アニメとの「別れ方」に慣れてきた
僕が今のアニメを見るようになったのは「涼宮ハルヒの憂鬱」の第1期が終わったくらいの頃。2006年の夏ぐらいかな。それからシーズンごとに大体1つくらい、Webで名前を聞くアニメを見てきた。「らき☆すた」とか「みなみけ」とか「とらドラ!」とか「けいおん!」とか。全部4文字だ(笑) 特に熱心に見ているわけでもないので何がわかっていて何がわかっていないか結構微妙なところなのだけど、1つやっぱり違和感があるなぁと思うのは、1つ1つの作品の期間がもの凄く短いこと。それはホントに違う。 僕にとって「アニメ」って言ったら、それこそ「ドラえもん」とか「サザエさん」とかなわけで、普通、「いつまでで終わり」ってのがない。ストーリー的な意味で終わりが予測されることはあっても(名探偵コナンとか)、基本的には何年とかそういうスパンでずっと続いていく続きものであって、あんまり「今日で終わる寂しさ」みたいなのがない。ああ、ドラえもんが終わったら寂しさを感じるだろうけど、そもそもそう終わらないという意味で。 一方でサブカルチャーとして考えられる「アニメ」(その大半がいわゆる「深夜アニメ」)はそうではなくて、1つ1つのネタは1クール13週、長くても2クール26週で決着を付けてしまう。既刊数が少ないものが多いからなのかも知れないけれども、全4巻で連載終了した「けいおん!」が全部で3クールも作ったことを考えると、やる気があれば別に出来ないわけではないわけで、基本的な戦略として「短期間で回す」ということなんだろうなぁと思う。 別に悪いって言ってるんじゃなくて。長く作ったから良い作品というわけでもないし、それによる盛り上がりみたいなのはあるだろうし。 でもなんだろうなー僕みたいなライトな初心者にとってはちょっときついなーと思うところもあって、ようやくキャラが立ってきて思い入れもあってと言ったところで「ご声援ありがとうございました」と言われることに何とも言えない寂しさを感じるんだよね。終わりかーっていう。いつまでも見続けたいとか言うのはファンのエゴなんだろうなぁとは思うけれども、それにしたってもうちょっと余裕のあるスパンで回してくれても良いのになぁとも思う。 まぁそんなことをずっと思っていて、今も思うんだけど最近はようやくこのリズムに慣れてきたかなという。というか良いとか悪いとかじゃなくて慣れないとねー仕方ないもんね。 でもやっぱりもうちょっと長い方が良いなぁ。1年1作品とか。 そんなことしてその作品外したら制作会社は飛ぶけど。そうかー。