僕はスワローズを好きになる
このとき在りし日の岡田さんをある意味で適切に表現していたいしいひさいちさんの漫画を引用させて頂こうと思って作品をいろいろ見返したんですけど見つけられなかったんですよね。昔から色んな単行本で目にしてきた気はするんですけど、かなり昔の話ですし最近の本には当然収録されてない(スターシステム的に登場されてることはあったかも知れないけど)。一時期販売されていた文庫シリーズも持ってる分は全部見返してみたんですがない……
一体どこだったんだろうと思って半年経って単行本を読んでたらぽろっと出てきました。ここだったか!
単行本「がんばれ!!たぶちくん!!第3巻」掲載
初版は1979年12月28日。うわー今から43年も前だ。僕が持っているのは最近買ったやつ(実家にはあるけど手元にはなかったので)で、発行は1980年9月10日、なんとびっくり112版です。たぶん、いしいひさいちさんも駆け出しの頃(最初の単行本発売から2年後)なので様子見ながら少しずつ重版重ねたってことなんだろうなと思うんですけど、それにしても凄まじい人気です。やばい。
で、くだんの岡田さんの登場は38ページ目からの「No.27」「No.28」「No.29」。1979年のヤクルトスワローズと言えば、前年の1978年、広岡達朗監督の下日本一を成し遂げていたにもかかわらず、この歳は最下位に沈んで8/17には広岡達朗監督が退任する事態になっており、「万年最下位」から脱出出来たと思ったらまた逆戻りという年です。つまりその頃のヤクルトスワローズはめちゃくちゃ弱かったんですね(野村克也監督が就任されるまではそんな感じ)。
いしいひさいちさん作品に見る岡田さんの勇姿
そんな中、人生を賭けて応援する岡田さんの勇姿はとにかく注目されファンに愛されたわけですけど、なんせ当時のヤクルトスワローズですから不甲斐ない試合の連続なわけです。そして、こうなると。そしてまあ最終的に、こうなる。
もちろんあくまでパロディであっていしいひさいちさんの作品に出てくる「岡田さん」と現実の「岡田正泰さん」は違うわけですが、でもまあ激似ですからね(笑)