいしじみ汁が飲みたい。
「プチ断食2012」終了
というわけで無事プチ断食終了。今日の朝ご飯から普通に食べました。いつも通りの納豆卵かけご飯。ただしご飯柔らかめ、辛味調味料控えめ、海苔付き。美味い。やっぱり食えるって大事。ご飯は大事。ごはんはおかず。1、2、3、4、ごっはーんー。 正直に言うと断食としてはちょっと中途半端(※体感には個人差があります)で、枯渇感に悶えるとかそんなのは全然無くただただお腹空いただけでしたが、それでも食べる量が少ないと言うこともあってとてもゆったりした生活を送れました。我々人間が「食べる」と言うことに対してどれだけエネルギーと時間を使っているか解った気がします。僕がそれを快楽としていることも。うむ。 ちなみに体重のほうはというと、丸2日間のプチ断食で2.2kg減りました。0.5kg減→0.5kg減→1.2kg減。個人的な印象ではただ食べないよりも少しずつ食べて水分摂ってよく寝るのが一番体重に影響あると思います。ああ、減量は食事制限だけではなく運動で行うべきですけどね。(プチ)断食での体重増減に関して言えば。 期間中いろいろなもんが食べたくなりましたが…最終的には麺料理でした。昨日の昼間はずっとラーメンが食べたくて、家に帰ってきてからはクイッティオ。ああ、食べたい。酸っぱくて辛い麺料理を食べたい。断食したところで煩悩全然無くなってないじゃない?いや、煩悩なんか無くなりませんよ、生きてるんだから。それとどう付き合うかです。ああ、クイッティオ食べたい。
鰻の消費量はこの10年で3分の1になっている
ソースは、日本養鰻漁業協同組合連合会の統計情報にある「鰻輸入量及び国内養殖生産量」。 日本養鰻漁業協同組合連合会 これによると鰻輸入量と国内生産(養殖・天然)量の合計は、2003年に142,192トンだったものが年々減り続け、2011年には56,319トンになっています。個人的には、
- スーパーで安い鰻が出回るようになった
- 消費量が増えた
- 資源が枯渇した
Friday Five – 2012/08/24 : Food!
目黒のサンマ
この間サンマを食べているときに話題になった話。 「目黒はサンマが有名なの?」 いやいやいや。江戸時代でさえ目黒は内陸の街だしさんまが採れたわけではなくて、これは落語の噺だよね。誰の噺を聞いたかは忘れちゃってうろ覚えだけど確か殿様が…と思ったらWikipediaにあらすじが上手にまとまってた。
すとん。 まぁ要するに風刺ですね。殿様は庶民の魚であるサンマなんかもちろんも知らないし、魚がどこで水揚げされるかも知らんと言うね。 先に書いた通り「目黒」(Wikipediaによると渋谷道玄坂もしくは目黒と恵比寿の間)は江戸時代でも内陸で、サンマが目黒で水揚げされていたわけではなさそうだし、少なくとも「目黒はサンマで有名」ということはなかったようだけれども、サンマが庶民の食べ物として昔から愛されていたことと、目黒にはそういうサンマを愛していた庶民がたくさん暮らしていたと言うことがわかって、なんだかロマンを感じます。 そういう意味で言うと目黒で行われているサンマ祭も、「目黒で食べるサンマが美味しい」ということよりも、そういう庶民が暮らしていた当時を思うという意味でとてもロマンチックなお祭りだなあと思ったのでした。 サンマは美味しいなあ。殿様が目黒(場所については後述)まで遠乗り(あるいは鷹狩)に出た際に、供が弁当を忘れてしまった。殿様一同腹をすかせているところに嗅いだことのない旨そうな匂いが漂ってきた。殿様が何の匂いかを聞くと、供は「この匂いは下衆庶民の食べる下衆魚、さんまというものを焼く匂いです。決して殿のお口に合う物ではございません」と言う。殿様は「こんなときにそんなことを言っていられるか」と言い、供にさんまを持ってこさせた。これは網や串、金属、陶板などを使わず、サンマを直接炭火に突っ込んで焼かれた「隠亡焼き」と呼ばれるもので、殿様の口に入れるようなものであるはずがない。とはいえ食べてみると非常に美味しく、殿様はさんまという魚の存在を初めて知り、かつ大好きになった。 それからというもの、殿様はさんまを食べたいと思うようになる。ある日、殿様の親族の集会で好きなものが食べられるというので、殿様は「余はさんまを所望する」と言う。だが庶民の魚であるさんまなど置いていない。急いでさんまを買ってくる。 さんまを焼くと脂が多く出る。それでは体に悪いということで脂をすっかり抜き、骨がのどに刺さるといけないと骨を一本一本抜くと、さんまはグズグズになってしまう。こんな形では出せないので、椀の中に入れて出す。日本橋魚河岸から取り寄せた新鮮なさんまが、家臣のいらぬ世話により醍醐味を台なしにした状態で出され、これはかえって不味くなってしまった。殿様はそのさんまがまずいので、「いずれで求めたさんまだ?」と聞く。「はい、日本橋魚河岸で求めてまいりました」「ううむ。それはいかん。さんまは目黒に限る」。