Music 009
静かな日々の階段を 2000.11.20. Dragon Ash ▲ ▼ 好きでも、いいと思っていても、 音楽好きな友達の前では決して言えないアーティストがいる。 ただ流行を追ってるだけだ…と思われるのがあまりに悔しくて。 本当は、有名になる前から知っているのだとしても。 DragonAsh。 初LIVEの客は5人だったらしい。今では信じられないことだ。 RockとHipHopのJPopにおける融合という styleで一気にブレイクした…けれど、 僕にとってはそんなことはどうでもいい、 Kenjiが如何に格好良くても(俺が好きなのは馬場育三さんだが)俺には関係ない、 大切なことは、かつてある時期僕を支えてくれた音楽を生み出し、 そして今も支えてくれる音楽を生み出し、 きっとこれからも生み出してくれるアーティストだからだ。 Lyric 草木は緑 花は咲き誇り色とりどり 四季はまた巡り小春日和 用もないのにただ 並木通り 思う今一人 ハーフタイムなんてなしに過ぎる日常 僕もなんとかここで一応 やりくりしてるわけで 時にはなりふり構わずに生きよう むかえる朝 変わらずにまだ 陽はまたのぼりくりかえしてゆく 窓の外は南風 洗い流してこの胸の痛みまで 過ぎ去りし日の涙 時がやがて無意識の中連れ去るのなら 大事なのは光だけ あともう少しここにいたいだけ 季節はずれのこの雨が ぼかした表情とその涙 降りやまないうちにGerra すかした顔してフッと笑ってな てな具合で進むそっこうOne week つかれた体でそっとOne drink つどう先は仲間達 いつものように夜通しバカ話 こんな日々が終わらないように 羽根広げはばたく鳥のように みんな必死なんだ 負けんな いねぇぜピンチランナー あざけ笑う奴を尻目に つかめ描いた夢にぎった手に 雨上がりの流れ星 ねがいをかけて さあ上がれ同志 なんとなく携帯の電源オフり 耳すます雑踏の全然奥に 聞こえるだろ風の声 流れ流れて今度は何故何処へ しらじらしくも聞いたりなんかして 自分の未来重ねたり 何か言ってもらいたいのは同じ気持ち すり減らす掛け替えのない命 幼い頃の夢ダブらして 鏡の前で朝歯ブラシで みがく時もまたアホ顔して 家を出るそんな日々暮らして 夜を待つのはもうやめよう 休んでもいいさ力溜めよう 静かに時を刻む街 夢託し俺らがつなぐアーチ 静かな日々の階段を… 風がやんだ空の真下 みずからの手でつかむ明日 (2000.12.18)