Friday Five – 2006/06/30

引き続き、FridayFive今回は、『マニア世界』に関するもの。 過去ログ: NOBODY:PLACE – MUTTER : FridayFive 正直、マニア世界(訳語がおかしいけど)っていうことに関して、 あんまり縁がないので、何とも書きようが… ネットを眺めてると、ITでアルファな人には、 そういうカルチャー的にマニアックな人(同人誌とか…)が多いけど、 僕はあんまり… 今回は、パスもありってことで。

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MLB.comとアメリカ

恐らく多くの日本人がそうであるように、 僕はアメリカがあまり好きではない。 むしろ、嫌いですらある。 政治が少しでも絡む世界に、アメリカの名前を見つけたとき、 良い気分を味わったためしがない。 見返りのない『粋』は出来ない国なんだな。 環境問題でも何でも。 唯一、『カネ』という価値観で、国を統一できてる感を感じるときすらある。 しかし、アメリカの全てが嫌いかって言われると別にそうでもない。 友人がアメリカ人だって、 別にその話題にならない限り、何の感情も抱かないし、 むしろ、アメリカの文化、特に、エンターテイメントや、スポーツに対する愛情、 そういった点に関しては、尊敬すら感じる。 様々な人がいて、様々なアウトプットがあって、 そういう新しさを感じる。 あ、てか、すげーなーって思わされる。 そういう点については、素直に。 で、アメリカでスポーツと言えば、4大スポーツ、 その中でもこの時期と言えばMLBなわけです。 (…いや、正確にはNBAのプレイオフだが) そして、MLBに関して僕がいつも文字通り舌を巻くのは、 オフィシャルサイト、MLB.comの、データ量の豊富さ。 何回も書いてるけどね。 見るたびに驚く。 さっき、イチローのデータを見ようと思って覗いたんだけど、 相変わらず、無駄じゃないかと思えるほどのデータ量。 それも、ただインプットされたデータを羅列してあるだけじゃなくて、 ちゃんといろんな切り口でそのデータを眺められるようになってる。 例えば…前は気づかなかったのだけど、これとか。 Major League Baseball : Batter vs. Pitcher Stats 特定のバッターと特定のピッチャーの対戦成績を表示できる。 しかも、特定のバッターと、特定のチーム全てのピッチャーとか、 特定の球場で、とか、 特定のシーズン(年、季節など指定可能)とか、 細かく調べられる。 プレイヤーの情報にしてもやたら細かくて、 例えば、コレなんて、殆どビョーキと言えるような代物だ。 Major League Baseball Stats: Ichiro Suzuki OF HITTING CHART 各シーズンの、各バッターの打球が球場ごとにチェックできる!(笑) 項目は、Single(単打)、Double(二塁打)、Triple(三塁打)、 Home Runs(本塁打)、Ground Outs(ゴロでのアウト)、Fly Outs(フライでのアウト)、ALL(全て)。 いやもうアホですわ。 スカウティングレポートじゃないですか。 どんだけデータマニア多いねんな。 しかもこの更新作業を、毎日更新でやってるわけでしょ? どんなエネルギーを使ってるのか…ありえん。 僕なんかは大喜びだし、 日本のプロ野球もこのくらいのことしてくんねーかなーと思うけど、 でももししたとしても、プロ野球ファンはさして喜ばないだろうなーとも思ったり。 多分、こういうデータマニアな感じってのは、 国民性なんだろうなぁ。 きっと、他のジャンルでもこうなんじゃないかと想像したり。 すげー人たちだなぁと思うよ。 国ってなると全く好めないけど、 文化としては尊敬できる部分、しっかり持ってるもんなぁ。 で、なんでWBCで勝てなかったの?(笑)

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男前豆腐に関してボンヤリ思うこと。

世間で流行っている、男前豆腐(http://otokomae.jp/)。 『三和豆友食品』(http://www.sanwatouyu.co.jp/shop/)という会社のブランドであり、 しかも原材料にこだわったその製品が、美味い、と評判の様子。 豆腐って言えば、スーパーか近所の豆腐屋、っていう既成概念を打ち壊した点で、 斬新だといえるでしょう。 ちなみに、三和豆友食品の所在地は、こんなところです。

『三和豆友食品』の所在地

[map:茨城県古河市尾崎 2647-1]

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にしゃんたさん。

先日、夷川通りを歩いてるときに見かけた表札が、どうしても気になって。 頭に残って仕方がなかった。 に、にしゃんた? 友達に話したら、ほらアレ、アレじゃない? というんだけど、肝心のイメージの共有は出来ず。 多分、同じ人のことを言ってるんだと確信してはいるんだけど、 ってのは、以前、『京都チャンネル』(*)で、 京都案内をしていた凄く日本に詳しく言葉も流暢な外国人がいて、 恐らくその人じゃないかと思ってたからなんだが、 ネットで調べてみたら一発だった。 にしゃんたのホームページへようこそ “にしゃんた”のセレンディプティーSERENDIPITY (予期せぬ発見の島) そうそう、この人! 日本の文化に通じてるし、ただの観光客的好奇心ではなくて、 内側から愛する気持ちがあるなぁ、と感じたのを憶えてる。 あの場所に住んでるかどうかはともかく、 味のある表札だし、 ああ、あの人ならこういう表札を作るかもしれ無いなぁ、と、 一人合点がいったのでした。 おしまい。

京都チャンネル:京都の魅力ばかりをお届けする、関西テレビ制作のスカパーコンテンツ。

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落語と私。

子供の頃から、実は落語を聞いて育ちました。 あんまり言ったことないんですけど。 何歳くらいの時のことか忘れたけど、父親が、 志ん生(五代目古今亭志ん生)にはまりましてね。 塾の送り迎えとか、旅行の時とか、仕事手伝うときとか、 車の中で、『火焔太鼓』とか、『三軒長屋』とか、『大山詣り』とか聞いてたもんですよ。 特に、『火焔太鼓』と『三軒長屋』は、全編空で言えたほどで。 今はもう殆ど覚えてないけど、 志ん生の枕から、全部、暗誦できたなぁ。 で、高校を卒業して、実家から離れてしまったので、 それ以来落語とはとんとご無沙汰だったのだけど、 実家に帰る度に、落語のテープ、CDが次々増えてて、その度に、 あー聞きたい! と思ってたんです。 でも実際問題…落語ってあんまり聞く機会がないでしょう? 寄席だって全然無いし。 それでも、NHKの朝夜の放送とか、 鶴瓶とか、三枝とかがやってる番組を見てはいたけれども、 僕が聞きたい落語はもっと古典なの。 それこそ、子は鎹とか、らくだとか、まんじゅう怖いとか、そういうの。 タイガー&ドラゴンなんて、ホントはむちゃくちゃマニアックなんだけど、 (そしてそういう視点で言うと、長瀬の落語は聞いてらんない…) 凄く軽い味つけでだしてて、あれはアレで良い、 でも、あくまでアレはドラマ。ドラマそのものが落語なわけで。 そうではなくて、落語として、ちゃんと聞きたいなーと思ってたんだよね。 で、遂に買ってしまいました。 Amazonにて、『五代目古今亭志ん生 名演大全集』。 全48巻もあるらしいんだけど、とりあえず、1と2を。 1は、やはり志ん生の十八番中の十八番、『火焔太鼓』、 2はその火焔太鼓の別バージョン(言うたらりミックスみたいなもん)が、入ってる。 志ん生って晩年は体を悪くしてあんまり口が回らなくなって、 もう本当に最後の方は何を言ってるのか聞き取れないほどだったけど、 それでもめちゃめちゃに面白かった。 最後は、高座に出てきて、すっと寝ちゃって、起きてはける、 それだけで客は大喝采、 そんなエピソードを、大泉がどうでしょうで言ってたけど(誰が分かったんだろう、アレ) そんな気持ちも、分かる気がするなぁ。 そうそう、実家に、新旧噺家のエピソードを集めた漫画があってね。 なんて言ったけかなぁ…ああ、これだ!『寄席芸人伝』! これがまた面白い漫画でねぇ。 『Barレモン・ハート』なんかを書いてる、古谷 三敏さんの漫画なんだけど、 味わい深くて良い。 そんなこんなで、実は落語が好きなんですよ。 今、iTunesで聞きながらこれを書いてますが…(なんか風情がねぇなぁ) 志ん生の出囃子、これを聴いただけで、なんて言うかなぁ… ビビッ!と来るもんがあるよね。 始まる、始まる!っていう… なんか、48巻全部揃えてしまいそうで怖いです。 いや、むしろ、音源になってる落語を片っ端から聴いてみたい気分にもなるなぁ。 ありえる。 やばい、やばい。 -- 父親には、本当にいろなものを教えてもらって、 僕の感性の根っこには必ず父親があると思うんだけど、 本当にこういうものを知ってて良かったな、と思います。 お父さん、ありがとう。 心から。

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電池を使い捨てない生活

ITmedia +D LifeStyle:三洋電機、“買ってすぐ使える”充電池「eneloop」を発表
三洋電機は11月1日、自己放電を抑えたニッケル水素充電池「eneloop」(エネループ)を発表した。環境との共生をうたった同社の新ビジョン「Think GAIA」の第1弾商品という位置づけ。繰り返し利用できる充電池の利便性を向上させ、乾電池からの置き換えを進めたい考えだ。
こんな商品のニュースが。 まぁ確かに、充電電池って、『困った!』って時には買わないわな。 もちろん、値段的なモノもあるんだけど、 そう思って電器屋に行っても、充電電池は買ってから充電せなあかんし。 そういう意味で、もちろん買った時点で100%ということは無いにしても、 画期的な商品だなぁ、と思うわけです。 で、ニュースの最後の方に、『電池を使い捨てない生活』っていう見出しが付いて、 三洋電機CEOの野中ともよ氏の発言が載っているけれども、 うん、確かにそうだよね。 電池って、その材料的なこととか、技術的なことの割には、 使い捨てられるモノ、消費物資だよね。 僕自身は、電池式のワイヤレスマウス、デジタルカメラ、 などで電池をたくさん消費するので、 基本的に全て充電電池でまかなうようにしてるのだけど、 (一眼デジカメ買ったおかげで、現在充電電池も余り中) 店頭での値段だけ見れば、 安売りの電池を買って、それで当座、当座をしのいでいった方が 安く付くんじゃないかと思いがち。 単純な、今払うカネ、という視点で。 でもよくよく考えれば、資源的にも、金銭的にも、もの凄い浪費… というか、地球を削る作業なわけで。 僕は、今さら原始生活には戻れないと思ってるし、 電池の廃棄を無くそうともいわないけれども、 (単2電池とか、電池のモチ的に充電電池なんかには出来ないし) 自分が、財布と相談してしていることが、 実はそういうことにも繋がってるんだなぁ、というのが、 ちょっと興味深かった。 他の色んな環境運動も、 とにかく人間の心情や道徳観に訴えるだけじゃなくて、 そうした切り口を残した形で、 実現して行けたら、 日本のような国でも、もう少し地位が上がるかもしれませんね。

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イギリスの物価は高いんでしょうか?

28歳になろうというのに未だ日本国外へ出たことがない僕なんですが。 (行きたくないわけじゃ全くないんだけど、機会がなかったのと、パスポート申請がだるいのと) まぁそれはともかくとして(おい)、 今日更新の[カンポをめぐる狂想曲]に、イギリスの物価が異常に高い、という記述があり、 なんとなく日本の物価が高いとよく言われてる気がする僕としては、 ほうーと思ったのだった。 記述をピックアップしてみると、

現在2ポンド(400円強)もするロンドンの地下鉄の初乗り(ゾーン1区間)は、近々3ポンド(600円強)に跳ね上がるそうだ。
煙草は一箱約1000円もする。マックも約1000円。レストランでじみーに食事をしても昼食で3000円、夕食で5000円は覚悟しなければならない。
煙草はともかくとして(いろんな意味で税金掛かるから)、 地下鉄の初乗り600円てのはどうだ。 日本では大抵の地下鉄の初乗り価格が200円だから(京都市営地下鉄も200円)、 べらぼうに高い。 600円って言うと、近鉄奈良 ? 京都の片道料金とほぼ同じだ(610円)。 昼飯に、1000円だ、3000円だって掛かっていたら、生きていけないぞ。 観光地に行けば、財布の紐も緩むけれども、 日常生活なんだから… もちろん、コレはかなり極端な書き方をされている(んだろう)とは思う。 イギリスに留学経験のある友達に聞いたら、 『うーん、日本より物価安いんじゃないでしょうかねぇ』 と言っていた。 んー話が違うなぁ。 『マクドナルドが1000円て言ってるけど?』と聞いたら、 『マクドナルドは、高級品ですからねぇ。』 というとぼけたお答え。 上手く誤魔化されたのか。 よくわからないけれども。 杉山さんは、 料金が高いのに飯はまずいし、ホテルは良くないし、 空港の係員の対応はひどいし、 全くイギリスってヤツは…と呆れてるんだけれども。 (そしてサッカーしか残らないが今のイギリスサッカーは外国人がベースだとも) やはり、日本出て、見に行かないといかんなぁ。 ホントに。 [カンポをめぐる狂想曲] イングランド「不思議の国、イングランド」

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ペヤングソース焼きそば

『ペヤングソース焼きそば』 これを聞いてピンと来た人は、関西人ではありませんね? 発売地域は、東北・関東・中部・北陸の一部。 僕にとっては、ひじょーーに懐かしさを感じるインスタント食品です。 なぜか、実家からの荷物に入ってたことも(笑) で、ですね、 今日昼にですね、セブンイレブン(河原町姉小路店)に行ったら、 売ってた!(驚愕) あいにくと、昼飯後だったので買いませんでしたが、 もしかして、販売を全国に広げたんだろうか…? 製造元のまるか食品は、WEBサイトもないので、 何ともわからんのですが、気になるところです。 情報求ム!

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石原都知事とフランス語。

先日の、石原都知事のフランス語に対する発言、 フランス語学校の教師による名誉毀損訴訟、に続き、 今度はこういうことが。

明大教員:「仏語は国際語失格」石原知事に学習セット贈呈
「フランス語は数の勘定ができず、国際語として失格」などと発言した石原慎太郎・東京都知事にフランス語を勉強してもらおうと、明治大学のフランス語専任教員の有志が26日、都庁を訪れ、教科書や辞書、電卓の「学習セット」をプレゼントした。  政治経済学部の小畑精和教授ら13人。石原知事は28日まで休暇のために不在だが、「勘定の仕方を含めて言語は多様。違いを認めることが国際理解の第一歩であることも学んでください」などとする要望書とともに、都民の声課の担当者にセットを手渡した。  「コツコツ勉強すれば、数は数えられるようになる。難しければ、われわれが個人教授いたします」とメンバーたち。小畑教授は「抗議というより、フランスのエスプリを示したかった。知事にはぜひフランス語を理解してほしい」と話した。  石原知事の発言は名誉き損に当たるとして、フランス語学校長ら21人が13日、謝罪広告や損害賠償を求めて東京地裁に提訴している。(毎日新聞)
これを読んで僕が第一に思ったのは、 ああ、明大の教師ってこんな程度なのね、 そりゃなめられるわ、アホちゃうの、だよね。やっぱり。 一応書いておけば、 (もうね、この前置き自体がうざい。誤解を避けるためではあるけど) 僕は都知事が正しいとも思わんし、 このニュースにおいて、どちらかが正しくて、 もう片方が間違ってるなんてことは言いたくない。下らないし。 僕が感じたことは、 何で、石原都知事に噛みつく人って、 『上手いことやられて歯噛みする』役を引き受けることになるんかな、って。 この明大教員が哀れでばかばかしいのは、 そもそも、石原都知事が、フランス文学、フランス語に精通しており、 良さも悪さも知った上で発言しているのに、 それに対して、あまりにセンスのない皮肉をかまして 『エスプリ』とか、この期に及んでかっこつけてるところなのよ。 なんだかね、身内に造反されて、痛いとこ突かれて、 動揺しつつも、必死で体裁整えてるような、そんな印象しか残らない。 勉強して下さい、って、そもそも知った上でしゃべってる人に対して、 何の皮肉もならなくない? そもそも、フランス語圏の外からはわかりにくいから国際語としてどうか、 って言ってんのに、 じゃあ勉強してくれって、その行動自体が、 フランス語の国際語としての資質を否定してるじゃないか。 わかりにくいけど、勉強すれば分かります、 当たり前だろう。 明大の教員ってのは、そんなこともわからんのだろうかね? 情けない。 フランス語圏の人が怒るのは分かるよ。 明大の教員が怒るのも分かる。 でも、矛先を石原都知事に向けてなんか良いことがあるのか? 注目を浴びたことをチャンスととらえて、 フランス語の良さを主張する人が出ないのはなぜなんだ。 数の勘定はわかりにくいけれども、こういう良い点があるからフランス語は国際語なんだ、 それを指摘できる人がいないのはなぜなんだ。 はっきり言って、そう言うことが出来ない人間が仕切ってることが 下らないことだ、と思うんだよ。マジで。

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