「内閣支持率」のグラフを更新しました。(2025年5月のデータを掲載)

国会議事堂
内閣支持率のグラフを更新しました






使用データ

NHK世論調査 内閣支持率 | NHK選挙WEB



内閣支持率




44 → 36 → 35 → 33

いやあ、人気ないですねえ、石破さん。岸田さんの後期よりはまだましかなという感じですが30%切るのも時間の問題かもしれません(メディアによっては既に切ってる)。正直なところ、そうなるのがわかっていてあえて火中の栗を拾いに行ったという側面はあり、石破さんや石破内閣の皆さんが致命的にダメかといわれるとどうなんでしょうねと思うんですけど、例えば米が高騰してるのが石破さんの責任かといわれるとそうじゃないと思うし、ただまあ何かをして欲しいしてくれるはずという期待に応えるのがリーダーであるべきで、期待に応えられないリーダーは支持されないわけなので、そういう意味で支持されていないと言うことはそういうことなんでしょうねと思います。諸行無常。


ただ、別に石破さんを持ち上げるわけではないんですけど(特に支持してるわけでもないですし)、野党がこぞって、何なら与党の一部まで消費税減税とか消費税撤廃とか言い出しているポピュリズム一色の雰囲気の中で、「そんなことはできん」と突っぱね続ける石破さんはさすがだなと思いました。共和党とかれいわ新選組とか昔からずっと消費税を論点にし続けているんですけど、


  1. 消費税は「年金、医療及び介護の社会保障給付並びに少子化に対処するための施策に要する経費に充てる」ために存在している(消費税法第1条第2項)わけで、消費税を減らすことはそれらの予算が減ることを意味しており、減った分は必ずなんらかの財源で補てんしなければならない。補てんの見込みなしに消費税を減らしたり無くしたりすることは出来ない(年金や医療を諦めるのでない限り)。
  2. 消費税は低所得者ほど負担が大きい(逆進性)と言われることがあるが、実際は減免や控除などによる受益の方が多い。単にキャッシュフローにだけ焦点を当てても、低所得者が支払っている年間の消費税は実はそんなに多くなく、消費税を減税または撤廃して利益を得るのは高所得者であり、減る税収入に比べて低所得者のメリットは小さい。減税より所得を条件にした給付の方が効果がある。


という2点において「とにかく消費税を止めろそれが国民のためになる」という主張を繰り返す人たちというのは、まあうん、ポピュリストであってプロの政治家ではないよねと僕は思うわけです。そんなインチキまがいの手法ではなくて、正道で国民を助ける方策を見つけるのがプロの政治家なんじゃないでしょうか。まあ、その方策を示してないから石破さんは支持されていないわけで、結果からするとどっちもどっちなんですが、でもこの流れのまま参議院選挙に突入して野党が勝って消費税止めるぞ止めれませんみたいなことになるんでしょうねえ。なんか旧民主党の事業仕分けに似てるんだよなあ。空気感が。



政党支持率




そんなわけですので、もちろん自民党の支持率は下落の一途ですね。まあ、京都の国会議員が馬鹿みたいなこと言って叩かれたり(当たり前すぎる)、農林水産大臣が軽口を叩きすぎて収集付かなくなって辞任させられたり、そりゃそうなるよねと思う一方で、米の話を除けば社会は別にそれほど悪い方には行っていないように見える(景気が悪いわけでも無し)のに悲観的な話がたくさんされてバッシングが巻き起こってるのは、なんか気持ち悪いなあと思ったりもします。みなさん不満のぶつけ場所が欲しいってことなんですかね。



政党支持率(野党)



立憲民主党と国民民主党が野党人気No.1をかけてデッドヒートを繰り返していてなかなか熱いです。立憲民主党の国会議員数が186人なのに対して国民民主党の国会議員数は36人。5倍も差があるとは思えない支持率の差です。どうなってんだ。9人しかいない国民民主党の参議院議員数が7月にどうなっているか楽しみですね。楽しみかなあ。

一時期勢いがあった日本維新の会は、兵庫県知事が相変わらずアレなのもありますし全体的にアレなのもありますし非自民最前線を国民民主党に奪われているというのもありましてドンドコ支持率を下げて、共産党には並ばれれいわ新選組にも抜かれそうな勢いです。どうしてこうなった。いや、いつものやつか。何だかんだ言われていた大阪万博が意外に好評で、僕の周りの人たちもみんな行って良かったと言ってて、この感じなら大阪維新の会は今後も安泰なんじゃないですかねと思いますが、日本維新の会はなあ。大阪以外落選とか、大阪以外分裂して自民合流とか、国民民主合流とか、なんかそういうのが起きて衰退しそうな予感がビシビシします。知らんけど。


地味にですが、参政党と日本保守党も支持を伸ばしつつあって、つまり日本維新の会と社民党以外の野党は支持を伸ばしつつあって、いやあどうなるんでしょう。自民党が過半数割って大連立政権とか出来る未来が来るんでしょうか。新進党、旧民主党的な。上手く行きそうにねえなあ、、



以上、今月の内閣支持率、政党支持率まとめでした。