バレーはスポーツを逸脱しているか?
きっかけは、Number668号のScoreCard(コラム)のこの記事。
主旨をまとめると、 バレー界は、放送局と一緒にイベントを盛り上げようとするあまり、 スポーツそのものを曲げるところにまで踏み込んでいる、 これは、もうスポーツとは言えないのではないか? というようなことだ。 まぁ確かにね。 ひいきの引き倒しを見ることほど、白けることはない。 それはもちろん、僕の個人的な主観であって、 良いとか悪いとかではないのだけど。 ああ、あらかじめ書いておくと、僕は親Numberです。 でも同時に、Numberは多数のフリーライターが寄稿して構成されていて、 Numberがテーマを決めてはいるけれども、 実際に書かれる内容に関しては、ライターに任されている、 (つまり、Number編集部が指導して内容を決めている分量は少ない) と言うことも理解しています。 なので、Numberが好きではあっても、 そのライターに対して批判するという視点は持っているつもりですし、 Numberを批判されたこと自体に過敏に反応することはありません。バレーを長く撮影してきたカメラマンは表彰式でMVPの発表を聞いたとき、シャッターが押せなくなった。 「僕はずっとバレーをスポーツだと思って撮影してきたんです。これじゃあ、ショーと同じです」 バレーボール世界選手権女子のMVPは、6位に終わった日本の竹下佳江だった。MVPは記者投票を“参考”に国際バレーボール連盟(FIVB)が決定することになっていた。