仕事の環境などについて愚痴を書くのは止めようかなという

お口にチャックのイラスト
どうしてもブログだと愚痴全開になりがちなんですけど






いや、誰かに何か言われたわけではないんですが

なんて言うんですかね。

昔は1つの職場で長く働く環境だったので、自分の正当化という要素ももちろんありつつも、ある意味でブラックな環境を告発する的な意味もあったんですよね。以前勤めていたECサイト運営会社も居酒屋も、良いところも悪いところもある中で社会的に見てどうしても許容出来ない要素があって最終的に辞めることにしたので、まあなんというか、何をダメだと思ったかぐらいは表明しておきたかったんですよ。


でも今みたいに定期的にプロジェクトを渡りながら、色んな環境を見て行くという仕事のスタイルになってくると、なんですかね、自分が変えられる部分というのが極端に小さくなっていくんですね。基本的には「お客さん」の扱いなので向こうとしては「理解いただけないのであれば辞めていただいて結構」というスタンスですし、こちらとしても「変えられない部分の中に許容出来ない部分があるのならお付き合いし続けるのは難しい」ということになります。

そういう中でただ愚痴や不平不満を書いても非生産的だなと思ったんです。



書くとすれば「変えられること」または「変えたこと」

変えられないし変えられるとも思ってないことについて不平不満を重ねることは、なんだろうなあ、ある意味で自分がしていることに対して先んじて言い訳するみたいなことになりますよね。「いずれ上手く行かないことが出てくるだろうけど、だからあのとき言ってたじゃん」みたいなやつ。

でもプロとしての役割には2種類あって、


  1. 上手く出来るように変えられる部分を変えていくこと
  2. 変えられない部分を許容しつつ、その中でのベストを追求すること


仮に「1」が思った通りに進行しなかったとして僕がすべきことはそのことに対する不満ではなく、「2」であるということ。で、「2」もそもそも無理だってなったら、もしくはベストを追求してこれ以上はいけないというところまでやれたら、そのプロジェクトは諦めることになるのかなと。不可能な要件で不可能な成果を求められたとき、それが可能であるような顔をするのはお互いに良くないですし。



not only quiet

ただ「黙っていよう」じゃあなく。

そういうことじゃなくて不平不満を愚痴として表に出すのはベストを追求してから。つまりプロジェクトに関わり続けている間はそういうのを出すのは止めるようにしようと思うのです。僕としてはベストを尽くしながらどうにもならないところを吐き出しているつもりですけど、先ほども書いた通り「嫌なら変える努力をしろよ」「失敗した時のための言い訳やんけ」感は拭えないので。


もし書くのであれば「感想戦」ならいいかな。プロジェクトの結果が成功か失敗かによらず、どんなことが問題としてあってどう対処して結果どうなったのか。もしくは結果がこうあった原因としてどこに問題があり、それが解決した/解決しなかった理由は何だったのか。そういうことを、もちろん守秘義務に違反しない範囲内で、かつ、プロジェクトや参画企業を特定しない範囲内で書くのであれば一定以上の意味があるだろうなと。


プロとして報酬をもらう以上はそういう順序になるかなあ、と最近思っています。まあどうせすぐにボロボロと愚痴るんでしょうけどね。